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炎のランナー(1981)

CHARIOTS OF FIRE

メディア映画
上映時間124分
製作国イギリス
公開情報劇場公開(FOX)
初公開年月1982/08/
ジャンル青春/スポーツ/ドラマ
映倫G
炎のランナー [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,057
価格:¥ 927
USED価格:¥ 1,310
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 Photos
炎のランナー炎のランナー

【クレジット】
監督:ヒュー・ハドソン
製作:デヴィッド・パットナム
製作総指揮:ジェイク・エバーツ
ドディ・ファイド
原作:コリン・ウェランド
脚本:コリン・ウェランド
撮影:デヴィッド・ワトキン
衣装デザイン:ミレーナ・カノネロ
編集:テリー・ローリングス
音楽:ヴァンゲリス
出演:ベン・クロスハロルド・エイブラハムズ
イアン・チャールソンエリック・リデル
イアン・ホルムサム・ムサビーニ
ナイジェル・ヘイヴァースアンドリュー・リンゼイ
ナイジェル・ダヴェンポートバーケンヘッド卿
シェリル・キャンベルジェニー・リデル
アリス・クリーグシビル・ゴードン
デニス・クリストファーチャールズ・パドック
ブラッド・デイヴィスジャクソン・ショルツ
ニック・ファレルオーブリー・モンタギュー
ダニエル・ジェロルヘンリー・スタラード
ジョン・ギールグッドトリニティの学長
リンゼイ・アンダーソンキースの学長
パトリック・マギーキャドガン卿
ピーター・イーガンサザーランド公爵
デヴィッド・イェランド皇太子
ストルアン・ロジャーサンディ・マクグラス
イヴ・ベネイトン
【解説】
 ユダヤ青年エイブラハムズは、陸上競技に天性の才能を持っていた。彼の好敵手は、ラグビーでも活躍していたリデル。二人は人種の偏見を超えて、深い友情で結ばれていく……。二人の青年が、オリンピックのそれぞれの競技で優勝するまでを、ヴァンゲリスの流麗なメロディに乗せて感動的に描く。アカデミー作品・脚本・作曲・衣装デザイン賞を受賞した名編で、H・ハドソンの名を一躍世界に知らしめたが、彼自身は本作を頂点にして、その後パッとしなくなった。
<allcinema>
評価
【吹き替え】

月曜ロードショー(プロデューサー:上田正人/台詞:額田やえ子/演出田島荘三/制作:コスモプロモーション/TBS)
※このデータは放送当時の情報です。
野島昭生ベン・クロスハロルド・エイブラハムズ
田中秀幸イアン・チャールソンエリック・リデル
神谷和夫ニック・ファレルオーブリー・モンタギュー
塩沢兼人ナイジェル・ヘイヴァースアンドリュー・リンゼイ
江原正士ダニエル・ジェロルヘンリー・スタラード
千田光男ストルアン・ロジャーサンディ・マクグラス
千葉耕市イアン・ホルムサム・ムサビーニ
高島雅羅シェリル・キャンベルジェニー・リデル
有馬瑞香アリス・クリーグシビル・ゴードン
鈴置洋孝デヴィッド・イェランド皇太子
大宮悌二ナイジェル・ダヴェンポートバーケンヘッド卿
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
754 7.71
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【ユーザーコメント】
投稿者:こじか投稿日:2016-09-05 23:54:05
【ネタバレ注意】

第8回パリ五輪へ向けた短距離ランナー達のお話し。ギラギラした勝ち負けやスポ根ではなく、内なる勝負を図る淡々とした作風。とても英国映画。これが中々面白い。ヴァンゲリスのテーマ曲が当然良い。

投稿者:ローランド投稿日:2015-11-04 08:28:14
 爐修瞭擦婆召鮴した人々をたたえよう瓩罰閉換發始まり、画質があまり良くないのが惜しい気がするものの美しい映像での風景はもとより名門校内の様子やツイードのスーツを品良く着こなす人々など歴史あるグレートブリテンの荘重な雰囲気つくりが良く、それにヴァンゲリスのサウンドが全編に渡ってこれがなかったら・・・ と思わせるほどに担った役割を果たして物語を軽快に力強く推し進めています。  

