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尼僧物語(1959)

THE NUN'S STORY

メディア映画
上映時間151分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(WB)
初公開年月1959/08/22
ジャンルドラマ
尼僧物語 [DVD]
参考価格:¥ 1,543
価格:¥ 991
USED価格:¥ 2,869
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【解説】
 ベルギーの尼僧ガブリエラは、コンゴの植民地で医療活動を行なっていた。彼女は生きる糧を神の道に見出していたのだが、第二次大戦で父を失った彼女は、次第に教会のあり方と対立を深めていく……。A・ヘプバーンが可憐な尼僧を力強く演じる、F・ジンネマンによるヒューマン・ドラマ。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
651 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:TNO投稿日:2015-07-08 21:35:07
公開当時としては、「尼僧の閉ざされた世界を赤裸々に描いた」という触れ込みで、監督がフレッド・ジンネマン、主演がオードリー・ヘプバーンとくれば、相当注目度は高かったのであろう。確かに、理不尽な「禅譲」を強要する先輩シスターや、呪術師に唆されたアフリカの現地人に撲殺される善良なシスターは、衝撃的と言えなくはない。ただ、物語は核心に迫ることなくスルーして先に進んでしまうので、深みがない。オードリーが一人前の尼僧として活動し始めるまでで40分が経過していて、ゆっくりしすぎ。最後のシャバに開け放たれた扉の向こう側の狭い通路を抜けてゆく主人公の場面は、今となっては使い古された感じも少々するが、なかなか印象的ではあった。 ピーター・フィンチやディーン・ジャガーもいい役者だが、尼僧として次々登場するミルドレッド・ダンノック、ビアトリス・ストレイト、ペギー・アシュクロフトなどの実力派女優が大挙出演している映画は珍しく楽しい。フランツ・ワックスマンのスコアは悪くはないが、古臭い過剰な音付けは、マイナス。
投稿者:asama投稿日:2013-12-08 20:20:29
ヘプバーンの出演作では、文句なしにNo.1かな。ジンネマンの演出力とヘプバーンの女優魂が見事に合体、たぐいまれな傑作になりましたね。必見の映画です。
投稿者:gapper投稿日:2009-11-24 14:15:53
【ネタバレ注意】

 フランツ・プラナーの格調高い撮影が光る作品。

 「ローマの休日」「海底二万哩」「大いなる西部」など多くの名作、有名作品の撮影を担当してるフランツ・プラナーの格調高くシックな映像が印象に残る。
尼僧の服も制服といった感じに見えず、ファッショナブルに思えるのが凄い。

 ガブリエル(オードーリー・ヘップバーン)の自己の葛藤の話だが、尼僧の習慣や意義の問題になりかねず微妙なところをうまく避けているのは、監督ジンネマンの力量だろう。
無神論者には、コンゴに行きたいというガブリエルの気持ちがそもそも理解できないのだが、頑固で思いつめる性格は理解できる。
 問題は、尼僧の習慣や規律、宗教と言う部分がかなり占めていて退屈する。
154分在るが、やはり長く短くすべきであった。見るものも修行しなければならないということはないだろう。

 気になるのは、コンゴで仲間の尼僧が殺されたときシスター・ルーク(ヘップバーン)が殆ど感情を見せなかったところ。
完全に、この時点で尼僧になりきれているように感じる。
しかし、なりきれていなかったという結末である筈なのだが。
この点は、大いに疑問に感じる。

投稿者:uptail投稿日:2009-11-02 23:27:39
オードリー・ヘプバーン
投稿者:きらきら投稿日:2009-09-23 20:51:12
グループ内にいる志向性ばらばらの人間を束ねるにはどうすればいいか?

