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いとこ同志(1959)

LES COUSINS

メディア映画
上映時間110分
製作国フランス
公開情報劇場公開(東和)
初公開年月1959/10/10
リバイバル→ザジフィルムズ-99.2
ジャンル青春
クロード・シャブロル初期傑作集 Blu-rayセット
(『いとこ同志』『美しきセルジュ』収録)《初回限定生産》
参考価格:¥ 9,180
価格:¥ 7,100
USED価格:¥ 14,510
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【解説】
 パリに受験のためにやってきた真面目な青年シャルル。彼はいとこのポールのアパートに同居することになった。熱心に勉強に勤しむシャルルの前で、ポールは女を引っ張り込み、遊びにばかり夢中になっている。そして、万事に要領のいいポールは、シャルルをしり目に試験にさえもあっさり合格してしまう。そんな理不尽さに、シャルルは次第にいらだちを募らせていった……。C・シャブロルが初監督作「美しきセルジュ」に続いて描く奇妙な青春映画で、その鮮烈なイメージと斬新な描写はヌーヴェル・ヴァーグの存在を世に知らしめた。
<allcinema>
評価
【関連作品】
美しきセルジュ(1957)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
19 9.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:uptail投稿日:2013-11-29 10:53:00
ステファーヌ・オードラン
投稿者:sachi823投稿日:2013-06-21 22:14:40
正直者は馬鹿を見るという教訓?に
満ちています。あまり生活感のない人物ばかりが
登場しますね。リアルタイムで見れば
また感想も違っていたかもしれません。
わかったようでよくわからないのが
ヌーベルバーグの魅力か。
こういう映画が若者から支持されて
批評家から高く評価された時代が
あったんだなあ。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2012-10-23 15:11:19
【ネタバレ注意】

「美しきセルジュ」と同様にこちらも皮肉に満ちた作品。こちらはパリが舞台だけに開放感はあるが、その代わり退廃的な雰囲気が全体を占めている。真面目なシャルルが試験に落ち、遊び人のポールが受かってしまうという、いわばキリギリスがアリに勝ってしまう、なんともやりきれない結末に。しかし、勝者であるはずのポールも、殺人者という十字架を背負って生きていかなければならない。これほど皮肉に満ちた結末もないだろう。ブランとブリアリの配役を前作と逆にしているのも面白い。

投稿者:Normandie投稿日:2011-06-08 10:12:27
これほど歪んだ青春映画はないでしょう。
この監督の冷静さは亡くなるまで一貫していた。
凄いとしかいいようがない。
投稿者:TNO投稿日:2010-03-07 21:19:02
【ネタバレ注意】

ポール(ジャン=クロード・ブリアリ)は、自信家で金持ちで、ちゃらんぽらんで、遊んでばかり、試験はカンニングでパス、社交的で女の扱いもうまい。シャルル(ジェラール・ブラン)は、生真面目で不器用、一つのことに集中すると他のことは全く考えられなくなってしまい、他人とのコミュニケーションは苦手。この対照は、極めてわかりやすい。シャルルが挫折して、銃でロシアンルーレットを始めるのは、壊れた人間が始める異常行動として理解できる。ここでは、運にも見離されてしまう。シャルルにとっては、全くと言っていいほど、良い事はなく、とことん残酷な映画。でも、シャルルは死んで、ポールは生き残るのに妙に納得させられて、不快感は残らない。この二人の演技は良い。クロード・セルヴァルも良かったが、何故、だいの大人が、一学生に寄生しているの?最後ドアの呼び鈴が鳴って現れるはずの人物は、明らかに掃除婦のおばさん(ジャンヌ・ペレ)でしょう。クロード・シャブロール監督の第一作"美しきセルジュ"と見比べると、面白い。本作の掃除婦は、前作のホテルのおかみ。セルヴァルは、前作では、牧師役だった。ポールを取り巻く女学生の一人のミシェル・メリッツは、前作では妊娠したジェラール・ブランの妻だった。

