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パリ、テキサス(1984)

PARIS, TEXAS

メディア映画
上映時間146分
製作国西ドイツ/フランス
公開情報劇場公開(フランス映画社)
初公開年月1985/09/07
ジャンルドラマ
パリ,テキサス コレクターズ・エディション(初回生産限定) [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 10,480
USED価格:¥ 7,150
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【解説】
 テキサス州の町パリをめざす男。彼は失踪した妻を探し求めていた。男は、4年間置き去りにしていた幼い息子との間にも親子の情を取り戻す。そして、やがて巡り会った妻に、彼は愛するがゆえの苦悩を打ち明ける……。さすらいの監督W・ヴェンダースが、S・シェパードのシナリオを得て、ロード・ムービーの頂点を極めた秀作で、カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた。哀感漂うライ・クーダーの音楽に乗せて、ロビー・ミュラーが映し出すテキサスの風景の何と美しくも孤独なことか。主人公に扮するH・D・スタントンも静かな存在感で作品の大きな魅力となっているが、N・キンスキーが生活に疲れた妻を演じて新境地を開拓しているのも興味深い。
<allcinema>
評価
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]Aタクシードライバー (1976)
[002]Aベルリン・天使の詩 (1987)
[003]Aシザーハンズ (1990)
[004]Aダンサー・イン・ザ・ダーク (2000)
[005]Aシンドラーのリスト (1993)
[006]Aローマの休日 (1953)
[007]Aペーパー・ムーン (1973)
[008]Aマグノリア (1999)
[009]Aアメリカン・ビューティー (1999)
[010]Aレザボア・ドッグス (1991)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
44375 8.52
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【ユーザーコメント】
投稿者:candyboy投稿日:2017-09-19 22:29:19
【ネタバレ注意】

ドイツ映画界の雄、W.ヴェンダース監督が、S.シェパードのシナリオを得て、ロード・ムービーの頂点を極めた秀作。哀感漂うライ・クーダーのボトルネックの旋律、 ロビー・ミュラーが映し出すテキサスの荒涼とした風景、そしてかつての夫婦を演じたハリー・ディーン・スタントンとナスターシャ・キンスキーの演技力等、全てが素晴らしい。

ストーリーの展開も上手い。オープニングは黙して語らぬ主人公故にミステリアスに始まるのだが、やがて主人公がどれ程家族に対する情愛を抱いていたかが次第に分かってくると、どんどん主人公への共感が沸き始めるのだ。

特に主人公が、家族が最も幸せだった頃の8mmフィルムを見るシーンの、フィルムに焼き付けられた映像に心を鷲掴みにされた(妻であり、母であるナスターシャの屈託のない笑顔の何と美しい事か!)。今となっては黙して語らぬ孤独な主人公にも、かつてこんなに幸せな時代があったのだと強く観客に納得させる実に心憎い演出だった。

そしてクライマックス…数年前に失踪してしまった妻をやっと探し当て、その妻が勤めている、とある町の覗き部屋へ客を装って入り、マジックミラー越しにその妻と受話器を通して会話するシーンのなんと緊張感を孕んだ事だろう。やがて、自分が話をしている相手がただの客ではなく、自分の夫であると悟り、自分が失ったものの大きさを改めて実感し、涙するまでのナスターシャのワンカット3分14秒は鳥肌が立つ程見事な出来栄えだ。

その後、同行していた息子の居場所も教え、妻と息子が無事に再会できた事を確認すると主人公は静かに立ち去るのだが、そもそも何故彼は家族の元を去らねばならなかったのだろう。家族に対する贖罪?それとも自らへの罰か?人を愛する資格がないと悟った男は一体どこへ向かったのか。

2017年9月15日、主人公を演じたH.D.スタントンは91歳でその生涯を閉じたと、新聞の片隅に掲載された小さなベタ記事で知ったのだが、彼が残した名演技にしてはあまりに小さな言葉の塊を少し切なく感じた。

