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ピアニストを撃て(1960)

TIREZ SUR LE PIANISTE
SHOOT THE PIANO PLAYER

メディア映画
上映時間88分
製作国フランス
公開情報劇場公開(東和=新外映)
初公開年月1963/07/23
ジャンルドラマ/ロマンス/コメディ
フランソワ・トリュフォーDVD-BOX「14の恋の物語」[II]
参考価格:¥ 10,290
価格:¥ 7,478
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【解説】
 トリュフォーの長篇二作目は、敬愛するJ・ルノワール作品の女性賛美と奔放な享楽的タッチからの影響を、彼の大好きなアメリカB級ノワールの形に結実させた、軽妙な愛の悲喜劇。
 夜のパリの裏町を男が走る。確かに追われているようだが、電柱に頭をぶつけて転んだ所を助けてくれた、人の良さそうな立派な体格の紳士と“幸福な結婚と家庭”についてしばし話し込む。この人を喰った開幕からして、トリュフォーのゴダールとは違った、(今の言葉で言えば)脱構築の狙いが察することができる。あるカフェに逃げ込んだ男は、そこのピアノ弾きシャルリ(アズナブール)の長兄シコーだった。彼は次兄のリシャールと共に山高帽の二人組と組んでギャングを働いたが、その金を二人占めして追われていたのだ。シコーを門前払いしたシャルリには孤独の影がつきまとう。そんな彼に思いを寄せるウェイトレスのレナ(デュボワ)に店主は横恋慕していた。シャルルは末弟フィドと二人暮らし。隣室の娼婦に弟の世話を焼いてもらっている。ある夜、優しいレナにほだされて一夜を共にしたシャルリはその苦い過去を回想する。かつてエドワール・シャイヨという国際的ピアニストだった彼には女給をする愛妻がいた。が、その客だったプロモーターが彼女と関係を持ったがため自分の成功があるのを知った彼は、許しを乞う妻を拒み、そのため妻は自殺したのだ。それでただでさえ臆病な彼は一層心を閉ざして、今の境遇にあった。翌朝、山高帽の二人が彼を訪ねる。店主の密告で住所を知ったのだ。これに怒って店主を訪問した彼は取っ組み合ううちち、店主のかざしたナイフで逆に向こうを刺してしまう。レナたちに匿われたシャルリは山高帽たちにフィドが人質に取られたのを追ってスイス国境の雪山へ。そこでは既に兄たちと連中で撃ち合いが始まっており、はかなくもレナはその犠牲となる……。意欲的な技巧の空回りする所も見られるが、盛り込まれたささやかなギャグが実に楽しい。
<allcinema>
評価
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1063 6.30
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【ユーザーコメント】
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-05-23 19:09:13
最初にこの作品に出会ったことでボクはトリュフォ−派になった。卑見だがフランス映画好きにはゴダ−ル派とトリュフォ−派があると思う。ゴダ−ル派は彼のしち面倒くさい持って回った物言いが何とも言えずお気に召すようで(この言い方には悪意が有るか?)、トリュフォ−派は理屈より何より映画は面白ければ良いんだという偏った性格の連中が多いようだ。この作品にしても、主人公の弾くピアノの音色に彩られて展開する物語はフイルムノワ−ルの体裁を借りながら、充分に蓄積したサイレント映画の素養を存分に駆使して、トリュフォ−は奇妙な可笑し味のある映画に仕上げている。物語の筋とはまったく関係のない対話やカットが随所に挿入されるのは、レオス・カラックスを思わせ、主人公を付け狙う殺し屋のコンビは後年のブル−ス・ブラザ−スに先駆する典型を造形している。こんな映画の面白さをゴダ−ル派は解るのかねぇ・・・。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:Normandie投稿日:2012-10-08 14:17:42
トリュフォーのノワールコメディともいえる実験作は一応成功したと思う。
らしさが出てるしこんなのフランス人じゃなきゃ作れません。
C・アズナブールが何気に男の悲哀を醸し出していて雰囲気は上々。
投稿者:has42120投稿日:2010-12-05 18:09:15
シャルル・アズナヴール
投稿者:uptail投稿日:2009-05-26 14:59:10
ジョルジュ・ドルリュー
投稿者:クリモフ投稿日:2008-11-19 01:38:51
有名な映画ですが、今となっては取り立てて特筆するようなものはないと思う。まぁ、この時期のフランス映画が好きな人には楽しめるんじゃないでしょうか。
アメリカのフィルムノワールにオマージュを捧げているとか、実験的だとかはなんとなくわかるんですが、やはり「勝手しやがれ」、「気狂いピエロ」ほどの衝撃はないし、小気味良い小作品って感じかな。分裂症気味のストーリーテリングもこじんまりしている。
退屈はしなかったが、あまり入り込めなかったです。あ、シャルル・アズナブールは思ってたより良かったな。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2007-08-11 11:22:17
【ネタバレ注意】