投稿者:ローランド投稿日:2009-11-11 08:23:11
 冒頭の、駅でタクシーに乗るときのやりとりからして、いかにも気弱
な田舎ものとして描かれたシャルルは、その後の展開も、
あの状況ではロシアンルーレットに追い込まれるのも仕方なしと思わ
せるほどに惨めで、銃口を自分に向けて引き金を引かないところが
人間性なんだろうけど、人生の終焉さえも生煮えで不本意そのもの、
クロード・シャブロルはシャルルの人物造形に冷淡です。 
すこしくらい弾けさせてやってもよかったろうに・・・・。  
 多くの歯車が噛みあって回転しているのを、そのうちの一つの歯車が
頑張って逆回転させるほどに、意識して運命を変えることって難しい、
そんな言葉が思い浮かびました。  

 男二人に女一人、シャルルとポールにフロランスが加わり一緒に
暮らし食事をする場面で、「突然炎のごとく」の三人を思い出した
のだけど、フロランスに、「突然炎・・・・」の男二人を翻弄するジャンヌ・
モロー演じるカトリーヌほどの魔性はなく、それに主役のシャルルも脇役
だったような存在感で、良かれ悪しかれポールが一番印象が強く、
晩年には禁治産者にされて自殺するルートヴィヒ二世気取りか、
ワーグナーをバックに燭台を掲げながら詩を朗読したりなんかもする、
尊大で自由奔放な振舞い、周囲がそれを許しているのは財力に裏打
ちされたものがあるからなんだろうが、始めのうちは嫌だったこの
キャラクターに、終いにはなぜか無邪気な愛嬌のようなものを感じて
しまうのであります。  ポールが貴族の御曹司ということにするには
この映画の時代設定に無理があるけど、ヴィスコンティなんかがそ
ういうふうに作っていたら良いものが出来たのではないかなって、
そんな気がします。  

 玄関のベルが鳴ったところでのエンディングだけど、ドアを開けて現
れるのは金の力で後始末を引き受けることになるクロビスか?。 この
狡猾人間が、それと対比する形でポールに貴族性を与えてましたね。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2008-11-14 15:07:05
【ネタバレ注意】

誉められ過ぎている作品だから、観る前ちょっと苦痛に似たプレッシャーを感じたぜ(笑)。結局は、穏やかなスタイルで都会の大学生を描いた、若干退屈な作品。
まあ、悪くはないけどね。
銃や恐竜の骨で飾りたてられたポールの豪華なアパルトマンに、田舎からいとこの少年(シャルル)がやってきた。同居を始めたおふたりさん、卒業試験(?)を前に生活態度は対照的。激しく女遊びするポール、まじめなシャルルを歓迎しながらも性欲優先、シャルルが惚れたフロランスを素早く横取りしてみせるほどのワルで、逆にシャルルは、気弱にも「順番を待つよ」と現実を受け入れるカワイさ、潔さ。そこでアパルトマンに同棲しちまう女(フロランス)も女で、腹黒いと言うより心底エ・ロ・イ。
なるほどね。ここで、分かったぜ。処女作『美しきセルジュ』は、セックスぐらいしかやることのない田舎と「よそ者(パリジャン)」の齟齬を描いてみせ、こちら、恋愛(=セックス)三昧の都会グループと「よそ者(田舎者)」の違和を描く。ねじれはあるが、同じ構造か。よそ者は去れ!!である。お楽しみ中につき、ダサいヤツは消えろ!!である。
デビューにあたって、シャブロルは2本のシナリオを用意し、テーマは同一、もちろん役者も同じだった(ブラン&ブリアリ)、スッキリと納得が行った。
(以下、さらなるネタバレ)
『セルジュ』では“権威無きアドバイザー”が田舎司祭として、こちらでは書店のおっさんとして現れる(価値とポジションが同じ)。彼らの空疎な忠告は「連中と交わるな」、ハイハイ。ラスト残り10分も比較に値する。『美しきセルジュ』では、深夜に「起きろ!起きろ!」、こちらは闇の中で「起きるなよ、起きるなよ…」。死ぬか生きるかが賭けられた場面を経て、あちらでは人が生まれ、こっちでは人が死ぬんだぜ。
まるで2本の映画がいとこ同士であるかのように、そこには「同一作家による物」という以上の相似性がある。そこらを押さえた上で、細部の差異を味わいたい。
微妙だが、個人的には『セルジュ』に軍配(だが採点上は同点にしておこう)。

投稿者:paris1895投稿日:2007-04-25 14:59:49
怖い怖い映画でしたね。
フランスの、アメリカにはない、フランスだからこその映画でしたね。

