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白鯨(1956)

MOBY DICK
HERMAN MELVILLE'S MOBY DICK

メディア映画
上映時間158分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(WB)
初公開年月1956/10/
ジャンルドラマ/アドベンチャー
白鯨 [DVD]
参考価格:¥ 2,990
価格:¥ 2,500
USED価格:¥ 2,500
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【解説】
 メルヴィルの同名小説の、「海の野獣」(25)、「海の巨人」(30)に続く3度目の映画化。SF作家のR・ブラッドベリと共にJ・ヒューストンが脚色、製作・監督にあたった渾身の一作。
 1814年、マサチューセッツ州ニューベドフォード。イシュメイル(R・ベースハート)は安宿で知り合った銛打ちと意気投合し、老朽の捕鯨船ピークォッド号に乗り込む。その船の船長エイハブはかつて“白鯨”と呼ばれる巨大なクジラに片足を喰いちぎられており、その復讐に燃えている。この航海の目的もそれで、今度こそ“白鯨”の息の根を止めるつもりのエイハブの目には既に狂気に似たものがあった。“白鯨”を倒す執念に憑かれたエイハブの凶行は、次第に船員たちの命までも危険に晒していく……。
 “狩りに憑かれた男”エイハブの描写は、今となってはそのまま、J・ヒューストンその人をモデルとしたイーストウッドの「ホワイトハンター ブラックハート」のイメージともダブろうか。海上での自然との格闘シーンにおけるダイナミズムは、いよいよ登場した“白鯨”との戦いでもテンションが落ちず、現在では多少稚拙に見えるかもしれない特殊効果(ミニチュア・ワーク)を補って余りある。一般的にはミス・キャストと言われるG・ペックは、イメージ・チェンジの枠を超えて鬼気迫る芝居を見せており、悪くはない。
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
433 8.25
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【ユーザーコメント】
投稿者:o.o投稿日:2009-07-13 00:21:38
古臭く重たい文芸映画ではないかと警戒しましたが、意外にも、結構面白く見てしまいました。時代考証的にどうなのかなど自分には分かりませんが、高いマストの上の見張りが鯨を発見してから、母船から複数のボートが出撃して、銛打ちが鯨に銛を打ち込み、船上で解体するまでの、19 世紀の捕鯨船の様子が興味引かれます。江戸時代の日本の捕鯨も見てみたいものです。ピクオド号の船首に取り付けられたインディアンの半身像が何とも印象的でした。

太平洋原住民、インディアン、黒人の 3 人の銛打ちが野蛮人の高貴さを漂わせていて気に入りました。大嵐の中のセントエルモス ファイアのシーン、凪の中の死を予感したクイケグのシーン等、お話を聞く楽しさがあり、飽きません。日本近海にも現れたらしい白鯨との死闘シーンは、想像していたより、ずっと緊張感も迫力もありました。己の体に張り付いたエイハブ船長をジロリと見るモビー・ディックの目が不気味です。

キリスト教徒と世界中から集まった異教徒達が力を合わせ、突き進んだら止まらない捕鯨船と船員達の運命は、アメリカの未来を予言しているのでしょうか。
投稿者:bond投稿日:2009-06-08 10:15:42
当時の技術でも頑張って臨場感と迫力出してる。話的には巻き込まれたクルーはいい迷惑。
投稿者:ジーナ投稿日:2009-06-08 01:43:20
※名作『白鯨』は読んでいませんので原作と比べる事は出来ません。

正直・・・「そんな古びた船で3年も捕鯨に出るの?!」「手漕ぎボートで鯨を追う?!」など不安要素たっぷり、現実味はほとんど無しでした。
人間を襲う鯨ということ自体に抵抗がありましたが、それならそれなりの装備や凶暴な姿を見せて欲しかったです。
グレゴリー・ペック扮する船長の義足の原因は白鯨に襲われたから・・・となっていましたが、その映像が無いので『攻撃したから襲われたんでしょ?』という見方をしてしまいました。
白鯨に取り憑かれた船長の熱さはヒシヒシと感じられましたが、鯨が凶暴な生物であるという定義がグラグラしていたように感じました。
白鯨と船長の戦いも終盤にあるだけで、それまでは白鯨を追う描写ばかりなので迫力はそれほどありません。
「ジョーズ」などの死闘を想像すると確実に拍子抜けすると思いますのでご注意下さい。