謹んで哀悼の意を表します。合掌…

投稿者:dadada投稿日:2017-01-25 11:55:40
兄弟、父子、夫婦、母子と組合せを変えた展開は、昔のような家族での交わりを求めてのことなのに...最終的には、すれ違って元の形には辿り着けない。
何が原因で失敗したかを皆が既に判っているはずなのに...ってのが、また切なくて...。
親子のシーンは印象深いシーンが多いね。
マジックミラー越しの超有名なシーンなんて、もう半端なくパクられてるけどオリジナルの強みって感じだね。
色んな場所の空を美しく切り取った印象的なカットも多いね。
非常にちっちゃな物語だけど、詰まってるものが多い映画。
ナタキン目当てで再見したけど、これ劇場で観た時より面白く感じた。
投稿者:イエガー投稿日:2017-01-13 03:58:35
ライトスタッフでサム・シェパードを知って、そのサム・シェパードが脚本で、ライ・クーダーが音楽で・・・そんなキーワードに惹かれて観に行った記憶が・・・。今はなき東京駅近くの八重洲スター座で観たのかな(笑)。
30年ぶりくらいに観てみたら、弟と兄の道中、父と息子の絡みになんかジーンときたな。
いろいろ賛否なコメントがあるハリー・ディーンとナタキンののぞき部屋のシーンは、ヴェンダースよりシェパード色が強いような気がするんだよね。ハリー・ディーンがまたまた一人で旅に出ていくのも、シェパード的な感じがするよ。久々にモーテルクロニクルズを探してみます(笑)
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2016-12-02 01:47:54
ナタキンのお陰でもあるが、ヴェンダースの映画で一番好き。本作でジョン・ルーリーを初めて見た。
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2016-01-30 17:14:59
傑作ロードムービーと名高い「パリ、テキサス」。
序盤の謎めいた始まりからしばらくは興味が持続するが、中盤以降は退屈の一言。
クライマックスのウィンドウ越しの会話は良い。
そしてなんといってもナターシャ・キンスキーが可愛く、そこに救われた。
投稿者:こじか投稿日:2014-10-29 23:03:15
作品テイストは好みじゃないけど惹かれる議題。予想通り気だるい雰囲気だなぁと思っていたら中盤からみるみる面白くなった。そっか、キンスキーの有名なスチールはこの作品だったのか。
投稿者:sachi823投稿日:2013-09-02 21:28:42
アメリカが舞台とは思えない暗くて寂しい
風景が続きます。
登場人物の心象風景をあらわそうとする
監督の感性でしょうか。
のぞき部屋での会話は心に迫り、
優れた舞台劇のようです。
近くにいても2人の心には、決して超えられない
壁があることを感じます。
投稿者:ファルド投稿日:2012-05-16 21:28:16
この映画悪く言えば、子供を巻き込んで現実逃避した無責任な夫婦の物語。だが、トラヴィス夫婦及び、3年くらいだが、育ての親の弟夫婦と、子供ハンターの心情描写が切なく描かれていて、映画としては良い出来だと思います。この映画で、ジェーン(N・キンスキー)は、マジック・ミラー越しに脱ぐのぞき部屋(この映画内では脱がないが)で働いているのだが、店によっては、マジックミラー越しであっても、女の方から男側が見えるところもあるようだ。俺も昔、社会勉強のため?に、のぞき部屋に行ったことがあるが、俺のツレがチンチンにリボン着けて行ったら、女の子がクスッと笑ったと言っていた。
投稿者:Normandie投稿日:2011-11-26 01:20:42
ヴィム・ヴェンダースは激しい人だと思う。傍目では分からないだけ。
いつだって誰もが血を流している。生きて行くことは平凡などありゃしない。
リアルタイムで見たが映画館からそっと持ち帰ってまだ開けられない贈り物のようです。
投稿者:uptail投稿日:2011-04-25 12:56:47
ナスターシャ・キンスキー
投稿者:Ikeda投稿日:2011-01-04 13:19:35
映画を見て解った事ですが、この映画の題名はテキサス州パリという意味です。ここは実在する小さい市の名前なので、アメリカ人でしたら、すぐ解ると思いますが、この邦題を見るとフランスのパリと思ってしまうのが紛らわしいです。別にネタバレになるわけではないので「テキサスのパリ」とでもするのが本当だったと思います。
それは別にして、評価が非常に分かれている映画ですが、ある程度、解ります。矢張りヴェンダースの作品をどう見るかが分かれ目だと思いますが、家出して4年間も放浪し、記憶喪失になったトラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)が弟ウォルト(ディーン・ストックウェル)の助けで次第に記憶を取り戻して行くあたりは、多少ヴェンダースらしくないとは言え、面白く出来ています。そして、私にとっては「育ちゆく年」での子役の印象が強いストックウェルが元気で出演しているを懐かしく思いました。
しかし私が嫌になったのはトラヴィスが妻ジェーン(ナスターシャ・キンスキー)に再会し、彼がジェーンに長々と嫌味を話すシーケンスでした。この辺はヴェンダースらしいとも言えますが、これだけでストーリーの多くの部分を占めてしまうような長広舌には全く飽きがきました。
投稿者:陸将投稿日:2010-11-22 22:05:55
【ネタバレ注意】

