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野いちご(1957)

SMULTRON-STALLET
WILD STRAWBERRIES

メディア映画
上映時間90分
製作国スウェーデン
公開情報劇場公開(東和)
初公開年月1962/11/01
リバイバル→マジック・アワー-2013.7.20
ジャンルドラマ
イングマール・ベルイマン 黄金期 Blu-ray BOX Part-1
参考価格:¥ 13,608
価格:¥ 12,247
USED価格:¥ 9,980
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野いちご野いちご野いちご野いちご

【解説】
 サイレント期にはハリウッドまで渡った、スウェーデン映画の基礎をなした名匠シェストレムを主演に迎えて、ベルイマンが人間の一生を深く掘り下げた詩編ともいうべき秀作。医師イサクは50年に及ぶ業績を讃えられ、名誉博士号授与に赴く前夜、自分が死ぬ夢を見る。彼は息子夫婦の運転で式場のあるルンドへ向かうが、途中、青年時代を過ごした旧宅に立ち寄り、原っぱの野いちごに、積極的な弟に奪われた婚約者サラ(アンデショーン)を想い出す。その後、彼がめとった妻はくだらない男と密通し、彼を傷つけたのだ。邸を発ってしばらくして、ヒッチハイクの三人組を拾うが、そのうちの一人、女学生のサラ(アンデショーンの二役)は昔の想い人にそっくりで、彼は思うままに過ごせなかった自らの青春を悔いる。次に乗せたのは、彼らの車と事故を起こしかけた夫婦者。しかし、その口論があまりにうるさいので降ろしてしまう。が、再びまどろむイサクの夢で、その無知と人生の空疎さをあげつらうのは、夫婦者の夫だった。イサクはそこで初めて、息子エヴァルドの嫁マリアンヌの苦悩を知る。息子もまた自分と似て厭世的で人生を楽しんでいない……。式典を終えたイサクは、例の三人組の祝いの訪問を受ける。勲章よりもそうした、人とのつながりの価値を思い知ったイサクのその夜の夢は、青春の頃に戻りサラに再会する幸福なものだった。人生が走馬灯のように、とはよく言うが、このように老いて、若き日を回想できるものなのか。そのためにも生きねばなるまいと思わせる映画です。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
764 9.14
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【ユーザーコメント】
投稿者:ローランド投稿日:2016-12-16 14:44:23
狄揺佞合いって、そこに居ない誰かの噂をし悪口を言うことだ、私はそれが嫌で友を持たなかった瓩肇ープニングからもう厭世的な雰囲気がどっぷりなのに、息子のほうはもっともっと厭世的で犢イなときに死ねるように身軽でいたい瓩隼匐,鮖つことを拒絶するし、さらに犲分が生きているうちは財産を相続できないから・・・ 瓩覆匹噺にする生きる屍のような老母と、知能が秀でていて何事も考えすぎる家系にありがちにしても血縁というものの陰鬱なところばかりを感じさせる物語で、夢の部分はかなり魅力があるものの、いまの時代で映画に求めるものはこういうものではないと、この作品を理解するには若過ぎるってことにして切り上げようと思ったのだけど、若過ぎると言える歳でもないしともう一度観直したら何やら共感できる部分もけっこうあったのでした。   

  傍からは孤独に見えても、本人は煩わしい人間関係を我慢するよりは一人で何事かに専念できることを選んでいるということはあるのだろうけど、この博士は自身で孤独を甘受するような言葉を口にするのだから抗えない宿命と観念しているようで、旅の途中で遭遇した品性のない愚かな夫妻が反面教師になり、それとは逆に一見野放図に見えるが知性のある若者たちがその宿命との観念を打ち壊してくれる。   

  おかげで息子夫婦は和解して、博士も殻を破って違う世界が開けたように積極性が現れ、長年仕えてくれて気心も通じ合っている家政婦が爐やすみなさい、ドアは開けておきます、ご用ならいつでもどうぞ瓩版老いた二人の男女の新たな楽しい人間関係が始まろうとします。   現実と夢の中に二回出てくる針のない時計に、ダリのグニャリとした時計以上に印象強いものがあるのだけど、これは無駄に平凡に時の過ぎ行くことへの抗いを象徴しているってことでしょうか。   