それはグループにとって一個の共通の偶像をでっちあげることです。
ときにはそれが「国家」になり「会社」になり、「神」になります。

本作の「尼僧物語」ではもちろん「神」の名によって、尼僧たちにさまざまな訓育がされます。
台詞のなかで何度もくり返されるのが「神への服従」です。
床に腹ばいにさせる、衆人のいるまえでの「罪の告白」、自己否定を延々と続けていくことなど、服従の方法がこれでもかというくらい呈示されていきます。
こうした「神」の名による訓育を反復することで、ひとは去勢されていくのです。要は往年の中国で妃に仕えるために実際に去勢された「宦官」たちと一緒ですね。

尼僧ものというと、ぱっと思い浮かぶのがパウエル、プレスバーガーの「黒水仙」とブニュエルの「ビリディアナ」というところですが、まえの2作がどちらかというと尼僧に「なった」ひとを描いているのにくらべ、本作は尼僧に「なる」プロセスを描くことに重点が置かれています。主人公のヘップバーンは、こうしたシステムを見せるための(どちらかといえば)狂言回し的な存在です。

とはいうものの、告発ものの映画にならないのはハリウッド映画の限界か、あるいは品が邪魔してできないのか、その両方なのかはわかりません。

後半部コンガ人が呪術師の「悪霊を払えるから」という理由で、尼僧のひとりを殴り殺してしまうシーンがありますが、これはキリスト教と地元宗教との「神」がたがいに矛盾した存在として浮き彫りになってくる妙なシーンです。

「信仰」の問題というと宗教のことに集約されそうですが、実際はわれわれの生活の多くが「信仰」に頼って生活をしています。
会社があると「信仰」しているから働きに出かけるのだし、給料が支払われると「信仰」しているから働くのだし……。

作品のでき云々というよりもそんなことを思った一本でした。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-05-03 03:55:15
私は昨日の夜この作品を観たのですが、僅か9分でリタイアしてしまいました。理由は二つあって、借りた時は二時間半もの長尺だと知らなかった事、もう一つは見始めて「ああこれは堅い話が延々と最後まで続くんだな」と思い始めたからです。だからこの映画がどういう出来なのか私は知りません。ただ一つだけ分かっています。私は(映画についても)盲目かもしれませんが、特に見えなくてもいいと思っている事です。
だってワシが観たい修道院ものは、次々と起こる猟奇殺人にヘプバーンが知恵を振り絞って立ち向かって行くミステリーか、ヘプバーンが別の尼さんに惚れるか惚れられるレズ物なんだよ。馬鹿野郎、ジンネマンがそんな下らない物を作る訳無いだろと言われるだろうが、苦手なんだよ正統派というジャンル。「わが命つきるとも」もリタイアしたし。90分なら休憩を入れつつ観たかもしれんがね。ジンネマンなら「ジャッカルの日」をもう一度観てみようかな。なんせ主役は殺し屋だし(笑)。
投稿者:kinenchyu投稿日:2008-07-20 11:52:04
尼僧の物語は結構めずらしいのではないかと思います。正統派のしっかりした脚本で、じっくりと見ることができました。見方によるのだと思いますが、ちょっとメリハリがなくあまりにもたんたんと進む物語に少しあきる感じもしました。
投稿者:マジャール投稿日:2008-03-06 21:53:32
これも結構わたし好みの作品でした。
リアリズムの巨匠によるカッチリとした正攻法のドラマ作りは、ちょっとミーハーちゃんなオードリー・ファンには「?」な映画かもしれませんが、2時間半の長尺を飽きることなく見せる手腕は流石。
いわゆる歴史スペクタクルとは違いますが、厳粛にして堂々たる<エピック>フィルムの醍醐味が味わえる作品です。
オードリー、ジンネマン監督、フランツ・プラナー撮影、フランツ・ワックスマン音楽(聴きもの!)、という(北部)ヨーロッパ出身の才能が結集、アメリカ映画でありながらも品の良い佇まいと風格が感じられます。
雨に煙る古都ブリュッセルの陰鬱さ、派手さを抑えたカラー画面の色調、宗教曲をモチーフにした音楽が素晴らしい。
そして皆さんコメントされてますが、シスター姿のヘップバーンの美しいこと!こんな色恋ロマンス無しの大作映画で、一人で作品を背負って立つ彼女は、やっぱり大したものですね。
ラスト、扉の外に向けて教会を去っていく主人公の後姿、『捜索者』のイーサンが見せた静かなる抒情を思い出して胸が熱くなりました。
ただヘップバーンの尼僧がちょっと優等生過ぎて(同僚のやっかみを買ったりする)、その内面の葛藤がもうひとつ迫ってこないきらいは確かにありました。

