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日の名残り(1993)

THE REMAINS OF THE DAY

メディア映画
上映時間134分
製作国イギリス
公開情報劇場公開(Col=COLTRI)
初公開年月1994/03/19
ジャンルドラマ
ブルーレイ2枚パック  日の名残り/いつか晴れた日に [Blu-ray]
参考価格:¥ 3,065
価格:¥ 2,450
USED価格:¥ 2,400
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【解説】
 E・M・フォスター原作のアイヴォリー映画と違い、ここに描かれるのは貴族にかしづく側の人間たちである。日系の英国作家K・イシグロのブッカー賞受賞作を基に、一人の侯爵(J・フォックス)の忠実なる執事が、自らの仕事に完璧を成すため、女中頭への恋心を断ち切り、老境の父に侯爵の身の回りの世話ができないと知ると情け容赦なく掃除係に格下げしてしまう、そのストイシズムを冷徹に描く。無論、彼は自分独りきりになるとそんな己を呪う。名優ホプキンスの独壇場である。恋を知らぬ彼は安っぽい恋愛小説に慰めを得、それを女中頭のE・トンプソンに見つかり頬を赤らめる。結局、彼女は彼を待ちきれず、彼の友人と結婚し町を去る。侯爵は容ナチ的で、彼はそれを疑問に思うが執事の立場からは何も言えない。そして戦後、もろもろの非難を浴びた侯爵は傷心のままこの世を去る。ようやく自由を感じた彼は女中頭を訪ねるが(その旅の解放感と彼が口にする自己否定的な嘘は印象深い)、既に離婚していた彼女の返事はつれなかった。侯爵の屋敷に新たな買い手(アメリカの富豪=C・リーヴ)がつくと、再び彼は執事として雇われる……。格式を重んじる貴族社会の内実をロマンティックであると同時に否定的に描く、アイヴォリーのスタイルにようやく得心できた感じ、それも物語の良さに多くを負っている。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
16127 7.94
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【ユーザーコメント】
投稿者:徘徊爺投稿日:2017-11-18 21:01:01
これで終わりか。何か起きそうで、何も起きなかった。
感情よりも理性を好む静かな作品。
投稿者:ローランド投稿日:2014-08-16 08:13:20
  オープニングの緑濃く草と樹木に覆われた丘の中の道を車が行く絵に、これは当たりだ!ってつぶやいたくらいで、続くオークションや貴族屋敷の様子や狐狩りに出かけるサラブレッドに猟犬の群れと、全体に高品位な雰囲気に満ちた作品で、穏やかな語り口なんで観る人によってはメリハリに欠けると感じるかもしれないけど、第二次大戦への時代のうねりを背景にした男と女の物語は深い味わいをもって進み、純文学を読むには根気の足りなくなった我が身にすると、このような映画を観賞することでそれを代用したような気持ちにさせてもらえるのがありがたいです。  イギリスという国は山が少ないからか国土が広くもないのに広大な緑の丘という景観が良く見られ、やはりゴルフや競馬の発祥の地だけのことはあるなって気がしますが、日本の緑深い山並みもよいけど、こういう広々とした緑の原っぱというのも爽快感があっていいですね。  

  有能で謹厳実直な執事が、職務に忠実で理性が勝ちすぎるがゆえに恋愛感情を封じ込めてしまうという物語ですが、結ばれたならどちらも幸せになりそうな男女が、さしたる障害もないのに結ばれないのは、ちょっとした運命のいたずらと感情の行き違いと、それにこれが一番大きな理由ではないかと思う爐燭瓩蕕き瓩里擦い如△任蓮△燭瓩蕕い里覆っ暴が幸せになるかというとそういうことでもないようで、それぞれに他の何かの力が必要のようです。 エンディングで、迷い込んだ鳩が天井の明かりを目指して外に出ようとするが、結局は人間に捕まえてもらって窓から放されるところでそのあたりを暗示しているのではないかと思わせられるのだけど、これは深読みしすぎでしょうか。 いずれにしても浅薄には観賞させない厚みのある作品です。   