  これが映画製作の技術というものなんだろうけど、ただの走り競争を分かりやすくしかも劇的に見せてくれて、それに頑なな信仰心や人種差別などのアクセントを絡めて物語に厚みを与えてまして、その差別を受けるイタリア系のコーチが競技場には行かなく近くのホテルでソワソワと結果を待ちうけ、窓からセンターポールにユニオンジャックの掲げられるのを観て狂喜するところでは良かったねと肩を叩いてやりたくなります。  この頃の素朴なオリンピックが微笑ましいのだけど、速く走るとか物を遠くに投げるとか高く長く飛躍するとか、こういう競技の原点みたいなものが単純ながらいちばん人心を引付ける様な気がする。  

  エイブラハムズが初めてレースに負けたときに猖佑呂發終わりだ瓩函△覆鵑討修海泙任箸いΔ曚匹僕遒噌むのは、揺らぎない傲慢といえるほどの自信を持っていたってことがそうさせたようなんだけど、たいていの人間が欲しているだろう自信というものもあまり強く持ちすぎるとそのぶん反動が大きくて良くないのかもしれないなって思わせる。   ・・・と、所得税を払っていない身なんだからせめて保険税を使わないでお国のためになろうと健康に気をつけて一年半医者掛りをしなく自信満々で得意になっていたのが、集団検診で注意点が見つかり病院に行って診てもらえということで、自信崩壊による落胆もあってか注意を受けた血圧がさらに高くなってしまったという小心者は思っております。  って、さりげなく健康自慢をしているみたいだ・・・。 ゴメン。
投稿者:黒美君彦投稿日:2015-02-18 14:45:32
【ネタバレ注意】

1919年から1924年のパリ五輪まで、英国を舞台に二人のアスリートを描いたこの作品は、その時代背景との関係がきわめて濃密だ。ハロルド・エイブラムズはユダヤ系金融業者の父を持ち、そのコンプレックスゆえケンブリッジ大で最も早い健脚を披露する。一方スコットランド長老派教会の司祭補エリック・リデルは、宣教の道具としてトップアスリートとしての能力を最大限に活かそうとする。
当時は第一次世界大戦が終わり、ヨーロッパは「戦後」をいかに有利に展開するかをめぐり各国が競っていた。スポーツもまたその例外ではあり得ない。
アメリカは独自の路線でまさに勃興しつつあり、斜陽の英国(ブリテン)とは対照的でさえあった。
五輪での英米の闘いは、その意味では政治状況をも映し出している。
ましてや英国のオリンピック委員会は、超エリート集団であり、徹底したアマチュアリズムにこだわっていた。それはスポーツが「エリートの余技」であった前近代的な考え方に基づくものであり、エイブラムズのようなユダヤ人が、プロのコーチの指導を仰ぐことはあってはならない状況だった。
リデルの存在もまた、英国にとっては異端だ。スコットランド人であることに誇りを持つリデルは、本来なら英国のアスリートの資格を持たない。だが、その実力を無視することは、闘わずしてアメリカに敗北することを意味する。
そうした妥協の産物として、エイブラムズ、リデルが五輪に参加するのだ。
安息日に走ることを拒否するリデルと、王と国家への忠誠を優先せよというオリンピック委員会のせめぎ合いは、まさにそうした「個人」対「英国」の象徴ともいえるシーンだ。
細部に至るまで当時の英国を再現したこの作品は、そんな20世紀の一段面を鮮やかに表現していて、その意味ではやはり無視できない作品なのだと思う。

