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イタリア旅行(1953)

VIAGGIO IN ITALIA

メディア映画
上映時間75分
製作国イタリア
公開情報劇場公開(大映)
初公開年月1988/12/09
ジャンルドラマ/ロマンス
ネオ・レアリズモ傑作選 Blu-ray BOX
『無防備都市』『自転車泥棒』『イタリア旅行』
参考価格:¥ 9,504
価格:¥ 8,543
USED価格:¥ 7,698
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【解説】
 “撮影する分の脚本を前日に用意する”というその即興スタイルに、ハリウッドでの仕事に慣れていた夫役のG・サンダースはすっかり参って、連日、電話で分析医の診断を仰いでいたというが、それは、結婚8年目の倦怠に苦悩する英国人夫婦の癒しの旅を描く本作の内容には似つかわしいツマづきであった。妻が過去の恋人の面影を追ってナポリの名所旧跡を回る間、夫はカプリに赴き、浮気を試みようとするのだが上手くいかない。再び落ち合った二人はいよいよ離婚話を切り出すが、強引に勧められて出向いたポンペイの遺跡発掘現場で、抱き合ったまま死んだ男女の遺影を見て、妻は茫然とし泣き出す……。いにしえのイメージが現実を容赦なく叱咤する感覚とでも言おうか、ラスト、祭りの行列に揉まれて、彼らは夫婦として一度は死に、復活を遂げるのである。ゴダールに“男と女と一台の車とカメラがあれば映画ができる”と言わしめた、ヌーヴェル・ヴァーグの原石的傑作。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
321 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2015-07-17 08:39:47
とらえないなら、見ない方がいい。アングロサクソン的なもの対イタリア的なものの対立・拮抗をこれでもかこれでもかと見せるのがロッセリーニ監督のハラだったに違いない。象徴的に映される町を歩く母子の多さ、あるいはルネサンス彫刻を見たバーグマンの感想「慎みmodestyが全くない」、あるいは車は夫婦のロールスロイスのほか一切出てこないという貧富の差、あるいはポンペイ遺跡で見た死ぬ直前の夫婦の石膏を見てショックを受けるバーグマン、美に何の興味も示さないサンダース、、、、、、
当時30代後半のバーグマンの美しさも際立つ。
最後のちょっと甘すぎる結末は、これがアメリカ資本の映画だからであり、監督の意に反したものだったと想像する。
傑作中の傑作だ。
投稿者:Normandie投稿日:2014-02-12 14:13:33
夫婦倦怠期を旅行で乗り越えようキャンペーン的な映画。
「シェリタリング・スカイ」と同じテーマに嫌になる。
スコセッシなどの名だたる監督のお気に入り映画に入るが
私はダメだった。
ただひとつ、昔は美しいと思ってたバーグマンが
こんなオバサンだったかと再発見した次第。
投稿者:gapper投稿日:2011-11-07 23:30:51
 ネオリアリズモのロベルト・ロッセリーニ監督による倦怠期の夫婦のドラマ。

 冒頭バーグマンは、豹柄の毛皮のコートで現れる。
 余りにも趣味の悪い衣装は、貴族層への嫌味なのだろうか。 もちろんバーグマンには似合わない。
 タイトルが終わった後、台詞が発せられるまで無音で印象的な出だしはさすがロベルト・ロッセリーニと言うところか。

 バーグマンと言う大女優とネオリアリズモの作風は、日常の食事を作るのに斧やサーベルを使うようで余りにも不釣合いに感じる。
 適所適材と言うが、余りにも不釣合いだ。
 マリリン・モンローの「百万長者と結婚する方法」が公開された年であり、もはや「無防備都市 (1945)」な作品は作れないしテーマとすることも出来ない。
 そういった状況を感じる。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:スティン・グレー投稿日:2011-11-05 06:23:45
冒頭、ロールスロイスに乗った夫婦の会話がもう、もろに二人の「倦怠」を表現していて、こうあからさまにセリフで「倦怠」期を説明されてもねー、という出だし。
遺産だの別荘だの友人宅での公爵夫人や伯爵夫人だの、まあ、ブルジョワ連中には暇にまかせた「倦怠」というのもあるでしょう。ロッセリーニはやはり「無防備都市」のような社会性をもったテーマじゃないと合わないなあ。
でも博物館で(たぶんクレーンでの撮影)彫像を舐めるように撮り、バーグマンの表情と彫像を行き来する映像はとてもスリリングで、この作品のなかでの白眉だと思う。
最後の群衆に飲まれるバーグマンの演出も見事だけれど、それを期に驟雨が去ったような大団円となると、ちょっとね−、と鼻白む。現実はそんなふうにはいかないでしょう。ロッセリーニのバーグマンへの個人的期待が入っていたのかな?
バーグマンは最初、豹柄コートですごく派手。博物館や遺跡観光もバシっとスーツをきめている。ところが終盤のカタコンベに行くシーンでやけにおばさんっぽい地味な服になり、アレレ、と思いや、ラストシーンもこの地味な服で、このあたり衣裳でストーリーを補完しているというか、派手な服では傲慢そうに、最後の地味な服では、それなりの結末に。って感じでした。
投稿者:has42120投稿日:2011-05-23 10:19:12
イングリッド・バーグマン
投稿者:Kircheis投稿日:2010-08-02 01:24:53
【ネタバレ注意】

