ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989)NUOVO CINEMA PARADISO | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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【クレジット】
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【解説】
“映画をこよなく愛する人たち”にとって、これほどまでの感動を与えてくれた映画は過去にあっただろうか?と思えるほど、映画ファンにはたまらなかった秀作に、51分・約60カットも加えてしまった蛇足の完全版。初公開版と異なるところは、青年期のサルヴァトーレと恋人とのすれ違いの理由や、彼の“ストレートな”感情表現の描写などが追加された所だが、徹底的に違うのは、シチリア島に戻った中年サルヴァトーレが出会う人物とのその後のエピソード。ディレクターズ・カット版が登場すると、初公開版とのギャップから賛否両論となるが、これもそのひとつで、観終わった後の主人公に対するイメージはおろか、作品に対する評価までもが全く変わってしまうほど。初公開時に“この映画を見て泣けない人は、鬼と呼ばれても仕方ない!”などと言われていたが、完全版に関しては、その想いを半減させざるをえないとんでもない1本。


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【ユーザー評価】
| 投票数 | 合計 | 平均点 |
|---|---|---|
| 24 | 210 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 8.75 |
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【ソフト】
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【ニュース】
| DVDリリース情報:「ドミノ」「ハッカビーズ」etc. | 2005/12/27 |
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大きく違うのはエレナとのロマンスを強調するかどうかで、特に後半ブリジット・フォッセーが出てきて再会するあたりのエピソードを含むエピソードにかなりの時間を割いているのが大きな差だと思います。これが両者の差をはっきり決めていて、観客に取ってはこれが優劣を決めていると思います。
これは別に悪いことではなく、演出者が考えていた事だと思いますし、これによって思い出の感情を深めているのは間違いありません。問題は全体の構成から言ってそのために3時間近くの長尺になっていることは間違いありません。その話はありふれたラブ・ロマンスの感じで、特に再会してからのシーケンスが二人の会話が長く続きすぎますし、思い出を観客に押しつけるような演出なので私は多少、退屈しました。
どちらが良いかは難しいですが、最初から、そのロマンスを全体の中に、うまく埋め込んで、2時間くらいの作品にすべきだったと思っています。他にも同じような例は
ありますが、その辺は製作者と演出者の意志の疎通がなかったのが問題だと思います。また映画は編集によって替えられる良い例だとも思います。
しかし・・・私は短縮版の方がアルフレードとトトの関係や郷里への愛に重点が置かれているので断然好きです(好きすぎてレビュー出来ずにいる 笑)
完全版はトトの青春や恋愛の行方を追えるので短縮版を観た後にならおまけ的で興味深い作品だと思いますが、感動の度合いは下がります。
特に、初めて観る方が完全版からだと長すぎるし焦点がボヤけるのでチョット心配。
何はともあれ、初恋は淡く切ない思い出のまま心にしまっておくのが一番キレイ。
なのにサルヴァトーレったら・・・
しかもエレナさん・・・彼を選ぶか!?
それに恋愛の顛末を入れたことで少なからずアルフレードに非が見え隠れしてしまうのが一番悲しい。
うん・・・やっぱり短縮版の方が美しい!!!
でも、ジュゼッペ監督が本来撮りたかったのはこっち側のテイストなんですよね。
美しすぎる映画ではなく、人間らしい映画・・・そう考えると同じ映画で同じ監督さんが撮っているのに全く別物に感じます。
短縮版のほうが好きでゴメンね!ジュゼッペ!!って思います(笑)
とりあえず短縮版が満点なのでこのくらいの評価にさせていただきました。
特に、パラディソ崩壊シーンの、あのエレナの娘の高笑いのカットには、ひきまくり。
そっくり(同役)の娘に出会うとか、よく使われる手が、確かにあざとく使われていて、韓ドラっぽい仕上がりになってる。
劇場版が、非常に自然で、あざとさが全く感じられなかっただけに、同じ映画がバージョンによってこれだけ違うことに驚いたのが、この映画。
劇場版は、世間の評価通りの名作だと思います。
まあ、完全版の車中ラブシーンは無くてもよかったと思いますが。
いづれにしろ、この作品の魅力的なところはサスペンスの如く伏線が
しっかりとしている所で、それがあざとくなくてあっさりしていて
ぐっとくる。
やはりあのラストには参ってしまいますよね。
何度でも見たいと思うのは、台詞の一つ一つが全体とどう繋がって
いくのか確認していく作業が心地よいからだと思います。
http://dawase86.exblog.jp/
説明多過は、時に仇となる典型的な例。
大事なのは、論理よりバランスだよ。省略の美しさ。
通常版は綺麗に終わっていますが、完全版は人間臭さや汚さもプラスされています。
正直言って、完全版の方が何十倍も好きです!これこそ名作です!!!
