普通の人々(1980)ORDINARY PEOPLE
【クレジット】
【解説】 平穏な日常生活を送っていた家族4人の家庭に、長男の事故死、続いて次男の自殺未遂という事件が起こる。この出来事を契機として、愛情と信頼によって固く結ばれていた筈の一家が、激しく揺り動かされ、目に見えない緊張が家の中を支配していく。そして映画は、3人がそれぞれの苦悩を抱えて噛み合わない歯車のようになったお互いの関係に直面する様子を描いてゆく。一人一人の人物の緻密な心理描写、物語全体を見据える鋭い視点、そしてその問題点の背景にある“社会”を浮かび上がらせる巧みさと、こういったテーマの作品でありながら決して重く退屈ではない、観客の目を意識した作品造り。レッドフォードの演出は、第1回監督作品とは思えないような優れたものを見せている。 ![]() 【おすすめ作品】
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日常の些細な出来事から家の中の張り詰めた空気を演出し、
物語の結末である、家族がバラバラになるというのも納得させられる。
物語の中で主人公の母親は、家族間の雰囲気をドンドン悪くする存在だが、
悪役的な描きかたをされているわけではなく、
ちゃんと人間味のあるキャラクターにされていて好感がもてた。
ただ残念だったのは、主人公が精神科医と話す場面。
このような映画はリアリティが重要だと思うが、この一連のシーンはどれも急に不自然になっていた。
毎回こんなに激しく感情を激突させる診察なんてあるのだろうか・・。
そのせいか主人公への感情移入が一番難しく感じる。
蛇足だが、この母親のような人間は多いと思う。
嫌な問題を直視しようとせず、避けてばかりいてどんどん悪化させていく。
この家族の場合は母親だけだったが、両親共々がこんな家庭も少なくないのでは。
ていうか、同じようにキレた経験がある・・・
10代の頃って、あーゆー和んだ空気みたいなのに偽善臭さを感じてイライラしたりするのかも知れませんね。
え、そんな経験はないって?
自分の周りで起きた不幸を全部自分のせいだって思っちゃう経験は無いなあ〜。
そんなもんは全部他人のせいだと思ってるからね。
「感情は恐ろしい苦痛も伴う。しかし、苦痛を感じない者は何ひとつ感じられない。」
マトモな人は色んなことを感じてしまうもんだから、苦痛も感じてしまう。
主人公はマトモ過ぎて、しかも若いから多感になってるだけに見えた。
その意味ではタイトル通り、普通の人の話かな。
実は「羊たちの沈黙」のコメントに作品賞にふさわしくないのでは?というコメントを以前書いた事があるのですが、「羊たちの沈黙」は何度見ても面白いし、実際何回も見てます。そう考えると、私的には作品賞にふさわしい作品と考えを変えなければならないのかもしれません。面白い映画=作品賞ではない!という声が聞こえてきそうですが自分的にはね。
前置きが長くなってしまいましたが、肝心のこの作品の感想は、考えさせられるけど、やっぱり映画としてはあまり面白くなかった。普通に見えて普通でない家族の物語という感じ。オスカーにはノミネートされてないドナルド・サザーランドが良かった(若い)と思いました。ただ共感できない為、見た後なんかすっきりしないものが残りました。解説は絶賛してますが、そのわりには☆の評価は低い?