  先だって庶民向けのほうの猯个慮兇辰儉瓩龍デ肋譴帽圓辰燭蕁△海譴泙任虜雑がなく簡単に駐車できたのに何かしら寂しい思いがしたのだけど、配当にかかる税金の話題が原因ではないのだろうけど競馬人気の凋落は著しいようです。 このまま衰退していってJRAがなくなってしまったら、国庫納付金のほかにも雇用に環境にと失うものが多いとの気がするのだけどね。 
投稿者:sachi823投稿日:2013-07-15 16:22:15
かの大英帝国の執事という職業をじっくりと
学ぶことが出来ました。
作品で描かれているように何代にもわたって
主に仕えることもあり、
厳格な職業意識と誇りをもち、
とにかく徹底的に私事を慎む。
その結果として愛する人がいても
それを伝えることが出来ず
只相手の幸せを願うのみ。
愛していると一言も言わない
このような恋愛もあることを
知りました。
投稿者:いまそのとき投稿日:2012-05-29 16:06:32
仕事気質典型的な初老の執事で、オクテの煮え切らない純情演技を見せたA・ホプキンス。片や恋も実もある30女メイド頭を才気で演じたE・トンプソン。確かにうまい。しかしながら肝心のJ・フォックス卿の存在。この豪奢な屋敷の使用人たち。招かれた賓客たち。ナチズムと時代背景。そして富豪の米国人C・リーヴ。それらは意外に掴みにくい。日本タイトルの"名残り"という表現は絶妙だと思う。
投稿者:TNO投稿日:2011-11-01 13:57:23
世の中の実態を知らず、人間の狡猾さへの免疫もないにも関わらず、全てを知っているつもりで、自分達こそ英国や世界を良い方向に導けるのだと信じて疑わなかった英国貴族への痛烈な皮肉。米国上院議員のクリストファー・リーヴだけが正しい事を言っている。スケープ・ゴートにされたジェームズ・フォックスは、気の毒ではあるが、重大な判断ミスをしたのだから、報いは受けなければならない。古城の主2名に仕えた執事の目を通して垣間見せた歴史の描き方は、素晴らしい。一方で、この映画の重大なミスは、エマ・トンプソンとアンソニー・ホプキンスの年齢差が大きすぎて、恋愛感情が嘘っぽく見えてしまったことだろう。前半のホプキンスは、より若々しくあるべきだったと思う。ホプキンスのインタビューで、「演じることは難しい事ではない。伝えたいことに焦点を絞って演じればよく、引き算のようなものだ。」と言っていた。この名優の言葉としては、謙遜も多少はあるとしても、本作での能面演技を見ていると、頷かされる。
投稿者:Normandie投稿日:2010-05-29 03:07:52
主演の二人が中心となってこの映画の空気感を伝える事ができている、厳かな映像とは逆に鮮烈な印象でした。
投稿者:ジーナ投稿日:2009-09-18 01:50:42
ベテラン執事による回想録なためストーリーはチョット地味ですが、自分の人生のすべてを主人にささげるストイックな職業を改めて凄いと思ったし、、一日のほとんどを目配り気配りで過ごす献身的な生活に脱帽でした。
執事という仕事に長年就き、主人に忠実だった男の半生を描いた作品ですが職務を全うするあまり自分自身の想いや意見を封印してしまうのでドラマチックな展開とは無縁です。
そこに執事のスパイ行為がある訳でもなければ、イギリスの社交界のスキャンダルが暴かれる訳でもございません(笑)

しかし、現在と過去の交錯具合が絶妙です。
主人公の不器用さにもどかしさを覚えながら「この恋どうなる?!」と思った瞬間、20年後の現在に戻り昔恋心を抱いた女性に会いに行く老人の緊張した面持を見る事が出来る・・・そのタイミングが上手いのなんの♪な構成でしたね。

登場人物たちは心情をできるだけ表に出さないですしセリフでも表さないので、心情描写の全ては役者の演技にかかっていますがそれを見事に演じきっているのが主人公を演じたアンソニー・ホプキンスです。
過去を悔いつつ現在にいたっても素直になれない不器用な自分・・・その時に見せるラストの切ない表情はもちろんの事、執事という立場をわきまえ様々な場面で耐えぬく表情、人間として当たり前に抱く感情を堪える瞬間・・・とにかくアンソニー・ホプキンスの繊細で優れた心情表現は必見です。
正直、2時間以上の作品にも関わらずダレずに鑑賞できたのは彼のおかげでしたね。
アンソニー・ホプキンス自身が持っている品格はまさにイギリスですし、執事というよりは家の主人って風格ですがジェームズ・アイヴォリー作品の世界に見事にハマっていたと思います。
エマ・トンプソンは、20年後の姿は完璧でしたが若い頃の雰囲気はキャラと若干イメージが違ってたかな・・・。
とは言えクリストファー・リーヴやヒュー・グラント、(ちょい役ですが)レナ・ヘディなど豪華で確かな役者陣が揃っていますので見応えたっぷりです。

英国名門の豪邸や内装・衣装などの美術面も素晴らしく、監督のこだわりが感じられますね。
演出も無駄が無く、音楽もジェームズ・アイヴォリー監督の美しい世界とマッチしていましたし、監督らしい渋みも出ていたと思います。

