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パリの灯は遠く(1976)

MR. KLEIN
MONSIEUR KLEIN

メディア映画
上映時間122分
製作国フランス/イタリア
公開情報劇場公開(東宝東和)
初公開年月1977/09/23
ジャンルサスペンス
パリの灯は遠く [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 3,853
USED価格:¥ 7,776
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【解説】
 1942年、ナチス占領下のパリ。美術商のロベール・クラインは戦時中にも関わらず儲けた金で優雅な暮らしを送っていた。しかしある日、自分と同姓同名の男が存在する事を知った時から、れっきとしたフランス人であるはずの彼の生活は狂って行く。何と、もう一人のミスター・クラインはユダヤ人だったのである……。ナチスのユダヤ人狩りに巻き込まれた男の悲劇を描いた作品で、'76年度の仏セザール賞で作品・監督・美術賞を受賞した。どっしりと重たい作風で知られるロージー監督ならではの素材だが、“自分と同性同名の謎の男を追う”というアイディアが成功、サスペンス映画として一級の仕上りになっている。ラスト・シーンにはかなりのショックあり。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
646 7.67
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2014-07-15 20:34:55
国民性はまったく違いますが、
「眼には眼を」を思い出しました。
アラン・ドロンに目が行ってしまうので、
不条理劇のような趣がありますが
実際はユダヤ人の復讐だったのですね。
描き方が凝っていますが要は解りにくいです。
投稿者:gapper投稿日:2012-03-20 21:48:03
 「唇からナイフ (1966)」ジョセフ・ロージーのミステリー。

 サスペンスとは、ミステリーとスリラーの合力と言う観点からスリラーといえる作品ではないのでサスペンスとは考えない。
 フランス映画はミステリーが似合い得意と言えるだろう。
 その点よく出来ていて、ジャンヌ・モローもミステリーを盛り上げるために貢献している。

 だが、頂点を過ぎた感のアラン・ドロンではいまひとつ既成概念を超える物がない。
 最初に発端となる絵を売るユダヤ人のシーンがあり、分かり易すぎる。
 その絵が何度か出てきて、この辺の演出は良くない。
 しばらく一切触れず、ハッと思い出すような効果的なシーンで出すべきだった。

 フランス映画にありがちだが、メリハリが薄いのも気になった。
 安易な絵の取引で気ままに優雅な暮らしをしているロベール(アラン・ドロン)が、奈落の底に突き落とされるような在った方が面白かったはず。
 特に、サスペンスと言うなら必須であると思う。

 ラストも友人が書類を手にしているのに手をこまねいて列車に乗せられると言うのは、不自然。
 ドイツ兵に掛け合うシーンくらいは、必要。 まあそれでは、連れて行かれないと思うが。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:ファルド投稿日:2012-01-28 11:06:15
ナチスのユダヤ人狩り。これは当時のユダヤ人にしか分からない恐怖があるでしょうね。もし自分が標的にされたらどんなに怖ろしい事だろうというのを訴えかけてきます。ただ、映画自体にそれほど緊張感みたいなのは感じなかったけどね。もしこの境遇になったら、正しくDEAD OR ALIVEという感じになってくるので、必死になるのは当然でしょうね。列車の行く先を考えたら末恐ろしい。過去の非常に恐ろしい人種差別を描いた巻き込まれ型サスペンスという感じでした。
投稿者:bond投稿日:2011-12-09 13:07:16
【ネタバレ注意】

小学校の頃映画館で観て、なんのこっちゃ不明だった。今回観て解ったが、単に同姓同名で狙われたのか、ユダヤ人から暴利を貪っていたので復習されたのか不明。終始漂う、不安と焦燥感が伝わる、ファシズムサスペンス。

投稿者:TNO投稿日:2010-10-11 01:34:05
アラン・ドロンは、ユダヤ人の弱みに付け込んで美術品を安く買いたたいているが、奇しくも同姓同名のユダヤ人に謀られて警察当局からユダヤ人と見なされてしまう。同姓同名のユダヤ人としては、同胞への仇討の意味合いもあったのであろう。アラン・ドロンが、徐々にその人物への興味が抑えきれないほどに膨らんでゆく過程を描いた本作だが、最後に、話はできたのであろうか。ドイツ占領下のパリが舞台だが、ドイツ軍の存在感が薄く、ひたすら、ドロンの心情を追ったところが、成功しているように思う。ジャンヌ・モローは、登場は少しでカメオ出演に近い。むしろ、アパート管理人のシュザンヌ・フロンの方が印象に残る。ミシェル・ロンズデールは、おせっかいな友人で、結果的にドロンを最悪の方向に導いてしまう。邦題は、少し違和感。原題の方が良い。ジョセフ・ロージー監督は、"唇からナイフ"ともの凄い違い。
投稿者:Bava44投稿日:2010-03-17 22:28:21
ロージーさすが、戦時中のフランス人に対して容赦なし。と思ったら脚本家が『アルジェの戦い』の人だった(笑)そりゃ、フランスの暗部を描くよな。

