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日曜日には鼠を殺せ(1964)

BEHOLD A PALE HORSE

メディア映画
上映時間115分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(COL)
初公開年月1964/11/20
ジャンルドラマ/戦争/サスペンス
日曜日には鼠を殺せ [DVD]
参考価格:¥ 1,512
価格:¥ 991
USED価格:¥ 2,000
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【解説】
 優れた脚本家で監督でもあったE・プレスバーガーの同名小説を、「真昼の決闘」で有名なジンネマンが映画化。スペイン内乱から20年、かつての英雄マヌエル(G・ペック)は国境を越えてフランスへ逃れていた。一方、彼の故郷の警察署長(A・クイン)は、今でもマヌエル逮捕に執念を燃やしていた。ある時、マヌエルのもとに子供がやって来て、署長の拷問で殺された父親の敵を討って欲しいと頼む。内乱後も政府機関や銀行を襲ったマヌエルを、故郷では英雄視していたからだ。しかし、日ごとに老いていくだけの無為な日々を過ごしていたマヌエルは、動こうとはしなかった。その頃、故郷の母が危篤となり、署長はこれをマヌエルをおびき出す好機と考える。母はフランスに帰る神父(O・シャリフ)に、決して帰って来てはならないと遺言を託して息を引きとった。署長は母の死を隠し、マヌエル逮捕のために罠を張ろうと考えるが……。
 かつての英雄が再び立ち上がった、というにはあまりにも悲壮感に満ちたドラマで、白黒の画面で描かれることにより、いっそう陰鬱としたムードが支配しているように見える。キャストの堅実な演技が光り、作品として風格も漂うだが、ジンネマン監督作中最も地味な作品という印象だ。なお、原題は黙示録第六章第八節から引用されたもので、邦題は原作名の“Killing a Mouse on Sunday”に拠っている。
<allcinema>
評価
【関連作品】
真昼の決闘(1952)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
542 8.40
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【ユーザーコメント】
投稿者:pumpkin投稿日:2017-09-14 08:05:52
実はフレッド・ジンネマンは苦手な監督なのです。その中で本作は秀作だと思います。ジンネマンは好んで意固地な人を描きますが、そこが苦手なのです。おそらくジンネマンは主人公に自らを投影させているのでしょう。
投稿者:uptail投稿日:2012-01-13 14:29:41
グレゴリー・ペック
投稿者:Ikeda投稿日:2010-12-15 12:42:49
スペイン内戦をバックにした映画には「誰が為に鐘は鳴る」があり、この映画は戦後20年経った時期の話ですが、ずっと迫力があります。人民戦線側の英雄マヌエル(グレゴリー・ペック)はフランスに亡命し、既に闘志を失っていたが、母親の死をキッカケにピレネー山脈を越えて、スペインに潜入するあたり、ペックの悲壮な行動が印象に残ります。更に警察署長(アンソニー・クイン)や神父(オマー・シャリフ)も流石の演技ですが、最初から引き回し的な役をする少年パコ(マリエット)の存在も映画全体に味をつけています。
なお、この映画はスペインではボイコットされたようですが、まだフランコ政権下でしたから当然かも知れません。
投稿者:gapper投稿日:2010-11-02 21:07:22
【ネタバレ注意】

 フレッド・ジンネマンとグレゴリー・ペックの渋く沈鬱な秀作。

 冒頭マヌエル(グレゴリー・ペック)は、フランスへの脱出をやめ引き返そうとする。
 引き返さなかったことで、彼はすでに死んだといえるのかもしれない。
 再起を夢見て20年の間半死半生ですごしていた。
 そこに、母の危篤、友人の裏切り、政治的信念の揺らぎが起こる。
 ラストでマヌエルは、政敵のヴィニョラス署長でなく戦友で裏切り者のカルロスを選んで殺す。
 この選択が、すべてを物語っている。