投稿者:カール犬投稿日:2015-02-15 15:30:44
公開時劇場鑑賞。子どもであったことを差し引いても良さがわからず。

CMとかアカデミー賞とかヴァンゲリスの音楽とかに騙されると
こういう目にあうのだなという経験値だけがあがった。

その後も何度か鑑賞する機会はあったけれど、何度観てもつまんないの。

ガッチガチでコッチコチの正統的イギリスの背景とか嫌いではないし、
風景とかファッションとか細部までも行き届いているよね。美しいよ。

走ると神に近づく気がするというのはランナーズハイ。それはわかる。
ユダヤ人という鬱屈感はたぶんこの先も理解し得ないだろうなぁ、、

でも問題はそんなことじゃなくて
誰にも共鳴とか共感とかそれに近いものすら感じられないところかな。

実物に似せたのであろう主役もどうかと思うしかないレベルなんだけれど、
あまりにもすべてがジェントルにきれいにつくられ過ぎていてさ。
自分に内蔵されている面白メーターがびくとも動かないのよ。
投稿者:sachi823投稿日:2013-11-16 12:17:42
多くのスポーツの発祥の地であるイギリスの
スポーツに対する意識の高さとプライドを感じさせます。
富裕な貴族たちがフェアプレーを通じてジェントルマンを
育成するために多くの競技が生まれたという説がありますが、
登場する学生たちの生活環境の良さや優雅さから
そのことを窺い知ることが出来ます。
競技の走法も今とは随分違いますが、
それらしい感じを出しているのは好感がもてます。
イギリスを感じるギールグッドの存在感は抜群で、
ヴァンゲリスの美しい音楽が耳に残ります。
投稿者:o.o投稿日:2013-02-13 01:29:20
並みのスポーツ映画とはひと味もふた味も、いや十味ほども違う映画でした。信仰心が厚すぎるキリスト教徒と、反抗心の強いユダヤ教徒という 2 人のライバルの物語というストーリーももちろん面白かったのですが、それ以上に、1920 年代当時のイギリスと、その時代のスポーツ、アマチュアリズム、大学、宗教等々、異文化に触れる面白さが味わえる映画でした。結局のところは英国賛歌なのかなとも思いますが、イギリスのあまりよろしくないところも赤裸々に描きつつ、それでいて最後は「イギリスっていいなあ」と何となく思わせるところが、そんじょそこらの凡庸な愛国映画とは次元の違うところです。

競技を視察に来ていたプロのコーチ業のサムが、こんなところに来るんじゃないと警告を受けるシーンがありますが、この映画を見ると、アマチュアリズムというものがもともとエリート階級のものであったことがつくづくよく分かります。アマチュアリズムというのは、日本ではなにか「清貧の思想」みたいになっちゃっていますが、本来は、「金のため、生活のためにスポーツをするような下層階級のやつらと一緒に走れるか」ということだと理解しています。

しかしそんなスポーツが変容し始めているきざしというのもこの映画では、ちゃんと捉えられていて、イギリスではタブーであるところのプロのコーチを遠慮なく利用するアメリカ勢が次々とイギリス選手を負かすというエピソードや、除け者扱いされていたコーチのサムが一人部屋の中で教え子の勝利の興奮を静かに噛みしめるというシーンは、「やがて彼らの時代が来る」ということだと思います。この映画では、やがて消えゆくであろうアマチュアリズムに対するオマージュと、それも仕方なかろうという納得とが交錯しているように思えます。

ユダヤ人に対する嫌悪を隠そうとしない名門ケンブリッジ大学のお偉方も印象的でした。彼らにしてみれば、大学とはエリートたちの友愛共同体であるべきであって、自分のことばかり考え、友愛共同体に亀裂を走らせかねないユダ公なんて本当は入ってきてほしくないというわけです。自分思うに、この「友愛共同体 vs. ユダヤ人」という構図は、時と場所を変え、名称を変えて反復されるのではないでしょうか。今後ヨーロッパで経済危機が深まり、人々の不安が掻き立てられたとき、「強欲なユダヤ人」探しが熱を帯びるだろうと予測します。そして日本でも。

