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ひとりぼっちの青春(1969)

THEY SHOOT HORSES, DON'T THEY?

メディア映画
上映時間120分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(FOX)
初公開年月1970/12/08
ジャンルドラマ
ひとりぼっちの青春 [DVD]
参考価格:¥ 3,024
USED価格:¥ 5,800
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ひとりぼっちの青春

【解説】
 1932年、不況真っ只中のアメリカ。ハリウッドに程近い海岸のダンスホールで賞金のかかったダンス・マラソン大会が開催される。定期的な小休止を取るだけの苛酷なその催し物は金目あての大衆に受けて当時大人気のものだった。必死に踊り続けるのは、老水兵や身重の女、スター志願の女優など様々で、なりゆきでパートナーを組むことになったロバートとグロリアの姿もあった。マラソンは次第に悲惨な様相を呈してくるが、主催者や観客は狂ったように出場者を煽る一方だ。やがて脱落者が続々と出る中、ロバートとグロリアに、ここで結婚式を挙げれば報酬を出すという話が持ち上がるが、同時に、優勝したところで賞金1000ドルは諸経費を引かれてたいした金額にならない事が知らされる……。ホレイス・マッコイの原作をS・ポラックが映画化した異色作で、その時代と人々の中に蔓延する狂気性が見事に描出されている。原題の“彼らは廃馬を撃ったか?”の意味する所が明確になるラスト・シーンの衝撃は胸を抉るような重苦しさだ。商魂まるだしのえげつない主催者に扮したG・ヤングはアカデミー助演男優賞に輝いた。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-12-17 11:30:27
ギグ・ヤングという役者には凡庸な皮膚の下に秘めた狂気が感じられる。それを初めて感じたのはペキンパ−の「ガルシアの首」の殺し屋を演じたのを見たときだったのだが、このダンス・マラソン大会を司会するギグ・ヤングは、まさにアメリカがその善意に満ちたアンクル・サムの風貌の下に秘めている狂気の象徴となっている。この狂気は何処から来るのだろうか?http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:Normandie投稿日:2013-03-30 21:14:33
2013/1/12 逝去。享年81歳。
「大統領の陰謀」やこの映画の原作であるホレス・マッコイ作「彼らは廃馬を撃つ 」
の翻訳や著作多数。
私の思い出の一冊アーウィン・ショーの「夏服を着た女たち」など、本当に素敵な日本語を噛みしめながら読んでいたあの頃。
自分にも多感な時代があったのだと彼の死をもってあらためて記憶が蘇ってきた。
ありがとう。

以下2011年2月の既存コメントーーー
大恐慌時代の話だがアメリカンニューシネマの空気感をより強く感じる傑作。
ポラック、フォンダの最高作だと思うが、いかんせん邦題が酷い。全然違う。
他の出演者では、スザンナ・ヨーク嬢が思いのほかいい持ち味を出してよかった。
しかし思い返す度に気が重くなる。
万人向けではないが自分にはいつまでも追いかけてくる映画だと思います。

スザンナ・ヨークとマイケル・サラザンは奇しくも2011年に逝去されたことを知りました。合掌。
投稿者:noir fleak投稿日:2012-11-24 00:05:39
のが昔文庫本で出た時の題名だった。
大恐慌の雰囲気は全く出ていない。特に音楽が! 名曲ぞろいでうれしいのだが、あのアレンジはもろに40〜50年代だ。
それにどうもジェーンフォンダが良くない。最後にああなる人の雰囲気が全く感じられない。男優もいまいち。アカデミー助演賞をもらったギグヤングは確かにすばらしいが。
途中のランニングシーンなども作為が目立っていただけない。
身重の女性が歌う The best things in life are free の場面が一番良かった。
小説がどんな感じだったのか忘れてしまったので、もう一度読んでみよう、、、
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-07-10 12:19:55
究極のペシミズム。絶望感と悲壮感で胸が苦しい。ビジネスといえば格好いいが生き馬の目を抜くダンスマラソン。観客を慰め落伍者を弄ぶショウとして描いている。J・フォンダ32歳。「コールガール」よりこっちの方がいいと思うけど。英国から落魄れてきた女優S・ヨークもいいように晒される。アカデミー8部門にノミネートされたがG・ヤングのみ助演男優賞。当時の映画水準の高さが想像できる。秀作。病んでる時にはかなり重く感じるはず。邦題が意味不明だが当時はこういうの普通だった。
投稿者:陸将投稿日:2011-02-16 15:29:16
【ネタバレ注意】