  最近の洋画離れ現象に、本を読まなくなって読解力が身に付かなくそれが原因かなって思っていたけど、どうもそうではなくて、シネコン形式になってから途中入場が出来ないものだから真剣勝負一回で理解し楽しまなくてはならなく、俳優の顔を憶えにくく筋を掴みにくい洋画は苦手ってことになるのかもしれない。  この映画も夢の部分はそれと説明があるからまだ良いけど、それでも一回限りの観賞では良さの半分も消化できなかったような気がします。
投稿者:チャック・イエガー投稿日:2016-01-10 23:22:46
昨年の春くらいに早稲田松竹のベルイマンの2本立てにて、人生初めてのベルイマン体験(笑)。同時上映は処女の泉。凄い気になり、DVDを購入してまた観てしまった。
小津の東京物語、フェリーニの甘い生活とならんで、麻薬的なたまに観たくなるクセになる映画だね。
人間に対する、クールなんだけど、暖かい視線がいいな。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2014-08-12 04:32:22
ベルイマン映画では(多分これからも)一番好き。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-03-30 14:36:51
この難解な映画は当時ア−トシアタ−ギルドという運動があったから日本でも公開されたのだったと記憶する。まだ人生の出発点にも立っていなかった青二才に理解できるような代物ではなかった。医師イサクは50年を回顧し、今回ワタクシは50年ぶりにこの映画を見たのだった。さすがに若い頃とは違ってイサクの回想を共感をもってともに生きることはできた。人生とは悔恨の連続であって、夢の中では常に自分の犯してきた失敗と卑怯と卑劣にうなされるのである。青春時代とはなんと残酷な言い方であろうか。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:sachi823投稿日:2013-08-04 23:02:35
ベルイマン作品としては比較的わかりやすく、
楽しめた作品でした。
主人公の気持ちがそれなりに理解でき、
共感できたのです。
おおよそ物心ついてから死に対する疑問は
誰もが直面することであるし、
老齢ともなれば猶更のことでしょう。
信仰を持たぬ人間にしてみれば、
答えのない質問ですが、不安から逃れ
死に対して何らかの意味や理由をもたせたいと
思うとき、そのようなテーマを扱った作品は
印象深く記憶に残ります。
投稿者:クリモフ投稿日:2010-12-07 15:42:09
ベルイマンの中でも特に評価の高い作品。確かに冒頭の夢なんか、かなり強烈で素晴らしいし、死を見つめはじめる主人公を取り巻く三人の若者やら息子の嫁の存在、そして96歳の母など印象的なエピソードも多い。
なんですが、ちょっと渋すぎるといったら語弊があるかもしれませんが、自分にとってはダイレクトに面白いという作品ではありませんでした。それぞれ面白い要素は理解できるのにピンときませんでした。まぁ、これは若いせいもあるんでしょうけど。一日で寝まくって夢をたくさん見るというのも、いまいち乗れなくて、、。
まぁ、夢そのものの描写は流石といったところで、現実感があるのに不条理という世界はなかなか。主人公の心象もよくわかるし。
もう20年位してリベンジしたいと思います。
投稿者:Normandie投稿日:2010-05-27 22:04:33
見る度に怖いし、これ程突きつけられる映画はそうそうない。
でも不思議と後味は悪くないです。
投稿者:タニ投稿日:2010-05-26 00:48:20
「世界の名作」なんて貼り紙がされている本作ですが、小難しい映画作法を知らなければ理解できない、という類のシロモノではありません。単純におもしろく、映画狂の渇きも潤す、どちらにも評価に値する、本当の意味での「名作」だと思います。
 ドイツ表現主義を完全に消化した冒頭の悪夢は、素晴らしすぎます!http://moviearth.at.webry.info/201005/article_7.html
投稿者:こじか投稿日:2010-04-08 01:12:04
どういう作品かと聞かれると難しい、
観終えてから頭の中で時間をかけて吟味したくなる作品。
皆さんのレビューにあると通り歳を食うごとに見方が変わる作品だと思う。
感性もビカビカな10代で出会えるなら早いうちに鑑賞する事を薦めたい。
或いは高齢になって鑑賞したい。
投稿者:gapper投稿日:2010-02-04 23:47:22
 年老いた細菌学者が名誉博士号を受賞するために出かける。
 ここでの回想を加えたエピソードだが、死を意識したお得意のベルイマンの話で娯楽を求める人間にとっては退屈だ。