田舎から来た男と、都会育ちのお金持ちの男、いとこ同志なのね。
ひょんな事から不思議な不思議な三角関係になってしまってね、悲しい悲しいラストに行くんですね。

ジャン・ルノワールとフリッツ・ラングが大好きなシャブロルの、大好きな大好きな映画への愛がね、垣間見える見事な映画でしたね。

心理描写も何もかもを排しているからこそ、見える心理があるのね
彼の心理がこうなって、こうなったから、なんてだらだら説明されるよりもね、ここまで心理描写を省いてしまえば、それは不思議と見えてくるもんなのね。

吃驚しましたね、いとこ同志。
ヌーヴェル・ヴァーグの中でも、特に良い作品ですね。
投稿者:ブロッケン鈴木投稿日:2007-02-13 23:23:02
【ネタバレ注意】

 何たる皮肉で壮絶であっけないラスト・シーン。
 同じヌーベル・バーグの傑作「勝手にしやがれ」よりも、こっちの方がビックリした人が多かったのではないだろうか。

 真面目に生きるのが馬鹿らしくなる。これぞ皮肉をテーマにした映画作品の最高傑作だ。

投稿者:Tom投稿日:2005-02-06 07:11:32
日本では圧倒的に評価の低いヌーベル・バーグ作家だろう!!!
伝統を重んじる監督とか下の誰かがコメントしてたが、全く的ハズレだな。
そいつは『気のいい女たち』を見てないだろうね。
映画史において最も恐ろしいラストーシンの一つと多くの批評家から絶賛されたこの作品は旧式のスタイルを完全にぶち壊した瞬間だった!!!!!
投稿者:さち投稿日:2005-02-02 21:20:17
アリはキリギリスには勝てない
投稿者:Stingr@y投稿日:2003-07-14 17:28:39
 本作は「フランスのヌーヴェル・ヴァーグ」と一応認識できる。しかし,(1)無軌道な青春群像,(2)真面目な弟分と奔放な兄貴分,(3)女性をめぐる弟分の妬み,(4)殺人,と,全く「狂った果実(1956)」を“ベースにしている”としか言いようがない。しかも,出来栄えは「狂った果実」のほうが断然上だ。というのも,主題の1つである無軌道な青春群像の描き方が本作では取って付けたようだし,試験に落ちてからロシアンルーレットに至るまでの弟分の心理変化の描き方も下手だ。殺人も偶発的で殺意がないのでストーリーに強さがない。さらに,先にロシアンルーレットをした弟分が死ぬことになるのは勧善懲悪である。

 日本にいて「狂った果実(1956)」を原語のままで観られるという喜びが,どんなに大きなものであるかを再認識させてくれる作品。
投稿者:GRIFFIN投稿日:2003-07-06 15:16:24
 ぞくぞくする青春。 大部分の人は、主人公に感情移入とはいかないまでも同情できてしまうのでは?と思わせる珍しいフランス映画。
 物語の起伏と感情の暴発ぶり、そして刹那の中に描きこむ寂しさや悲しみ、それらが実に見事に映像化されていた。
 今作が世に出て45年。みずみずしさは今も輝きを放ってると思う。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2002-01-13 10:56:59
 初期ヌーベルバーグの映画の中では、最も老成しているんじゃないか。「老成」なんて嫌らしい言葉を使ったが、決して悪い意味ではありません。とても監督2作目とは思えない出来過ぎの完成度。しかし同時に瑞々しい画面も沢山あり、私は大好きです。特に、ジェラール・ブランとジュリエット・メニエルがパーティの喧噪から抜け出した夜の舗道のシーン。二人の感情の昂ぶりに合わせてなんと繊細なカメラワークとカッティングを見せることか!いやぁ、このシーンだけでなく全てのカットに亘ってアンリ・ドカエのカメラワークは吃驚するくらい計算されている。夜間シーンの光の美しさも溜息もの。
 しかし、ブランが主人公ではあるのだが、この映画はジャン・クロード・ブリアリの映画ですね。彼の存在感は圧倒的だ。彼の演技の大きさに少々鼻白む映画も多いのだが、ここでは繊細なブランと好対照なカリスマ性を発揮してラストに至るまで違和感を覚えない。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 金熊賞クロード・シャブロル 
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