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フェリーニのアマルコルド(1974)

AMARCORD

メディア映画
上映時間124分
製作国イタリア/フランス
公開情報劇場公開(WB)
初公開年月1974/11/16
ジャンルドラマ/ロマンス
全世界をつつむ笑いと感動! 〈映画芸術〉の巨匠フェリーニが 素朴に そしてエネルギッシュに 謳いあげる青春のノスタルジア
私は思い出す 懐かしい故郷を-- 親しい人々を-- そして憧れた あの美しい年上の女を
フェリーニのアマルコルド 4K修復版 [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 3,853
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【解説】
 ムッソリーニが台頭していた最中にも、イタリアの民衆はあのシャツの黒い色に染まりきることなく、伸びやかに生きるという小さなレジスタンスを日々繰り返していた、とでも言いたげな、フェリーニの少年時代の甘美な回想集であり、ここではファシストたちですらどこか魅力的だ。舞台は北イタリアの小さな港町リミニ。町一番の美女は銀幕の中のゲイリー・クーパーに憧れる余り、いつの間にか三十路を越えてしまった。この魅力的なM・ノエル扮するグラディスカを少年チッタは追いかけ回すが、坊や扱いをされるだけ。少年の父は反ファシズムを唱え拷問を受けるがへこたれない、色情狂の伯父は精神病院から抜け出し大木のてっぺんに登り“女が欲しい”と叫ぶ困った存在。おなじみ巨女も登場して少年に性の手ほどき……。様々な挿話が妙なる調和を醸して、大団円は憧れの君とやはり町一番の美男(R・コールマンを気取っている)のお似合い同士の結婚式。夜の港を過ぐるだけの豪華客船を民衆総出で見送る人工美の壮麗さもひときわ印象に残る。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
16132 8.25
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【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2017-06-26 22:23:22
ニーノロータと決まっているが、本作の中で、2回、ハロルドアーレンの名曲 Stormy Weather が流れる。子どもの頃を懐かしむと同時に嵐のような厳しい時代だったという意味が込められているのだろうか?
私も、狂った叔父のエピソードが一番面白かった。そして周りの人が、その狂人を見る目がやさしいことにちょっと感銘した。
投稿者:sachi823投稿日:2014-10-13 13:27:48
フェリーニ作品でも人気の高い一遍かと思います。
それは人々に対する優しい眼差しが感じられるためかもしれません。
装飾的で人工的な描き方や素朴でいて少し変わった住民たちなど
いつものフェリーニワールドの描写ですが、過去の作品に比べて
余裕があってほのぼのした雰囲気です。
またそのムードの中に過ぎてゆく時間への畏れが感じられます。
投稿者:o.o投稿日:2012-08-27 02:27:33
春を迎える行事を憂鬱そうに見下ろす貴族 (たぶん)、ぺちゃくちゃと口が減らない住人達、盲目のアコーディオン弾き、色情狂の女、意味なく走り回るバイクの男、煙草屋の超肥満体女、ほら吹き、司祭、それらが混然一体となって鍋の中でゆっくりかき回されているような映画でした。みなどこか不恰好で、形のそろっていないジャガイモたちのようです。街一番の美女ということになっているらしい娼婦も、「え、これでいいの?」とつい言いたくなってしまいます。

いつの話なのかなどということはあまり考えずに見ていたのですが、どうもムッソリーニが台頭してきた頃のようです。そのファシストたちも、この映画ではというか、この街ではというべきか、いま一つ締りがありません。ファシスト党の大会で出てくるムッソリーニの肖像が、これを見てどうやって崇拝できるんだという代物で笑えます。

自伝的な映画なのだそうで、私はこのごった煮の中からやって来たのだ、これが私の愛する母国イタリアなのだというところでしょうか。記憶が正しければ、この映画では「イタリア万歳!」と登場人物が叫ぶシーンが 2 回あります。1 つ目はファシスト党員が叫ぶイタリア万歳、 2 つ目は街の近くを航行する豪華客船を見物しに来た住人が舟の上で叫ぶイタリア万歳です。この映画が後者の万歳を支持していることは言うまでもありません。

