いちご白書(1970)THE STRAWBERRY STATEMENT
【クレジット】 【解説】 1968年4月、遊園地を軍事関連施設に建て直す事に端を発したコロンビア大学の学園闘争。その渦中にいたジェームズ・クーネンの体験記を基に青春映画として作られた作品で、好奇心と下心から学生運動に身を投じたボート部の学生と、活動家の女子大生の恋愛を描く。当局の一斉検挙が実行されるクライマックスの迫力は、物語の幕切れとして申し分がない。B・デイヴィソンとK・ダービーの主演ふたりを始め、傍の学生たちも生き生きと演じられている。バフィ・セント・メリーの歌う主題歌“サークル・ゲーム”の切なさが象徴的。 ![]() 【ユーザー評価】
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それとあまり関係ないけど、個人的に青春時代は洋楽を中心に聴いていて、邦楽はあまり聴いていなかったが、この映画を題材にしているバンバンが歌う『「いちご白書」をもう一度』は大好きで、シングル・レコードを買った。ちょっと前、何となくこの頃のフォーク・ソングが懐かしくなり、この曲が入っているCDを買った。個人的にこの曲はフォーク・ソングの中で最も好きな曲です。
運動に参加するようになったキッカケは微妙ですが、少しずつ感化されていく様子をとてもナチュラルに描いていたと思います。
ただ・・・無駄に思えるシーンもあるので冗長的なストーリーに感じてしまいました。
大学側(権力)の視点も交えながら展開していけばメリハリも出て良かったかもしれませんね。
時代背景の説明はほとんどありませんが、ベトナム戦争時代である事をチョットしたセリフで表現する工夫があったり、音楽や衣装などでも当時の雰囲気を存分に感じ取れると思います。
恋愛に関しては雑すぎたかなぁ・・・。
そんなに重点を置いていないなら、このくらいサラッとしてても構いませんが、、ラブを重要視するならば彼女側の事情や主人公の心情などをもっと丁寧に描いて欲しかったです。
ドキュメンタリータッチでありながら、一つ一つのシーンが計算されたように美しく、切り取ればまるで何かの芸術作品のような映像は見事でした。
水に出来る波紋や背景と人物のバランスなど構図が印象深かったです。
キャスト陣は知らない役者さんばかりでしたが、みなさん生命力に溢れていて好感が持てました。
特に序盤の主人公・・・ボート部に所属していながら、それほど傾倒している訳ではないあたりがリアルな学生像でGOODでした(笑)
ラストに用意された合唱シーンは胸を揺さぶるようなインパクトがありましたね。
警官とのもみ合いなど多少長く感じましたが、迫力と切なさが存分に伝わってきましたし、全体を通しても演出は素晴らしかったと思います。
爽やかさとは無縁の学園ストーリーですが、本当に思想を持っているのは極一部で大部分は甘ったれた大学生だと言う事を冷ややかに描いているので物珍しい感覚を味わえるカナ・・・?
学生運動をテーマに描いてはいますが、学生に対する監督の痛烈な皮肉を柔らか〜く描いている感じなので胡散臭さはありません(笑)
主人公が反体制を力説するわけではなく、何となくフラッと参加し始めました♪って感じなので感情移入し易いかもしれませんね。
しかし・・・観る者の年代によっては名作になり得る作品かもしれませんが、大衆受けは正直キツいと思います。
しかし作品そのものを観たのは今回が初めて。
ありがとう、WOWOWさん。
この作品も音楽が良い。
Crosby Stills & NashにNeil Youngか。
元々Simon & GarfunkelやBob Dylanを始めとしてFolkっぽい音は好かなかったが、40代も後半になってこういう音楽を聴き直してみると、案外良いもんや。
反戦物としては真面目に撮ってるのか、ふざけてるのか、よくわからん作品だが、訴えたい事は伝わってくる。
でももう一回観たいかと聞かれると『ノー』だが。
キム・ダービーは可愛いね。サラ何某とは雲泥の差だ!
(12/Sept./'08:一部修正・追加)
今これを改めて見ると,象徴的なカットを構成主義的に重ねる手法を採っていて,1テイクで撮っている部分が多分多い.ストーリーテリングのリアリティやキャラクターに依存していない(俳優は大根で構わない).スタニスラフスキーが屑籠に放り込まれ,メイエルホリドが復権しグロトフスキの実験的手法が流行った時代の産物だからかも知れない.今時のハリウッドのスター(キャスティング)依存路線でない所が佳作の所以だと思うが,日本では受けないかも………つまり市場性が弱いかな.
