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フェリーニのローマ(1972)

FELLINI ROMA
FELLINI'S ROME

メディア映画
上映時間120分
製作国イタリア
公開情報劇場公開(UA)
初公開年月1972/10/28
ジャンルアート/ファンタジー
これはフェリーニの巨大なる映像芸術!
現代ローマに世界の終末を象徴して 絢爛たる色彩美、哀愁の音楽で 今、くり展げる衝撃のファンタジア!
フェリーニのローマ [DVD]
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【解説】
 巨匠が永遠の都ローマに初めて出たのは'38年。教科書で学んだのとは違う猥雑な、誘惑に満ちた都会だった。そして30数年を経て、愛すべきローマへの映像オマージュを編んだのがこの作品だ。交通ラッシュのハイウェイが雨に濡れ、夕陽を浴びる。そんな場面すらセットで撮ってしまうフェリーニの志向が端的に表れるのは、地下鉄工事で発見された古代壁画が一瞬の風に消し去られてしまう、皮肉の効いた描写だろうか。その他圧倒的なイメージの奔流にただ身を委ねる他ない。絢爛たる幻想の都市論。偉大な個人映画である。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
651 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:グレコ投稿日:2014-12-03 12:59:39
久しぶりにフェリーニ作品見ました。
この力は何だろう。すごい。
投稿者:sachi823投稿日:2014-02-08 09:54:43
圧倒的な映像美に酔い、心の中から湧き出してくる
イメージに身を委ねるのは心地よいし、
ひとつひとつの場面の意味を思索すると興味深いです。
教会のファッションショーが面白かったです。
いつもの極彩色のフェリーニ・ワールドですが、
全体的にノスタルジックな雰囲気がつよい作品です。
投稿者:4531731投稿日:2013-06-27 11:53:42
スタジオでは演出あり、ロケでは演出なしだが、フェリーニが思うローマと、実際のローマを交互に見ることで
フェリーニが知っているローマ(思い出・記憶)と実際のローマとはどこが異なるか、その違いを知ろうという試みがされている。
一方では、思い出は好きな記憶みたいなものだし、演出なしのロケも実際は見たいものを撮っているに過ぎない。
つまり、このままの方法ではローマの全てを知ることは無い、という結論を得る。
それを機に、ボードビルや売春宿など、演出されたエピソードに虚構と現実の境目の模索が盛り込まれる。

ボードビルでのエピソードは爆笑です。つまらない芸人を見て無頼な客が激怒するが、一方で客席では
舞台上に勝る、知られざる爆笑が起きていることを描写する。ここには、芸術・娯楽の熱意の欠如というフェリーニの
批判があるし、娯楽の大衆回帰、しがない大衆の人生に対するフェリーニの同情と賛美がある。

フレスコ画発見のエピソードもおもしろい。じつは、最初からフレスコ画はなかったのではないか?
だとすれば、彼らは何を見たのか??彼らは、ローマの地下にトンネルを掘りながら自分の心の奥に迷い込んでいたのか?
最終的に、ロケハンは見たいローマではなく、見たくないローマを探す。それは、必然的に誰も知らないローマを
撮影するということになるが、ここで初めて真のローマを撮ることが可能になる。
演出と思われるバイク族の暴走。これがフェリーニが捜し求めていた当時のローマの姿なのかもしれない。
つまり、キリスト教、アメリカ資本主義によって抑圧されているローマ市民の本音と解放が重ね合わせられているのだ。

投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2008-10-12 00:39:11
おもしろいとは思うんだが、眠かった
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2008-04-25 10:41:33
「道」などは大好きな作品だが、この映画は評価が難しい。

ローマの現在と過去をフェリーニなりにイメージした映像が延々と続き、
それをナレーションで繋ぎ合せている映画だ。
下手をするとおじいちゃんが孫に聞かせるような話になってしまうのだが、
そこにフェリーニの妄想と映像センスが絡むと強烈な個性をもって蘇ってくる。
教会ファッションショーなどはあまりに美しく強烈な皮肉で面白い。

ただ、映像に身をゆだねるしかない構成は少々退屈でもある。
個々のイメージの関連性は薄く、ほとんどのシーケンスはあまり面白みもないため、
映画のほとんどをただ見つめるだけになってしまう。
そんな映画を面白くできる1つの要素としてナレーションがあるが、
これの使い方には疑問が残る。
映像が強烈な面白さを持っている場面ではまったく不要だが、
なんの面白みもないエピソードではナレーションでもっと面白くできたのではないだろうか。
中途半端に状況説明を入れるくらいならむしろ全削除したほうがいい。
ナレーションを入れるなら、それを最大限活用すべきだ。

