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ヴィトゲンシュタイン(1993)

WITTGENSTEIN

メディア映画
上映時間75分
製作国イギリス/日本
公開情報劇場公開(アップリンク)
初公開年月1994/03/26
ジャンルドラマ
ヴィトゲンシュタイン(廉価版) [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 2,722
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【解説】
 鬼才D・ジャーマンが、偉大なる哲学者ルードウィヒ・ヴィトゲンシュタインの生涯を独特の解釈によって映像化した作品。映画は、同性愛者であり、常に疎外感と戦い続けたヴィトゲンシュタインの苦悩・思想観などをジャーマン独特の美学によって映像化しその生涯を綴ったものだが、ヴィトゲンシュタインを緑色の火星人との対話によって自己探究をしてゆく主人公にするなど、彼の解釈が非常に面白い作品に仕上がっている。加えて、目を見張るばかりの彼独特の映像美、そしてその随所にヴィトゲンシュタインの思想・哲学をキチンと折り込み、他の偉人を扱った映画に比べると確かに娯楽性には欠けるが、ジャーマン独特の手法で実に見応えがある。「ザ・ガーデン」などに比べると、比較的分かりやすい作品であるのも一興。
<allcinema>
評価
【関連作品】
ザ・ガーデン(1990)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
527 5.40
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【ユーザーコメント】
投稿者:クリモフ投稿日:2010-11-27 15:48:03
「ザ・ガーデン」で面食らったんですが、こちらはなかなかわかりやすく、デレク・ジャーマンの持ち味が理解しやすい内容でありました。入りはこの作品が適切だったのか。
実在の哲学者ヴィトゲンシュタインの生涯なわけですが、映画における伝記というスタイルのひとつのやり方じゃないでしょうかね。王道の苦悩、恋愛、挫折、復帰などではなく、哲学者だけあって哲学的な問答を軸に映画でしかできない映像表現、狂言回し的な子供(本人)など伝記ものの枠にとらわれず、ひとつの作品として成り立っているのは素晴らしいです。
後から調べてみるとデフォルメされていながらヴィトゲンシュタインの主なエピソードが描かれているし、作家性を保ったまま史実の人物を描くという点でタルコフスキーの「アンドレイ・ルブリョフ」を思い出したりしました。
まぁ、ここまでいってあれですが、この哲学的な題材が自分の好みとは微妙に外れたところに着地しているので、面白かったんですが痒いところには届かないという感想です。ただ、孤高のオリジナリティと良さみたいなものはわかった気がするので他作品も見てみようという気にさせられました。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2008-12-26 04:30:54
【ネタバレ注意】

シンプルで若干退屈な哲学映画、小劇団風。約70分。繰り返し見るのには好ましいサイズ。「哲学なんて無意味さ」と断言する最強哲学者ヴィトゲンシュタインの奇妙な生き様を、切れ切れに、スポットライト下、舞台は真っ黒、2、3の小道具(テーブル、ベッドなど)と、2、3人の俳優の簡潔な会話で辿っていく。
「シネマとセミナ(講義)ならシネマを選ぶね」といったセリフもあるが、「言葉を深読みしても意味が無い」「言語は生活スタイルと表裏一体だ」という難しい話が多いので、徐々に疲労感が蓄積し、おそらく視聴者によっては“急性の勉強アレルギー”を発症させる可能性がある(まあ、そういう人は最初から観ねえか)。

個人的には、40分あたりで長い休憩をとり(授業みたいなもんだからな)、残り30分に備えた。ところが、予想もしていなかった別のテーマ(すなわち階級問題)に流れこみ、疲労が部分的に急増したりもする。

内容をふり返っておこう。
グランドピアノが7台もある豪邸育ち、末っ子ラドウィック(英語風)の小賢しく反抗的な性格が、後年の(孤高なる)論理哲学の世界を育んだ、ということらしく、バカで現実主義の女にはエロスが無いってんで、知的かつロマンチックな男との同性愛に傾斜するルードヴィッヒ、後半では、肉体労働への憧れと賛美を募らせ、師のラッセルと決裂、もともと大金持ちだけに(逆に)カネにも名誉にも未練なく、寂しくガン死する(フランクのヴァイオリン・ソナタとともにエンドロール)。

ラストの寓話(彼の論理世界は、人の住めない世界だ)は、ひとつの批判であり結論だろう。

DVDに、英語字幕が付いていないのが残念。省略の利いた日本語字幕だけでは分かりにくい(聴き取るのも、しんどいし)。

投稿者:iceman投稿日:2003-12-08 05:55:48
天才ゆえの孤独と苦悩〜非常に美しい映像で印象に残ります。ジャーマン自身孤高の人として死期の迫る中共感を覚えて撮ったのではないでしょうか。それにしても藤本師スゲー!もっと良く聞いとくんだったなー講議。。。
投稿者:4531731投稿日:2003-01-11 23:47:41
 笑える。歩く苦悩。出来の悪い(?)生徒にマジギレするヴィトゲンシュタインがおもしろい。でも東大で教えてた漱石やオクスフォードで教えてたルイス・キャロルも嫌われてたみたいだし、天才ってそういうもんなんだろう。
投稿者:きめこめ投稿日:2000-03-08 18:24:38
ヴィトゲンシュタインという人は、偉大なる哲学者というよりは、悩める青年だ。それも一生そうでしかありえなかった人だ。そこから独特の共感を呼ぶ独善さが身振りが生まれてくる。それが真摯なものであるだけに、いよいよみんな惹きつけられる。この映画は、この人のそんな否応も無い性質に共感しながら見詰めている優しい映画だと思う。
【ソフト】
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