それでも本作は、私たちが普段見ることのない世界を興味本位ではなく描いたF・ジンネマン監督の秀作と認められましょう。
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-09-05 11:58:01
【ネタバレ注意】

想像以上に面白く観た。主演のオードリー・ヘップバーンの聖性とでもいった部分が最もよく表現された作品ではないだろうか。
原作はキャサリン・ヒューム。オードリーは、原作のモデルとなったマリー・ルイズ・ハベット(1905〜86)に実際に会ったり、修道院に泊り込んだりして役作りをしたのだとか。

信仰と盲従はどう違うのか。
厳格な修道院での生活をベースに、「シスター・ルーク」として真正面から諸問題と取り組もうとするヒロインのガブリエル・バン・デル・マル。
戒律と、本来あるべき自分の姿にギャップを覚え、葛藤するヒロイン。
自らの願いを持ってはいけない、自分を無にせよ…といった厳しい教えは、「神の道具に徹せよ」という原理的なものではあるが、「理想自己」という自意識をもってしまった近代人には分裂をもたらす結果を招く。
そもそも疑いなく指示に従う、というのは神の御心にそったことなのだろうか、という根本的な疑問が生じる。修道院長の言葉は神の言葉である…という論理は、つきつめれば「上官の命令は天皇の命令だ」、という論理と同一である。

さて、それでもシスター・ルークはブリュッセルの精神病院や悲願だったベルギー領コンゴへと派遣され、そこで懸命に働く。
だが、独軍によって敬愛する外科医だった父親を殺されたことを知ったシスター・ルークは、「罪を憎んで人を憎まず」「どちらの陣営についてもダメだ」という指示に拭いがたい違和感を抱き、修道会から脱会し、抵抗運動に身を投じることを決める。
扉から「外」へ歩みだすラストシーンが印象的。
閉ざされた修道院から、敢えて外部に歩みだすガブリエルの後姿を、カメラはじっと見つめる。彼女は大通りに出て、一瞬迷ったあと、毅然と右へと切り返し、姿を消す。
主人公の覚悟を象徴するシーンだ。

オードリー・ヘップバーンのその後の人生にまで影響を与えたか、と思わせる作品で、よくまとまってはいるのだが、時間の経過がよくわからないのが惜しい。
モデルとなったマリー・ルイズ・ハベットは1927年から44年までシスターの看護師として各地で働いたというから、ほぼ同じ17年を設定しているのだろうが…。
さらにいえば、彼女がコンゴへの派遣を熱望した理由や、そのために修道院に入ることを決意した背景が知りたかった。
とはいえ、オードリー・ヘップバーンの聖性、目の下に隈を描いてまでの熱演は、この作品が彼女の代表作といっていいと思う。

投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2006-08-30 22:46:18
 とても生真面目で厳格な雰囲気の映画だがジンネマンの演出は随所でケレン味を見せ画面には見所がある。まず冒頭クレジットバックの川面に映りこんだ建物の画面が忘れがたい。また修道院の中、ドアの向こうは異世界、といった表現も上手いし、ブリュッセルのサナトリウムのシーンの濃密な空間描写(コリーン・デューハーストの狂気!)もいい。或いはコンゴの風景描写も美しい。しかし何と云ってもタイトルの示す通り本作のオードリー・ヘップバーンは彼女のフィルモグラフィーの中でも飛び切りの清らかさ。彼女の聖性を愛する観客には得がたい映画だろう。苦悩するシーンが多くしかめっ面も印象に残るが、結核で倒れた後の木の小屋のシーン等本当に笑顔が可愛い。
http://cinema.intercritique.com/user.cgi?u=3449
投稿者:maldoror投稿日:2006-03-09 10:35:59
といってしまうと語弊があるかもしれないが、「信仰」というよりも「思想」「哲学」という紙一重の事象の方を強く感じた。極様式化された教会信仰の修道院生活、コンゴでの看護活動、そしてベルギーの診療所と舞台が変わる中、主人公のシスターが激闘し続けるのは、神への信仰心が完全であるか否かではなく、自分自身の自尊心や高慢であり(まさにオードリーのハマリ役)、変化する世俗との関係性がいかにあるべきかなど、誰にとってもそれは一度ならず悩む人生の普遍的な常態である。

