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イヴの総て(1950)

ALL ABOUT EVE

イヴの總て(初公開時タイトル)

メディア映画
上映時間138分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(セントラル)
初公開年月1951/09/16
ジャンルドラマ
映倫G
イヴの総て [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,057
価格:¥ 927
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 Photos
イヴの総て

【解説】
 ある日、新進女優イヴ・ハリントンはアメリカ演劇界の栄えある賞に輝いた。だが、彼女がここまで上り詰めるには、一部の関係者たちしか知り得ない紆余曲折の経緯があった。8ヶ月前、田舎からニューヨークへ出てきたイヴは、ひょんなことから憧れの舞台女優マーゴの住み込み秘書となった。するとイヴはこれを皮切りに、劇作家や有名批評家に巧く取り入り、マーゴまでも踏み台にしてスター女優へのし上がっていく…。
 監督マンキウィッツ自身による見事な脚本と、名優たちの火花散らす熱演とが融合し、その年のアカデミー賞をほぼ独占する形となった、バックステージものの最高作。田舎からニューヨークへ出、大女優(B・デイヴィス)の付き人となったのを皮切りに、有名批評家に取り入って大女優の代役から一躍、ブロードウェイの寵児にのし上がるヒロインを、A・バクスターがまさに一世一代の体当たり芝居で演じきる。批評家のG・サンダースも、いつになく繊細な役柄を的確に表現し、オスカー助演賞を得た。まだ無名の頃のモンローが顔を出している。
<allcinema>
評価
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]A或る夜の出来事 (1934)
[002]Aタワーリング・インフェルノ (1974)
[003]A明日に向って撃て! (1969)
[004]A情婦 (1957)
[005]Aアパートの鍵貸します (1960)
[006]Aソウ (2004)
[007]A何がジェーンに起ったか? (1962)
[008]Aライトスタッフ (1983)
[009]Aカサブランカ (1942)
[010]A風と共に去りぬ (1939)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
23202 8.78
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【ユーザーコメント】
投稿者:きらきら投稿日:2017-06-04 12:24:57
【ネタバレ注意】

若い女優志願の女(イヴ:アン・バクスター)があの手この手でベテラン(マーゴ:ベティ・デイヴィス)を蹴落とし、「老兵は去るのみ」的な作品かと思って見始めました。

マーゴ、イヴだけでなく、カレンも含めて三者三様の女の姿がそれぞれ前に出たり後ろに引っ込んだりの演出がされていて、作品の魅力をもたらしています。
前半から中盤にかけてはマーゴ中心に物語られます。
ベティ・ディヴィスがこのマーゴをかわらしく演じていて(若い頃に見たらそう思えなかったかもしれませんが)、
これを没落させて「リアリズム」だとでもいいたげな映画だったらいやだなあ、と思ってたら、
ちゃんとひっくり返るところはひっくり返りました。
イヴの狡知にひっかかったマーゴは結婚、いままでの生活を改めることを決意します。

そして作品はイヴ中心の物語へと変わっていきます。
イヴはたしかに狡知と虚言とで成功をつかみはするものの、演劇評論家のドゥイットに嘘がばれ、首根っこをつかまれてしまいます。
また最終的に蹴落とされてしまうベテランはマーゴでなく、イヴであることを示唆して作品は終わります。
(鏡に映された見知らぬ女にイヴが気付くシーンは、観客との気付きのタイムラグの演出があっておもしろいです)

最後のエピソードは永劫回帰的なニュアンスもあって、これ自体は珍しいことではないのですが、本来背負わせる役割をマーゴからイヴに変えたことで後味もよかったかもしれません。その後味のよさが勧善懲悪的なものであるとしても……。

全体的に使い古された手法を組み合わせた作品かもしれませんが、
マーゴ⇒イヴの役割転換がアクロバティック、
かつ永劫回帰と役割転換の演出のブレンド加減が他の作品にはない効果をもたらしたと思います。

良い作品です。
もっと早く見ればよかったなあ、と素直に思いました。
と同時に、どこかひとにこの作品のよさを説明するのがむずかしくもある作品です。
そういえばヘンリー・ミラーがこんなことを書いていたことを思い出しました。
「良い作品とは要約できないものなんだ」と――。