追走劇の中に他の生物との戦いやスターバックをはじめとする船員との対立、自然との過酷な戦いなどがあるとメリハリがあって良かったでしょうね。
この時代の映画のテンポが好きな方には問題ないと思いますが、今のテンポに慣れてしまった方には退屈してしまう可能性が高いです。

時間の感覚も無いので、どれぐらい船に揺られているか、、それによってどんな影響が船員たちに及んでいるかが伝わってこないのも残念でした。
しかし最後の最後、鯨との戦いの末に見せた船長の姿、、それを見た船員たちがとった行動は胸に響きました。

映像に関しては、ほとんどが海の上で展開しているにも関わらずドンヨリした雰囲気ですし、船員たちも小汚いので爽快感とは無縁です(爆)

らしくないキャラクターを演じたグレゴリー・ペックですが、一切人間味を感じさせないこの役柄も見事に演じていたと思います。
ちょっとキャラを作りすぎている感じはしましたが、それでも味があってカッコ良かったです。
もしかしたら鯨よりも迫力があったかもしれません(爆)

とにかく非常に男臭い海洋ドラマでした(笑)
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 00:33:28
オーソン・ウェルズ
投稿者:よしぼう投稿日:2009-04-20 12:54:10
ジョン・ヒューストンらしく、しっかりとした画面構成でいい映画だと思う。
まず、レイ・ブラッドベリの脚本が、少し説明や語りが多い印象をもったが、台詞なども簡潔でわかりやすくよくできているように思った。ただ白鯨がなかなか出てこないので、少し映画を長く感じてしまった。
しばしば問題となるグレゴリー・ペックのエイハブ船長の演技だが、ミスキャストというほどではないと思う。
確かに狂人にはみえない。むしろペックがやるので、理知的な面が良く出ているように思う。復讐には燃えているが、理知的、このようなエイハブもあっていいのではないかと思うのである。
肝心の鯨は作り物だし、船もミニチュア撮影をかなり使っているが、興ざめなほどではなく、演出でかなりうまく見せてくれるのである。特に、語り草になっているエイハブ船長の手招きは、知っていてもドキリとする。
投稿者:流氷一滴投稿日:2008-09-29 23:44:49
【ネタバレ注意】

映画館で見たことはないので自信はないが、映画の説明では158分なのに、DVDは116分しかない。
前半に相当時間を割いているのに、白鯨と捕鯨船乗組員の戦いがあまりに短い。ここが一番の見所のはずなのに。それと、ラストの語り部(生き残った船員)の証言が「尻切れとんぼ」に見える。

主演のグレゴリーペックはミスキャストと言われている。確かに「復讐に燃えるエイハブ船長」にしては少々迫力不足である。彼自身も映画の出来にあまり満足していなかったと聞いたことがある。
白鯨は作り物であることが一目でわかるが、CGなど無かった時代だからやむを得まい。
監督は有名なジョン・ヒューストンだが、果たして「会心の作」だったのかなあ。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-04-26 23:10:35
もっと退屈で出来の悪い映画を想像していたが、今観てもなかなか面白い映画。「鳥の集まる所に白い鯨が居る」のに映像では先に鯨を見せるというおかしな演出もあるが、ダイナミックな鯨との対決シーンは映画好きなら今観ても魅力的に映る筈。当時の大スターでエイハブをやれたのはペックしか居なかったとは思う。CGでモビー・ディックを表現して欲しいが、今では題材的に地味と言われ、ヒットしないかな。だからコッポラはTVMにしたのか。星二つ半。お勧め度60点。
投稿者:マジャール投稿日:2006-12-28 17:25:57
迫力ある帆船航海のシーン、暗示に富んだ冥い予言と、力強く明るいユーモア。原作の味わいを良く伝える映画化だと思います。(特に出航するまでの場面に名シーン多し)
主役のグレゴリー・ペックも好演しているが、それ以上に、レオ・ゲン、ハリー・アンドリュースが素晴らしい。物語の語り手、イシュメイル役のリチャード・ベースハートも、この人以外にはちょっと考えられないくらいの好キャスト。ヒューストン監督、快調!