派手さや見せ場はないかもしれませんが、淡々と重厚な時間を重ねてゆくヒューマンドラマであり純愛物語でしょう。
若い方よりもしっとり年齢を重ねた大人向けだと思います。

とりあえず、夕暮れが沁みました。
投稿者:kinenchyu投稿日:2009-08-23 22:08:29
ちょっと難しい作品だと思いました。アンソニーホプキンスの演技が全編にわたり光っていた作品でした。
投稿者:uptail投稿日:2009-07-25 09:02:15
クリストファー・リーヴ
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2009-01-19 10:32:08
いいと思う
投稿者:おるず投稿日:2007-08-12 19:32:19
【ネタバレ注意】

アンソニー・ホプキンスもエマ・トンプソンも見事にはまり役。息もピッタリ!特典のドキュメンタリーでアンソニー・ホプキンスが「演技で特に意識してることはない」とあっさり語っているのを見て死ぬほどびっくりしました。「羊たちの〜」でレクター博士を演じていた人に見えないんですけど・・・。それにしても作品全体に漂うこの物悲しさときたら!「もう二度とお会いすることもないでしょう」と二人が別れた後の、バスからこちらを見つめるベン夫人のあの表情。ラストで窓の外に放たれた鳩を見つめるスティーブンスも何とも言えません。必要最低限の言葉、必要最低限の挙動で構築された、とても奥の深い演技です。作品としての出来も良かったですが、その9割方は二人の演技力に支えられていると言って過言ではない・・・。

投稿者:ilovesunshine投稿日:2004-06-13 03:34:59
私はハワーズ・エンドよりもこちらの方が好きです。それにしてもニュアンスたっぷりにイギリスを描いたのがアメリカ人の監督・インド人のProducer、ドイツ系ユダヤ人の脚本家と日本人の原作者だったなんて。原作は素晴らしいです。是非読んで見てください。
投稿者:投稿日:2004-06-10 03:14:41
 なかなかいい映画でした。
 第一次大戦、ナチ隆盛、ズデーテン割譲、クリスタルナハト・・・時は流れていきます。
 仕えるということに忠実であることが最もイデオロギーに左右されないことであると・・・。
 愚かしい世情を俯瞰するとともにいささかの後悔が詰まった人生はさほど長くなく続いていきます。

 苦言を一言、アメリカはドイツの一次大戦賠償債権を大幅減額して「ナチスを育てた国」なのであることをひた隠しにしている。
 このことにだけはだまされたくない。
 ついでに映画「ダンケルク」も見ましょう。
投稿者:民生1973投稿日:2004-06-02 02:59:04
【ネタバレ注意】

沢木耕太郎が「完璧」と評していた作品。
 好きな女にさえ心の裡を見せることのないアンソニー・ホプキンス扮する「執事」に百パーセントの共感を寄せることはできないが、現代に生きる人間からは想像不可能な「空気」が、あの時代(大戦中)の英国上流社会には存在していたのだろう。
 今、その種の空気(沈黙を美とする空気)は、どこにあるのだろうか…。

投稿者:JJ投稿日:2003-03-24 14:15:30
【ネタバレ注意】

衰退しつつある貴族社会の、これまた衰退しつつある職業「執事」。
この「執事」という職業の主人公(アンソニー・ホプキンス)が、プライドを持って自分の職務に忠実に励み、その職務への忠実さゆえに、親子の対話の時間や、淡い恋心も犠牲にし、無感情でありつづけて生きた日々。淡々と描かれているのだが、この淡々とした空気が、彼の生き様にも通じるものがあり、とても切なく哀しくて、私はジーンとしました。彼に密かに思いを寄せるメイド頭のミス・ケントン(エマ・トンプソン)との信頼関係を壊さぬように、執事という立場に徹して葬り去った淡い恋心も、心に沁みました。

投稿者:まきむら投稿日:2003-02-13 17:00:43
前半はかなり退屈。
人間関係が分からないまま、あっちこっち時間が飛ぶ。
予備知識ゼロでは厳しかった。
筋が見えてきた後半では人に仕える男の悲哀を感じさせるが
それが話しの主旨なのか。
わけが分からずイライラした。
原作を「読みたい」のではなく「読まなくては」と思わせる映画だった。
投稿者:ポクスンア投稿日:2002-08-16 12:04:57
誇り高きプロ根性の合間に孤独と悔恨の情が垣間見えて、
見終わるとしんみり。
構成を変えることで原作よりも
“時代の波にぽつんと取り残されるスティーブンス”が前面
に出た感じ。近代化と伝統の狭間に取り残された人は
ヨーロッパにもいたのね。
投稿者:うらら投稿日:2001-11-01 05:32:35
カズオ・イシグロの原作を読んだ後に観たんだけど、原作が持つ古き良きイギリスへの郷愁というテイストが、この映画からはよくわからないね。映画からも物悲しさはにじみ出ているんだけど、「執事」という絶滅の危機にある職業を通して描かれるイギリスの佳き時代への懐古というテーマが、よく伝わってこないのよ。
原作をヒントに自由につくった映画だとしたら、不親切な作品だと思うし。原作を読んでない人が観たら、何を映画きたい映画なのか、よくわからにのでは?