本作のテーマは“ディスコミュニケーション”だろう。

記憶喪失になり、ずっと黙り込む1人の男。
その男を取り巻く家族は、そんな彼を愛してはいるが、上手く触れ合えない。
寄り添いたいのに寄り添えない。
その空を掴むようなコミュニケーションによる空虚さ。
それが乾いたテキサスの荒地と一体となって押し寄せる。
トランシーバーや電話といった小道具も、間接的な意思伝達の手段として象徴的な役割を果たしている。

そんな互いの距離感を、ヴェンダースは映像の構図で巧みに描き出している。
車内の座席によって兄と弟、学校から家までの帰り道によって父親と息子、そしてマジックミラーによって夫と妻の、それぞれの微妙な心理的な揺れ動きを見事に視覚化することに成功している。

また、主演のハリー・ディーン・スタントンが良い。
枯れ果てた荒々しさとでも言うべきか。
ミステリアスな雰囲気の中にも人間的な温かみが確かに宿っている。
そして、土着の匂いを放っている。
大地を踏みしめ、どこまでも歩いていく。
その不器用な生き方がまたよく似合う。

投稿者:kuro投稿日:2010-09-27 10:20:18
【ネタバレ注意】

砂漠をさ迷い喉が渇いてガソリンスタンドに併設された居酒屋に入り込んだ男が、冷蔵庫の氷をかじって胃痙攣を起こして病院へ運ばれるところから始まります。
探しにきた弟とも口を利かない寡黙を押し通し、子供ような我侭な行動をする認知症とみられる男、それが映画のラストでは別れた妻を子供のために探し出し、子供と再会させるお膳立てまでしたあげくに自分は感情を押し殺して身を引く。
そのギャップが極めて不自然です。
この映画は、最初から賞狙いを目指していたと思われるあざとさが感じられます。
邦画が審査員受けを狙って東洋趣味を強調するのと同じ手法です。
どこかでみたことあるようなカメラワーク、どこかで見たことあるような舞台設定。
ロードムービーの傑作との評価が定着しているようですが、この脚本でロードムービーの設定にする必然性は皆無です。
当時、流行だったロードムービーと、知恵遅れの大人と賢い子供との心の交流、それをセットにしただけの映画。
子供の台詞は8歳の子供にしては妙に大人びているし、母親に再会できる設定も不自然。
唯一の見せ場はマジックミラーで遮られた形での再会だろうけど、そこに至る感情の軌跡を描けていません。台詞で種明かしている陳腐さ。
高い評価をされているのが不思議な映画です。
映画は年々進化していくものであり、四半世紀前の映画はそれなりに時代を考えて評価しなくてはならないということかもしれません。
その部分を考慮しただけの点数です。


投稿者:gapper投稿日:2009-12-19 21:11:04
 二人のベテラン俳優を配した、渋めのヒューマンドラマ。

 トラヴィス役のハリー・ディーン・スタントンは、「西部開拓史」にも出ていて、このとき58歳。
 ウォルト役のディーン・ストックウェルは、「紳士協定」に11歳でていて、このとき48歳。

 この二人の主役級ではない俳優が主演なところが、この作品の重要な鍵である。
 アメリカにはスターシステムがありイギリスには階級があるという、フランスやドイツにも同様の感覚は存在するはずだ。
 主役を張る俳優がいるというのは、それなりの理由があるわけだが、それを用いていないことで派手さはなくなっている。
 しかし、その分ベテランの俳優を起用する事でしっかりと味わい深いものになっている。
 ヴィム・ヴェンダースならではの配役と言うところ。

 ナスターシャ・キンスキーは23歳で、役と同じ年齢。
 生活に疲れて風俗商売をしていると言う関係から、これ以前の作品のような輝きではないが、やはり綺麗だ。
 題名の”パリ”=ヨーロッパ=ナスターシャという雰囲気を’かけ’ているのだろう。
彼女の最初の衣装は、当時のパリ娘の感じがある。