一度世に出た作品というのは製作者の意図がどうであれ、そのままの姿で評価され人々の心に大きく拡がっていくというのはこういう映画を含めたアート一般で今まで散々されてきた議論ですのでその点ではとやかく言いませんが、どうしても我慢できないのが付け加えられたシーンの全てが「セリフで語る謎解き」であったことが「映画を愛する全ての人々へ捧ぐ」はずだったこの作品を冒涜している感があったからです。じゃあ次々と流れるフィルムに笑いながら涙する音楽だけのラストシーンはなんだったのかと。
2時間版のストーリー展開で感じたいろいろな疑問というのは人生における様々な不条理の様相としっかり符号していて何の疑問も感じませんでした。サスペンスドラマじゃないんだから論理的な答えなんて全くいらない。ところが追加シーンのアルフレードの手紙やエレナの行動で「解かれた」謎は全てその人の人間性を「???」と思わせるものばかり。手紙で疑問を解説するのなら人付き合いが苦手で映写技術で全てを表現してきたアルフレードの魔法の存在感はどこへ?
トトの筆おろしはともかく、爺さん婆さんのカーセックスだけは見たくなかった(失笑)。とにかくこの3時間版は目に触れる機会が無いよう封印してほしい。
が、私の場合、アルフレードの葬式とアルフレードからのプレゼント試写で
毎回泣き、今回も泣き場所が同じなので、完全版は今のところ必要ない。
追加された場面は、ロミオとジュリエットばりの恋愛調と人生喜怒哀楽譚になっていたが、本作はやはり映画の趨勢を支流とした、父親・息子の男映画が本流だと思う。子の無いアルフレードに父の無いトト。
親心としては子の才能を無駄にせず、井の中の蛙にしたくないが、
子にしてみれば好きな人がいる人生が良いのかも。
どちらが良かったかは微妙だなぁ。わかりません。
エレナの言うとおり、そういう運命だったのかなぁ。http://www.geocities.jp/griffin0623/
だが、無駄に感じたシーンが多かった(失礼)ので、個人的には通常版の方が好き。
この3時間オリジナル版は、人生経験を積んでいる人ほどより共感を覚えると思う。
そういう意味で、上の解説は感情的で失礼極まりない。5点
こちらに「3時間オリジナル版」などとつけずに、初回版の方に「不完全版」とのサブタイトルをつけるべきだと思うのですが。
大人になりきる前の叶わなかった淡い初恋....
観る人にとって、映画の主人公とは言わなくとも、
そういった経験のある人と無い人とでは全く嗜好が異なるんでしょうね。
私は先のちょん切りバージョンよりも、こちらの方がとてもせつなくて大好きです。
しかし、いくらなんでも上のレビュー文は感情的過ぎやしませんか。呆れて開いた口が塞がりません。
でもこの映画はオマージュでしょうか? トトは最後に映画に対する愛を再確認したのででしょうか? そもそもこの映画を撮ったときのトルナトーレは三十代。モノクロ映画とともに生きた人ではないのです。映画全盛期をリアルに生きた監督ではないのです。アルフレードも言っているではないですか。「人生は映画ではない」と。そしてトトも成功しながらまったく幸せでない。それが人生なんだと、トルナトーレは語っているのではないでしょうか? この映画は「映画」を利用して、思うに任せない「人生」そのものを語ってくれていると思います。私はこの完全版が大好きです。
なんにせよ映画ファンの一人として、死ぬときこれを見ながら死ねたら最高だな、と思いました。
ところが最近、初めて完全版なるものを見て本当に驚きました。自分が映画に抱いていたイメージと監督さんが作ろうとしていたものは違ったんだなぁと。多分、最初に完全版を見たら、決してここまで好きな映画にはならなかったでしょう。恋愛と成功を天秤にかけるのでは、あまりに人生の味わいがなさすぎます。僕は恋愛よりも郷愁に重きを置いたオリジナル版がやはり秀逸だと思いますね。監督さんの思惑とは違っているかもしれませんが、作り手の思惑とは離れたところに感動する、それも映画の良いところなのではと思ったりもします。
あの映画が本当に好きで、もっと詳しく知りたいと思う人用かな。そうでない人は本編をどうぞ♪それよっか大人になって再会する恋人役はブリジット・フォセー(も嫌いじゃないけど)じゃなくて、少女時代の面影から言って絶ーっ対シャーロット・ランブリングがイイと思わない!?
