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裸のキッス(1964)

THE NAKED KISS

メディア映画
上映時間92分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ユーロスペース)
初公開年月1990/12/22
ジャンルドラマ
異常な感覚の世界フラー最高傑作の日本初公開!
サミュエル・フラー・セレクション Blu-ray BOX
参考価格:¥ 12,312
価格:¥ 12,312
USED価格:¥ 15,829
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【解説】
 度胆を抜く開幕である。C・タワーズの娼婦がいきなりカメラに向かって殴りかかる。無論、その先に相手はいて、それは彼女の金をごまかしていた淫売屋の主だ。興奮した彼女がカツラを飛ばすと、坊主頭が観客の目に飛び込んでくる。この印象的な出だしが、映画の後半では、若干かたちを変えて繰り返される。ある時、孤独な娼婦に意外な来客があった。町の信望を一身に集める、警察官のグリフである。彼は、彼女ケリーに同情的で、また彼女も彼を愛するようになり、独立記念日に娼婦を辞めようと決意する。おりしも、町では子供の行方不明事件が多発し、グリフは憤りを彼女に洩らすのだが……。複雑なグリフの役を、初めは、監督フラーの友人ロバート・ライアンが望んでいたという。結局、病気で断念したそうだが、もし実現していれば、より膨らみのある作品となっただろう。タワーズの迫力だけとっても、とんでもない映画である。小さな町の閉鎖性に虐げられてきた娼婦は、最後に一転、聖女扱いされる。ここに至って、フラーの描きたかったのは、病的な小児愛の衝撃ではなく、アメリカン・モラルの抱える偽善の問題であると明らかになる。様々な人種の子供たちが一緒になって走る、娼婦の夢のシーンも、その点を際立たせる。しかし、興行的には完敗し、以後、フラーの製作ペースは極端に落ちることになる。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
328 9.33
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2010-07-18 00:51:22
【ネタバレ注意】

 サミュエル・フラーの独自の演出が目立つ。

 新・表現主義とでも呼びたい演出が引き立つ。
 言い換えれば、それ以外はない。

 「ショック集団(1963)」でもそうだったが、メッセージ性があるようでない。
 娼婦の社会的問題定義もないし、ブルジョアが自己中心的になりやすいなどの問題定義もない。
 在るのは、美しい女性のスキンヘッドや暴力、幼児性愛などである。

 表と裏を使い分けるグリフ警部(アンソニー・アイズリー)も狂言回し的でありメッセージはない。
 冒頭のケリー(コンスタンス・タワーズ)の暴力もメッセージではなく単なる演出の伏線だ。

 良い悪いではなく、映像や演出の魅力は豊富だが、その骨格と言えるメッセージはなかった。

投稿者:BARCA投稿日:2010-07-10 19:09:48
【ネタバレ注意】

正当防衛でもなんでもないただ怒りに任せての殺人なのに
なぜ、この主人公の女は無罪になってんだ?

投稿者:noir fleak投稿日:2010-05-09 08:34:21
コンスタンスタワーズの美しさ、「Mommy Dear」を子供たちと歌う場面の素晴らしさだけでも見る価値があります。(この曲がもっと有名にならないのは不思議。コンスタンスは後年ユルブリナーと「王様と私」の舞台を勤めたほどの実力者。LPがないのが寂しい!) ショック集団のコンスタンスもいいですが、本作がベスト。

追記:この歌は、Little Child (Daddy Dear) というのが正式名らしい。ダニーケイの歌がYoutubeで聞けるが、なんとWes Montgomeryが テキーラという名盤の中でこれをやっている。ということは、やはりある程度は知られた曲なのだろう。
投稿者:QUNIO投稿日:2009-04-20 15:50:34
普通に撮ってるつもりが無意識のうちにヘンテコになってしまうのがフラー監督です。ただそれが面白いと感じる人は少なかろう。ボクみたいな好事家の連中には大受けする事必至。中盤から少し話の流れが停滞するのが難点かも。本作より『ショック集団』のほうが首尾一貫していて見易いが、異常性ではこれがダントツ。タイトルも含めて変態的。
投稿者:hayate9投稿日:2008-07-09 20:48:11
ずいぶん前のWOWOWのサミュエル・フラー作品特集では、この作品と「ショック集団」が面白かったです。
「クリムゾン・キモノ」と「東京暗黒街」は良さがわからなかったけど・・・。
投稿者:ファルド投稿日:2002-11-25 21:09:56
冒頭のスキンヘッドには少し驚いた。前半は、娼婦ケリーが更生して白衣の天使になり、町の富豪グラントと婚約するまでになるサクセスストーリーのようだった。後半は、人間の損得勘定を踏まえた深層心理を描いた作品になっていると思います。グラントが「娼婦と倒錯者は同じ世界だ」と言っていたが、ある意味そうなのかな?
投稿者:文太投稿日:2002-01-17 07:26:27
コンスタンス・タワーズの歌ひとつだけでも、素晴らしい!シングルが欲しい!
投稿者:shichiten投稿日:2001-06-13 04:25:57
冒頭の衝撃も凄い。しかし、中盤までメロドラマで引っ張っておいて、いきなりサイコな話に切り替わり、社会悪提示で着地させる大胆な展開も凄い。中盤路線変更映画という意味では「フロム・ダスク・ティル・ドーン」に王座を譲ったが(笑)、一発芸のようで実は首尾一貫としている巧妙な手口はこちらが上。
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