 前半のトラヴィスの奇行振りから、後半は一転思慮深いとも取れる行動に難が少しあるものの、いい出来だ。
投稿者:なちら投稿日:2007-02-20 01:51:05
すっきりしない。
投稿者:J.J.投稿日:2006-10-27 12:49:49
【ネタバレ注意】

ほめるとこ、好きなとこたくさんあるとてもいい映画だった。
全編を通して映像が綺麗なのがいい。あと好きなシーンいっぱい。お父さんが息子を学校に迎えにいって一緒に帰るシーン。歩道の反対側をお互いに歩くのが2人の微妙な距離を示していておもしろい。あとは、息子を向かえに行く前に服を選んでるシーンもいいね。お父さん楽しそう。それからやっぱり一番最高なのは、こどもの母親と父親がマジックミラー越しに会話をするシーン。ナターシャ・キンスキーのピンクの服がすごく印象に残る美しいシーンだと思う。ここでちょっと涙でた。このほかにもすばらしいシーンがたくさんあった。ああ、あとすきなのは最初のほうの場面で飛行機からのりたくないとわがままをいい、無理やり降りてしまうシーン。飛行機を思い切りひいて映して会話だけですすめてるのがとても好きでセンスいい。

投稿者:satoruu投稿日:2006-09-04 00:51:13
とりあえず映像がきれいでしたね。終始して空の真っ青な色、砂漠の砂と岩の大地、家から見晴らす都会の夜景、最後のシーンでの赤く染まった夕焼けなどなど。それらシーンを長めに撮ることによって、そのワンシーンワンシーンでのいろいろな色の感情表現ににズップリ浸ることができました。そのシーン、拡大写真にして家の壁に飾っておきたいくらいきれいですね。

ストーリーに関して言えば、失踪した妻を捜しに行き、最愛の息子を預け自分はまたどこかへ去っていくという、歯を食いしばってしまうような最後にとっても感動しました。それと主人公の弟夫婦に関しても、自分たちの子のように育ててきた子がある日突然いなくなってしまい、電話をもらったその日から映画では出てきませんが、どんだけ胸の張り裂ける想いであろうかは想像しがたいでしょう。

1つ気になったのが、重要なシーンであるわが子との距離を縮めていくシークエンスですが、もっとそこを膨らましてもよかったかなぁと思いました。何か昔の8ミリを映写機で見てから急に仲良くなった感じだったけど、そこは主人公の努力をもう少し描いていってもよかったかなって気がします、自分なりに。何かいつの間にか急に仲良くなって、「よし、息子よ。では母を求めて旅に出よう」ではあっけないかな?けれどよい父親の格好をしようとして、ナイス(?!)な服を着て、放課後二人で道路をはさみ歩いていくシーンには思わず微笑んでしまいました。

そして最後の妻との対面のシーン。妻と過去のことを、自分を3人称として話をするシーンはなにかの悲しさ、哀愁みたいのが感じられました。淡々と話す中にも、ものすごい感情の移り変わりや想いがあってそれを話す彼の見えない顔はどんな表情が移っていたのだろう。過去のことをあまり知らない息子はおとなしくホテルで待ち、母と対面でき、それを確認した主人公は、赤く染まった紅の夕焼けの中を車で走り消えて行く。元の家庭に戻れないことを知り、黙って消えて行く。彼の背中はそう語っているでしょう。万歳ヴィム・ヴェンダース!
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-07-04 17:31:46
【ネタバレ注意】

私にとって80年代の映画の中でも最も深く心に刻まれた作品のひとつである。

冒頭の荒涼としたモハヴェ沙漠の空撮と、そこに重なるライ・クーダ―のボトルネック・ギターの音色に、まだ若かった私はすっかり惹き込まれたのを覚えている。
ウエスタンの雰囲気を残しながら、カウボーイハットをかぶるトラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)。兄思いの弟ウォルト(ディーン・ストックウェル)。
寡黙で、なかなかコミュニケーションがとれないトラヴィス。
仕掛けとして登場するのは、トランシーバー、テープレコーダー、マジックミラー。
直接語れないもどかしさ。
直接触れ合えないもどかしさ。
ジェーン(ナスターシャ・キンスキー)の美しさが、剃刀の刃のように切ない。
そんな父と母を、一定の距離から慈しむように見つめるハンター(ハンター・カーソン)の佇まいが愛しい。
なだれを打つように家族の崩壊が止まらなくなったのがこの時代だった。
empty(カラッポ)な約束の地、「Paris, Texas」を胸に、家族の形を取り戻そうとする男。
母と子の再会を仕込み、トラヴィスは再び宛てのない旅に出る…。

