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フィツカラルド(1982)

FITZCARRALDO

メディア映画
上映時間157分
製作国西ドイツ/ペルー
公開情報劇場公開(大映インターナショナル)
初公開年月1983/07/15
リバイバル→ケイブルホーグ-2001.2.17
ジャンルドラマ/アドベンチャー
フィツカラルド Blu-ray
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 4,067
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 Photos
フィツカラルド

【解説】
 19世紀末の南米ペルー。オペラハウス建設を夢見るブライアン・スウィーニー・フィッツジェラルドは、資金繰りのために無尽蔵のゴムの木を有するアマゾン河上流の未開地へ挑む……。何ともはや壮大なドラマであるが、これをニュー・ジャーマン・シネマの旗手W・ヘルツォークは、アマゾン長期ロケによってフィルムにしかと焼きつけた。船に乗って川を上っていくストーリーは、「地獄の黙示録」の原作でもあるジョセフ・コンラッドの『闇の奥』を思わせるものの、ここで主人公フィッツジェラルド(=フィツカラルド)が遭遇するのは狂人ではなく圧倒的な自然の力だ。激流に阻まれたため、やむなく船の山越えを決行するフィツカラルド。その巨大な蒸気船がインディオの協力を得て山を上っていく光景はまさにスペクタクル、息をのむ映像が眼前に広がる。主人公の執念がここまで壮絶なビジョンとなって観客を包み込む例はちょっとないだろう。苛酷なロケのためスターが次々と降板していった末にフィツカラルドの役を得たキンスキーだが、まさにハマリ役。彼を見守る恋人カルディナーレと共に、実に人間臭いキャラクターとなっている。ラスト・シーンも味わい深く、この大作を締め括るにふさわしい素敵な余韻を残す。
<allcinema>
評価
【関連作品】
地獄の黙示録(1979)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1084 8.40
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【ユーザーコメント】
投稿者:ローランド投稿日:2016-12-09 11:17:04
  蒸気船が煙突から煙を吐きながら山越えするって、よくもこんな気宇壮大なバカなこと (褒め言葉) を思いついたもんだとそれだけでも作品の価値を認めたくなるくらいで、未開の山奥にオペラハウスを建てて維持管理はどうするつもりなんだよ?だなんてことは考えてはいけない、大人の夢と冒険心を満足させるべく物語が展開され、大自然のなかでオペラのアリアを流して、宣教師の首をミイラにするような未開人もその歌声に影響を受けるというところでは意味は違うが 『ショーシャンクの空』 を思い浮かべたのだけど、この監督は音楽大好き人間みたいでなかでも伝説のテノール歌手エンリコ・カルーソに思い入れが大きく、それを称え上げるのが一番の目的かな?って思わせる作品になっている。  

  『モスキート・コースト』 や 『刑事ジョンブック・・・』 製作時のピーター・ウィアー監督はこの作品の影響を受けているのかも知れないと思ったのだけど、モスキート・・・のハリソンフォードのイカレ親父ぶりも良かったがこの主人公のクラウス・キンスキーは遥かにそれを上回っていて、娼婦館のマダムに惚れられ貢がれるのは見かけよりも人間性なんだろうなって、その人格にはどこか小説 「月と六ペンス」 まで思い浮かべてしまいます。 エンディングで、川面をすべる白い船上でアリアが歌われ、デッキに立って満足そうに葉巻をくゆらす様子には観ているほうも良い気持ちになりましたよ。   

  声楽の好きな人は出だしとエンディングの数分だけでも満足するのではないかと思うくらいなんだけど、エンリコ・カルーソにマリオ・デル・モナコにルチアーノ・パヴァロッティに・・・と、イタリアってテノール歌手の宝庫なんでした。 腹の底から声を出す遺伝子が豊富なのかね。 羨ましいことだ。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2014-05-06 13:16:23
【ネタバレ注意】

