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ファイブ・イージー・ピーセス(1970)

FIVE EASY PIECES

メディア映画
上映時間98分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(COL)
初公開年月1971/05/01
ジャンルドラマ
いい生活なんて 吐き気がするだけだ!
ファイブ★イージー★ピーセス [DVD]
参考価格:¥ 1,512
価格:¥ 933
USED価格:¥ 583
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【解説】
 裕福な音楽一家にそだった青年ボビーは、自分の階級を離れ、石油採掘の仕事をする浮き草のような生活を送っていた。そんなある日、彼の恋人で下層階級の女性レイが妊娠する。ボビーは家庭に戻ることを決心するが、彼もレイも、家族の中ではドロップ・アウトした存在になってしまっていた……。生きる価値を見いだせない青年の苦悩を描いた青春ドラマ。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1071 7.10
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【ユーザーコメント】
投稿者:tonerico投稿日:2018-07-30 02:41:23
1970年といえばニュー・シネマとかがもてはやされた時代。こういう映画に対して「新鮮だ」とか「新しい感覚の〜」などともてはやした時代の遺物である。
救いのない主人公もさることながら、登場する人物が皆どこかずれていて偏執狂的である。この映画はそういうアメリカ社会の一面を我々の前に露呈した、といえば聞こえはいいが、そんなことは言われるまでもなくわかってること。あちらの国の人間が持つどこかヘンな感覚。それがこの映画の狙いだとしても、あまりに中身のない作品だ。
ジャック・ニコルソンの演技にしても、たいして印象的でも魅力的でもない。まだ若いからかもしれないが、こんなに魅力のない俳優だったかとむしろ驚いた。彼が役者として本領を発揮するのはもっと後の作品だろう。
総じて作品、俳優を皆「買いかぶりすぎ」。
何も伝わってこず、何も残らない映画。まじめに語る価値もない。
投稿者:Nashua投稿日:2015-10-19 01:26:40
【ネタバレ注意】

 この主人公を「モラトリアム青年の成れの果て」だとか、はなはだしくは「現代で言うところのニート」などと評して間に合わせる向きがあるが、そんなバカな、と思う。ニートがこんなに労働現場でガツガツ働いたり仲間と遊んだりできるはずがない。モラトリアムと女たらしは両立するとしても、見ず知らずの土地へ全てを捨てて(上着すら捨てて!)旅立つほどの破れかぶれな度胸などありはしない。身重の恋人さえ捨てていくのだから、倫理的には全くほめられた話ではないが(相手側に問題がないわけでもないが)、それとモラトリアム云々は別の話だ。
 彼はむしろ独立心旺盛な人間であるし、実際そのための力強さも備えている。彼が責められるのは、たとえば自分が与えることはしないで、思い込んだ相手の「愛」を得ようとする身勝手さ。だが彼の我が道を行く独立心は、それ自体としては身勝手とはされない。ここら辺の区別が、同調圧力の強い日本では理解されにくく、全てはただの「わがまま」だと、観る者の都合に合わせて体よく解されてしまう傾向があるのだろう。だがそれはこの映画の主人公の問題ではなく、日本社会の問題である。

 ボビーの正体は何か。彼は、真正の芸術家である。実は一族(プロの音楽家一家)の誰よりも、彼は革新性を秘めた芸術家なのだ。だからそのピアノ演奏はクラシックに打ち込む上流社会の子弟・キャサリンをノックアウトする。ボビーの兄や姉の様子からも、実は彼のその才能を薄々見抜いているが、自分達とは別種の才能なので、どう扱っていいかわからないでいる、といった雰囲気が感じられる。
 実際、彼の内に秘めた革新性は、そんな上流社会の環境、オーディエンスに意味を見出せない。かといって、同棲相手のレイが歌うようなカントリーの通俗性に埋没することにも耐えられない。彼はいずれ、NYのような都会に出て、前衛的な音楽、あるいは前衛的な要素を包含するロック・バンドのようなものに参加してこそ、その個性が爆発するタイプのアーチストだろう。そうした通俗でありながら先鋭的であるような特殊な場所にしか、居場所はないのだ。
 だが仮にそのような環境の中で成功を収めた後でさえも、上流の出でクラシックの作法で育てられた幼年期からの感性はしがらみになって、彼を現実との折り合いのつけづらさで苦しめるだろう。あるいはまた、身重の恋人を置いてきた罪悪感を引きずり続けるだろう。そこから奇矯な振る舞いに走ったり、定石どおりドラッグにはまったりするのかもしれない。そしてそれ自体が、彼の創作のテーマになりうるだろう。そうした悲劇的な音楽を作ることが、自分に与えられた役割なのだと納得できれば。