なお、我が邦のスポーツはと言えば、エリート文化としてのアマチュアリズムはほとんど存在せず、その誤解の産物である清貧主義 (根性主義) と、商業主義、国威高揚主義、「精神注入」主義、学校体育文化、レクリエーション等がごちゃまぜとなっており、それに加えて武道の流れというものがあり、さらには、相撲というどう分類しよいか分からないジャンルが大きな位置を占めていて、そもそもの話スポーツとは何なのかいまだによく分からないままとりあえずあるからやっているというのが現状ではないでしょうか。何はともあれ、色々なことを考えさせてくれる映画でした。
投稿者:Normandie投稿日:2010-06-12 10:06:23
の映像から素晴らしくて当時も鳥肌がたった。
音楽が一人歩きしてる印象もあるが、スポーツ映画としては今もベストだと思う。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-23 17:22:27
演出:7
演技:7
脚本:7
音響:8
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2009-03-07 11:06:19
予想以上にいい映画でした
投稿者:ジーナ投稿日:2009-03-02 03:22:44
キレイすぎるストーリーが好みではないですが、実話なのだから仕方が無いですね(笑)

1924年のオリンピックで活躍した二人の青年にスポットを当てた作品なので、様々な事がレトロで実際にあった出来事だという実感がリアルには湧きませんでした。
特にレースシーンは現在のスタイルとだいぶ違うので違和感がありますね。
陸上競技の歴史に興味がある方にはイイかもしれませんが、そうじゃない私にはトレーニング方法や走り方がチープに見えてしまいました。
でも、撮影方法など見せ方に工夫があって映像には面白みがありますね。
格調高い大学の雰囲気、イギリスのクラシカルな文化や習慣、スコットランドの雄大な風景なども美しく映っていました。

同じイギリス代表の二人ですが、環境や信仰などが違う対照的な青年たちなのでそれぞれのドラマを興味深く鑑賞できました。
キリスト教徒として譲れない神への忠誠心、ユダヤ人としてのプライドがドラマのメインですかね。
ただ・・・もう少しユダヤ人選手のやり辛さを具体的に描いて欲しかったし、二人のライバル関係&友情、それぞれの家族も描いてほしかったかな・・・。
ユダヤ人選手とコーチの関係は温かみもあって良かったですが、酒場ではなくホテルの部屋のシーンで終わってたほうが感動的だったでしょう。

かの有名な音楽は、素晴らしかったです。
正直、この映画に関しては音楽の持つ役割がかなり大事な部分を占めていたと思います。
人種差別や宗教、恋愛や家族や友情、当時のイギリスの風潮やオリンピック委員会などテーマを沢山盛り込んだ重厚な作品になっている事もアカデミー賞を獲得した要因なのかもしれませんが、実際音楽が盛り上げていた事が決め手になったと言っても過言ではないのでは?

興味深いストーリーではありましたが、私はもっとシンプルで汗臭いスポーツ映画が好みなのでスローの多用やもう一歩踏み込めていないドラマなど物足りなさや間延びした印象を受けてしまいました。

キャスティングに関してはユダヤ人選手を演じた役者さんの魅力がイマイチ伝わらなかったです。
一方の敬虔なクリスチャンを演じた役者さんは、ソフトな雰囲気がキャラクターと見事にマッチしていて良かったですね。
特にゴールテープを切った時の満ち足りた表情が印象に残っています。

確かに実話系スポーツドラマとしては力作だと思いますが、アカデミー賞を賑わした作品って事を期待すると拍子抜けするかもしれません。
ためて・・・ためて・・・一気にドカ〜ン!というような盛り上がり方ではなく、終始一定のリズムで描いているので退屈に感じる時間もあるかもしれません。

しかし・・・二人ともかなりドラマチックな人生を歩んだ事に間違いは無いので、この二人をそれぞれ別の映画でじっくり丁寧に描けば相当深みのある面白い作品が出来ると思いますよ。
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2008-11-03 16:20:01
【ネタバレ注意】

神に認められることで報われる…

炎の馬が曳く炎の戦闘用馬車(所謂、2輪の戦車)…チャリオッツ・オブ・ファイヤー。
…確かに本編中のランナー達の姿に被る勢いのあるタイトルだ。
冒頭ヴァンゲリス至高の名曲!をバックにランナー達が走るシーンからして素晴らしい。それだけで一片のドラマとして完結しているかの如くでCM帝王(キングオブアドを観よ!)の面目躍如たる名シーン。