 あゝ幸福な映画だ。こんな映画を見ることができてしまうこと(ということはこんな映画を撮ることができてしまったということ)が、それだけで映画の至福だと思う。本作のクラウス・キンスキーは存在それ自体が多幸感に溢れている。アギーレと比べても負けず劣らずのパラノイアなのだが、アギーレと異なり、優しさもあり、何を考えているか分かりやすい、まともな造型だ。本作の欠点を強いて上げるなら、このキンスキーの分かりやすさを上げるべきか。嗜好の問題と云えるかもしれないが、『アギーレ』の謎めいた造型の方が映画的だ、という感覚は確かにある。しかし、偏執する対象(簡単に云えば「夢」)のスケールの大きさ、明澄さ、或いはクラウディオ・カルディナーレの笑顔と揺るぎない信頼感もサポートし、エンディングは実に清清しい。こんなレベルの映画は滅多にないと感じる、グレートムービーだ。
 あと、有名な船の山越えの部分は、そのゆるやかなスピード感と重量感がいい。映画の画面の運動においては往々にして緩慢さが強さにつながる。
http://cinema.intercritique.com/user.cgi?u=3449

投稿者:sachi823投稿日:2014-02-06 21:29:45
船が山を登るシーンなどスペクタル作品としても
素晴らしい出来栄えであると思います。
キンスキーは怪奇俳優のイメージがつよかったのですが、
本作品では執念の男を力強く演じていて印象的です。
ラストのほほえみは人間の複雑な感情をあらわしていて
この上なく美しい至高の魂を感じます。
投稿者:こじか投稿日:2013-12-09 01:26:17
【ネタバレ注意】

素晴らしくて参りました。

投稿者:bond投稿日:2013-08-03 20:16:11
中盤の船旅は「地獄の黙示録」的。原住民の協力なくしてはできなかった。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2013-07-27 21:32:25
【ネタバレ注意】

5年ぶりの再チャレンジ。一気観は出来そうになかったので、昨日から3回に分けて観た。監督の執念がモデルになった人物と重なって見える所に一番インパクトがある。何より異常なのは蒸気船の山越えが本当に行われたか確証は無く、もし作り話なら撮影したヘルツォークはフィツカラルド以上のイカれ男になる。劇中で触れられてる「ナイアガラを見た男」のように、写真などの証拠が無くても目撃者が居た事が重要なように、実話かどうかより映像化の方が重要だと信じた監督は凄い。個人的にはマルコ・ポーロの冒険も新たに映像化する価値はあると思ってるんだけど(20年前にデ・ニーロが演じて欲しかった)。

投稿者:陸将投稿日:2011-09-22 21:48:10
【ネタバレ注意】

何と異様な映画だろうか。
蓄音機からアマゾン川に流れるオペラ。
食卓を囲む船員たちをさらに取り囲むインディオたち。
そして、山を登っていく大きな白い船。

奇妙なバランスの画が次々と映し出されるが、それは単に奇をてらったものではない。
刺激的な映像の数々から、確実に映画的興奮が生み出されている。

本作は1隻の船の道行きである。
アマゾン川の下流から上流、そして山頂へ至り、最後には主人公の夢を叶える舞台となる。
乗組員は増減するが、それは主人公の夢を叶えるための、狂気的な執念の旅である。

そんな主人公に扮したクラウス・キンスキーの怪演。
狂気的であるだけでなく、時に理性的であり、時に幼児的。
一筋縄ではいかない多面性を持つ人物を、鬼気迫る演技で魅せまくる。

本作のハイライトは、船が山を登るシーンだろう。
個々の身体の力の集結によって、ある物事が達成されていくという、労働本来が持つ可能性の快さ。
さらに、神話や迷信が眼前に現れるという奇跡的瞬間。

山越えの過程を丹念に描くことで、異様な光景に圧倒的なリアリティが加わり、そこから生み出されるカタルシスは計り知れないものになっている。
これこそ映画的体験だ。

投稿者:msang投稿日:2009-08-26 00:49:11
クラウス・キンスキーってそんな狂ってないと思います。感動しました。とても美しい映画です。
投稿者:さち投稿日:2005-02-15 06:58:23
素晴らしい
投稿者:安静投稿日:2004-11-10 02:12:40
【ネタバレ注意】

ビデオで見たし長い作品なので例によって寝ましたが、最終的に泣くほど大感激しました。

あの山を這い上がっていく船のサスペンスときたら。画面をゆっっくり船が左下方から右上方へと滑っていく。軋む船、その重量感、それに対する人々とその業のあやうさ。
そしてその不安と緊張があったからこそ、山を下り激流に飲まれる船がむしろフィツカラルドを解放させることを観客は納得し、ラストの実に寛容な、神話的シーンが成立するものだと思われます。
もしかしたら「アギ―レ」を感じながら見ていたせいで、余計に救いのない展開や結末を想像していたために、余計そのように思うのかもしれませんが。