当時のColumbia Uni.SDSの中心活動家が,NY州最高裁の判事や大学教授や著名TVNews番組の首席キャスターをやっている当節,まさかColumbia Uni.がMGMに圧力をかけるような馬鹿はしなかろうし,DVDが出るかどうかは市場性の操作次第ではないか(老骨に鞭打って頑張ってみようかしら,イテテテ………).
あらすじ読みましたが、まさにそんな人ばかりだったようです。
現在の米国はかなり右傾化しており、ウッドストックに参加した過去を暴露された政治家が落選してしまうほどです。その状況でこの作品がDVD化されることはないと思います。
この作品に支持が集まる日本は米国から見れば左がかっているということになるんでしょうが、ヨーロッパ諸国から見れば、進んでいると評価してくれるでしょう。
まずはレンタルされているというビデオを探してみるしかないですね。
さて、学生運動に身を投じた若者の愛と挫折を描いたこの作品。時代は68年頃。当時の空気を上手くすくいあげている作品だと感じる。
信念をもって抵抗運動に身を投じたリンダ(キム・ダービー)のような「活動家」を自称する学生もいれば、好奇心だけで籠城に参加するサイモン(ブルース・デイヴィソン)のような学生もいる。女子学生が目的で学生運動に参加した、という話はよく聞くが、ここでもあたかもキャンプか合宿のような奇妙な高揚感が描かれる。
手持ちカメラを多用し、無邪気だった学生が社会の矛盾に押し潰されていく様を見事に描いているが、前半の無邪気なシーンも捨てがたい。希望に満ちた日々への郷愁だろうか。
後半からラストに向けて。警官隊が突入する前の「徴兵されて殺されて、政治屋として生まれ変わる」というサイモンの言葉が印象的だ。
それは、彼らの世代の未来を予言しているかのようでさえある。
彼らの世代にとって、あの学園闘争は大人への通過儀礼のようなものだったのだろうか。その後の米国をみていると、決していい方向に向かっていったとは思えないのだが。
とはいえ、学生たちが歌う“Give Peace A Chance”は心に残った。それらはしかし結局「ふたりだけのメモリー/どこかでもう一度」と封印される運命にあったわけだが。
オール・ロケの映像が、警官隊のバリケード突破シーンをまるでドキュメンタリーを観るような程の迫力を生んでいる。
有名なラスト・シーンの主人公の学生が警官隊に向かってダイブするストップモーションが効果的だ。
キム・ダービーも可愛かった。
使用されている楽曲もすばらしいので
サントラ再CD化もしていただきたいです。
どこの会社が販売元なんだろう?みなさんでDVD化の投書しましょう!
ノンポリじゃない主人公だと、見る人が、「資本論」読んでないと、つまんないと。
それじゃ劇映画になんないと、私は、思うわけです。 シュプレヒコール!!!
これを見たら「You」(原題Getting Straight)も見ましょう。
学生運動なんて知らない。だってこの当時は小学校にも入学していないし。
この映画は、当時の学生運動に参加したノンポリ青年の恋と青春を瑞々しく描いた
青春映画の傑作。ある出来事をきっかけに彼は本気で活動にハマりこんでゆく。
バフィ・セント・メリーやCSN&Yの曲を上手く使用しているセンスも素晴らしい。
講堂で円陣を組んだ学生たちが"平和を我らに"を合唱するシーンが印象的。
そこへ警官隊が突入し、主人公の男女を引き裂いてしまうラストがとても切ない。
可愛い女の子がいたから学生運動に参加したという主人公の不純な動機もいい。
そんな主人公を演じたB・ディヴィソンの瑞々しい好演も忘れがたい。
"その当時の風俗を知らなければ面白いとはいえない"とは思わない。
意外とこの映画にコメントが少ないのは、ジジイの戯言と思われ恥ずかしいからか?
てなわけで、「いちご白書」をもう一度!!
なぜかおもしろかった。
エンディングの音楽のタイミングがとてもよくて感動した。
センスのいい映画だった。