人種的偏見(一部は被害妄想)を内面の強さで乗り越えるハロルド〜彼のとんがり具合も眩しい。アマチュアがどうたらとか宣ふ大学の人間に結果を見たら考えが変わるんだろ?って感じの彼も決勝前は結構な崖っぷち。

己の全ては宗教の為に存在するエリック…彼の仕事は神を讃え、伝道する事。が、間違いなく単に能力有る己が勝利する事にこそ喜びを持ってるね。神の為に足は速くならんだろ?〜が、その能力の誇示を神の栄光とすり替えている〜Glory to God, hallelujah! 何にしても彼が得意とする100m走のオリンピック予選が「安息日」に行われるって事で彼は頑なに辞退。これは仕方ない…信心のない人間に取って馬鹿げた事でも、信者にとっては何よりも大事…って事が、自爆テロをする奴がいるって事からしても窺い知れる…そんな心情は人間として踏みにじれない。
ところが何と!お前の走る所が観たいから…そんな奴がレースで勝てるのか?…なぞと欲の無いチームメートの申し入れで400mにエントリー〜(己の為にも神の為にも)至福の瞬間をプレゼントされる。

…実に有り得ねぇのだが実話だそうで(自信喪失でビビったのかも?)。まぁ世の中には貧乏人もいれば金持ちもいる〜人の心も千差万別ということで…(実際は裏工作とかあったんじゃないか?〜美談は胡散臭い…)感動ムービーのクライマックスが盛り上がります。

2人のランナーを描いてる事で若干錯綜し、若干…ってか100m決勝あっけなさ過ぎ。それよりも人間ドラマ重視っぽい展開〜プロのトレーナーが帽子を潰しちまうのが可笑しい。

投稿者:三葉十四郎投稿日:2008-04-29 11:06:04
【ネタバレ注意】

聖火もすっかり有難みが無くなったところでこの映画を見返したくなった。 ヴァンゲリス・O・パパサナシューのあの曲を聴くと、気持ちは映画の舞台の1920年代じゃ無く本作が公開されていた80年代あの頃に回帰して行く。 それぐらい瑞々しい出来映えなんです。 

何と言ってもタイトルが好きだ。 原題:Chariots of Fire、邦題「炎のランナー」。 意外なくらい名が体を表した題名になってる。 聖火そのものを想わせもするし、何よりも先ず主人公の二人が題に象徴的だ。 
周囲の人々の端々からユダヤ人として見られる事のコンプレックスを実力で見返そうと研鑽を惜しまないハロルド・エーブラムスは情熱の熱さであるし、神の恩寵を受けて比類の無い強さを見せるエリック・リデルは煌々とあかる炎の光の様だ。 トラディショナルと自然体、対比の妙。 

映画は追悼式会から回想を重ねる形で始まって、冒頭の五輪メンバーがクリケットに興じるシークェンスは楽しげな雰囲気が横溢した場面だが、もっと人間関係が見えてから描写したらどうか、と思っていた。 しかし、今回見直して見ると後半では入れられ無いと気づいた。 良い箇所を切らずにいてくれたんだね。  
こんな風に選び抜いたと思われるシーンは流麗で、次の場面へ行くのに音楽や劇中歌もしくは台詞が被さって繋がっていく手法がうるさくならずに使われている。 特に走るシーンでの音楽の使われ方はデリケートだ。 ハロルドの時は殆ど無音、短距離走だから14〜5秒で描写そのものが終わってしまうので、息を呑む作りではあるけど、それではコクが無いのでフラッシュバックでシーンを何回か繰り返して見せる。 この時に効果音ぽい音楽が入る。 一方エリックの走りはスローの効果も絶大、もう劇的で神々しさに溢れてる。 

