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望郷(1937)

PEPE-LE-MOKO

メディア映画
上映時間94分
製作国フランス
公開情報劇場公開(東和)
初公開年月1939/02/
ジャンルドラマ/ロマンス
世界名作映画全集127 望郷 [DVD]
USED価格:¥ 1,000
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【解説】
 日本人好みのデュヴィヴィエの作品の中でもとりわけ支持されている“男の”メロドラマである。本作の翻案は日活や東映のアクション映画に少なからずあり、直接この映画を知らぬ人にも既視感のある話ではないか。舞台はアルジェリアのカスバ。パリを逃れ潜伏するペペ・ル・モコ(ギャバン)は、懐かしの町の匂いを身に纏う女ギャビー(M・バラン)にぞっこんとなり、甘い逢瀬を重ねる。いよいよ女の去る日が来て、慎重な男であったのに、軽率にも彼女を追って波止場に現れ、警察に捕まる。そして、最早、女と再会の叶わぬのを悟り、自ら脇腹をナイフで突いて死ぬ。女との別れの間際“ギャビー”と叫ぶ声が船の汽笛にかき消える名場面は伝説化しているが、この時みせるギャバンの眼の表情の哀しさには演技を越えたものがある。刑事スリマンとの奇妙な友情、目をかけている少年ピエロなど脇の人物もよく描かれ、何より迷路のようなカスバの街がエキゾチックで素敵なのだ。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
870 8.75
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2013-12-31 12:02:16
ペペ・ル・モコを演じるギャバンが若々しく素晴らしい。
ストーリーの展開も巧みですが、この作品で印象に残るのは
やはりラストシーンで、映画の物語のサゲの部分の大切さを感じます。
感動した作品はラストシーンをよく憶えているものですね。
投稿者:noir fleak投稿日:2013-03-05 11:48:43
を懐かしがって名所の名前を言いながら、最後は同じ場所(どこだったか失念)を言って笑いあうシーン、ここは素晴らしい。ただ、女はパリからアルジェに遊びに来たばかりなので、ちょっと変だが。
最後の汽笛も確かに有名になるだけの理由はある。誰かが、三大エンドシーン(これと、第三の男と、もう一つは不明)の一つと教えてくれたが、それはちょっと出来すぎか。
カスバ、、、、確かに魅力ある地域のようだ。ジャズに、Tadd Dameron 作曲の Casbah という名曲もあるし、日本には「カスバの女」があるし、、、、
投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-09-01 12:20:21
ラストのペペが上げる“ギャビー!”の声が船の汽笛にかき消されるシーンの衝撃は誰でもが語るが、この映画の「音」へのこだわりは、サイレントからトーキーの時代を生きた映画人ならではだなと感じ入った。その一つは裏切り者のレジスをカスバに巣くう悪党たちがじわじわと追いつめるシーン。あれっ!再生装置がどうかしたかなと思わせる無音のシークエンスがレジスの恐怖を一層際立たせる。今一つは、かつては花形の歌手だった女が、若い頃に吹きこんだ自分の歌のレーコドに合わせて唄うシーンだ。女がもたれかかる壁には美しかった若い頃のポスターが貼られており、今は見る影もなくなった女が人生を果敢なみながら唄う。その唄を聞くぺぺの胸に望郷と人生への焦りが生まれる。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:gapper投稿日:2010-08-03 22:30:11
 詩的リアリズムの作品。

 イマイチ感覚的に分からない本作。
 超有名作であり、「ヘッドライト」などの貫禄が出てからだがギャバンは好きだ。
 しかし、ギャバンの表情は神がかっている様に思うが、今見ると引いてしまう。
 望郷と言うには、郷愁などと共に故郷に対しての大きな思いがなければならないが、個人的にその辺が薄いというのが大きくかかわっていると思う。