イングリッド・バーグマンはアラフォーでも綺麗だなぁと思った。

淡々とした描写がまさにイタリア映画って感じだ。

良く出来てるとは素直に思うが、堂々と昔の男の思い出に浸りに遺跡に出かける奥さんにも浮気しようと頑張る旦那にも感情移入できる点はなかったので俺にとっては退屈な映画だった。

投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 15:10:28
イングリッド・バーグマン
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2007-09-03 15:20:12
「こういうオバサンいるーっ!」と叫びたくなる女性向けの映画。
いわば、ないないづくしで、逆に、他から抜きん出ることに成功した映画というわけで、私の感想は「クソ地味!」の一言。
これといったスリルもなけりゃ、派手な演出も、高揚させる音楽もない。最初から最後までクール&チープ、だだし、上流階級の生活・交際を描いた(ナポリのジジイ・ババアたちと対比させた)上品な作品。

もう一度念を押すが、これは、すみずみまで淡白で、観て感動するような映画ではない、と断言しておく。
ロッセリーニに、人を感動などさせる気がさらさらないのは明白である。

そのスゴサは、ルノワールの『河』に近いかもしれない。『河』は、堂々とブス少女を描いてみせ、コチラはオバサンをリアルに描いた。これは、簡単なようでスゴイことである。
ブスもオバサンも、愛されにくい。その恐るべき真実を、徹底的に鋭く突いた映画は、極めて少ない。それを、やってのけた。

ストーリーは、あるマンネリ夫婦をめぐる。
金持ちのオッサンと豹柄コートのオバサンが、ロールスロイスで、遺産関係の事務処理のために、ナポリまでだらだら走ってくる。
「早く帰って、また仕事をしたいぜ」気分のオッサンと、「つまんねー夫、ムカツクんだよ」気分のオバサンの、よそよそしいコンビの絡みを、延々カメラは追っていく。
しかし、ホンネは甘えたいのである。オバサンの「甘えたい心情」が、オッサンの「忙しいんだよ」的な態度に撥ねつけられ続ける。それを面白がる(?)若干深刻な映画。

ちなみに、ブニュエルの『エル』も「クソ最低夫」を描いた作品なので、これも合わせて見ておきたい。ほぼ同年代の制作であることも興味深い。

結局、要するに、志賀直哉の小説みたいなものだ。アレを読んで、断じて、感動とかスリルとかいう言葉が浮かんで来たりはしないのと同様に、この映画も地味なところを地味に面白がるのが、正しい鑑賞法なのである。
投稿者:paris1895投稿日:2007-05-11 06:40:32
冒頭から漂う、倦怠感。
それは主役の二人を捉えて、離さない。
 劇中の台詞で「他人になって、楽しもう」的な台詞がるが、見事な台詞。
二人はもはや、他人。
一度、愛し合ったが故に、余計に遠い。
いや、もしかしたら一度も愛し合っていないのではなかろうか、とも思わされるほどの、二人の距離感。

妻は、過去の恋人の影をイタリアに見つめ。
夫は、空虚で空しい人生をイタリアに見つける。

 笑ってしまうぐらいのすれ違いの中、二人は、偶然…いや、神の思し召しでもあろうほどの、出来事により、お互いを愛し合う術を手に入れる。

そのラストシーンの秀逸な事。
ロベルト・ロッセリーニ、しかし彼も人の子。
バーグマンの様々な顔を、フィルムに焼き付けたいという、純粋なまでの情熱が感じ取れる、そういう意味では、素晴らしいフィルム。

しかし、ハリウッドから(仮にバーグマン本人がハリウッドの夢工場に辟易していたという事実があったとしても)バーグマンを奪ったという意味では、許せない。

それでも、映画史に燦然と輝く事件では、ありましたね。
投稿者:asama投稿日:2006-07-19 13:48:48
の雰囲気がうまくとらえられていて、なかなか面白かった。男と女の間にある溝のようなものが随所にさりげなく描出されている。これが今なら、性格の不一致とかで、あっさり離婚、という具合になるかもしれないが、そこは半世紀も前のこと。ぐっとこらえて、何とか持ち直すんですね。最後のカーニバルのシーンと2人の心の動きを重ねながら描いていくところなんか、今見ても感動します。観るべき価値のある一品です。
投稿者:さち投稿日:2005-03-27 17:00:38
まあまあ
投稿者:Ikeda投稿日:2003-09-13 08:59:00
8年目の倦怠期を迎えた夫婦の心の機微を描いているとは言え、前半は淡々としたシーンが続いていて、題名の通り、これはイタリアの観光案内かなと思える感じでした。バーグマンも往年ほどではないなと思っていましたが、夫がカプリから帰って来るあたりから精彩を放ってきました。それまで、やっていたカードをしまって、寝たふりをする所の彼女のアップでの目の動きなどは、これぞバーグマンと言えます
この映画を見るまでジョージ・サンダースが出ている事は知りませんでした。もともと表情の変化の少ない俳優で、この映画では特にそうですが、それが良いのでしょう。そして、ラストが突然くるのがロッセリーニらしい所です。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-03-01 06:59:54
 「男と女と自動車があれば映画はできる」とかのゴダールに言わしめ、『勝手
にしやがれ』製作をインスパイアしたことになっている作品だが、随分と小品に
感じられる。

 バーグマンがオバサンに見えて少々がっかり。しかし、ジョージ・サンダース
とバーグマンの気持ちのすれ違い、行き違いがたまらなくスリリングだ。
 死者に対するスタンスの取り方にはひかれる。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
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