(本当は、エイハブ船長役は、三船敏郎だったらよかったのに、と思ってるけど・・)
投稿者:黒美君彦投稿日:2005-12-25 18:03:06
レイ・ブラッドベリが脚本を書いたことでも知られる作品。グレゴリー・ペックのファンだから、というわけではなく、率直にさほどミスキャストだとも思わなかった。
神と人間のありようを壮大なスケールで描いた原作にほぼ忠実であり、ラストの衝撃的なシーンは印象的だ。
SFXなどの技術など当然ない中での特撮も、当時の最高水準に達していることは明らかで、私にとっては見応えがあった。特に風も潮も動きを止めた中の狂気の描写は秀逸だと思う。
神なき現代に通じる作品のひとつだと思うが・・・。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-11-13 15:38:25
ジョン・ヒューストンらしく荒々しいスタートで、鯨との格闘も迫力があり、それがこの映画のハイライトになっていることは確かです。然し、それだけではなく、復讐心に燃えるエイハブ船長と神を畏れる副官スターバックの対決もよく盛り込まれていると思いました。
グレゴリー・ペックは船長役をそつなくこなしていますが、多少ミスキャスト気味の感じはします。本人も監督のジョン・ヒュ−ストンの自作自演のほうが良かったのではと思っていたようですが、ジョンの方は、父親のウオルター・ヒューストンが健在だったら、やって欲しかったそうで、それも解るような気がします。
投稿者:ASH投稿日:2005-10-30 20:44:11
白鯨に巻きついた船長がおいでおいでをするシーンが好きだ。
投稿者:ポポール投稿日:2003-06-14 19:12:34
 原作は人間の中の神と悪魔などをテーマにした含みの多い小説だったが、この映画は監督がジョン・ヒューストンなので、ヒューストン作品らしく男の執念に力点を置いている。
 エイハブ船長は、自分や周りの連中が犠牲になろうとも何が何でも宿敵白鯨を倒すという異常なまでの人物(しかし一方で、偉大な白鯨にあこがれ、同化しようとしているようなフシもある。)だが、これを二枚目俳優のイメージが強いグレゴリー・ペックが演じた。ペックのエイハブ船長像はまあまあの出来というところか。 画面の色彩がちょいと気になったが、周囲の連中の描き方も良く、クライマックスの白鯨モビィ・ディックとの対決場面は、鯨が作り物と分かるものの、迫力があった。
 先日亡くなったグレゴリー・ペック氏に合掌。
投稿者:あるぶる投稿日:2002-12-02 01:58:55
メルヴィルの『モビイ・ディック』は、象徴を駆使した宇宙的規模の壮大なる叙事詩とか、むかしからいろいろと持ち上げられているわけですが、この映画はそういう堅い話をぬきにして、うまく娯楽要素をひきだしています。

でも、古い映画にしてはなかなか見せてくれますよ。クライマックスの対決シーンも、その気になって観ればけっこう迫力があって楽しめる。

SFXをこれでもかとばかりに多用しているわりにはぜんぜんぐっとくるところのない昨今のパニック映画とくらべても、まったく見劣りはしません。大画面の映画館で観たらけっこう怖いかも。とにかくでかいんだもん。白鯨。
投稿者:4531731投稿日:2002-06-23 01:22:57
 復讐に燃えるカリスマなアジテーター、エイハブ船長。「裁く者が裁かれる時、罪人は誰だ?」かっこいいですね。なかなかの詩人です。でも彼の最後の言葉が「鯨のくせに!この野郎!」ってのは(笑)。まあ、そんなモンでしょう。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-01-03 09:09:13
 どう観ても失敗作。ヒューストンの演出の厳格さは評価されてしかるべきだ
とも思うが、厳格だけでは駄目だ。ここには距離の計算というものが無い。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 監督賞ジョン・ヒューストン 
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名優グレゴリー・ペック逝く2003/06/13
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