allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

東への道(1920)

WAY DOWN EAST

メディア映画
上映時間108分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1922/05/
ジャンルドラマ
東への道 【淀川長治解説映像付き】 [DVD]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 950
amazon.co.jpへ

【解説】
 「イントレランス」「國民の創生」とはまた違ったグリフィスの清教徒的側面を覗かせる、「大疑問」などと同系列の小市民メロドラマだが、そうは言っても、凍河が砕けて流れる氷ともどもヒロインのギッシュが滝に落ちなんとする、活劇調の大クライマックスは用意されている。ニュー・イングランドの片田舎に母と住むアンナは、生活に困って頼った富裕な縁者トレモントの屋敷で知りあった遊び人のレックス・サンダースに結婚をダシに騙され、体を求められた挙句、捨てられる。やがて彼の子を宿したアンナは人知れず僻村で出産するが、すぐにその子を病死させてしまう(洗礼を受けなければ地獄に落ちると陰険な家主に言われ、自ら赤児に洗礼を施す場面は泣かせる)。そして、虚脱状態でそこを後にし、近くの村に職を求める。グリフィスが理想化して描いた、そのバートレット村は、慎み深い郷主をはじめ、気立てのよい連中ばかり住んでおり、レックスの非道とは対称的である。前にも伏線的挿話が語られ、郷主の息子デヴィッド(バーセルメス)は、いわゆるグリフィス的霊感というヤツで、アンナの予知夢もみていた。彼はアンナを“運命の人”ということで慕うが、彼女は“過去”ゆえにそれを受けつけない。やがて、同地に別荘を持つレックスが再び彼女の前に姿を現わし、陰険な女大家も編物の集会で訪れて、アンナの古傷は白日の下に晒されるのだが……。とにかくストーリー的には大新派なのに、どうして今観てこうも新鮮かと思うが、それは一途に“愛の奇跡”を尊重するグリフィスの乙女チックな信念と、こんな話にうってつけのヒロイン、ギッシュの可憐さのお蔭。スペクタクル場面はまるでマンガだが、最高のカタルシスを与えてくれるだろう。
<allcinema>
評価
【関連作品】
イントレランス(1916)
國民の創生(1915)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
215 7.50
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:ルーテツ投稿日:2019-05-23 12:42:38
映画を好きになり始めのころから名前だけは良く目にした作品
今回初視聴

お話は、如何にもサイレント期のメロドラマというベタベタな展開
純情可憐な女性が、悪いヤツにいじめられていじめられていじめられて、もうダメか・・・というところでイケメンに救われハッピーエンド

主演のリリアン・ギッシュは華奢で可愛らしくて悲劇のヒロインが良く似合う
晩年の作品とほとんど顔が変わっていないことが驚異的だ
一方のリチャード・バーセルメスも、中年になってからの作品しか観たことがなかったが、若い頃はなかなかの美男子

ほぼ舞台劇のようにお話は進むが、クライマックスで一気に映画的なスペクタクルで魅せる
映画でしか表現できない映像で舞台との差別化をアピールしていたのだろう
基本はシリアスなドラマだが、所々にコメディのようなシーンが挟まれており、当時から緩急のつけ方を知っているあたりも、さすが”映画の父”グリフィス監督

ラストのシーンはどうやって撮影したのだろうか
CGなどない時代、わりとマンパワーで力技で撮っていたのではないかという気がする
恐れ入る
”名作”の看板に偽りはなかった
投稿者:uptail投稿日:2013-11-04 10:43:10
リリアン・ギッシュ
投稿者:グレコ投稿日:2012-05-12 00:27:40
リチャード・バーセルメスが良かったです。特に第1部。
微妙な笑いが所々にあって、、、なくても良かったのでは、と思ってしまいました。
投稿者:gapper投稿日:2011-04-03 00:48:46
 D・W・グリフィス監督でリリアン・ギッシュ主演ドラマ。
 135分版を鑑賞。

 最初に一夫一婦制が正しく一夫多妻が悪の様な字幕が出るが、世の中には多夫一妻と言う文化も有るし女性が家長と言う文化もあるのに無視だ。
 動物はその高みに無いようにかかれるが、オシドリという鳥は一夫一婦だ。
 アザラシなどは、ハーレムを作る一夫多妻制だがオシドリより劣っているという証拠は無い。
 あくまでも自然を生き抜く戦略の違いで、強い子孫を残すためのものでどちらが優秀と言うものではない。
 あいも変わらずの押し付けがましい語り口は、グリフィスらしい。

 おぼこ娘のアンナ(リリアン・ギッシュ)がサンダーソン(ローウェル・シャーマン)に騙されてという筋書きだ。
 未婚の母に寛容な社会であればアンナのような苦労もしなくて済むのだが、社会の偏見により大いに苦しむ。
 「イントレランス(1916)」=不寛容という作品を作りながら自らが不寛容ではなかろうか。

 内容的には気に入らないグリフィスだが、技術や映像的には進んでいるものが多い。
 ラストの”東へ下る道”のシーンは、圧巻だ。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2009-12-29 22:27:40
【ネタバレ注意】

アンナ(ギッシュ)のシリアス・ドラマ部分については、皆が語りたがるだろうから、ここでは無視する。

基本的には、コメディ色が強く、そこを指摘してまわりたい気分だ。

アンナは母親と二人暮らしだが、室内に小型犬がいる。この犬が、出かけるアンナのスカートに食い付いて引きずられるシーンで笑う。一見の価値あり。

訪問先で煙たがられるアンナは、野暮ったくて見栄えがしないというので強制的に着替えさせられる(ちょうどその屋敷ではパーティ)。妙に露出の多いドレスを着せられ、ちょっと戸惑う姿に、頬がゆるむ(が、ここは、もっと面白く出来そうだ)。