ああ、この作品を観ると、語るべき言葉が果てしなく溢れてくる。しかし、その言葉を整理するよりも何よりも、ライ・クーダ―のギターと映像に全てを委ねてしまうことが私にとってはこれ以上ない悦楽だ。
全てを砂塵に帰してしまう沙漠では、人は芯になるものを求めるのかも知れない。
この作品では、それがParisであり、家族の形である。
大好きな作品だ。

投稿者:PeaceMaker投稿日:2006-03-29 01:09:46
この映画でベンダースが撮りたかったのは80年代のアメリカに他ならない。ウェットなストーリーやスライドギターは素晴らしいけれど、その演出に過ぎないのではないか。同時期、監督は写真集も出していて、テキサスからLAにつながる大雑把なアメリカの情景を描写しています。その写真には、リアルな現代(当時は80年代)の、更に言えばアメリカがあります。典型的なロードムービーなんでしょうが、随所に飛行機が出てくるところがいいですね。当時の埃っぽい中西部の感覚を良く表現していると思う。
投稿者:マイカル投稿日:2005-12-20 12:02:14
ナスターシャ・キンスキーの映画ではこれが一番良かったな。
映像で語る一方で言葉でも語る、そのバランスがいい感じ。
両親の悲劇をそのまま繰り返してしまったトラビス。そんなトラビスが家屋と語り合うのはラジオやテープレコーダー、マジックミラーを通して。
最後にトラビスを決心させたのも結局は息子だったりする。
観客に解釈する余地があるのが演出の良さだと実感した映画。
投稿者:spink投稿日:2005-10-13 00:17:28
ヴェンダースね。うん、ヴェンダース。
何が良いか言ってみ。俺にはわからん、この人の映画全て。
投稿者:古木はスター投稿日:2005-08-22 03:01:38
前半から中盤にかけて、キンスキーが出てくる前までは素晴らしかった。
この映画がずっと続いて欲しい、とさえ思った。

が、主人公と息子が嫁を探しに行き、キンスキーが出てきてからの
体たらくは何なんだ? 別の監督が演出してるのかと思った。
壮大な失敗作と言っていいでしょこれは。
投稿者:ぶくろう投稿日:2005-04-09 16:02:57
よかった。
投稿者:トコ投稿日:2005-03-24 16:02:13
すごい。10年前に見たのに、今でもあのマジックミラーの場面が忘れられないです。
投稿者:徘徊爺投稿日:2005-01-18 19:26:00
夫婦役のH.D.スタントンとナスターシャ・キンスキーの実年齢差はなんと35歳もあります。この物語で何歳の設定かは知りませんが、これに近いものと見受けられます。となれば、こんな綺麗な若奥さんと甲斐性無しの亭主では、どうかなってしまうのも無理のない話でしょう。お察し申し上げます。それにしても子供の可愛いこと。2時間半も、厭きるどころか、スリルを感じながら観ていました。
投稿者:ふじこ投稿日:2004-12-16 12:35:43
弟夫婦、息子との再会、そして別れた妻とのミラー越しの会話・・・不器用にしか生きられない男と女。再会しても息子は預け、自分は又旅に出てゆく、、しかしその気持ちには愛が詰まっている。
8mm映画の中には家族が一緒に暮らしてた頃の思い出がギッシリ詰まっててそこだけ時間が止まっているかのようだった。