 そのうち再見して、評価を更新したい。

【原題の考察】
 原題の"PEPE-LE-MOKO"は役名だが、Moko はマルセイユの隠語で Pepe はおじいちゃんとでた。
 ギャバンは、”マルセイユのおじいちゃん”と呼ばれていたのか?
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 15:13:49
ジャン・ギャバン
投稿者:レフトフック投稿日:2008-03-09 00:02:45
ボー、ギャヴィー、オールドファンであれば絶対忘れないラストシーン。戦後生まれの私でも忘れません。ギャバンが好き、デュヴィヴィエが好きであれば
絶対的な映画です。今ではみんなデュヴィヴィエを馬鹿にするけど、私にとって神様です。何を言われようと。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-01-08 03:33:38
ラストは確かに印象に残るし、カスバの町自体とギャバンが町を下りられないという設定は魅力的だったが、映画自体は取り立てて言う事のない出来だった。台詞がやたら多いのもマイナス。個人的には「第三の男」の方が上と感じてしまう。ラストに半星。
投稿者:ロビーJ投稿日:2007-05-02 13:12:52
ジャン・ギャバンのファンなので見ました。予想以上に良かったです。この映画はとにかくジャン・ギャバンが輝いている映画です。特にラストの彼の姿はあまりのも可哀想でその衝撃は心に残ります。相手役のミレーユ・バランも不思議な美しさがあって素敵でした。
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-02-21 11:27:23
アシェルベの原作をデュヴィヴィエが、湿度感ある表現力で、アルジェリアという古風な異郷を舞台に熱烈な恋の物語に仕立てた秀作。ジャン・ギャバンの圧倒的な存在感もさることながら、本作ではダニエル・ダリューにも匹敵した「白痴美」的なファタールを演じたミレーユ・バランの存在感も忘れがたい。ギャングの世界を舞台としながらも、泥臭くない、しかも単なる恋愛映画でもない点が良い。同作をシャルル・ボワイエ主演でハリウッドがリメイクした「カスバの恋」を鑑賞して見るのもよいかもしれない。
投稿者:o.o投稿日:2006-08-21 00:49:23
主人公ペペ・ル・モコは、確かにこれはもてるだろうなあと思わせるものがありましたが、とてつもない切れ者であるという設定の割には、作品の中でその切れ者ぶりは、あまり出ていなかったように思えます。ラスト シーンでは、何やらごそごそと手を動かしているのを見て当然逃亡するのだろうと決め付けてしまい、その後倒れた時には、どういうことなのかと一瞬当惑してしまいました。

現地の刑事との微妙な関係は良かったと思います。ただ、彼が画策する、ペペをカスバの街からおびき出すための計略が、そんなのでうまくいくのかなあというものばかりで、納得いきません。ペペとギャビーがパリの名所もしくは思い出の場所を次々に言い合うという場面では、思わず、「後楽園ホール」だの、「浅草浅草寺」だのを、こっそり紛れ込ませたくなってしまいました。つまり、あまり面白くなかった訳であります。

パリも最近では、舞台となったアルジェリアからの移民達が大暴れしているようです。ペペとギャビーなら、どう思うでしょうか。
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-08-04 19:12:57
子供の頃からNHKの「名画劇場」枠で幾度となく放映された記憶のある『望郷』。
ペペ・ル・モコという軟らかな発音の主人公の名前、そしてラストシーンの悲劇性によって、この作品のいくつかのシーンが記憶に刻まれた。
その映画の背景を度外視して作品を論ずることを私は決して否定しないが、この作品に関しては、そこに重なる時代性を考慮することは無駄ではないだろう。

フランスの植民地だった北アフリカ・アルジェの旧市街。作品の舞台となった「カスバ」は「城砦」という意味で、迷路のようなその地域は、まさに難攻不落の地だ(アルジェリア独立戦争(1954〜62)ではこのカスバが独立派の主要な拠点だった)。
1830年代から約130年フランスの植民地だったアルジェは、流浪する者たち、犯罪者、アウトローたちが辿り着く場所でもあった。
ペペ・ル・モコ(ジャン・ギャバン)もまたそのひとり。一歩街に出れば、凶悪犯であるペペを警察が威信を賭けて待ち構える。賢明なペペはじっとカスバで息を潜めるのだが、パリを思い出させる美女ギャビー(ミレーユ・バラン)と恋に落ちたがために、ペペは破滅していく…。
邦題を「望郷」としたセンスは見事。
夏は南の沙漠から乾いた熱風が吹き込むカスバ。その場所で、ペペは帰ることが出来ないパリに恋い焦がれる。ギャビーの出現によってその欲求を抑えられなくなったペペ。

公開当時(1939年)植民地拡大に注力していた日本だったが、そうした新天地に活路を見出す者の中には人生の敗走者であったり、怪しげな事業に手を染める者も少なからず含まれていた。
故国を遠く離れて望郷の念に胸を焦がす人々は、この作品に深く共鳴したに違いない。
ラストシーンの我を忘れたペペの絶叫に、故国への熱い思いが溢れる。しかし、偶然鳴り響く汽笛によって、その声すらギャビー(=パリ)には届かないのだ。その絶望的なラストシーンの見事なこと。
ただ、この作品では、主役だけでなく脇役がいい。
ピエロが罠を仕掛けたレジスに迫るシーンで挿入される、頭の弱そうな男が不気味な笑顔を浮かべて様子を見ているカット。その背景の壁には天使が描かれている。ドラマとは関係なく、繰り返し繰り返しけん玉をしている男。ギャビーに会えると浮かれるペペを見上げる人々の眼差し。そう、この作品は無国籍のカスバにおける人々の表情がもうひとつの主役である。温かく、時に冷ややかな人々。

