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ヘキサゴン(1971)

SOMETHING EVIL

恐怖の館(TV)
悪霊・異次元を覗いた人妻(TV・別)

メディアTVM
上映時間74分
製作国アメリカ
公開情報劇場未公開・ビデオ発売
ジャンルホラー

【解説】
 ペンシルヴァニア郊外の一軒屋を購入した家族が引っ越して来た。だが、その家では奇怪な出来事が多発し、やがて幼い一人息子は何かに魅入られたようになってしまう……。「激突!」以前にスピルバーグが監督したTVムービーで、悪魔に呪われた家の恐怖を描いた怪奇映画。後のプロデュース作品「ポルターガイスト」と同じく、ここでも悪魔を制するのは“母の愛”であった。
<allcinema>
評価
【関連作品】
激突!(1971)
ポルターガイスト(1982)
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2015-03-24 16:07:41
大変よくできたテレビムービーです。
じわじわと積み上げるような恐怖感や
ショック描写などはなかなか演出が上手く
後に「激突!」や「ジョーズ」で開花する
若きスピルバーグの才能の片鱗をみることができます。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2009-08-04 04:38:39
【ネタバレ注意】

『激突!』(もともとTV用)で映画デビューしたスピルバーグが、同年、TV用に監督したホラー・ムービー、75分。お気楽に観れば、これだけクオリティの高いTVサスペンスは、ヒッチコック・アワーを除いてあまり無いのではと思われるほどスキの少ない、観て損のない、愛すべき作品。

かの傑作『激突!』同様、事実上ほとんど何も起こらないし、それをハッキリ見せるわけでもないのに、最後まで飽きさせないのが見事である。カメラの動きも結構大胆(ありとあらゆることを試しているかのようだ)。
ラスト・シーンも、美術的・映像的に節度があり(その上品さが逆に「オチ」になっている)、なかなか頑張っている。

一応、内容に触れておくと――夫を口説いて田舎の一軒家に越して来た、あどけない善良な主婦が、“恐怖体験”に付きまとわれる。彼女は冒頭から、ヘタクソな風景画を描いたり、手製のペンダントを配ったりと、無邪気で子供っぽいが、それが伏線にもなっており、慣れない新居で、原題「サムシング・イーヴィル」(『ヘキサゴン』ってのは地味過ぎだろう)のとおり「悪魔」らしきものがやって来る。が、スピルバーグは、それを映像でほとんど見せないのだ。
そのぶん主婦役(サンディ・デニス、当時34歳)の演技力が要求されるが、十分応えている。つまり、ルックスが良くて、家庭的な、信心深いオバちゃん、2人の子持ちでも、まだまだ可愛く、色気もあるのに、業界マンの夫は多忙で不在がち、ひとり田舎でおかしくなって行く、そんな壊れていく様子がみごとに演じられている。「壊れていく女」の映画が好きなヒトには、ツボだろう。

頑張り過ぎて、ヘタウマ的な演出がところどころあるにしても、ヘタと言うよりは「不思議」な演出が目立った。たとえば、恐怖にとらわれた主人公の女性の動作を、やや遠景で撮ったり、絶叫するシーンを横顔で撮ったり、普通ならやらないであろう手法(観る側の気持ちを冷ます)……まあ、何か意図があるのか。そのあたり(良い意味で)気持ちの悪い感触だった。
たぶん、結構ふざけてたんだろうとは思うぜ。とりわけ、おびえる主婦の家を青年が訪れるシーンでは、ドア・チェーンの掛かった半開きの隙間から覗く男の顔を、チェーンでメガネを掛けたような絵にしている。かなりの時間、ちょっと滑稽な味わいを与え続けた。わざとだろう。

ラストでは、10歳くらいの少年にかなり負担が掛かるが、何とかセーフの演技だった。

念のために言っておけば、背筋も凍るようなホラーを期待すると、裏切られる(いわば「いたずらとしてのホラー」なので、強烈な効果を期待するのはお門違いだ)。かなりヒッチコックの『めまい』を意識している作品でもある。
これはこれで、文句なしの7点。良いんじゃないか?

投稿者:松竹錠投稿日:2005-02-26 09:10:11
『未知との遭遇』の後に観たので、共通点が見えて。
この映画で人を襲う赤い光の玉は、『未知』でハイウエイを飛んでくるUFO隊列の最後にいた
赤い物体になんか似てるなぁと・・・。ネタ元はこれもディズニー・アニメなの?

脚本が『燃えよドラゴン』のロバート・クローズというのが、ちょっと意外。
投稿者:4531731投稿日:2002-07-06 01:41:01
 引越しで始まる映画は沢山あるけど、何の意味もないようで実は作品を左右するくらいに大きな仕掛けのひとつ。大抵は何か良くないことが起きる前兆、恐怖(いろんな意味で)を呼ぶ引き金、ってコトで今までも数多の作家が使用してる。現実的にも理にかなってるし。
 サンディ・デニス演じる主婦も地元の人に不信感を抱いたり、新居の生活に馴染めず、夫とのすれ違いがあったり、子供の行動や心理が理解できなくなる等、引越しが原因で彼女に致命的な内的変化が生じる。混乱した彼女は「声」を聞いたり「ポルターガイスト」を幻視する。
 スピルバーグの作家性が炸裂してるが、サンディ・デニスを起用した点にも完成度の高い人間ドラマをモノにしようという意図が感じられるし、それが何か嬉しい。混乱する少年の名がスティーヴというところにも注目、スピルバーグ自身の少年時代が投影されてる(?)。
 でも、とってつけたようなラストが気に入らない。プロデューサーの仕業だろう。少々難解な作風ゆえか、一般受けしないという理由で会社側が口を出したと思われる。まあ、スピルバーグも当時23歳だし、どうする事も出来ず、言う事を聞くしかなかったのかもしれない。が、ラストがスピルバーグの思い通りになったとしたらウィアーやポランスキーに匹敵する強度の高い作品に仕上がったんじゃないか、と残念に思う。
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