 喧嘩の耐えない若い夫婦が行くたびの車に乗ってくるが、死を意識する主人公にとって意味はあっても面白くはない。
 老いを感じ始めるようになった現在、見たくない物の代表である。
 映画制作当時であれば、違ったであろうが、現在では老いと戦う方が重要だ。
 10年後には見たくなるかも知れない。
投稿者:鈴木 十瑠投稿日:2008-09-05 21:35:02
二十歳そこそこで観た30年前には、良さが全然分からなかった映画。人生を折り返してこそ分かる映画なのかも知れません。
ロード・ムーヴィーであり、老人の人生を辿る過去への旅でもあります。
夢とも空想ともとれる、ラストシーンに目頭がツーンとしてくるのは、年のせいだけではないでしょう。http://blog.goo.ne.jp/8seasons/e/10132f3e040e6e458cde3fb5050da629
投稿者:Ikeda投稿日:2007-12-31 11:57:01
題名の良さもあったのだと思いますが、公開時、評判が高かったた映画です。老医師イサクが、やさしいけれども本当の愛情を持てず、医学に貢献するだけの人生を送って来た自分の生涯を夢幻的なカットバックで、苦々しく思い出すシーンを多く取り入れているのが、この映画のポイントです。
若い人たちや、中年の夫婦も出てきますが、若い時代には希望はあるものの不安もあり、それが結婚すると問題が起きる。そして老人ともなると、後悔する事が多いが、想い出がある。それを多く持てるのは老人の特権でもあるという事を改めて感じさせる映画でした。
イサクを演じるシェストロムという人は、この映画が遺作です。「イサクが遺作」とは趣味の悪い語呂合わせですが、この時すでに80才近くで、風格ある演技です。サイレント時代の「波高き日」や「生恋死恋」での主役・演出で日本に紹介され、その後にも輸入作品がありますが、私は監督作品「真紅の文字」しかみていません。
トーキーになってからの出演作「ワルプルギスの夜」は見ましたが、これはバーグマンの初期作品としての意味が強く、さした役ではありませんでした。その意味では、この映画の骨格とも言える彼を見る事ができたのが良かったと思っています。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2007-12-15 15:27:32
不自然な展開に、全くのれなかった。チューリンのエキゾチックな美貌だけが見ものかも。
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-12-05 21:01:27
ベルイマンは結局は、幻想を描くのが好きなのだと、この映画が教えてくれる。
彼の映画の主軸となるストイックさと禁欲的で抑制された静けさ、神の不在、人間の孤独や、疎外感、また苦悩の深さを内面的に鋭く切り込んでみせる。そこには甘ったるさなどは微塵も感じられず、むしろ冷ややかでもあるのだが、彼の作り手としての端正さが、本作品では実に顕著でいて、そして計算されたうまさも際立っている。
夜明けにはじまり、夜明けに終わるこの映画を通して、老人は辛辣で孤独なまでの現実を特別な一日を通して突きつけられる。
ベルイマンはサイレン時から見受けられるドイツの表現主義的な悪夢を象徴的に冒頭で見せ、これがこの映画の主題となっていることは言うまでもない。老人の内的な世界の孤独と死への不安は普遍的なテーマであり、その内面にある現実を実に鮮やかに切り取っている。名優ヴィクトル・シューストレムの淡々とした深みのある演技が、シュールレアリズムを用いたベルイマンのイメージ手法とマッチしており、実に素晴らしい。
青春時代の邂逅でも、シューストレム演じるイーサクのみ現在のままで、他はすべて在りし日の美しい姿をとどめている。そしてビビ・アンデーション演じるかつての恋人サラに「鏡を見なさい」と、夢の中でも尚、現実を突きつけられる。老いた姿がそこにはあり、甘くほろ苦い想い出、などといった生易しいものはない。突き放され、孤独という名の罰を背負っているのだと言うことに彼は気づかされるのである。
イングリッド・チューリン演じる義理の娘と息子の夫婦間の不協和音は、自身の若き過ちとそのまま重なる部分でもあり、もはやイーサクは目を背ける事は出来ない。ビビ・アンデーションとふたりの男の存在もまた、過去の自身と、サラ、弟の関係性を象徴している人物設定が心憎いほどだ。
過去と現在、そして悪夢が交錯する中、イーサクは人と関わることを避けていた己の現実を知る。冒頭のドッペルゲンゲルは強烈なイメージとして観る者を圧倒するが、夜明けに終わる時、彼の夢はもはや悪夢ではない。ベルイマンの作品として、この映画が素晴らしく美しく穏やかに思えるのは、甘酸っぱい「野いちご」そのもののような後味を残してくれるからである。