投稿者:ローランド投稿日:2016-08-11 10:42:55
  はじめのうちはタイトルをイヴではなくてマーゴの総てにしたほうが良かったのでは?との気がしたくらいに、名前は知っていながらも意識して見るのはこれがはじめての三白眼もこれくらいに特徴があるとキツさよりもチャームポイントになるのだなってへんな感心をしたベティ・デイヴィス演じる、男に諭されて爐△覆燭禄じゃないわ、女は老けるのよ瓩伐瓩行く年月とともに老いて行くことに抗う一時代を築いた下り坂の女優マーゴの物語みたいで、可愛い猫を飼ったつもりのイヴがしたたかさを秘めた猛獣だったかもしれないと気付いて電話機を置いてタバコを吸うときの表情に鬼気迫るものがありまして、ここに至るまでの苦労努力に執念がひしひしと伝わってきます。   

  そして女としての魅力はありながらも計算高い狡さと冷酷さと愚かさを演技ではなくてこれが狠廊瓩覆里任呂覆いと思わせさえするアン・バクスター演じるイヴが、媚を売って取り入り狡猾にのし上ってくるが狡さでは一枚上の評論家の男にひっぱ叩かれモノにされるところでは、普通なら観ている者に男が憎まれ女は同情心を呼ぶはずなのにここではいい気味とさえ思わせてしまう。   

  でもそれくらいのことは野心を成熟するためには想定内とばかりにケロッとして手に入れた華やかな地位を満足げに過ごすが、若い女が訪れて上手く取り入りイヴもまたその地位を奪われ・・・ と暗示するエンディングが輪廻転生をも意味して面白いものになっています。   24歳のマリリン・モンローが可憐でこ頃の作品をもっと観たいと思わせたけど、この3年後の「ナイアガラ」ではもうあのモンローウォークが評判になったように可憐という言葉とはかけ離れた成長を遂げているし、製作者が意図しない偶然にしても、なにやらこのあたりにも深く考えさせるものがありますね。  もてはやされた度合いが大きいほど苦悩も大きいのかもしれない。
投稿者:ノブ投稿日:2013-12-28 17:26:24
【ネタバレ注意】

