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ブーベの恋人(1963)

LA RAGAZZA DI BUBE

メディア映画
上映時間112分
製作国イタリア/フランス
公開情報劇場公開(松竹映配)
初公開年月1964/09/12
ジャンルロマンス
ブーベの恋人 【ブルーレイ版】初ブルーレイ化! [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,184
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【解説】
 二週間に一度マーラは彼に会いに行く。それが彼女の生活のはかない喜び。彼女は回想する、44年の終戦=解放の日……。パルチザンである彼女の兄の同胞ブーベ(チャキリス)が悔やみを言いに彼女の家を訪れた。針と糸を貸してくれという彼の破れたズボンを繕ってやるマーラ。その夜、家に世話になったブーベはパラシュートの絹布を彼女に贈った。以来、彼からの便りを待つ日が続いた。週一回決まって寄越す手紙には、仕事や党活動に明け暮れる報告の他書かれておらず、愛の言葉はなかった。幾度か慌ただしい訪問のあった後、彼は求婚したが、同時に沈痛な面持ちで、仲間を撃ったファシストの署長とその息子を殺し、追われる身となったことを告げる。マーラは故郷に立ち寄る彼に同行。彼の実家の貧しい暮らしぶりに失望を隠せなかった。その晩そこも危ないというので、仲間に隠れ家を世話された二人は、わずかな蜜月の時を持った。しかし、いよいよ国内潜伏も許されず、彼はマーラを残して国外へ逃げた。一旦家に帰ったマーラだが、周囲の目がうるさく、友人の紹介で都会に出て働き、印刷所勤めの生真面目な青年ステファノと知り合う。お互い婚約者のいる身だったが、真剣なステファノをやがて本気で愛し始めるマーラ。けれど、ブーベが捕らわれて裁判となると、“君しか頼る人がいない”と言うブーベの支えとなろうと決心した。結局、14年の刑を受けたブーベ。列車に乗って面会にいくマーラは偶然、ステファノに再会し、それでももう7年経ったのだから、あと7年などあっと言う間だと語る。あの時、20歳だった娘は今、27歳の女盛りだった。戦後の混乱期の揺れる世相を一人の平凡な女性の目を通して描く社会派メロドラマで、素朴でいつもとは別人のようなカルディナーレはベストの演技。C・ルスティケリの大ヒットした主題曲が切なく作品にマッチしている。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:Odd Man投稿日:2019-01-04 22:18:20
ヒットした切ないテーマ曲よりも大戦後まだ残る全盛期映画の叙情そのものにやられっぱなしで。
投稿者:noir fleak投稿日:2017-07-26 07:11:16
ダメになったと極論したくなる。なぜなら、本作で描かれているような「抑制された愛」こそイタリア人の(少なくとも過去の)本質ではないかと思わせるからだ。フェリーニ的享楽・祝祭的雰囲気はゼロ。戦後すぐのイタリアンネオリアリズムがここにある。
クラウディアカルディナーレ! 何という素晴らしい女優だろう。チャキリスとの出会いのシーンの表情など忘れがたい。
しかしイタリアの戦後も大変だった。ファシスト協力をした司祭を市民がリンチにしようとする場面がある。国民の負った深い傷。
チャキリスも悪くないし、献身的に彼を助けようとする父親もいい。
60年代イタリア映画の傑作だ。
投稿者:sachi823投稿日:2013-10-07 20:58:15
戦後まもなくのイタリアが舞台の
作品ということもありますが、
この国の映画には、子どもの扱いや、夫婦のあり方などに
日本人の感性に近い共通したものを感じます。
アメリカ映画のように乾いておらず
フランス映画のように自由でなく
まるで日本の新劇のような香りがします。
音楽もよく作品に貢献しているように思います。


投稿者:西門投稿日:2009-11-10 17:54:14
こういう映画は、理解するのはかなり難しい。
ラブストーリーの部分だけでも鑑賞に堪え得るが、ブーベの復員後の顛末はイタリアの共産党の歴史に疎い日本人(私も含め)には解りにくいとおもう。
もっともカソリックの本家の国で何故共産党がかくも強かったのかという点は現代史の大きな謎ですが・・・。

カルディナーレは素晴しいがチャキリスが適役だったかどうか??