昼間から眠りこけている村の保安官。その横には少年と子猫。うつらうつらしている真っ白い猫が、絶品の可愛さ。

村で人気(?)のガリガリ独身女(ブスで中年)に、うるさくつきまとうデブの男たち。さあ誰と結婚するか?といったサブ・ストーリーも、なかなか良い。もちろん誰と結婚しても同じことだろうし、だからこそいつまでも選べず、独身なのだ。そういう「女のリアリティ」を味わえる。

家畜小屋の牛の角に、男が帽子を引っ掛けるシーン。取り戻そうとして四苦八苦する、ちょっとした「掛け合い」も面白い。

これらの小さなコメディが、アンナの陰気な話を、背後から支えている。

極めつけは、ラストの結婚式。ブサイクな男同士のキス。「鉄板のネタ」ゆえに、現在でもTVのお笑い番組で時々見かける。

さらに言えば、ギャグではないとは思うが、アンナが吹雪の中をさまよい、顔じゅう雪だらけになるアップも、ほとんど老婆にしか見えず、一種のギャグに近いし、死にかけて氷上を流されて行く有名なシーンも、見かたによっては「悲惨ギャグ」と呼ぶべきである。

Ikeda氏によれば「コミカルなカットが、かなりあるのが気にな」るとのことだが、むしろ、コメディ映画として積極的に評価すれば、7〜8点を十分つけられる。

(110分バージョンを観たので、カットされた部分が気になる。ただし、中だるみを感じさせる映画ではあるから、色々編集されたのだろう。)

投稿者:Ikeda投稿日:2007-05-04 12:35:47
グリフィスの演出でリリアン・ギッシュとリチャード・バーセルメスの顔合わせですから当然「散り行く花」と比較したくなります。リリアンとしては一年後の出演ですが、前作ではその可愛らしさが強調されていたのに対し、こちらもそうですが、かなりしっかりした女性に描かれています。それを、うまくこなしている所が彼女の偉い所だと思います。
最後にナイヤガラの滝の上での流氷のシーンが、この映画の目玉になっていますが、確かに当時の映画としては迫力があります。リリアンが流されていく流氷は材木で作った物で、別の場所で撮影したようですが、それでも冬に撮っていてリリアンの冷水に浸かった右手は一生、おかしかったそうですから大変な仕事だったと思います。
映画のストーリーとしては単純な割に登場人物が非常に多いのがグリフイスらしいともいえます。デビュー時代のノーマ・シアラーも出演していますが、見せかけだけの結婚式の後、二人の前でダンスを見せるのが彼女のようです。
ただし、コミカルなカットが、かなりあるのが気になりますし、ラストも甘いので、「散り行く花」に比べれば、感銘が薄い作品でした。
この映画で驚いたのは巻頭言の「人間は昔から聖人を含め一夫多妻だったが、今は、一夫一妻という良い理念が定着しつつある。しかし男は頭で解っていても、それには未熟なので、それを当然と思って育った女性は不幸かもしれない」でした。真実とも警告とも、または皮肉ともとれるこの言葉を掲げたグリフィスは凄いと思います。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-05 15:41:27
 1920年の製作当時でさえ既に古臭いストーリーと囁かれていたらしいから、21世紀の現在観ると余計にそう思う。俳優陣は皆熱演しているし、流氷からの救出シーンはロケーションだから迫力は満点だ。予想通りの展開だが、追い詰められたアンナが自分を不幸に陥れた男を毅然として糾弾するシーンは痛快だった。リリアン・ギッシュは見た目こそか弱いが、彼女の演じるキャラクターは男顔負けの芯の強さを持っていることが多い(『白昼の決闘』然り、『狩人の夜』然り)。なお、彼女を弄んだ色男を演じたのは、キャサリン・ヘップバーンが初のオスカーを獲った『勝利の朝』を監督したローウェル・シャーマン。彼は『スタア誕生』のルーツである『栄光のハリウッド』にも出演していた。
投稿者:さと投稿日:2004-09-10 23:51:51
とにかくリチャード・バーセルメスがかっちょいいです。『コンドル』ではたいしたことなかったし、『散り行く花』では目を疑うほどの変な中国人だったのに本作ではみごとにハンサム。見所はなんといってもラストの”最後の救出”。割れた氷の上をぴょんぴょんとんで、リリアン・ギッシュを助けに行くところはまるでスーパーマンみたいで惚れ惚れしてしまいました。
投稿者:Bava44投稿日:2003-09-23 18:36:57
個人的にこの映画のリリアン・ギッシュが一番好きです。虚脱状態のところがいい!
リチャード・バーセルメスも古き良きアメリカ人と言う感じでよい。
クライマックスはご都合主義だが面白かったので許す!
やっぱりグリフィスには才能がある。いいよ、この映画。
アメリカ版DVDが147分なのに俺が見たのは134分版どこがカットされていたのか。
ていうかバージョン多すぎ! 上映時間 108 分 って何よ!
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】東への道2014/11/28\1,800amazon.co.jpへ
 【DVD】東への道2003/12/18\3,500amazon.co.jpへ
 【DVD】D・W・グリフィス傑作選 <初回限定生産>2002/10/25\32,900amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【DVD】東への道レンタル有り
 【VIDEO】東への道レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION