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ぼくの伯父さん(1958)

MON ONCLE

メディア映画
上映時間120分
製作国フランス/イタリア
公開情報劇場公開(新外映)
初公開年月1958/12/23
ジャンルコメディ
ジャック・タチ「ぼくの伯父さん」【Blu-ray】
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 4,153
USED価格:¥ 4,450
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【解説】
 タチの永遠のキャラクター“ユロ氏”を本邦に初紹介し、その独創性は他に類を見ない(あえて言えば、チャップリンとその模倣であるルネ・クレールの作品世界と相通じるのだが、にしても、どこか一皮むけている)、ただ“喜劇”と呼んでしまうのもためらわれる、フィルムによる軽快なシャンソンの趣きの映画。四コマ漫画集を映画で見ているのに近い感覚と言ってもいいかも知れない。プラスティック工場(フル・オートメ化されており、当然のごとく「モダン・タイムス」=「自由を我等に」的描写がある)のオーナー社長(J=P・ゾラ)の超モダンな邸宅をその息子(A・ベクール)は全く気に入っておらず、度々、父の兄である伯父さんの住む下町のアパルトマンを訪ねる(この建物の場面の演出も思い切り良く、断面図の構造の中のユロ氏の動きを軽妙に見せるのだ)。両親は息子を取られたようで面白くなく、独身の伯父さんに嫁を押しつけるべくパーティを催すが、これを無意識に彼がぶち壊しにしてしまうのは言わずもがな。社長は兄に社会性を備えさせようと自分の工場に雇うが、ここでも失敗ばかりの彼は奇妙なプラスティック製のパイプを大量生産してしまう。呆れた社長はこの暢気な兄貴を地方支店に転任させることにしたが、これにも飄然と応じて伯父さんは懐かしの町を去って行くのだった……。犬の使い方など見事なもので、ふんわりと詩情の漂う、タチの人生讃歌。カンヌ審査員特別賞、アカデミー外国語映画賞を受賞。
<allcinema>
評価
【関連作品】
モダン・タイムス(1936)
自由を我等に(1931)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
14119 8.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:緑茶投稿日:2013-02-21 12:32:05
ノスタルジックな音楽に乗せてワンコが走りまくる冒頭からニンマリしてしまう。土手のような場所で子供たちが小遣いを集めて屋台のお菓子(ジャムパン?)を買うシーンも、ポン菓子の屋台に群がっていた自分の幼少時代を思い出して郷愁の思いに浸れる。文明批評的なテーマだが、そのモダンな合理主義の側にいる人間をことさら悪人のように描いていないので好感のもてる映画だ(滑稽には描いているが)。カチカチ音を立てて歩くハイヒールのOLのなんとスタイルが良く可愛らしいことか。
投稿者:クリモフ投稿日:2011-11-28 16:58:56
ファーストカットから文明社会への皮肉が効いているんですが、「モダン・タイムス」的にそれで押してくるんではなくて、よく考えるとor気がついたら結構な皮肉になっているという感じで、まさにフランス的なエスプリですな。
ユロ氏が人々と接する場面やら一つ一つの仕草がとても優しさにあふれているように思えてるにもかかわらず、本人は特に意識していないという対比。また映画中多く出てくる市井のカットがユロ氏の存在により、それだけで人間賛歌に見えてくる素晴らしさ。しかも不在時にまでそれを感じさせてくるんだからタチは非常に映画ってものをわかっているんだろうなぁ、と思いました。ユロ氏の行動が映画(物語)の共演者よりも観客(視聴者)に向けられているのがまた面白いです。
音への異常なこだわりも驚きました。口笛からブザー、足音、鳴き声、破裂音、激突音等台詞は多くないのに劇中は音であふれている感じ。それらが独特のリズムと雰囲気を出しています。
失ってわかる大切さとか、小さな幸せなどとはまた違う人間自身や生活自体を感じさせる目線。押しが強くないのにラディカルでアヴァンギャルドな姿勢。鑑賞後に良さがあがっていく不思議な作品でした。説明できない面白さ。
投稿者:william投稿日:2011-04-06 01:45:32
面白いかどうか問われたら…微妙。
だけどこのスタイリッシュ感、とてもおじさんじゃないぜ。
映像にしても本当に50年代に撮られたの?と思う位美麗。
投稿者:QUNIO投稿日:2011-01-09 15:01:06
笑えないし、引きの画ばっかだし、見え透いた社会風刺とかで気取ってるだけでウザイことこの上なし。「牧歌的な雰囲気がいいわぁ」、なんていう女性向けのオシャレ映画でしかない。第一、パイプ銜えたユロ氏がむかつく。偉そうに金持ち階級の生活を観察して何様だと言いたい。こういった気取った奴らをみんな纏めて破壊するユダヤ系のお笑い三人組の不在が哀しい。「毒」のないコメディほど虚しいものってのはないですね。
投稿者:Laetitia投稿日:2010-06-15 18:46:53
どうでもいいことかもしれませんが、ユロ氏は社長シャルル・アーペルの兄ではありません。
ジェラール・アーペル少年の母親の兄です。

オープニングシーンから楽しくて、何度見ても飽きません。

『ベルヴィル・ランデブー』のシルヴァン・ショメ監督がアニメーションとしてタチが生前映画化できなかった『イリュージョニスト』を完成させました。
ショメ監督に映画化を依頼したタチの愛娘ソフィ・タチシェフは完成を待たずに急逝してしまいましたが、親子で天国から見守ってくれたと思います。
劇場公開が楽しみです。
投稿者:こじか投稿日:2010-05-21 02:06:47
これがまた面白かったのなんの。
投稿者:ジョナサン投稿日:2008-11-01 11:53:26
伯父さんが住む町と近代的な社長の家を対比させ、どっちが人間のくらしなのか。ものすごく単純に現代文明に対する風刺をユーモラスに描き、何故かほんわり感動が残る作品。少しだらけそうな物語を、町を走り回る犬と軽妙な音楽がアクセントになっている。子供立ちが遊ぶ空き地で、屋台のおじさんが売っているあのパンは、本当に美味しそうで食べてみたい。
投稿者:ジーナ投稿日:2008-05-27 02:47:45
【ネタバレ注意】

ジャック・タチ特有のほのぼの感、その中にあるモダンな世界がよく表れている作品だと思います。
古き良きコミカルさと時代の流れを風刺するようなシニカルさも絶妙な割合で配置されています。
他のタチ作品同様、本作もパントマイムな感じでセリフはほとんどないのですが、それでも十二分に伝わってくるストーリーやテンポの良い音楽に合わせた心地良い展開、ユニークな行動の数々など素晴らしいモノがあります。
これといった見せ場もなく、静かに日々が流れるさまを描いているだけなのに音楽や確立された世界観があるだけで映画というのは観ていられるモノなのですね。
何度も同じ行動を見せると普通はクドく、飽きてしまうのだが噴水のくだりや伯父さんのアパート?の作りなど何度見せられてもフッと口元がゆるんだ。
人間の虚栄心をここまで微笑ましく描いたことも驚きだし、ハイテクなモノに魅せられる妹夫婦と対照的なユロ伯父さんという構図をあのアパートの無駄に長い道のりで表現していることにジャック・タチの才能がうかがえます。
ちなみにギャグっぽい笑いでは、ワンコが魚に警戒してガルルルルルルル〜ってしているところが一番のお気に入り♪

それから・・・タチの優しさは他の作品でも感じ取れますが、哀愁を感じたのはこの作品が初めてでした。
ちょっとキュンときましたね(笑)

タチ作品の中でもセンスの良さが光る作品なのでインテリアショップやカフェなどで流しているだけでもお洒落な雰囲気を出せると思いますよ。
・・・かと言ってアートに重点を置いている訳ではなく、伯父さんを取り巻く人々との交流もきちんと描いているので映像だけではない奥行きがあります。

疲れていたせいか、全速力で街中を駆け抜ける犬たちの自由さや素朴さに何とも癒されました。
だから、心が疲れているときにピッタリの作品かもしれません。

投稿者:pk投稿日:2007-01-27 16:04:17
いやされました。しかしこれがカンヌ審査員特別賞、アカデミー外国語映画賞受賞だとは、んなアホな。「ちびまる子」をちょっとシュールにしただけのようなものなのに。
投稿者:さち投稿日:2006-05-24 07:55:31
よかったv
投稿者:Ikeda投稿日:2005-03-17 12:17:14
最初は面白そうだと思って見ていましたが、進むに連れて段々退屈してきました。新しい映画の表現方法だという事は解りますが、ギャグにしても古くから使われているものを借用しているだけなので新鮮味がありません。ただ音楽のコントロールが非常に良いし、赤系の色を押さえた色彩も良いです。ぼやっと見ていれば良いのかなとも思いますが、結局、ぼやっとした印象しか残っていません。
投稿者:投稿日:2003-01-18 23:57:22
愛に満ちています。
「わざとらしさこそ人間の愛」ということを体現してくれています。
ユロさんの家、いいですね。
ロベルト・ベニーニもシガーライターを車から投げていました。
ユロさんが好きなんですね。
投稿者:祭門投稿日:2002-03-16 00:13:30
のんびりしたい時によく見る作品。
この、ほのぼのとした雰囲気がたまらなく好き。
投稿者:4531731投稿日:2001-07-18 06:44:07
 ...だが面白くないのは当然だろう、タチは面白い映画を作ろうなんて思ってやしないんだから、あの見え見えのギャグ、の上に更にこう来るだろうなぁと思わせといてのスカし、コメディなのにギャグを自分の手で潰してくタチ、ムッシューユロは反逆者、タチは作り手と受け手という一方的な関係を壊す試みをここで実行しているんだと思う(タチのインタビューは反体制的だぜ、しかも聞き手はゴダール!)。
 初めから面白く作られた映画を見て面白いと思うのは当然、だがそれは一方的でしかない。その点誰が見ても面白くない映画を作るタチの意図は、完成されていないものを提示する事で受け手にも映画への参加を促すことだ。
 最初から面白いものを見て楽しむなんて実際のトコつまらない、簡単だし誰にでも出来る。確かに受け身に徹していると面白くないもんはただ面白くないとしか言えない、だがタチのような作り手が一方方向の関係を壊す事で受け手は面白くないものから面白みを見出す事が出来る様になる、それはただ映画を鑑賞するという行為を超えて何かを創る事と同義、それこそが娯楽。
 想像力こそ体制がオレ等から奪い取った本物の娯楽、タチみたいな反体制の芸術家が何も起こらない映画を提供する事でオレ等に想像力を返してくれる。  
 
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 外国語映画賞 
■ 審査員特別賞ジャック・タチ 
 ■ フランス映画高等技術委員会賞ジャック・タチ 
■ 外国映画賞 
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