投稿者:ujiki_blues投稿日:2007-01-08 12:56:44
【ネタバレ注意】

夢のシーンの表現は、当時映画では、初の試みのアイディアだったようですが、夢の中で現在の自分自身が登場、棺桶の中の自分、時計(時間を刻んでいない)…表現主義ですが、後年この作品をパクった(?)と思しき、映画やアニメなどを体験した後に、この作品を観てしまった為、個人的には驚きはありませんでした。

ベルイマンは、脚本の構成力と映像美で魅せる監督だと思っていますので、本作もその点は見事だと思います。冒頭の主人公・イーサク(ヴィクトル・シェーストレム)とお手伝い・アグダの会話に二人関係が滲み出ていて、終盤でもきっちりと絡めています。ロードムービーでは“旅は道連れ”は、お約束ですが、若者三人、次いで夫婦二人を同乗させるという構成も上手いと思います。

投稿者:マジャール投稿日:2006-11-18 21:44:06
やっぱり、『第七の封印』よりこっちの方がいいですね。分かりやすいし、面白い。ベルイマンの映画では、この『野いちご』と『処女の泉』が好きです。(というより、他はあんまり観てません。『ファニーとアレクサンデル』は、岩波ホールに観に行きました。堂々たる大作でこれも結構面白かった)
わたし実は、こういう昔の白黒映画好きです。画面がきれいですよね。ああ芸術なんだなあって感じます。(『ゴッドファーザー』みたいなカラーは、いまだに違和感持ってます、正直な話)冒頭の主人公が見る夢のシーンは、不安感を醸し出す怖がらせ方が最高!
ベルイマンにしろ、黒澤明にしろ、一種の表現主義っていうんでしょうか(?)そういう感覚を持ち合わせてる監督さんは、さすがにホラーのツボを心得てるなと、改めて納得しました。
投稿者:hendrix投稿日:2006-09-27 21:33:02
ベルイマンのBEST。
この作品は冒頭からラストまで非常にわかりやすく、斬新でありなが最後まで素晴らしいエッセンスに満ちている。
例えばフラッシュバックを多用する映画はたくさんあるけども、トランジションショットをここまで効果的に使った映画は後にも先にもこの作品しかない。生と死の間の出来事を過去を振り返りながら己の人生を評価していく。
彼の作品にしては非常にさわやかであり、シンプルゆえわかりやすい。8.5点
投稿者:Bava44投稿日:2006-08-09 01:57:06
スコセッシの『レイジング・ブル』を観ていると、露骨に他人の人生を追体験して、
男って哀しいよな〜とか思うのだが(笑)本作はその上を行く豊かさがある。

夢の場面や、同じ俳優が登場するなどなかなか凝った作りながら、そういうのも結局は
表現でしかないと感じる位、人間の否定的な面と、弱さと、思い出を繋ぎ合わせて、
人間の過去を作り出し、その過去によって現在を肯定的に描いている。