投稿者:Marie&Marilyn投稿日:2014-11-07 02:42:04
むかしは、ボビーはわたしだ、というくらい、あの男に共感していたのですが、いまは、ただただ、腹が立つだけ。
かわらないのは、エンディングの素晴らしさ。
音楽が流れないのが、よい。
むしろ、これは、オンナの映画だよね。
と、最近、おもうように、なりました。
投稿者:ASH投稿日:2014-01-19 17:48:45
【ネタバレ注意】

 しかし、置いてっちゃうってのもナンだよなぁ。でもさ、すべてのしがらみから解放されたいって欲求は、悲しいことにどんな人にもあるもんだよ。あまりにも無責任ゆえに共感できるような人物じゃないが、ああもウルサイと、プイッと逃げ出したくなる気持ちも分かる。他人のモラトリアムっぷりを見せられると腹が立つが、その実、自分自身も立派にモラトリアムってヤツ、多いよな。

投稿者:sachi823投稿日:2013-08-24 01:20:00
ニューシネマ全盛時にこの監督の代表作として公開され、
その内容と演技が大変話題になり、
多くの若者の共感を得たヒット作と聞いています。
ジャック・ニコルスンも、後のインタビューで、
父と対峙する場面は演技ではなく
本当にに泣いた、と思い出深い作品としてあげております。
主人公は、現在なら主人公になりうる人間かどうか疑問で
今時の風潮の中では軽蔑されていまいそうな男ですが、
当時は社会からドロップアウトした
人間に対しても、人々がそれを受け入れ
共感するだけの度量の大きさがあったのでしょう。
監督の主人公への暖かく優しい眼差しを感じます。
現在のように金と権力のみを信じ、
「コミュニケーション能力」と称するものにより、
自分の首を絞め「勝ち組」と「負け組」に選別する
不健全な社会の中では、到底このような作品は
生まれないでしょう。
投稿者:bond投稿日:2007-03-21 13:48:10
が長引いて、おっさんになっちまった。追えば逃げる、追われれば引く。大人になれない話し。
投稿者:irony投稿日:2007-03-21 11:10:09
 「私ほどあなたを愛してる女はいないのよ」…こりゃ逃げちまうんじゃないかと思ったら やっぱり…。この作品の主人公に好意的な何かを感じてしまうのは何かいけないような感じがした。
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2006-01-02 09:53:35
周りの人も、そう思っているのか?…僕(本人)には解らない。
ピアノを弾けば褒め称えてくれるのだが、本当に自分の価値を認めているのか…ピアノは良いけど、あいつはなぁ。結局、彼が求めているものは愛なのかも知れないが、与えられているそれがそうとは思えない……被害妄想(いや鋭い感受性が示すとおり実際はその通り)なのかも。
半端ねぇ。逃げと言うよりは、勘違い的自己犠牲で最後の彼女も取り残した…俺は必要なかろう(どうせ不幸にしてしまうし)、という考えなのでは?…と。
〜もっと離れたくない相手だと不幸になるが手放せない…(一緒に地獄へ堕ちよう、じゃないが)となるのかも〜いずれにしても感情は激しいね。
ところで彼が自宅に帰ったときのシーンで2人が弾いている曲は、オープニングのクレジットによると、モーツァルトのピアノ協奏曲第9番変ホ長調(K.271)「ジュノーム」第二楽章の中間パート(そこまで書いてないか)…なのだが〜まぁオーケストラは付いてないな。公開時コピーは意味不明…いい生活ってなにさ?ベガスで豪遊することか?
投稿者:SoH投稿日:2005-05-04 06:50:42
【ネタバレ注意】