ミステリー・サスペンスの面白さに加え、偽善的な主人公がユダヤ人と同じ境遇になっていく物語が上手い。演出的には記号的な要素が強すぎて分かり難いが、美術の効果を最大限に利用して、魅力的な映画にしている。とてもレベルの高い映画。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-21 16:27:41
演出:10
演技:9
脚本:9
音響:10
投稿者:マジャール投稿日:2006-12-05 19:48:54
次々にフランス脱出をはかるユダヤ人から、その足元を見て、美術品を安く買い叩く、画商のドロン。ユダヤ人の苦境も、彼にとっては商売のタネ。あこぎなやり方でボロ儲けするドロンを見つめる、ユダヤ人の、なんともいえない目。
ところが、ある日、ドロンの住むアパートに送られてきた「ユダヤ通信」をきっかけに、主人公は死ぬ程恐ろしい目に会うのです・・・!
コワイですね。まさに不条理サスペンス。
でも、きっと現在でも、こんな不条理な理由で恐ろしい目にあってる人がいるんだろうなと思うと、余計怖い。(人種差別というのが、そもそも不条理)
ずっしりと重い映画ですが、ラストまで一気に見せます。
投稿者:Ikeda投稿日:2004-06-10 14:53:22
ストーリーとしては面白いですが、解りにくい映画です。カットが飛び飛びなのは良いとしても、説明が不十分で、少し先にならないと解らない所が多いし、それでも腑に落ちない事がありました。アラン・ドロンにしても状況に応じた表情などの演技が不足しているように思いました。その意味では途中で目の離せない作品です。ラストでも、「ロベール・クラン」と名前を呼ばれますが、その意味が最初は解りませんし、もう少し丁寧に演出すべきだと思います。
投稿者:southern投稿日:2003-07-19 05:51:25
曇天ばかりがつづく冬のパリにふたりのA・ドロンが徘徊する。反射物や高低差、画面外の音を巧みに演出に取りこみ、サスペンスフルな視線劇を展開させるロージーの手腕はここに極まる。けっして美人とはいえないJ・ベルトやJ・モローがやたらと官能的なのも嬉しい。傑作!
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2002-03-08 21:11:27
 冒頭の、中年女性がユダヤ人の骨格かどうか顔をいじくり回され、全裸にされ歩かされるシーンの恐怖感。この出だしからラストまで一瞬たりとも目が離せない、決して弛緩することのないテンションの持続。
 少々繋ぎの悪い部分も目立つが、ロージーらしい鬼気迫る画面、堪えられないほどの焦燥の表現が胸を打つ。
 室内装飾品や美術・調度品の美しさ、駅構内の階段の造型、建設中のゲットーの偉容さ等々、画面の緊張感創出はアレクサンドル・トローネルの貢献も大きい。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:けいぞう投稿日:2001-10-04 23:31:30
差別というテーマを従来の裏側からとらえたといえる作品。
同姓同名、たぶん似たような容姿格好の男がいる。違うのはその男はユダヤ人。
何か、とてつもない悪意が預かり知らないところで自分を落とし入れようとしている不条理な悪夢。だが当時のフランスではこれは悪夢ではなく現実だったらしい。
「俺はユダヤ人じゃない!」
確かにそれを証明しただけでは、ユダヤ人迫害は解決しない。ユダヤ人にとっては収容所に次々と送り込まれる現実は変わらない。だがクライン氏にとっては自分の命が第一だからとにかく「ユダヤ人じゃない」ことを必死で証明しなければならない。
そしてクライン氏は出生証明書ともう一人のクライン氏を同時に目の当たりする。そこでクライン氏がとった行動は・・・。ラスト、クライン氏は「証明」自体の不条理さを悟ったのだろうか。
あの延々と番号札が釣り下がっている誰もいないホール(講堂だかスタジアムだかわからんが)が恐ろしい。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールジョセフ・ロージー 
■ 作品賞 
 ■ 監督賞ジョセフ・ロージー 
 ■ 美術賞Alexandre Trauner 
【レンタル】
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