私的には通常版では確かにラストですがすがしい感動が得られたが、この作品をじっくりと見ると、人生の選択の大切さ、大きな人間になる為のトトに対するアルフレードの気持ちが痛い程伝わってくる、しみじみとした感動があった。
年老いた母親との会話も良かったです。
先に観た通常版はバランス悪すぎます。全く感動できませんでした。
通常版では、一方を捨て、他方を得るという重要な要素が漠然としすぎ素晴らしいお話とは程遠いと思いました。また、中年トトのお話の上での役割が不十分です。
完全版でなければ、アルフレードのトトへの思いを完全に描写し切れていません。
エレナの結婚相手も彼であったからこそ、悲劇度が増しGOODです。
完全版を観なければ、普通の作品で終わるところでした。
完全版の方がいいという意見もある以上は、上の解説は改定して欲しいですね。
いますから^^
ぼくは、完全版だけしかみていませんが、トトと彼女の愛がだいぶ
比重を増しているようです。
背景は熱き映画の時代の勃興と衰退、その描き方がドロ臭くて最高、監督さん、
あなたはその若さでなんで人生の先を知ってしまったのと聞きたくなる。
父親のいないトトは、素晴らしき映画技師のおかげで父性を知り、
人生の檜舞台へほうりだされる。
おそらく初公開版で感動された方は、この映画黄金時代の描き方と、
その中にとりこまれ、見事に才能を開花し、ラストシーンでツギハギだらけの
フイルムをみながら原点に還って微笑むトトの、貫いた生き方に感動したのだと
思います(みてないのですから、推測、許してください)
これが完全版では、愛が大変大きな比重をしめます。
ちょっとした行き違いから、30年間、お互いに裏切られたと思いつづけ、
実はそれは、映画技師の深い愛情からの手段により、真相を知らされなかった
からだとしる。「ベートーベン」と同じだなー
ラブ映画のおもむきですから、焦点はやや拡散されて、愛にのめりこめる方は
感動も増すでしょうが、ピンボケになる感はいなめません。
しかし、あのやんちゃなトト少年が、映画という異邦性をもった風にふれ、
新しい世界を知る。そして羽ばたいていくサマというのは、熱くさせるものが
あります。
この映画をベストにあげる若者?が多いということは、喜んでいいのか、日本
社会の閉塞感の証明なのか。
あまり、みなさんは触れていませんでしたが、夫の帰りを信じて待つトトの
母親の哀しさが、けっこう伝わってきて、私はズレたところで泣いていました。
カット版・完全版それぞれの面白さがあって、どちらも傑作、秀作。
ただ、完全版の方が、見る者の人生にダブル部分があり、我が人生を振り返って涙してしまった。
方がふさわしいだろう。完全版の方が、より感傷的で、人間くさい。
若い人は前者の方がよいと言うだろうし、年をくうと後者でなければ物足りない
だろう。私は後者が好きである。
この映画は、人生を描いている。人生は良い場面ばかりではない。取り返しのつ
かない事、喜びの数倍の哀しさや切なさ、戻らない時間、そして生き物としての
欲や生臭さもある。後者にはそれがよりたくさん詰まっているし、自分の生きて
きた道と重なる普遍性を多分に持っていて、納得できるのだ。
追記:
同じくジュゼッペ・トルナトーレが描いた「海の上のピアニスト」は、前者に近
い雰囲気があって、大好きだが今一つのめり込めないのはそのせいだろう(あの映
画がそうなったのは、配給元がイタリアでなくてアメリカなのが大きな要因だろ
う。ハリウッドは後者的な表現を嫌う傾向がある。それでもトルナトーレらしい
切なさが詰まっていて泣けてしまうのである。やはり彼は名手だ。)。