ハーヴェイ(1950)HARVEY
【クレジット】
【解説】 米国中西部の典型的スモール・タウン、グレンドーラ。父の遺産で何不自由のない生活を送る未亡人には、しかし、大きな悩みの種があった。それは屋敷に同居する弟で現当主であるエルウッド。彼はここずっと、“ハーヴェイ”と呼ぶ身長6フィートの白兎を最良の友とし、ほかの誰にも見えないこの親友を誰彼構わず紹介しまくるのである。夫人の年頃の娘などは、自分に嫁の貰い手がないのは伯父エルウッドのそうした奇行のせいだと頑なに信じている。ついにはエルウッドを精神病院送りにと話は決まるのだが……。 J・スチュワートがおっとりした、その魅力を最大限に発揮したハート・ウォーミング・コメディで、監督コスターの演出個性も手伝って、映画自体も実にのんびりと牧歌的な仕上がりとなった。行きつけのバー(どうも主人公は今で言う、アルコール依存症のケがあると、ほのめかされてはいる)で“ハーヴェイ”と酒を酌み交わす場面の味わい深さ、一抹の悲しさが胸に沁みる。原作はM・チェイスのブロードウェイ、大ロングラン舞台劇。 <allcinema> ![]() 【関連作品】
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エルウッド(ジェームズ・スチュワート)を変人と見れば、スクリューボール・コメディに思える。
精神を病んだ物で実際ありえるとみれば、シットコムのようにも見える作品。
基本となるのはエルウッドが異常とされながら実際におかしな行動をとるのは周りの人間と言うところ。
彼は、常に自然体で穏やかで問題を起こすことはない。
周りが、勝手に騒いでいるだけだ。
危険でもなんでもなくまったく問題ない彼をおかしな目で見るがゆえにおお騒動する”常識人”達。
問題を起こし危険なのはむしろ彼らだ。
ジェームズ・スチュワートは、まさにこの役に相応しい。
彼のために書かれた役のようだ。
【映画からの薀蓄】
Pooka は、アイルランドの神話上のフェアリーで黒馬の姿であることが多いらしい。
ただ地域により尊敬の対称だったりと姿が変わるのと同様に捉え方も換わる。
時代が進むにつれ恐怖の対象から無害になり恥ずかしがり屋の生きの物に変わったようだ。
アメリカ人には、この親しみやすい物しか知られていないようでこの作品のような扱いになったようだ。
ただ、この巨大兎ハーヴェイの身長を主人公エルウッドが1.91mだと紹介するのが多少気になりました。それはスチュアートの身長が公式には同じだからで、それにグレゴリー・ペック、ゲイリー・クーパーも揃って同じなので、何か裏があるのではないかと気になっていたからです。尤も耳の長さをプラスすれば確かに見上げるのかも知れませんが?