投稿者:gapper投稿日:2009-06-30 19:42:35
 あまり見た記憶の無いヨーロッパの戦後の悲惨な状況が、かなりショックだった。
 18年経っているから、復興もしている筈だが、風景も町並みも、家の中も何もない。質素そのもの。日本映画では、もっと汚くても何かした色々とあるのが普通だ。特に、ブーベの恋人マーラの家が田舎にあるせいもあろだろう。

 出会いの場面では、あまりにも分かりやすいイタリアの国民性というか買い物自慢をされると、恋人自慢、まあマーラの性格を現したかったのかもしれないが、ちょっと笑ってしまった。内容は、今ではなくなった感じの純で一途な女心を歌い上げている。ラストも、ブーベに最期まで尽くすことになるが、現在では批判されると思う。古きよき時代の映画。
投稿者:TNO投稿日:2009-06-14 01:50:28
カルディナーレ扮するマーラは、情熱的な女性ではあるが、取り立てて特徴のある性格というわけでもなく、普通に自分の周囲に存在していてもおかしくない男を立てる慎ましやかな女性である。田舎者で、ハイヒールの靴もカバンも持っておらず、化粧などしたこともない。チャキリス演じるブーベに、ハイヒールを買ってもらい、カバンも欲しい、おしゃれがしたいと甘えるところを見て、いとおしくなってしまった。新しい恋人(マルク・ミシェル)ができても、ブーベの婚約者であることから来る貞節観念から容易に接吻も許さない。ブーベの裁判場面で証言に立つ場面があるが、カルディナーレの演技は圧巻だ。ブーベを救いたいのだが、気持ちが上擦って言葉が出てこない。やっと、「ブーベの罪を軽くして欲しい」と搾り出すように言葉を発するが、それは、証言ではない。結局、何も証言できずに判事から退席を命ぜられてしまう。この演技を普通の女の子のように肩肘張らずに演じてのけた。カルロ・ルスティッケリの聞きなれた音楽が良い。
投稿者:ロビーJ投稿日:2008-02-18 22:32:11
クラウディア・カルディナーレとジョージ・チャキリスの共演作ということと私の母の思い出の映画ということで前々からずっと見たかった作品ですが、なぜかなかなか見つからなくて今回やっとレンタル・ショップで発見し嬉しく鑑賞しました。もうとても良かったです。クラウディアがとにかく美しくて愛らしい。それに演技も本当に見事でますます好きになってしまいました。そしてチャキリスもありえないほどの素敵さで、今まであまり好きじゃなかった私なのに見事に本作で一気に彼のファンになってしまいました。
物語自体がとても素晴らしいし、クラウディアの役柄は同じ女性としてとても共感が待てました。チャキリスを深く愛する気持ちや彼に靴を買ってもらって喜ぶ姿などもとても素敵です。そしてマルク・ミシェルとクラウディアがヴィヴィアン・リーとロバート・テイラーの『哀愁』を映画館に見に行くシーンなども嬉しかったですね。
メロドラマとして本当に素晴らしい出来だと思うし、チャキリスとクラウディアも輝きまくっていたので、やはり鑑賞して良かったし、あの主題曲やラストなども心に残りました。なのでDVDも是非欲しいですし、これからも何回も見たい作品となりました。
投稿者:Ikeda投稿日:2004-08-19 15:48:47
気儘な娘クラウディア・カルディナーレがジョージ・チャキリスを好きになり、次第に深く愛して行く演技が素晴らしいです。チャキリスも踊りが出てくるような役ではありませんが、思いやりのある素直な若者を演じて好演です。また、煮え切らない感じもする若者マルク・ミシェルの存在も面白く、カルディナーレがその間で悩む所も良いです。
映画の内容も当時の日本人にとっては共感を持てるもので、主題曲と共に、かなり評判になっていました。ただ、枢軸側だったイタリアと連合側だったフランスの合作ということもあって、ファシズムに対抗するパルチザンという背景が我々には、解りにくい所があります。それにイタリアが二次大戦に参戦した1940年に作られた敵国イギリスの映画「哀愁」が出てくるのも、本当かなという気もしました。それよりも、この背景の中で主役が14年の刑を受け、戦争がとっくに終わっているのに、全く減刑もされないのは変な感じです。
投稿者:ファルド投稿日:2004-04-10 22:31:20
詩情豊かなメロドラマと言う感じで、ブーベへの愛を貫くC・カルディナーレがとても美しくて可憐ですね。彼女が出した結論に、普通そこまで待つか?とは思ったが、個人的には結構楽しめた作品でした。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2003-02-24 00:19:35
これもCCことクラウディア・カルディナーレの代表作。この時期彼女は悲しく寂しげで、ひたむきに男を愛する女性を多く演じていたが、この「ブーベの恋人」はそのひたむきさが最も見事に表現されていたと思う。最初にこの作品を見たときには14年の歳月をただ待たなければならないことに気が遠くなる思いがした。
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