ダンス・マラソン。
それは2時間踊り続け、10分休憩することの繰り返しである。
参加者には1日7食与えられ、優勝したカップルには1500ドルが贈られる。
いつ終わるか分からない過酷な戦い。
本作で描かれるのは、たったそれだけである。

ただ、こんなに息苦しく、胸を締め付けられる作品は滅多にお目にかかれない。
参加者は、賞金を手に入れたい者、勝者になりたい者、自分を売り込みたい者、そして暗い世の中で何かを見つけたい者と多種多様である。

そんな人々はダンスをするために、自身の身なりを飾り立てて出場する。
本編序盤ではドレスアップした人々が、音楽に合わせ優雅にステップを踏み、ミラーボールの輝きと共に、生き生きと踊っている姿が映し出される。
それはまさしく観客がイメージする“アメリカのダンスパーティー”である。

しかし、時間が経つにつれ、衣服は乱れ、化粧は落ち、汗ばんだ顔は疲労の色が濃くなっていく。
装飾された人間の虚構の姿が剥ぎ取られ、さらけ出されるのは、人間の欲望が生み出す醜態である。

特に“ダービー”と呼ばれるシーンが凄まじすぎる。
下位3組が強制的に脱落になるこのレースに参加する人々の顔。
それはもはやアメリカのネバーギブアップ精神だと讃えられるような容易いものではない。
パートナーを引きずってまで、前に進もうとする人間のおぞましさ。
同じコースを10分間ひたすらグルグル回り続ける閉塞感。

そんな行き場のない閉塞感で本作は支配されている。
決められた時間になると踊らせられ、休ませられ、食べさせられ、そして人々の見世物にされる。
心身共に疲弊しきった参加者は踊ることはおろか、歩いたり、立っていることさえままならない。

そんな悲惨な姿を見て喜ぶ見物人たち。
このダンスホールに集っている者たちからは、人間性が感じられない。
ただ、それでも確かにそこに存在しているのは人間なのだ。
人間とは何と愚かで、何と恐ろしく、何とおぞましい動物なのか。

勝者なき戦い。
ただ同じことの繰り返し。
他人に仕組まれ、決められたレールに従って歩いているだけ。
それはこのダンスホール内だけに限ったことではない。
人生もまた出口なきメリーゴーランドなのである。

そのメリーゴーランドから降りて自由を求めるには、もはや“死”しか選択肢がなかったのだ

投稿者:hayate9投稿日:2010-03-14 18:28:26
観るのが辛かった・・・。
投稿者:さち投稿日:2004-07-29 09:06:34
究極のデカダンス
投稿者:ryuz投稿日:2001-02-18 20:53:14
 観終ってこんなつらい思いをした映画は無い。貧しい時代のアメリカの貧富の差をこれほど見事に描いた作品は無いと思う。癖のある名優たちが切ないほど名演している。このスザンナ・ヨークを見よ。このレッド・バトンズを見よ。主役のジェーン・フォンダが本作出演後に政治転向をしたのは有名な話。それほどの説得力を持ち、きっと観た者が一生忘れられなく作品である。
 見逃してはいけない作品の一本。ただし、見終わった後に爽快感は残らない。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 主演女優賞ジェーン・フォンダ 
 ■ 助演男優賞ギグ・ヤング 
 □ 助演女優賞スザンナ・ヨーク 
 □ 監督賞シドニー・ポラック 
 □ 脚色賞ジェームズ・ポー 
  ロバート・E・トンプソン 
 □ ミュージカル映画音楽賞ジョン・グリーン 
  アルバート・ウッドベリ 
 □ 美術監督・装置Harry Horner美術
  Frank McKelvy装置
 □ 衣装デザイン賞Donfeld 
 □ 編集賞Fredric Steinkamp 
■ 女優賞ジェーン・フォンダ 
■ 助演男優賞ギグ・ヤング 
□ 主演女優賞ジェーン・フォンダ 
 □ 助演男優賞ギグ・ヤング 
 ■ 助演女優賞スザンナ・ヨーク 
 □ 脚本賞ジェームズ・ポー 
  ロバート・E・トンプソン 
 □ 新人賞マイケル・サラザン 
【ソフト】
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