確かにラストは急転直下で尻切れな感じがしなくもないが、後は原作や後日談を読めということか。彼女のその後の運命が非常に気になる。
投稿者:hide投稿日:2005-10-11 05:02:45
一にも二にも、フレッド・ジンネマンの演出力の勝利といえる作品。
全編、二時間半にわたって、一瞬たりとも緊張感が途切れない。
まさに名匠の仕事といっていいのではないか。
余韻を残さない(叙事詩的な)畳み掛ける手法は見事の一語に尽きる。
ただ一点、尼僧が病院内で殺されるシーンは、いささか唐突に過ぎる。
それと、父の死がきっかけになるのは理解できるが、やや葛藤が足りない印象が残る。
あとは、数カットのインサートシーン(しょせん説明に過ぎない)がわずらわしい程度。
テーマに関しては、われわれ日本人にすれば言わずもがなの些末事というしかない。
それより、理想を追い求める一人の女性の内面を描いた作品として評価したい。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-09-14 13:49:44
キリスト教の尼僧に対する圧迫が強すぎるのが気になる人が多いようで、私も特に前半は退屈しました。ただ、ロマンス的な描写を排し、信仰の問題を、まともに取り上げている点で、キリスト教徒にとっては感じる所が多い作品ではないかとは思います。
オードリー・ヘプバーンの演技は満点ですし、比較的静かな進行の中で、ストーリーのつなげ方が良いのはフレッド・ジンネマンの腕だと思います。またブリュッセルはオードリーの出身地なのが面白く、コンゴでの風景描写もなかなか良いです。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2002-09-29 01:32:24
フレッド・ジンネマンのリアリズムに徹した演出が素晴らしく、オードリーも演技者としての実力を示した、彼女のシリアス作品としてのベストだと思います。
最初に見たときはまだほんの子供だったので、前半の精神病棟での患者との格闘シーンは怖いくらいだった。
投稿者:映子投稿日:2002-03-28 09:58:56
オードリー・ヘップバーンのファンでありながら不覚にもなんか見る気がしなくって見てなかった作品です。ビデオを借りてやっと見ました。
白黒作品かと思ったらカラーでした。
最初の方の儀式などのシーンは教会の厳しさを伝えたいのでしょうが正直言って退屈でした。
コンゴに看護婦として赴任する場面ぐらいから少し興味が出てきますが、オードリーの清楚で美しい姿はとても魅力的なものの、映画としては非常に退屈で、感動もあまり得られなかったです。
少なくとも私は、キリスト教の教えに疑問を抱いてしまいましたね。・・・
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演女優賞オードリー・ヘプバーン 
 □ 監督賞フレッド・ジンネマン 
 □ 脚色賞ロバート・アンダーソン 
 □ 撮影賞(カラー)フランツ・プラナー 
 □ 劇・喜劇映画音楽賞フランツ・ワックスマン 
 □ 音響賞George R.Groves Warner Bros,Studio Sound Department
 □ 編集賞Walter Thompson 
■ 女優賞オードリー・ヘプバーン 
 ■ 監督賞フレッド・ジンネマン 
■ 優秀賞 
□ 作品賞(総合) 
 □ 男優賞(国内)ピーター・フィンチ 
 ■ 女優賞(国内)オードリー・ヘプバーン 
  ペギー・アシュクロフト 
【ソフト】
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