自分を愛した女が、2人いて、2人とも死ぬ。そんな死人たちの過去を背負いながら、中年のピアノ弾きが、安酒場で、機械人形のようにピロピロとダンス音楽を弾き続ける。
だから、決して「音楽映画」などではない。いわば、オルゴール映画。所詮「ピアニスト」にはなれず、「ピアノ」の部品にしかなれない、哀しい中年男の映画だ。

物語が追うのは、その無表情が刻々と影を増していくさまである。隣で能天気な笑顔を振りまくドラマーと対照をなすピアニストの顔、負け犬じみた、臆病そうな、冴えない顔。
事実、「臆病さ」が明白なテーマに掲げられ、「臆病さ」を克服しようと関連書籍を買い集めるピアノ弾き。
そして、美しい女が、この男に好意を寄せていく。まるで臆病さが、誠実さとして通用するかのように。

いくら「芸術家」を気取ってみても、極道人生を歩む兄弟たちの悪影響を払いのけることはできず、結局は、安酒場でカネを稼ぐことが「分相応」だとしか思えないような人生。
そこへわずかに射しこむ暖かい光のように、美女の愛が寄りそうとしても、やがて彼女たちが、ピアノ弾きのために、あえなく命を落とすのだとしたら、何になろう。何だったのか、愛は……

個人の才能だけでは、どうにもならず、とびきりたのもしく魅力的な女たちの助力を得たとしても、やはりどうしようもない「悲運」あるいは「身のほど」というものがあるとすれば、それが描かれた傑作である。彼の顔が胸に焼き付いて、見終わってしばらくしてから、じわじわ泣けてくるだろう。

投稿者:bond投稿日:2005-10-11 12:45:10
していたが、悲哀は描かれていたと思う。上映当時は良かったであろう。
投稿者:松竹錠投稿日:2005-08-25 23:10:33
ずばり『ガルシアの首』じゃないんだろうか。
酒場の疲れたピアニストが犯罪に巻き込まれるってプロットは、おんなじ。
トリュフォーはハデな銃撃戦は好まぬだろうし、
(『あこがれ』の子供の戦争ごっこが唯一か?)
生首を持ち歩くなんてのは、まったくもって得意とする物語ではなかったろうけど。

でも、シャルル・アズナブールの表情が、ウォーレン・オーツのそれにダブる瞬間が
オレの網膜に映るときがあるんだ。
投稿者:mari投稿日:2005-08-25 22:01:14
よくまとまってて、フツウに楽しめた。
彼なりに原作をアメリカン・フレンチ・ノワールに仕立てあげてて、ギャングの妙な明るさも効いてる。
ほんとに皆が巻き込まれていくんですね…。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-07-12 22:10:59
モノローグを含めて台詞の多い映画だというのが第一印象です。無造作にカット・バックされたり、本筋と関係ない会話が交わされたりするので、トリュフォーとしても実験的な作り方をしているように思えます。よく言えば芸術的、悪く言えば精神分裂的なので、評価が分かれる作品だと思います。
カメラも良いし、主役のアズナヴールも適役ですが、全体の構成が雑然としているので、私はあまり好きな映画ではありません。
投稿者:さち投稿日:2004-11-06 04:42:27
普通にいい
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-28 00:16:23
 いい。実にいい。 ピアノで始まりピアノで終わる。
 「母親の命にかけてマフラーは日本製だ」という科白の次のカットで母親が倒れる、なんて唐突なギャグも悪くない。
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