物語と一緒に出てくる風景、そして流れるライ・クーダーの音楽にどんどん引き込まれていった。

自分のツボにぴったりハマったかのような作品だった。
投稿者:阿里不哥投稿日:2004-09-24 21:06:55
長いマジックミラーの会話シーンでいつしか僕の脳はやられ、最後は泣きそうだった。
投稿者:さち投稿日:2004-06-17 04:00:32
拍手 ロードムービーとしては最高の位置にあるのでは
鏡越しでのシーンは名場面 いつまでも心に残るのだろう
投稿者:ミハエル投稿日:2003-09-19 02:48:07
男とは悲しいもんだの〜〜、、。
スーツに赤い帽子姿が格好よかった、、。
投稿者:MARK投稿日:2003-06-14 23:27:33
ハリー・ディーン・スタントン、 ナスターシャ・キンスキー ・・・・・・主演の男優も女優も最高でしたね。ヴェンダースの創る大人の映画にはぴったりですね。
脇も良かった。 ディーン・ストックウェル。子役時代から有名ですね。なかなかシャープな顔をしている役者ですね。そして凄く普通の人としてのリアリティがある。 オーロール・クレマン。この人は名前からしてフランス人なんでしょうね。彼女の話す英語は、日本人にも良くわかる英語ですね。すごく気をつけてしゃべっている。そして彼女もまた普通の奥さん役なんだけど、すごく優しさに溢れた上品な役を演じていましたね。トム・ファレリ。橋の上のヒステリックな説教(preach)は、すごくうまい現代USAのコラージュですね。あれってこの映画のメッセージである孤独な叫びの景色の一つですね。
どこにでもありそうなお話を、うまく劇的に創り上げた秀作だと思いました。
結局、彼は一人去っていくあたりが、人生の不可逆性を語っていて、半分は苦さを残したエンディングであるところがハリウッド映画との違いだって主張していますよね。この監督らしさなんでしょうね。
投稿者:ポクスンア投稿日:2003-05-23 09:30:16
想像を絶するほど愛してしまったから、とは何て自分勝手な言い訳でしょ。
こういうタチの悪い男に意識的に償わせているところがこの映画の良いところ。
お互い相手の顔を見て気持ちを伝えられない演出に二人の不器用な結婚生活が浮かんでくるね。
母子再会シーンのナスターシャさんの演技も必見。
投稿者:Stingr@y投稿日:2003-05-02 22:52:27
 ロードムービーと言う便利な括りはどうでもいいが,本質的には家族の崩壊と再生の物語。だが,その始まりは「私は誰?ここは何処?」の不条理劇。男の正体と過去はなかなか明かされない。男は家族の崩壊の原因が,妻を深く愛し過ぎたゆえに,突拍子もない行動に出た自分にあることを知っている。原因である男に帰るべき場所はない。男にできたことは,息子との和解と,妻と息子を再会させることであった。

 物語は,男の過去から現在への復帰,弟夫婦との再会,息子との和解,妻探しと再会,妻と息子の家族の再生,男の再出発という筋立て。ハーフミラー越しの男と妻の再会,特に男の独白がクライマックスで,男の想いと愛情が妻へは伝わらずに結果的に一方通行でしかなかったことを,一方からだけ相手が見えるハーフミラーで表現している。男が妻子の中に戻って行くには,男自身の再生が必要である。男は,自分を生まれ直すことのできる唯一の場所,「テキサスのパリ」へ再出発したのである。それが,このタイトル。

 荒涼としたテキサスの砂漠が家族の崩壊をもたらした男の孤独を,その上に広がる青空が家族の再生への夢を表現しているのは言うまでもない。砂漠に咲いた小さな花を見るように,せつなく美しい物語。それを端的に表したライ・クーダーの音楽。当たり前だが,物語のテンポが音楽よりも早くなっては台無し!見事なテンポである。
投稿者:トレマー図投稿日:2003-04-20 13:56:31
ナスターシャキンスキーが好きです。
投稿者:投稿日:2003-04-11 12:32:21
アメリカにはざっと数えて1ダースほどの「パリ」があります。
ほとんどは田舎にある「パリ」の名付けの意志を思うと少し胸が熱くなりますね。
この映画は行ったことのないところへの望郷と会ったことのない家族への思いに満ちた映画です。
あのあと父が向かうのはどこでしょう・・・。
投稿者:黒いチュウリップ投稿日:2003-02-21 15:48:58
【ネタバレ注意】

最後は妻と子に対しての最低限の罪の償い。
最初、「生きる屍」みたいな登場した男が、その懺悔と罪滅ぼしで
最後は、「最低限の人間性」みたいなものを「取り戻した」感じに思えるのだが。
どん底からの上向き状態で最後は終わる感じ。
そんな悲劇的なラストには思えないのだが? 誰か教えてくれ!