若い頃は歌手として活躍したタニアという女が、ペペを相手にひとり語りをするシーンがよかった。夫に暴力をふるわれ、人生に絶望した女が若い頃吹き込んだレコードに合わせて涙ながらにシャンソンを歌うシーン。彼女はフレールというシャンソン歌手が演じている。
道理で歌が上手いわけだ(笑)。
当時33歳のジャン・ギャバンがどこか愛嬌のあるギャングを好演。
帰る場所を喪くした男の、まさにメロドラマ。でもやはりいい作品だと思います。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2006-06-14 17:38:46
取るに足らない、古臭い一品。
演技陣。ギャバンは年取ってからのほうが渋くていいかも。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-25 19:12:40
 ギャバンの絶叫シーンの直前、彼がバランの姿を必死で目で追っているのに対して、彼女の視線は遥か彼方のカスバへ…この視線のすれ違いの演出は凄いなと思った。通い合う心と通わぬ視線という構図が、ただのメロドラマで終わらせなかった。でも、直後のギャバンの行動は解せない。自殺するほど脆い男には見えなかったが。
投稿者:Bava44投稿日:2006-01-01 11:16:44
日本人好みのペシミズムと言われていたので、てっきり湿っぽい映画なのかと思っていたら、
意外とあっさりしたストーリーでした。しかしデュヴィヴィエの演出は時にこってりとした執拗さがある。
それに答えるギャバンの熱演(特に酔っ払っている時の)。密偵者を撃つシーンの演出は凄かった。
投稿者:Tom投稿日:2005-12-01 03:55:06
40年代以降のハリウッド映画に物凄い影響与えてるね。『カサブランカ』は言うまでもない。そしてフィルム・ノワールというジャンル。特にこの映画をふんだんに意識したアンソニー・マンのノワール大傑作『Raw Deal』(1948)が素晴らしい。日本ではB級任侠映画『紅の流れ星』がいいね。
投稿者:さち投稿日:2004-07-01 09:00:39
ギャバン迫力
投稿者:投稿日:2004-04-28 00:23:23
世界の首都の中で映画になれる「故郷」はすくないですね。
カサブランカと並んでパリへの望郷を唄った傑作です。
「カスバ」の魅力も相当なものですけどね。
投稿者:篭瀬山投稿日:2003-10-26 21:46:45
ぺぺが初めてギャビーに会うシーンで、ぺぺはまず女の胸元の宝石を見、次に柔らかそうな唇に目を止めます。そのあとギャビーの表情が映りますが、自分の魅力がアピールしたことを男の反応に見て取った表情をしてました。映画ってのは誰の記憶にもあるこういう瞬間を演出して記録してくれるから素晴らしいと思います。ギャビーも本当は空虚な心の持ち主ですね。この映画は一般に”男のメロドラマ”と評されるのですか。それに異存はありませんが、悲しい女の物語でもあると思いました。ラスト近く、船上のギャビーがまなじりを決した厳しい表情をします。何を意味しているのかわかりませんが、誰にでもできる表情じゃないッスよ。7
投稿者:ロスマク投稿日:2003-07-17 14:49:47
『第三の男』のウィーンの街同様に、この映画も迷宮街カスバこそが主役だ。
投稿者:Ikeda投稿日:2002-12-29 10:50:39
今更コメントを書くのも気が引けるくらい有名な映画ですが、それだけの事はあります。兎に角、ジャン・ギャバンが素晴らしい出来ばえで、全編ギャバンの郷愁が切々とにじんでいますし、演出もカメラも上々です。
この映画が特に日本で、あれだけ人気が高かったのは矢張りラスト・シーンの良さかと考えます。あのギャバンと出て行く船、そして汽笛、正に圧巻です。少なくとも当時の日本人にとっては、船での別れが一生の別れの意味を含んでいたと思います。この5年後作られた「カサブランカ」では船が飛行機に変わって来ますが、やはり時代の移り変わりを感じます。その他のシーンではミレーユ・バランが、ギャバンの所へ行こうとして、止めれれてしまう所なども印象に残ります。
ただ、映画の良さとは関係無く、アルジェリアやモロッコなどのアフリカは西欧諸国の植民地として侵略された所で、今は観光地ですから解りませんが、心ある現地の人は、このような舞台での映画を面白く思っていなかったようで、その辺は気になります。
投稿者:博士の異常な愛憎投稿日:2002-10-18 18:16:17
前半1時間ぐらいは、クールでおしゃれでエキゾチックな雰囲気に包まれ、見ていて楽しい。
後半30分は、そのドラマに激しく心を打たれる。
解説でネタばれしてるので書いちゃいますけど、
「ギャビーーーー」のシーンはすごい。圧倒的な衝撃を受けます。
映像としては、やっぱり世界遺産であるカスバ。行きたくなること間違いナシ
ギャバンはやっぱり素晴らしい。
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