人物としてのエリックもしっかり描写されていて、妹に気配って中国への宣教活動を約束するのなんて、あんな嫌な女ほっといたら良いのにね。 肝心のレースが安息日と知り出走を固辞するのも言葉に責任を持った人間である事を描ききってる。 
でも僕らの視線はハロルドに合うのでしょう。 友情も愛情も有るけれど、とにかく人から認められたいと走る事に挑戦的、リデルに敗北すると恋人シビルの慰めも拒絶する。 "勝たなければ意味が無い、負ける為には走らない"、子供たちの手を繋がせて駆けっこをさせてる教育者は考えた方が良いね。 
そして自身の望みは達成したけどエリックには勝てなかった、と言う苦味が彼と僕らを卑近にしている。 
僕自身は、この映画を見た頃の自分を思うと、過ごす日々を走っていた、そんな風に振り返る。 陸上部に入ってた訳じゃ無いけれど、 やりたい事、なりたいもの、色んな事に急いでいた。 ヴァンゲリスの曲を聴くたびにそう思い返す。 

「炎のランナー」は、エーブラムス達のチームがあの曲を伴って波打ち際を走るシーンで始まり、それは散歩中の親子に見送られる。 そしてエンディングも全く同じ場面をもって、一団がやはり親子に見送られながら終わる。 そこには一つの時代を、かの人々がどの様に生きていたか、その姿が記憶されている事が示されているので在り、ひたむきさは映画となって、アカデミー作品賞と言う栄冠を持って新たに世の人の記憶に留まっている。

投稿者:ララルー投稿日:2007-10-03 10:51:56
本編はセリフを暗記するほど繰り返し見て、学生時代の英語の教材だった。
数年前に発売されたアルティメットエディションの特典映像には
監督や製作者、出演者の20数年後のインタビューが収録されている。
この作品に携わった関係者の真摯な思いがひしひしと伝わる。
本編と並んで、このインタビューもアカデミー賞もの。
監督の「リデルが天国から我々を守ってくれていた」の言葉には涙・・・
投稿者:maldoror投稿日:2006-12-27 05:40:19
【ネタバレ注意】

初見は小学生の頃で、当時は無名な俳優人に加えてユダヤやスコットランドの立場やイギリスの歴史、階級社会などがさっぱり分かっておらず、「どうしてこれがアカデミー賞?」と思ったものでした。今観てみるとパリ五輪の再現も含め素晴らしい映像と登場人物たちの奥深い内面(ドラマとしては描き切れていないと思いますが)がしっかり感じられる秀作だなあと思います。

自分の信念を最後まで貫き通したリデルは勝利を大いなる喜びと共に味わい、かたや劣等感をバネにし、やがてそれに追い詰められていくエイブラハムにとっては、勝利が空虚を生む恐怖でしかなくなっていく。人生ってこういうことの繰り返しなのかも。

投稿者:ギアッチョ投稿日:2006-05-09 22:55:36
キャストにジョン・ギールグッド抜けてます
投稿者:さち投稿日:2004-07-12 02:35:50
普通
投稿者:gigi投稿日:2003-06-16 08:50:11
【ネタバレ注意】

ストーリーにはあまり重きを置いていない気がする。
それよりも劣等感、反骨心、屈辱、栄光、その後にくる虚しさ、さらにそれを乗り越えた先に芽生える友情と敬服、そしてなんといっても信仰。
そういうものがテーマとして真ん中にドン!とあり、この映画での陸上はあくまでそれを描くためのモチーフでしかないという印象。
だから邦題からスポ根映画を想像して観るとズッコケます。幸い私は違いますが。

オスカー受賞作にも関わらず日本であまりこの映画が語られることが少ない気がするのは、おそらくリデルが信仰に基づいて確固たる信念を貫くくだりに理解できない人が多いからだと思う。
私なんかは逆に興味深いなと思いましたが。

20年代のアイビールックの再現が素晴らしく、個人的にこういうファッションが似合う男子はめちゃくちゃ好みです(笑)。
ヴァンゲリスの超有名なテーマ曲をバックに英国選手団が海辺を走るシーンは、冒頭は清々しく、ラストは味わい深いものに見え、どちらもグッとくる。
格調高くクラシカルな映像と現代的な電子音楽という組み合わせもなんだか面白い。