投稿者:hiwa1118投稿日:2003-02-11 17:49:11
【ネタバレ注意】

最初からぐいぐい引き込まれました。映像、音楽、話の運び全て秀逸。
(ここからネタバレ)
ただし、ラストはどうか。息子は父親も愛していたのでは。ま、製作者側がこの映画でのハッピーエンドは望まなかったということでしょうか。しかし、また、母子が父親と(再)再会することも予期させる映画と取れば、良しとしましょう。

投稿者:トリガー投稿日:2003-02-10 02:01:32
ロード・ムービーの名匠ヴィム・ヴェンダースによる心温まるヒューマン・ドラマ。第一印象は、やっぱり”長い”。「ミリオンダラー・ホテル」を観たときにも感じたが、有っても無くてもいいようなどうでもいいシーンが多すぎる。せめて二時間以内に収めて欲しかった。しかし、この映画の見所は”無駄なシーン”とも言えるライ・クーダーの音楽と共にみせるテキサスのバックグラウンドショットにあるのであり、そこをカットしてしまうのはあまりにも惜しい。よって、この時間になるのは必然なのかも知れない。が、葛藤のない単調な展開が続くとなると、やはりこの146分は少々退屈せずには耐え難い。その単調で揺れ動きの無い展開を上手く生かし、ハリー・ディーン・スタントンとハンター・カーソンのまったりとした駆け引きが、実にほのぼのとした雰囲気を醸し出している。アメリカを舞台にした映画であるが、アメリカ映画という印象をまったく受けないのが、アメリカ映画とヨーロッパ映画の作風の違いをハッキリと焙り出していて興味深い。「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「ダウン・バイ・ロー」のジョン・ルーリーが端役で出演しているのが嬉しい。
投稿者:アイスマン投稿日:2001-08-31 17:17:18
冒頭からあまりにもミステリアス・・・・。
ライクーダーの乾いたスライドギターがはまりすぎです。
見たときはあまり感じなかったけど実は2時間半の
長編だったとは・・・。
あまりに切ない大人のファンタジー。
それにしても劇中の8ミリフィルムの挿入といい
音楽といいナスターシャの起用といいヴェンダース
のセンスは並外れています。
ラストは切ないけれど愛しい幸福な気分にしてくれます。
投稿者:seiji投稿日:2001-08-05 09:23:24
彼女のその後を思うとジーンとくる。
記憶に焼き付いて離れない映画。http://www5b.biglobe.ne.jp/~movie
投稿者:shichiten投稿日:2001-06-19 23:53:06
数少ないハリー・ディーン・スタントンの主演作にして、代表作ですな。
ライ・クーダーの音楽もいつも以上に冴え渡っている。
さすが、ヴェンダースは音楽の使いどころを心得ていますな。
2時間半の大長編ですが、終始張り詰めたムードでグイグイ引っ張ります。

ラストシーンで一人、家族の元を去っていくスタントンの後姿、悲哀というよりも悲劇ですな、この監督が撮ると。
投稿者:ttt投稿日:2001-02-06 19:22:23
ものすごいきれいな映画。始まりから終わりまで空がとてもきれい。ロードムービーのようなたくさんの風景とギター1本の音楽がとても合っていて印象的。
内容は私は悲しい、切ない話だと思う。あまりにも奥さんを愛してるけど、怖さを打ち消すことができないで自分は逃げてしまう。あまりにも優しく、素直で正直な彼は本当にかわいそう。たくさんの場面がひとつひとつよくできていて、見終わった後残る。トラヴィスとハンターの打ち解けていくところがものすごいいい。
http://www.medianetjapan.ne.jp/one/ttt/
投稿者:Der_Zeit投稿日:1999-07-12 23:44:42
プロト小説「モーテル・クロクニルズ」の著者サム・シェパードは、
「L.A.とテキサスの間にはアメリカの全ての風景がある。」と言った。
しかし、この映画で見られる風景は、誰も見たことのない斬新なものである。
とにかく、ヴェンダースが撮影したと言われる「8mmビデオ」の映像がいいのよ。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ パルム・ドールヴィム・ヴェンダース 
 ■ FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞ヴィム・ヴェンダース 
 ■ 全キリスト教会審査員賞 
□ 外国映画賞 西ドイツ=フランス
□ 作品賞 
 ■ 監督賞ヴィム・ヴェンダース 
 □ 脚色賞サム・シェパード 
 □ 作曲賞ライ・クーダー 
【レンタル】
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