原作はホント素晴らしいです。ぜひ、原作読んでみて下さい。
投稿者:ドトウ投稿日:2001-06-14 06:21:12
ホプキンスの執事役は、必然のごとくビッタリハマってた。
でも、地味な執事の純愛をダラダラ見せられるのはちびっと苦痛。
インテリフェイスの彼なら、主人の主義・思想に口をはさむ展開にしても
面白かったのでは。
投稿者:MA投稿日:2001-05-22 21:10:43
素晴らしい映画です。アンソニー・ホプキンスの真骨頂を堪能できます。レクター博士役なんて、この映画の、執事スティーブンスの抑制の効いた内面演技を見ると、ホプキンスにとってはちょろいというのがよーくわかります。
個人的には、ホプキンスの映画では一番好きです。
エマ・トンプソンは好みではないですが、この映画では良いです。あまり鼻につきません。
大人の、静かで残酷で、切ないラブ・ストーリーです。
投稿者:くうちゃん投稿日:2001-04-12 00:12:45
フォスターの原作より、こっちの方がよかった。
たぶんホプキンス演じるスティーヴンを描くことに監督が
専念したからではないだろうか?
フォスターものになると、背景中心って感じのシーンをよくみかける。
おかげで俳優が背景の中に溶け込んでしまって、
結局何が言いたかったのか、わからなくなった・・・。
投稿者:パタパタママ投稿日:2001-02-03 20:27:41
ホプキンスは本当に素晴らしい!改めて惚れてしまいました。
一挙手一投足が執事そのもので、どの表情も見逃せないほど完ぺきでした。
欲を言えば、エマトンプソンの恋心をもう少しロマンチックに描いて欲しかった・・。作品としてはその必要はなかったのかな?
投稿者:クロマツ投稿日:2001-01-08 19:30:05
原作と比べ、そっちもいいが、遙かによくできた秀作。音楽も映像美もエマトンプソンもアンソニーホプキンスもあらゆる面で秀でている。ただ中年のころのホプキンスと老人になったホプキンスに、老け方の差があまり見られなくて、現在進行なのか、回想シーンなのか少し戸惑った。
投稿者:河崎投稿日:1999-08-13 08:51:44
荘園貴族の館に仕える多くの人々の日常と共に、執事としての仕事以外のことの全てを自分の中に抑え込んでしまう頑ななまでに職務に忠実なスティーブンスと、彼に密かに思いを寄せるミス・ケントンとの心の機微が、抑制の利いた演出で淡々と描かれていきます。不誠実な人は全く登場せず、美しい田園風景と相俟って、心地好い一遍です。ところで原作の訳者によると、翻訳に当たってはバットマンの執事アルフレッドをイメージしたそうですが、品格があり、それでいて人に仕える立場であることを適確に演じ切ったアンソニー・ホプキンス。これは大正解だったと思います。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞アンソニー・ホプキンス 
 □ 主演女優賞エマ・トンプソン 
 □ 監督賞ジェームズ・アイヴォリー 
 □ 脚色賞ルース・プラワー・ジャブヴァーラ 
 □ 作曲賞リチャード・ロビンズ 
 □ 美術賞ルチャーナ・アリギ 
  Ian Whittaker 
 □ 衣装デザイン賞ジョン・ブライト 
  ジェニー・ビーヴァン 
■ 男優賞アンソニー・ホプキンス 
□ 作品賞(ドラマ) 
 □ 男優賞(ドラマ)アンソニー・ホプキンス 
 □ 女優賞(ドラマ)エマ・トンプソン 
 □ 監督賞ジェームズ・アイヴォリー 
 □ 脚本賞ルース・プラワー・ジャブヴァーラ 
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞アンソニー・ホプキンス 
 □ 主演女優賞エマ・トンプソン 
 □ 監督賞(デヴィッド・リーン賞)ジェームズ・アイヴォリー 
 □ 脚色賞ルース・プラワー・ジャブヴァーラ 
 □ 撮影賞トニー・ピアース=ロバーツ 
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