振り返ってみると、子供のころは、普段いったいどんな暮らしているんだという「変な人たち」がもっといっぱいいたような気がします。「たまごまわりやって!たまごまわりやって!」と子供たちがせがむと、鉄棒で仰天するほど高速でくるくる回る「たまごまわりジジイ」や、いつもバイクの二人乗りで学校の前を通りすぎる二人とも超肥満体の「爆弾親子」などを懐かしく思い出してしまいました。彼らはいったいどこへ消えてしまったのでしょうか。

最近では、資本主義によって失われた共同体を再構築しよう的なムーブメントが盛んなのだとか。しかしそれらはまず失敗するだろうし、とりあえず成功しても相当息苦しいものになるだろうと予測します。なぜなら、その失われた共同体を完全に思い出すことは不可能だし、彼らが頭の先っぽで「再設計」する清潔で居心地のよい共同体 (まさにファシストたちが考えたことです) には、たまごまわりジジイや、爆弾親子といった、訳の分からぬ妖怪たちが暮らす余地は、まずないであろうからです。
投稿者:gapper投稿日:2010-12-21 00:21:44
 フェリーニらしい人物描写作品。

 いつもの様にまとまりのない、精神分裂のような展開でフェリーにらしく進行し終わる。
投稿者:Ikeda投稿日:2010-05-06 12:54:56
フェリーニはこの映画は自叙伝ではないと言っていますが、それは少年チッタが要所にしか出てこない事でも解ります。ただし原題を「悲しい思い出」としている事から見ても彼の少年時代を思い起こして作った事は間違いなく、お互いに関係のないエピソードを繋げた形の作品です。それでも全体として当時のイタリアの社会が見えてくる所が彼の演出の優れた所だと思います。
色々あるエピソードの中で、気の触れた叔父さんが木に登って降りないのを小柄な看護婦が行って「もう遊んであげないから」と声を掛けると、すんなり降りて来るのが一番面白いシーンでした。それに私はクジャクが羽根を拡げるのを、昔インドの道ばたで見たことがありますが、それがイタリアでは不幸の前兆になる事は初めて知りました
投稿者:sennaka投稿日:2005-06-08 06:23:00
大きなお尻に、豊満な胸。そんなものばかり追いかけていた思春期、少年時代。恐らくフェリー二自身、過去を回想する作品なのだろう。ファシストが出てくるが、それは時代が見せる産物であって、少年にとって重要なことではない。だから批判的な描写もしていない。ノスタルジックでありファンタジー。全編ぼやけた感じを受けるのは、心の目で見た世界の表現だからだと思う。微調整はしていない。見た感じをそのまま表現する。「虚構の天才」はリアリストであったわけだ。
投稿者:さち投稿日:2004-07-20 09:24:02
まさにフェリーニ映画である。イタリア人の気取らない素の風景がとても面白い。悪戯にしても本気とリスクを抱えているんだな。見習うとこです。しかしやはり白黒時代の方が好きだ。
投稿者:sho投稿日:2001-07-21 23:08:23
フェリーニの作品では他に、こういう少年期ものはないけど、
これは本当に良く出来た名作だと思う。
一つ一つのエピソードは独立していて、まあ、いわゆるフェリーニスタイル
とか言われている。
 その場面の一つ一つが人工的なんだけど、とても美しい。
雪の降る広場に舞い降りた孔雀が羽を広げる場面とかね。
フェリーニというと何か理屈っぽく見てしまうけど、単純に
こういう映像って好き、ってことだけ。


http://cinema.ff.vu/
投稿者:タルチュフ投稿日:2001-06-28 16:50:25
何を撮ろうとしているかはよくわかるんですが、何を見せようとしているのかは確かに不明瞭.
だからこそ露骨なナレーターがいるんでしょうけど.変な映画、、、

ただ、その時代を生きていない僕にとっては、時代を感じさせないこの映画はやはりすごいです.
とても政治の季節に作られたとは思えない.
投稿者:タルチュフ投稿日:2001-06-27 17:38:35
美しくて優しい.
あと、ファシズムの描き方が好き.
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 監督賞フェデリコ・フェリーニ 
 □ 脚本賞フェデリコ・フェリーニ 
  トニーノ・グエッラ 
■ 外国語映画賞 
■ 作品賞 
 ■ 監督賞フェデリコ・フェリーニ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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