「イヴの総て」(監督:ジョセフ・L・マーキヴィッツ 138分)
話の内容は、女優って「物凄く」怖い。
マーゴ・チャニングの付き人のおばちゃんがガラッパチだけどいい役者だった(マーゴもガラッパチでいいコンビだった)。
最初は下手に出て、いつも謙遜していて、マーゴ・チャニングの身の回りの世話もテキパキやる「とてもいい娘」のイヴというのが後で効いてくる。
マーゴの家でのパーティーで、批評家が主人のマーゴに連れの若い女(マリリン・モンローだった)のコートを預け、イヴと話をする為にイヴと一緒に行ってしまうという演出が、マーゴとイヴの立場逆転を暗示する初めの方のエピソードとしてボク的にはとても良かった。
マーゴの恋人の演出家を奪おうとするイヴは「ほんの序の口」だった。
批評家をたらしこむイヴも「まだまだ序の口」だった。
最初に手を差し伸べてくれた脚本家の妻をレストランの化粧室で脅す演出から大笑いしてしまった。
演出家がダメだと分かると今度は妻がいるのに脚本家を寝取ろうとするイヴにも大爆笑してしまった(初の主演舞台前で緊張して泣き出していると隣人に嘘の電話を入れさせて、夜中に脚本家を自宅に呼び出すイヴの計略が笑えた。)。
批評家にイヴが全てのウソを暴かれて、泣き崩れても、しっかり舞台は演じきり、賞を受賞するというのがコミカルだった(泣いてる時、「こんな状況では芝居なんてできないわ」と泣き言を言っていたのに)。
賞の受賞の時の、脚本家の妻、マーゴ、演出家、脚本家4人へのイヴのしらじらしい感謝のスピーチも最高に笑えた。
受賞のスピーチで、この賞は私には光栄すぎるからこの賞に値する女優になるという今後の目標として賞を頂く、とか殊勝な事を言っていたのに、タクシーの中に賞のトロフィーを置き忘れる(軽く扱っている証)というのがコミカルだった。
今度はイヴの所に昔のイヴのような若い女の子がやってくるという演出が凄すぎた(その若い女の子がイヴの若い頃よりカワイイ)。
最後に若い女の子が、鏡の前で沢山の自分が映る中で(たくさんの関係者や報道陣、観客に見立てている)、イヴのガウンを着てトロフィーを持っておじぎをしているシーンは、シーンとしても演出としてもとても良く最高のオチだとボク的には思えた。
全般的に
演出が物凄く面白い。最初の「良い娘」のイヴから本性をあらわしたイヴへの変貌が最高に面白い。最後はイヴが何をしても何を言っても「ウソ」に思え、しらじらしく聞こえてしまうというのも面白かった。
キャストも、イヴも脚本家の妻も脚本家も良かったし、演出家は2枚目でとても良かったし、批評家は懐が深そうでとても良かったし、若いマリリン・モンローは可愛かったし、最後に来た若い女の子も可愛かったし、そしてマーゴと付き人のガラッパチコンビは最高に良かった。
社会人一年目で観た時(もう17年前)には良さが全く分からなかったが、今40になって観直したら声を出して大爆笑してしまうほど、とても面白かった「女優物映画」の大傑作!!ゴダールがなんで事あるごとに「イヴの総て」を引用するのかがようやく腑におちた。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-06-29 15:03:49
話はこの年の最優秀俳優賞の授賞式の模様から始まる。その受賞者・女優イヴの誕生にまつわる秘話を語ろうとのナレ−ションがその映像に被さってゆく。そのナレ−タ−こそ芸能界の裏も表も、従って女優イヴの光も影も知り尽くしている大物批評家のアディソン(ジョ−ジ・サンダ−ス)だった。アディソンを利用してスタ−女優にのし上がったイヴが、彼を見限って劇作家に乗り換えようとしたときにアディソンはイヴを脅して“お前はオレのものだ”と言う。反発するイヴにアディソンは“お前は殺し屋だ、そしてオレも同じ殺し屋だ”と言うのだった。
この二人の関係が面白い。アディソンは決して世間と和解できぬメフィストとしての自分の反転鏡像をイヴに見たのだ。そしてその自分の分身が友人たちの家庭や愛をその分泌する毒素で破壊するのを防ぐために、この可愛い殺し屋イヴを己の懐に囲い込んでしまおうとしたのではなかったろうか?“お前はオレのものだ・・・”http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:moviefantravis投稿日:2013-03-04 04:31:55
有名なのは知っていたし,サンセット大通りを抑えて作品賞を受賞したのも知っていましたが,
なかなか手が伸びずにいました.
サンセット大通りが自分的には傑作だったのでそれも原因なのかもしれません.

しかし,この作品も今まで未見だったのを後悔するほどの出来でした.
特にラストカットはサンセット大通りのそれに並ぶ名シーンでした.
サンセットの場合もそうですが,映画的な表現に溢れていて,映画好きにはたまらない作品です.
あのラストカットは映画だからできる表現だと思いました.
投稿者:ringoringo投稿日:2012-05-25 23:47:50
【ネタバレ注意】

イヴが野心をさらけ出して主役をとる様が怖かった・・・
そのイヴが徐々に悪女になっていくところをアン・バクスターの迫真の演技は素晴らしい。

ミス・キャズエル役の子可愛いと思ったら、マリリン・モンローが演じてたんですね・・・

投稿者:Normandie投稿日:2011-10-28 11:40:35
まさに見ごたえたっぷりな内幕もの。役者は嘘つきじゃなきゃやれない。
前の方の書かれた、イヴの台詞も好きですね。
80年代ポップスの題名にも使われたベティ・デイビス様、あの歌のしわがれ声のように苦々しい内面を表情に浮かばせる彼女の素晴らしさは必見です。
投稿者:タニ投稿日:2010-11-06 01:00:19
 監督さん、脚本家出身だけあって、映画の構成が見事(脚本も兼任)。観客の関心をイブの過去にしっかりと注目させるオープニングにしてやられる。
 演劇の内幕映画は、往々にして演劇出身の脚本家、演出家の手にかかることが多い。故にセリフに頼り過ぎの語り口が多く、冗長になりがち。しかし、本作の監督さんは根っからの映画屋。それはラストカットを見ればおのずと分かる。あれは、映画屋の発想です。

 べティが見たくて見てみたら、思わぬ傑作。得した気分です。

http://moviearth.at.webry.info/201011/article_1.html
投稿者:Kircheis投稿日:2010-08-24 05:56:28
名作なのは知っていたが、これほどレベルの高い作品だとは思ってなかった。

脇役含めて出演者全てが印象に残るし、ストーリーが実に素晴らしい!!