蛇足→よくこの映画のワンシーンとして映し出されてるシーンで、母親と息子が庭で少しだけ話すシーンがありますよね。
あのシーンでのメアリー・タイラー・ムーアの服装が家庭内にもかかわらず、きちんとした服装でブラウスの襟元にカメオがきちんと留めてあったのが目に止まりました。
なんとなく、お高くとまってるような冷たい印象をよくあらわしているかな〜と少し感じました。
最後に、やっぱりあった。「普通」のコメント。
お母さんはもしかしてツイン・ピークスのローラ役やってた?w
「主人公は自分がゲイであることに気づくことを無意識に恐れている」って裏設定で見直すとすっごい深いですよん。
ドナルド・サザーランドの表情が、自分の父親の表情に重なった時、切なさを感じた。家族愛というよりは父子愛。女性よりは男性の方が共感できる内容ではないでしょうか。
かつて感じた自己葛藤が、極端な表現ではあれ主人公の言動にちりばめられており、最高の作品であった。
なんだかうそ臭いただのファミリードラマになっていたかも
感じやすかった思春期の思いがよみがえってくるすばらしい
映画です。
バーガー先生が「僕らは友達だから・・・」と言うのと
母親が行ってしまうのは少しドラマティックすぎてしまう
かもしれないけど、この少しのカタルシスさえも味わえなかったら
つまらないとも思う
「アメリカンビューティー」のほうが状況がリアルかもしれない
けどありえない、と感じるのは現実のほうがありえないことが多い
からか?そんなことを考えた
ドナルドサザーランドが普通の人というのは少し新鮮!
まるで自分も主人公と同じトラウマを抱えているかのように、母親の態度がどうしようもなく心に突き刺さってくる。
母親役の人がうまい。
早晩出ていっちゃうのが当然だと思う。
この時代のアメリカの精神医学の理解度って、
今の日本の精神医学の理解度と変わらないのね。
レッドフォードの監督作では最高傑作かな。http://www010.upp.so-net.ne.jp/Carol_s/
だって現実味ゼロじゃん。
こういうこと言うと「映画なんて大半が現実味がない」などと言われますが。確かにその通りです。しかしこの映画が評価されている理由がどうも”身近的だ・・・”なんちゅうニュアンスを含んでませんか???
家族が壊れて・・・・なんてこと現実にはあまりないし、あったとしても映画で描かれるようなドラマチックでもなんでもないでしょう。それを題名の力もあるのか”普通”とか”一人一人の心理描写が”なんて??ってオマエら主人公の立場に近くなったこともないくせになにが”心理描写”やねん!?!?どんな心理か想像で「がんばって!」って励ます映画ちゃうんじゃボケ。大体、この手のテーマは日本人には理解しづらい。ナンニ・モレッティのカンヌでパルムドールしちゃった「息子の部屋」を見た人はわかるかも知れないが、日本人は家族の絆というものに基本的に無頓着な民族だ。確かに日本人にも絆は存在していて、離婚率が50%近いアメリカ人に「家族の絆」と言われようもんなら「なにぬかしとんねん!!」ですが、日本人の場合の絆というのは普通は表には出さない。例えば「愛してるよ」「僕もだよ」なんて会話を繰り広げている父と息子はまずいない。たとえ父と息子の間に絆が存在しているのであっても、父の目の前で「尊敬してるんだ」などとは言わない。”尊敬している人は”なんていうアンケートには「父」と記入するかも知れないから、一応”絆”らしきものは存在しているに違いない。考えてみれば両親や家族と泣いて抱き合って苦しみを共に乗り越えてなんて人は少ない。それは恋人であり友達のほうが多いんではないかい??
でも家族が死んだときが一番悲しいってのは不思議なもんですね。でも家族が死んだときはこんなドラマチックじゃないけどね。もっと混沌としてるよ。
アメリカ映画では非常にめずらしいのではないでしょうか。
大統領が連発する「God bless」が軽々しくも見えてくる映画です。
リアルすぎて気持ち悪いはど。精神が健康な状態のときしか観れません。
ほんとうは、こういった子供を持つ親御さんが見れば、参考になるでしょうけど・・・。難しいでしょうね。
家族を描いた映画としては、同時期に話題となった「クレイマークレイマー」の方がずっと面白かったのを覚えています。
しかし・・・時が流れ、自分も家庭を持ち子供を持つ身となった今、あらためて見てみると、登場人物の心の葛藤が実に痛いほど伝わってくるすごい映画だというこ
とに気づきました。全然古くなってないですね。 今後も子供達が成長し、ティーンエイジャーとなっていく過程で何度も見てみたい映画です。
彼はただの二枚目俳優という訳ではないということを証明した80年代を代表する秀作。
T・ハットンのナイーブな青年を熱演し、彼の苦悩が観ている方にも伝わる。
でも、この映画しばらく観ていないので、是非もう一度観たい!