ダラダラしたロード・ムービーとは違い、本作は観客の人生を明るくはしないが、
豊かにしてくれる映画だと思う。

個人的に『地獄に堕ちた勇者ども』の印象が強いイングリッド・チューリンが超美人!!!
投稿者:さち投稿日:2004-10-01 14:11:21
普通に見る事が出来る。夢のシーンは面白い
投稿者:ヤース投稿日:2003-03-10 03:59:42
ベルイマンの『野いちご』といえば映画史に残る名作とされている(当然、5☆)。観直したが、意外にアッサリとして。主人公の博士の老年期の孤独と悲哀と絶望も、大らかな海に包まれるような癒しの視線によって縁取られ和まされている。もしもヒトが自殺を考えているとしても(笑)これを観ることで何らかの生きるヒントが得られるものかと祈願する。ウッディ・アレンのような作家が、キルケゴール的神学的懊悩をユダヤ的笑いに転化できたのも、ベルイマンの感化によるもの。神の沈黙。神の死。世界を肯定すること。
投稿者:ルミちゃん投稿日:2002-04-11 16:42:25
【ネタバレ注意】

針のない時計は時を刻みはしない.時が経過しない、年を取らない、つまりは死にはしない.けれども、死にはしないと言うことは、逆に言えば生きているとは言えないことを意味するのでは.

野いちごにまつわる恋愛相手の女性への想い.記憶の中にあるその女性は若く美しい姿のままで変わりはしない.悲恋に終わった恋愛の相手の女性を、彼は変わることなく心に抱き続けて生きてきたらしい.時が経過しないもの、変わらないものは生きているとは言えない.つまり、自分の恋い焦がれた若く美しい女性の姿を抱き続けてきた彼の人生は、生きてきたとは言えないのではないか.先に結論が来てしまったようですが、それを考えさせるように、考えさせるように、車の旅の巡り会い、あるいは息子夫婦の出来事が描かれているのね.

私は、若い頃の想い出をそのまま抱いていることが決して悪いことだとは思いません.昔好きだった相手と同じように、今、自分の目の前に居る相手を好きになって生きて行けば、何も悪いことではないはずです.この点が描かれた男は違うようです.失恋の思いをきちんと消化しないで生きてきた.辛いものだと自覚しようとしなかったのではないのか.妻の浮気の現場を目撃しても妻を責めたりしなかった、この事実から、彼は辛い現実から逃避して、おそらくは学術的な研究に没頭することに逃避して、生きてきたのであろうと思います.
失恋によって男女関係に生き甲斐を求めることができなくなった彼は、仕事に、研究にのみ生き甲斐を求め、冷えきった夫婦関係、歪んだ結婚生活を送ってきた.その家庭で育った彼の子供は、彼と同じように医者なのだけど、学費を父親に返済することだけが目的、夢も希望も何も無い人生観を抱いていた.

議論、口論、時にはつかみ合いの喧嘩になることもある.女の子一人と男の子二人の旅姿は、楽しく生きるとはどのようなことか示している.辛いことを辛いと捉え、悲しいことを悲しいと捉えるとき、楽しいことを楽しいと捉えることができる.我慢に我慢を重ねただけの人生が楽しいはずはない.

この女の子、行く先、二人のどちらと一緒になるのだろうか.どちらにしても彼らは彼らなりに楽しく生きている.思い返せば自分の好きだった彼女も、彼女なりに楽しく幸せな人生を送ったように思える(楽しくピアノを弾くシーン).それに対して自分の人生は.

彼とメイドの会話.
「もう何十年も一緒に居るのだから、もっと気安く呼んでくれたらいいじゃないか」
「ご用がおありでしたらいつでもお越しください.鍵はかけずに置きます」
もう、互いに歳なんだからそれを認めて楽しく生きようじゃないか.何十年も一緒に暮らしてきて、実際に夫婦と変わらない生活をしてきたのだから.

【ソフト】
【レンタル】
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