イヴのこの後も気になってしまい、それを想像するのがまた楽しい。
投稿者:gapper投稿日:2010-07-06 21:38:51
 女優の頂点を目指す女の話で、個人的には好みでない。

 生真面目なファンを装い、大女優に近づき演技から交友関係まで盗んで、ついには賞を受賞するという話だ。
 アン・バクスターの徐々に悪くなっていく演技は見ものだが、演技経験のない人間が8ヶ月で賞を受けるようになるというのは行き過ぎではないかと思う。

 マリリンが端役で出ていて、若くてとても綺麗。
 絶頂期は少しだぶついていた感じのあるスタイルも抜群。
 これで、演技力があればと思うが無理か。

 しかし、独特の話し方や色気は顕在でとても良い。
 ベティは、そのままという印象で特にはない。
投稿者:Tom投稿日:2009-12-30 19:35:59
映画史に残る表題のセリフはベティ・ディビスの全人格を凝縮している。
彼女の代表作。因みにファスビンダーの『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』(1972)はこの映画を下敷きにしている。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-23 16:48:57
演出:9
演技:9
脚本:8
音響:7
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2007-12-01 11:35:09
【ネタバレ注意】

自分の欲しいモノの為に他人をどれだけ不幸に出来るか?って倫理観が問われる作品。
…さすがに階段から突き落としたり(by ショーガール)、密室を作って命を奪ったり?はしないのだけど。
いや、彼女が気に障る、子役からの女優ベティ・デイヴィス(女の勘?)が孤立してゆくのも凄いね。
映画に出してやるって騙されてAVデビュー(でも出来たら本望?)する訳じゃないが、あの評論家の男は彼女に劣らず中々のタマです。社長を寝取って大騒動な(が見かけは可憐な)女子、危機一髪…って思ってしまうのは、やはり何時も騙されるのは男…って事でしょうか?

生い立ち…嘘くせぇ〜幾らモテる為に着飾ってアユ化する女子も、これはさすがにベタで恥ずかしいのでは?…どうせバレるし。

まぁそんなアン・バクスターが清楚で利発な魅力を振り撒く…当然、謙虚に、謙虚に、間違ってもエリカ様なぞしない。その裏の顔がまた凄いのだが、まぁそれも人間…欲望に飢えた女子ってことで。
大女優マーゴは、裏?の顔出まくり…でもそれも含めて我慢し、また愛してくれる年下で才能のある彼氏(イヴのファースト・ターゲット)…コイツは格好良いです。

そういう本能剥き出し、現実離れした連中の中で、脚本家の妻が一番常識の範囲で動いている(逆に現実離れしてるともいえる…矢田亜希子(昔、マイ リトル シェフをTVで観た位だけど)的)〜まぁ彼女の優しさが結果として家庭崩壊の危機の原因を呼び込んだ訳なのだけど。

圧巻はラスト、って言っておられる方もいるように、ラストがとんでもなく凄いです。
泣ける、って程ではないかもだが、目頭に涙くらいは溜まるかも?な、人間模様ムービー。
いや、才能が有っても有名人になるのは難しい…子役は親の力かも?です。

投稿者:o.o投稿日:2007-11-18 23:27:52
冒頭の授賞式のシーンにおける「イヴの総てについてはゆっくり語るつもりだ。演劇界を知らない人や、世間の裏を見たことのない人たちのために」というナレーションのおかげで緊張感が与えられ、イヴの一挙手一投足に目が離せなくなりました。同じ監督の『三人の妻への手紙』 (1949) と何となく似ているのですが、これは、中流階級のカップル達が自分達とは異質の女性から理不尽な攻撃を受けて動揺が広がっていくという点で大枠の構造が同じだからだと思います。この映画自体は非常に面白かったのですが、比較で言えば、『三人−』の方が好きです。

イヴは今で言うところの「サイコパス」だと自分は思います。ものの本によれば、彼等には「内面の声」というものがほとんど存在していないのだとか。しかもやっかいなことには、知能が高いサイコパスは、言葉の機能面と言うか、つまり、これをこう言えば相手はこう反応するということに関しては天才的な理解を示し、他者に対する操作に悪魔的な能力を発揮して、場合によってはある種のカリスマになったりするのだそうです。何らかのカリスマに心酔しているのであれば、一歩立ち止まることをお勧めします。ひょっとすると「人間そっくり」なのかもしれないからです。