投稿者:TOMO投稿日:2002-12-24 19:04:29
オープニング近辺から泣ける映画は少ない。。。イギリスらしい曇り空の下、踵に翼を持ったような若き日のランナー達が集団となって砂浜を走っていくのを高速度カメラで捉えたこのシーンで、のっけから涙してしまった。
投稿者:ISAO投稿日:2002-10-19 16:31:04
イギリスらしい格調高い映画。こういう映画を観ると、「イギリス人はやはり凄い」と思ってしまう。実際は頑固で偉そうな人が多いと思いますが。「走ることは神に近づく行為だ」とまで言わせてしまうのは凄い。カノネロの衣装も凄い(私もツイードのスーツとクリケットセーターを買ってしまいました)。いまだに月に1回はビデオで観て、背筋を正しています。

リンゼーのモデルになった人は、実際はカレッジダッシュに成功したそうで、「この映画は絶対に観ん」と頑張っているそうです。やはりイギリス人ですね。
投稿者:いもこ投稿日:2002-09-28 22:46:09
オリンピックがまだ「アマチュア」のものであった素朴な時代の儚い青春映画。ケンブリッジ大学の学生達の気品溢れる生活。シャンパンをハードルにおいての優雅な練習風景には驚く。さすが大英帝国様様。高揚感溢れるヴァンゲリスのテーマ曲がここではすごく効果的だったと思う。いい映画です。

ちなみに中国で殉死した宣教師さん役を演じた彼はエイズで91年に亡くなられたそうです。なんでもやはり・・・だったからだそうですが。
投稿者:ASH投稿日:2002-06-14 21:40:11
【ネタバレ注意】

 ヒュー・ハドソン監督はCM出身だけあって、映像の美しさが際立っているわな。映画の冒頭、浜辺を走る若者たちのシーンからしてため息がでるくらいの美しさ。で、それを彩るのがヴァンゲリスの有名なテーマ曲も。これが晴らしい。レースシーンの迫力にも貢献してるっての。

 スロー撮影によるレースシーンの迫力は、ランナーたちの躍動美を捉えている。まあ、そこが「あざとい」って思うヤツもいるんだろうけど、知ったこっちゃねぇよ。

投稿者:longisland投稿日:2001-10-03 23:44:08
個人的にビデオ・DVD等で映画をコレクションする趣味はないんだが、本作品は数少ない例外の1本。 デヴィッド・ワトキンの英国雰囲気漂う撮影とヴァンゲリスの信シンセ音楽がミスマッチすること無く独特の雰囲気をかもしだしている。10年前に初見したときから感じてたんだけど、俳優陣もイアン・ホルム以外はほとんど無名(私が不勉強なだけか)でまるでドキュメンタリーの感もある、まさに真面目な英国映画って感じ。(デビット・パトナムの性格かな?)

環境ビデオ(もう死語?)としてもいい。
投稿者:ショウ投稿日:2001-01-24 20:53:52
映画自体も良く出来ていて面白いけど、
なんと言ってもテーマ曲のかっこ良さでしょう!
静かさの中に闘志を奮い起こすものがあって、最高に素晴らしいです。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 作品賞 
 □ 助演男優賞イアン・ホルム 
 □ 監督賞ヒュー・ハドソン 
 ■ 脚本賞コリン・ウェランド 
 ■ 作曲賞ヴァンゲリス 
 ■ 衣装デザイン賞ミレーナ・カノネロ 
 □ 編集賞テリー・ローリングス 
□ パルム・ドールヒュー・ハドソン 
 ■ 助演男優賞イアン・ホルム 
 ■ アメリカ批評家賞ヒュー・ハドソン 
■ 撮影賞デヴィッド・ワトキン 
■ 外国映画賞 
■ 作品賞 
 ■ 助演男優賞イアン・ホルム 
  ナイジェル・ヘイヴァース 
 □ 監督賞ヒュー・ハドソン 
 □ 脚本賞コリン・ウェランド 
 □ 作曲賞(アンソニー・アスクィス映画音楽賞)ヴァンゲリス 
 □ 撮影賞デヴィッド・ワトキン 
 ■ 衣装デザイン賞ミレーナ・カノネロ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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