美しい映画だが退屈。
映像は評価できるが映画としては評価が難しい。
また10年後に見たら感想が変わるかもしれない。
投稿者:Ikeda投稿日:2008-01-07 15:14:51
フェリーニの、いわば私小説的な映画ですが、「昔は良かった」という感傷が強すぎるので、あまり面白くありませんでした。ただ言えるのは、日本と同じ敗戦国イタリアの首都を描いている所に興味を持ったことです。
その一つは空襲警報のサイレンが鳴り響きますが、他の映画でも同じように、日本と違って警戒警報がない事です。考えて見ると、日本の場合は爆撃機が飛び立つのは太平洋上からですから、かなり事前に来襲をキャッチできたけれども、ローマなどでは、その暇がなかったのだろうと思います。
また、爆撃に対して地下室に避難しますが、これはコンクリートに囲まれた所のようなので、少々の爆撃には耐えただろうと思います。日本でも防空壕などを各家庭で掘って避難していましたが、米軍は焼夷弾を使っていましたから、それほど効果はなかったと思います。米軍は東京都民の皆殺しを狙っていたようで、昭和20年3月10日の東京大空襲では8万人以上の人が亡くなったと言われています。私の家族は当時、東京にはいませんでしたが、その後に移り住んだ人が焼夷弾の直撃を受けて亡くなったという痛ましい事実を知ったのは戦後でした。
映画が戦後に移って、フェリーニが「今の若い人は子犬のようにじゃれ合うだけで、愛は大した問題ではない」とナレーションを入れ、公娼を容認するような意見が出てくるのも面白いです。日本の戦後にも公認された「赤線」、違法の「青線」、更には西洋人相手の「白線」と言うスラングまで出てきていましたが、売春禁止法以来すべてなくなりました。売・買春が法により罪となった訳ですが、それでも金銭の授受がなければ違法ではないというのは、これだけ拝金主義が徹底してきた、この時代に何か不自然なものを感じます。決して、それが正しい行為とは考えていませんが、金と並んで性に関する犯罪が増えてきている事に関係あると思っています。
投稿者:Bava44投稿日:2006-01-25 06:22:13
凄まじい演出力を感じるのも確かだけど、何か嘘臭く感じる。
それはセットでの撮影が多いからという理由ではなくて、個人的な想いや虚構を、
こんな風に並べられても、見ている方は映画の中に入って行く事ができないから。
映画的な現実感を持つことが出来ていないような気がした。
そういう意味で解説の「個人映画」という言い方は正しいと思う。

フェリーニの自伝的作品としては本作よりも『インテルビスタ』の方が好きです。
投稿者:トリガー投稿日:2003-02-08 00:06:23
巨匠フェリーニが自ら得意とする幻想的なイメージをすべて排除し、時代の移り変わりを示したフェリーニしては珍しくシリアスと呼べる映像アート。「昔はすべての道がローマに通じていると思っていた」「今では高速道路だけのようだ」この台詞こそこの映画のすべてを表現している。夢が消え、美が消え、すべてが消えた。渋滞した高速。ストリートをぶっ飛ばすバイク。教会ファッションショウなんて痛烈なまでに、ある意味むごたらしい皮肉。「毎日の人生が芸術的だった」と物思いにふける老婦人にフェリーニが自己投影させているのは言うまでもない。かつてのフェリーニがローマに抱いた愛情、そして現代の芸術性のカケラも見い出せないローマに感じる郷愁。自己の独特性すらを排除して描いた愛情の深さに乾杯。ストレートな表現が逆にフェリーニの苦痛をそのまま伝えてくるため、映画としての出来はあまり評価できないが。というか自分自身したくないだけ。捕らえるべき魅力はよく分かるのだが、どうにも肌に合わない。自分には映画として凄いとは言えない。フェリーニが今生きていたらこの世界をどう思うだろう?この後に、また「フェリーニのアマルコルド」と「カサノバ」でもとの幻想的作風にカムバックしているところが巨匠の証明。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ フランス映画高等技術委員会賞フェデリコ・フェリーニ 
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