しかしどういうものでしょうか。イヴは確かに不気味で危険な存在であり、これからも周囲の人間関係を破壊し続けて行くでしょうが、女優としては優秀、それも並外れて優秀 (という設定) です。そもそも、思ってもいないことを平気で言える能力というのは、俳優という職業には必要な資質だろうと思います。内面など存在していない空っぽなサイコパスの演技によって、人々が感動し、時に勇気づけられてしまうかもしれないと考えると実に皮肉です。自分の好きなあの女優、この女優・・・大丈夫でしょうか。

はみ出しぎみの女性には何故かつい引かれてしまう傾向がある自分ではあるものの、さすがにサイコは御免です。
投稿者:irony投稿日:2007-01-19 12:18:13
 ベティ・デイヴィスと言えばキム・カーンズのベティ・デイヴィスの瞳が有名だが、流石に詩に歌われる事だけはある…注意して観ていたけど目まぐるしくその表情を変える。イブ役のモデルはベティ・デイヴィスそのものだと言われているがその真偽はどうなんだろうね?
 ガス欠のシーンでマ−ゴは女優としての自分と女性としての自分の葛藤を吐露する…女性である為に女優としての自分を捨てて来たと…しかしアン・バクスター演じるイブは捨てずにひたすら隠してきたのだ 野心の塊とも言える女優としての自分を…はなっから勝てるはずもない まして女性として自分はあくまでも武器として心得ているのだ ここぞ思った時の牙を剥く野心に満ちた視線がとてつも無くクールに感じた。しかし上には上がいた…利用していたはずの批評家に過去からの全てを暴かれる…劇中芸能界は常識からの逃亡者と云った件があるが全くもってその通りだと感じてしまった。
 アン・バクスターに関して言えば後に刑時コロンボ「偶像のレクイエム」で落ち目の女優でカムバックを目論む役を演じている(逆にここでは敵対するコラムニストをやり込めようとする)。
 無名の頃のマリリンがカサヴェル役でちょっとでてきますか流石に美貌は目を見張るものがあるね…欲を言えば最後のシーンのフィービー役をバーバラ・ベイツではなくマリリンだったらと思ってしまった その後の彼女を鑑みればね。
投稿者:bond投稿日:2006-11-16 10:01:44
清純そのものと思われてたイヴが後半仮面を脱ぐ。内容は現在はありきたりの物だが、シニカルな語り部により回想されつつ進行する内容は全く飽きない。いかに脚本が大切か痛感させられる。もちろんキャスティングも最高。
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2006-08-22 01:29:52
傑作と言われるだけのことはある。
脚本がしっかりしていて面白かった。
こういう映画はどんなに年月が経っても観ることが出来る。
さすがです。
投稿者:vv投稿日:2006-05-11 01:48:51
タイトルは有名なこの映画
歌で有名なベティ・デイビスも含めて初めて見ました。
主役の演技が嫌いですが、今でも見られる数少ないモノクロ映画と言えるのではないかと…

端役で登場のモンローですが、やはり光ってます。
投稿者:篭瀬山投稿日:2006-02-04 11:48:14
【ネタバレ注意】

 「野心の塊」イヴ(アン・バクスター)が、その仮面を脱ぎ捨て、素の自分を晒してしまう場面が3箇所ある。

 鏡の前で、マーゴ(ベティ・デイビス)の舞台衣装を体にあて、いくつもポーズをとるところ。それを見つけたマーゴから「イヴ」と声を掛けられ、それこそ雷に打たれたかのようにハッとするイヴ。この後、これは大丈夫、見抜かれてはいない、むしろ自分の純粋さとして好意的に受け止められたと徐々に確信し、表情を「恥じらい」へと調整していくところは、もう完全に演技である。

 仕組まれたアクシデントにより手に入れた初舞台のチャンスを成功させたイヴは、次のステップとして、何の躊躇もなく、演出家のビル(ゲイリー・メリル)へ攻勢をかける。ところがビルは、この種の野心を肯定的に評価する人物ではあったものの、マーゴへの愛に確かなものがあり(ここでのメリルの演技も精確だ)、イヴのチャレンジをスルリとかわしてしまう。自分の計算違いを思い知らされたイヴは、一人になった楽屋で憎悪をむき出しにするのだが、この表情の醜く恐ろしいこと! 人間てのは、やはり仮面を被るべきと思わずにいられない。