 オマー・シャリフ、アンソニー・クインと渋い俳優が並ぶ。
 そして、2年前の「アラバマ物語」でアカデミー主演男優賞5度目のノミネートでやっと取ったグレゴリー・ペックが、更なる上を狙った感がある。
 ただ、上手くいかなかったのかこの2年後位から娯楽性の高い作品へ移行している。
 まだ、50歳手前なのにかなり老けているが演技とメイクのためだろうか。

【邦題の考察】
 この題名は、清教徒が日曜に鼠を殺した猫を月曜に吊るして殺したという戯詩からきている。
 正教徒にとって安息日である日曜日に鼠(カルロス)を殺すものは、たとえ猫(英雄=マヌエル)であろうと死に値するということなのだ。
 つまり、”殺せ”という命令形というのは、”殺して死ね”に等しい意味となる。
 死を覚悟してのマヌエルの行動を示唆しているのだろう。

【原題の考察】
 『ヨハネ黙示録』6章8節の有名な聖句だそうで、「蒼ざめた馬を見よ。これに乗るものの名は死。黄泉これに従う。」の一部。
 邦題と異なり、避けうる余地があることになる。

投稿者:karr投稿日:2009-08-03 12:26:25
【ネタバレ注意】

スペイン内乱のヒーロー。不屈の精神の持ち主であり、理想主義者であり反骨精神のかたまりであり友思いである。が、しかし戦争中のこと。目的のためには法を犯さざるを得なかったという裏の視点から捉えた人物像に見事に深みを与えたフレッドジンネマンとグレゴリーペックの手腕はさすが。
相対する警察署長は諸悪の根源、アンチヒーロー、ではなく、これまた多角的な視点から人間味あふれる人物像に仕上げたフレッドジンネマンとアンソニークインの手腕はさすが。

そして、スペインの風土。
この地で繰り広げられてきた様々な物語によって育まれた人々のたたずまいや物腰をエッセンスとしてばら撒いた事により、その景色に存在する、懐の深さ、を感じずにいられない。
そして、人々のすがる思いに寄り添うようにカトリック教会は静かに居座り続ける。巨大な未知なる存在は、弱きものを矛盾の底なし沼へと引きずり込む。人々は時には反発もし、時には再びすがりつく。その葛藤する姿には、距離を感じつつも、考えさせられるものがある。

ああ、グレゴリーペック。
この人こそ、恵まれた才能と恵まれなかった才能を完全に把握した上でバランスよく切磋琢磨し、その役における自分の到達点を完全に見極めることが出来る、とまで思わせる、まさに理想的な役者の典型である。

なんというか、全体的に、強く図太い意志の貫かれた、それでいてすべてが優れている、しかし・・・なんだろう、よくわからんが何か足りないのか有りすぎるのか、しかし、それでも名作と呼びたくなる印象に残る大好きな映画である。
改めて思い当たったのは、たぶん、ハッピーエンド好きの自分にはエンディングがなんというか、全体のイメージにしてはあまりにもリアル過ぎたように感じたのか、ま、要するにグレゴリーペックの最後のあっけなさが寂しすぎた、ってとこじゃないかな。
かといって、この意外とあっさりしたエンディングも捨てがたいっちゃあ捨てがたいんだよね。

とにかくいい映画です。

投稿者:bond投稿日:2008-03-13 09:45:18
3大俳優が自然に演技しており、ハデさはないが重厚感漂う作品。死しても母の隣りで眠るための帰郷だったのか。
投稿者:新・映画の都投稿日:2006-12-05 17:49:14
名前を呼ばれて振り返えったときのオマー・シャリフ演じる神父の優しい表情。これだけで神父の物語での役割がよくわかります。
危険を承知で越境するグレゴリー・ペックもカッコよかったです。
投稿者:ブル510投稿日:2005-01-08 15:54:10
F・ジンネマン監督が、人間の持つ「執念」を圧倒的なパワーで描き切っている。
G・ペックがヒーロー然としていないところがいい。
でも、こういう骨太な映画、残念ながら今の時代では通用しないかもしれませんね…。

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