この映画が面白くないっていう人がいても、その意見、非常にわかる。主人公がムカツクと思った人がいても、その意見、非常にわかる。だけど、俺みたいな人間には胸に突き刺さるんだよなあ、これ…。ジャック・ニコルソン演じる主人公ボビーのキャラが半端で、それが同じく半端ものの俺には時に自分を観てるかのようで、痛々しい。彼はいい年して定職につかず、自分に音楽の才能がありながら、それを突き詰めることをしなかった。ボビーの家族は非常にインテリジェンスを感じさせてくれるものだから、そこで育った彼もある程度の教養がある人だと思われる。でも親と反発して、そういったインテリジェンスとは無縁の(といったら失礼かな)日雇いの仕事に就く。もちろんそこに自分の居場所はない。周りと自分、ウマが合わないと思いつつも、一人っきりになるのは耐えられないから、周りに合わせることもする。でも、たまに「やってられるか!」みたいな感情が噴き出してしまう…。俺はこの映画の主人公ほど孤独を抱えて生きてはいないし、彼ほど露骨に感情が暴走することはない。でも、なんか彼が抱いてる「悶々とした気持ち」ってのが、わかる気がするんだよ。カレン・ブラック演じる彼女さんのキャラ造形も実に巧み。俺だって序盤のボウリングの時、彼女にムカついてた。「なんだ、この女。お前には教養ってヤツはないのか!」って。あと旅の途中、モーテルでボビーにセックスをせがむ時や、ボビーの家族たちに対する空気読まない会話など、見事にウザい。でも、ボビーはそんな彼女と別れることもしなかった(最後別れるけど)。その気持ちも、なんとなくわかるんだよね。それから工事現場での友達…というか、話し相手さんの描写も文句なし。教養に欠け、時に下卑た笑い声をあげる野郎で、彼自身、そこまで悪い人ではないんだろうけど、身近で話せる野郎があんな人しかいなかったら、そりゃボビーも面白くない時はあるだろうな。ボビーの、そういった人たちに対する感情は、「時に好き。時に嫌い」って感じで、それが見事に表現されてる。そういえば主人公一家の描写もお見事。細部の描写が特によろしく、「ああ、確かにボビーとこの家族は合わないだろーなー」と思うことしきり。…まあ、俺は「主人公と家族の溝」を描く後半より、「主人公と周りの連中との溝」を感じさせる前半の方がグサグサ胸に突き刺さるものがあったんだけど(後半はカレン・ブラックが再登場してから俄然面白く感じた)。個人的に印象に残ったシーンは、まずボビーが高速道路でピアノ弾きながら、どっかに行っちゃう場面。さすがにリアリティには欠けるだろうが、あそこは「あ〜、もう知らねぇ。どうにでもなれ」っていう彼のヤケクソの心情を見事に語ってると思う。それと中盤のレストランでの融通の利かないウエイトレスとの会話も、何気に名シーンだし、仲の良かった姉さんと住み込み男との情事を目撃して、キレるシーンも素晴らしい(その後の家族のボビーを見る冷たい目よ!)。口の利けなくなった親父を前に、涙ながらに語られる独白も胸に迫るものがあった。…時に「人生、面白くねぇ」とまぢで感じる人、孤独を抱えてる人、そしてその原因は「自分」にあるってことに気付いてても、「自分」を変えようとしない人が観たら絶対心に残る一本。俺は…自分の家族のことは好きだし、一生涯付き合っていける(と思ってる)友達も多くはない上、今は頻繁に会えないけれど、何人かいる。でも俺が家族と断絶して、そんな友達連中もいなかったら、この映画観て立ち直れなかったかもしれない。この映画のラストは壮絶だもの。結局、逃げ出しちゃうんだぜ?「ダメな奴は結局、現状を改善しようとせず、ただ逃げ出すだけなんだ」ってメッセージをものすごく感じた。あ〜、こんな映画を観て、「痛いとこつくな…」と思う自分が嫌だ。それでも何回もこの映画を観てしまう自分が嫌だ。でも、これから先も僕はこの映画を何回か観るだろーな。いつの日か、「ボビー、お前のやってることはやっぱり間違ってるよ」といえるようになりたい。いかにもアメリカン・ニューシネマな傑作でした。え〜、役者さんは皆さん好演。特にジャック・ニコルソンは役に説得力を持たせる名演を披露。カレン・ブラックの教養をまったく感じさせず、自分自身に悪気はないんだけど、人をムカムカさせる演技も素晴らしいです。

投稿者:映画は劇場で投稿日:2005-01-22 05:03:40
深夜のテレビ放映で十数年振りに見ました。やりすぎだす前のニコルスンは上手かった。カレンもいい味出してるし、脚本がこの時代の空気も含んでいて絶妙。ところで、彼が自宅に帰ったときのシーンで2台ピアノの曲を弾いてるんですがどなたか曲名を教えてください。
投稿者:さち投稿日:2004-12-02 07:39:28
最後のシーンはよかった
投稿者:トレマー図投稿日:2003-06-22 00:36:50
説教くさいテーマだとかがなく自然と主人公の物語が進んで行く、そして途中でぶつ切りにして終わらせてしまう。この当時の映画のそんなところが心地よい。
投稿者:ゆきぼー投稿日:2001-10-12 18:56:17
あまりにもボビーの破滅型がゆるせなかった。
自分が心をひらけばすべてがかわるのに、少しも努力
できないのかよー。やだ。
投稿者:ゆきぼー投稿日:2001-08-20 11:20:05
私には何にもくるものがなく、普通にさらっと観た。
投稿者:鳥越 総二郎投稿日:2001-01-08 21:02:49
何はともあれテーマミュージックのタミーの名曲stand by your manとカレンブラックの「可憐」な魅力が印象的。彷徨する主人公J.ニコルソンは何故か忘れてしまいそう。気のいいおちょこちょいなウエートレスのカレンブラック。ありふれてはいるが惹かれる女の子。いつまでもそのキュートさが心の残る。構成の散漫さもあの当時のアンニュイな世相をむしろ表現している。最後にタミーのご冥福を祈る。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-23 07:59:12
 悪くもないが、訴求しない。画面はいいのだが、ジャック・ニコルソン演じる主人公に納得性がない。
 カレン・ブラックはよく頑張っていると思う。ラストで独りぼっちにされるなんて、余りに可哀相だ。
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