 ラスト、見知らぬ侵入者が自分を崇拝する女学生だったと分かり安堵したイヴの、緊張感の解けた表情。声のトーンまでゆるむ。戦士の休息とでも形容すべきところだろうが、おそらくイヴに同情する観客はいないだろう。

 これら3つと比べ、注目すべき場面がもう一つある。ラストのシーンの少し前、批評家アディソン(ジョージ・サンダース)と対決するシーンだ。ここでのイヴは、終始仮面を外さない。むしろアディソンの方が彼女の冷笑に男として侮辱を感じ、われを失って彼女を殴打してしまう。それでもイヴは理性を失わず、潮時を冷静に感じ取ると、優雅に「退出を命じる」芝居をする。男の傷心に追い討ちをかけたわけだ。ところが、いったん画面から外れたアディソンが、もう一度画面に収まったときには自分を取り戻しており、彼女に「優雅の足りなさ」を指摘する。ここで形勢が逆転するわけだが、この後の彼女の行動が見もの。寝室に駆け込み後ろ手にドアを閉める彼女の姿の、なんと様になっていることか! アディソンに過去を暴かれ、嘆く彼女がカメラを見据えて演じる苦悩の表情の、なんと絵になっていることか! イヴは、「男に屈服する女」を演じることがこの状況での最適解だと瞬時に悟り、それを見事に演じのけたのだ。

 人間は、仮面を被る生き物だ。そんなことは当然のこととして、「仮面を被る人間」という仮面を被ることさえ視覚化できる映画というメディアを、完璧に表現してみせた作品である。10

投稿者:esta投稿日:2005-01-23 12:49:12
イヴの本性が暴かれるにつれて、アン・バクスターの表情にも変化が…。いいですね。イヴとマーゴの女の戦いも見ものです。
イヴのリアル悪女っぷりとマーゴの意外な純粋さのギャップが面白いです。
実際アンはイヴのような女性だったという噂もありますが…。
マリリン・モンローはこの映画で「馬鹿な金髪白人女性」というイメージを作ったと言われています。
投稿者:さち投稿日:2004-08-12 05:27:01
素晴らしい
投稿者:hush投稿日:2003-09-26 02:05:45
オスカーが取れなかったのは、バクスターを主演とするか助演とするかで散々もめた末、フォックスが無理矢理主演扱いにしたようです。それで表が割れた。助演もそうですよね。下馬評では、この年「サンセット大通り」のスワンソンとディビスの争いだったのですが、結局どうでもいい人に持って行かれました。
投稿者:Ikeda投稿日:2003-08-17 09:54:54
舞台裏を描いた映画は色々ありますが、その中でのスタッフ・キャストを考えても大作だと思います。ベティ・デイヴィス、アン・バクスター、セレスト・ホルムの女優陣が良く、特にアンには感心しました。更にベティの熱演が光っていて、どちらかオスカーをとってもおかしくなかったと思いますが、ストーリーから言って都合が悪かったのでしょうか。逆にジョージ・サンダースはいつもながらの好演ですが、助演賞をとる程ではないように思います。ただ、この時まで受賞していないので、選考委員も、そろそろ、この辺でと考えたのではないかと言う気がします。全体の構成としては少々冗長な気がしますが、ジョセフ・マンキーヴィッツという監督が解ったような気がしました。当時、マリリン・モンローという女優は知りませんでしたが、彼女が出てくるシーンは、あまり意味がないと思いました。それにしても、この映画でイブは平気な顔で嘘をついて、それがまかり通っていますが、最近の政治家の嘘はこんなものじゃ無いので、この程度では驚かなくなりました。