ところで滝好きとしては個人的にアマゾンの流れや飛沫が高速度撮影でとらえられていたところとかもキュンとしました。アマゾン行きたいな。

投稿者:若田部投稿日:2004-08-04 14:39:17
映画館でみなくては意味がない映画。
クラウス・キンスキーはすごいが狂っている。
監督はさらに狂っている。
アギーレよりこっちのほうがいいと思うけど。
投稿者:NYY投稿日:2004-05-31 14:07:21
 河とか木とか林とか森とかの映像は凄かった。でも、それだけのような気がしました・・・
 自然を映せば良いってもんじゃないんだよ。昔の左翼とかならそれで喜ぶかもしれないけど・・・
 無駄に長いって感じ。この主人公、何がしたかったの? 山の中にオペラハウスを作る? 何で?(ー_ー) 合理的じゃないよねー? 変人の話なの? でも、変人なんて珍しくないからなあ〜、映画にしたらキリがないよ。 
 
「ミッション」にしても、昔の南米を舞台にした映画は見応えはあるが、あまり面白くないのが難点です。
  
 感想、疲れた。
投稿者:古市加十投稿日:2004-05-06 16:23:07
驚異。それ以外の何ものでもない。だって、ねえ。こんな映画ほかにないよ。妄想がアマゾンで大爆発。ただそれだけ。しかも三時間。
投稿者:投稿日:2003-02-03 16:31:57
二十年前、とんでもないことをした男がいたというとんでもない映画を撮った人たちがいた。
「解き放たれたのはだれだったかあるいは船だったのか」という映画でしょうか。
楽しませてもらいました。
投稿者:4531731投稿日:2002-02-10 02:06:03
 ある意味ドキュメンタリーですね。でも、パリにいる重態の友人を見舞いにいくのにミュンヘンから一ヶ月かけて徒歩で見舞いにいく人だからコレぐらいやってもべつだん驚かないですね(?)。
 けど、船が急流にもまれるトコじゃミニチュア使ってたにもかかわらず、逆に安心したりする(笑)。
 ところで、アンコール・ベイが「ハロウィン」や「ゾンビ」と一緒に「フィツカラルド」のTシャツを売ってるんですが(笑)売れるのかな〜?何らかの効果がありそうですね。いじめにも負けない強い子に!というか、そのせいでイジメられたりして(?)。
投稿者:shichiten投稿日:2001-06-16 02:01:18
アベル・ファラーラ監督の劇中劇映画「スネークアイズ」の中で本作の撮影ドキュメントが映し出される場面がありました。
虚構と現実の不明瞭な境界線を示唆するメタファーとして挿入されたものですが、
なかなか上手く使われていて面白いですよ。
まあ「フィツカラルド」の無茶苦茶ぶりに比べると、こぢんまりとした作品ですけどね。
投稿者:dadada投稿日:2001-05-23 22:57:10
確か、ミニチュアによるシーンがあったように思う。「シュリ」のそれには興醒めだったけれど、この映画の場合はそれでもスゴイ。
なんだ、こりゃあ?と、劇場のイスからずり落ちるような気分を味わった事を今でもよく覚えてる。
投稿者:けいぞう投稿日:2000-05-19 03:01:07
巨大な船が山を登っていく・・・本当に登っていく!聞けば、実際に映っているあの原始的な器具でエキストラ(インディオの皆さん)が引いて動かしたそうだが。観ていて、これが19世紀を舞台にしたドラマなのか、船を動かすドキュメンタリーなのか、定かでなくなっていく。映像の持つ不可思議さをまざまざと感じさせる。これを観ると、CGなど所詮、お絵かきなのだなと思ってしまう。(CGを使うこと自体否定しませんが、『ファントムメナス』『ホーンテイング』などを観ると、使いすぎだなと思います。)
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールヴェルナー・ヘルツォーク 
 ■ 監督賞ヴェルナー・ヘルツォーク 
□ 外国語映画賞 
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