投稿者:リザード投稿日:2003-05-26 22:48:40
この映画を観たのは随分前になるのですが、やっぱり、ベティ・デイビスがとても印象に残っています。(もちろんアン・バクスターもよかったけど)最近の映画って、「やたら金かけてます」的なのとか多くて、昔の映画ってシンプルだけど、すごくいい映画が多いですよね。この映画もそんな一作品です。やっぱ、ベティ・デイビスって歌詞にもあったけど、すっごく目が強烈ですね。
投稿者:映子投稿日:2002-12-26 21:16:25
アン・バクスター演じるイヴの偽善者ぶりの豹変が面白いが、当人に魅力と実力がなければやはり賞を取れるスターにはなれないと思う。周りにうまく取り入るコツと実力が伴ってスターは生まれるのかなと思った。
私もベティ・デイビスとマドンナって似てると思いました。
ドレスやアクセサリー、メイクなど白黒だけど全く古さを感じさせない。
ラストも粋。でも感動とはちょっと程遠い作品だと思った。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2002-12-02 18:29:26
圧巻はラストのいくつもの鏡に映し出された第二、第三のイヴ達の姿。マーゴを蹴落としたイヴも次なるイヴにいつかは蹴落とされることを暗示していて、厳しい。これぞ大人の映画。
投稿者:ゆき投稿日:2002-09-20 23:42:57
 べティ・ディヴィスが見たくて借りました。のっけから見る側を引き込ませる作りになっている作品でした。あの当時だから考えられる話の流れもありますが、それは良き古きアメリカという感じが出ていて逆に良かったりして。
面白かったシーンは、イブが楽屋で怒りをあらわにしてかつらに八つ当たりしてる
所へ人が訪れるんですが、イブの表情の変化がなんとも面白い!思わず、ビデオを巻き戻したほどですよ。それと、やっぱりべティ・ディヴィスは粋で格好いい女優でした。ハスキーな声は少しマドンナに似てますね。イブが受賞した時にすれ違いざまに言うセリフもとてもとても粋!セリフを通して、この女優、そして本人ももしかしたら、本当の性格もこうなのではないかと思わせるものがありました。
とにかく秀作の一言に尽きる作品でした。素晴らしい。
投稿者:みー投稿日:2002-03-23 01:22:48
それぞれに好みがあるので強要はしたくないけど、私は、観ておいて損はないと思います。
古いのは、どうもねぇ・・・と言うかたもいらっしゃるかもしれませんが、一度挑戦してみてくださいませ。
私は、お話しとしては、ちっとも古くはなく、今でも通用するんじゃない?と思いました。
見た目に派手な(お金をかけてみました〜、みたいな(^^ゞ)作品もいいけど、こういうのも、いいっすよ。私は好きです。試してみてくださいませ。
投稿者:タルチュフ投稿日:2001-07-03 02:22:54
総てを知るはずの批評家アディソンがイヴ・ハリントンの人生までしか捉えられず、結末の真実を知るのは観客だけという、カメラという語り手に依存しない秀逸なナラシオン.
そもそも中盤でテンポ良く交代していく語り手からして、この映画が語りの手法について非常に意識的であることがわかる.
「イヴの総て」のディスクールは、必ずしも映画というインターフェイスを通してのみ実現するテクストでなく、映画それ自体が大きな語りであり、映画の本質がテクスト=ディスクール=ナラシオンであるという考えのもとに描き出されている.
投稿者:タルチュフ投稿日:2001-06-30 15:15:43
褒め称えます.
サイコー.
アメリカ映画史上もっとも見事な脚本.
サンセット大通りをくだしたのも頷ける.
投稿者:タルチュフ投稿日:2001-06-27 17:01:26
何度観ても面白い.
素晴らしい.
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 作品賞 
 □ 主演女優賞ベティ・デイヴィス 
  アン・バクスター 
 ■ 助演男優賞ジョージ・サンダース 
 □ 助演女優賞セレステ・ホルム 
  セルマ・リッター 
 ■ 監督賞ジョセフ・L・マンキウィッツ 
 ■ 脚色賞ジョセフ・L・マンキウィッツ 
 □ 撮影賞(白黒)ミルトン・クラスナー 
 □ 劇・喜劇映画音楽賞アルフレッド・ニューマン 
 □ 美術(監督)賞George W.Davis白黒
  Lyle Wheeler白黒
 □ 美術(装置)賞/白黒Thomas Little 
  Walter M.Scott 
 ■ 衣装デザイン賞(白黒)Edith Head 
  Charles LeMaire 
 □ 編集賞Barbara McLean 
 ■ 録音賞20世紀FOXサウンド部 
■ 審査員特別賞ジョセフ・L・マンキウィッツ 
 ■ 女優賞ベティ・デイヴィス 
■ 作品賞 
 ■ 女優賞ベティ・デイヴィス 
 ■ 監督賞ジョセフ・L・マンキウィッツ 
■ 脚本賞ジョセフ・L・マンキウィッツ 
■ 作品賞(総合) 
■ 新規登録作品 
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