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インテリア(1978)

INTERIORS

メディア映画
上映時間93分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(UA)
初公開年月1979/04/14
ジャンルドラマ
ザ・ウディ・アレン・コレクション(20枚組) (初回生産限定) [DVD]
参考価格:¥ 20,572
USED価格:¥ 21,830
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インテリアインテリア

【解説】
 確かにアレン自身敬愛してやまないという、ベルイマンの圧倒的な影響下にある、彼にとっては初めてのシリアスな作品。もちろんそれまでの彼の笑いの中にシリアスな要素がなかったわけではない。その融合が「アニー・ホール」においてうまく図れ、それが受け入れられたことに自信を持って、よりシリアスな本作の製作にあたったのだろう。舞台はNYでもいつものマンハッタンや下町でなく、ロングアイランドの高級住宅地。いかにも落ち着き払った環境に住む、30年連れ添った両親に突然別居話が持ち上がる。ショックで、インテリア・デザイナーの母(ペイジ)は自殺未遂。三人の娘たち(キートン、ハート、グリフィス)は、愛人を作った父(マーシャル)の無責任をなじるが、父の連れてきたその人(ステイプルトン)は不思議な個性の持ち主だった。あらためて、夫と妻、親子の関係を問いただす彼ら……。もちろん、ベルイマン作品がそうであるように、激しく罵り合う台詞の応酬に神経は疲れるが、不思議に静謐な印象のあるのは、G・ウィリスの冷たい色調の精緻な撮影の賜物か。印象的なラストも含めて、やはり人まねっぽい作品ではある。
<allcinema>
評価
【関連作品】
アニー・ホール(1977)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
538 7.60
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2013-03-01 17:45:23
微妙なバランスの中で成立している姉妹と家族。
それが新しい父の愛人の出現で一気に崩壊する。
興味深かったのは、父が連れてきた女が、もとの妻とは
真逆の人物であったことで、軽薄だが、人間味のある暖かさを
父は求めていたのであろうか。
凡庸に描けば見るに堪えないような痴話話を、アレンはまるで
舞台劇のように伶俐に厳しく描き、こんな映画もつくれるんだよと
観客を試すようである。
投稿者:グレコ投稿日:2012-05-14 12:54:13
ウディ・アレンと思って見るからでしょうか、どこかしっくりとしません。
ジェラルディン・ペイジとモーリン・ステイプルドンが良かったです。
投稿者:Normandie投稿日:2011-07-20 02:32:24
本当は一番最初に好きになったアレンさんの映画です。
高級住宅街であるロングアイランドは人を寄せ付けないよな
物悲しい景色の印象が強い。もうひとつの主役でしょうか。
投稿者:黒美君彦投稿日:2009-02-16 01:08:47
ウディ・アレンの作品群の系譜についても、ベルイマンとの親和性についても語るだけの材料を持ち合わせていない私が、この作品を観ながら頭に思い浮かべたのが「向田邦子」、だった。
姉妹と両親、とりわけ父親との関係にこだわった向田邦子とこの作品に接点などあろうはずがないが、姉妹の描き分け方、そして家族の崩壊の行方など重なる点は少なくない。
強迫神経症的な母とそこから逃げ出す夫。そしてそれを距離を置いてみつめる姉妹たち。家族という関係性が、父親の再婚相手パールの登場で明確に崩れていくのが興味深い。いかにも日本的な家族のありようを描いた向田邦子の世界と通じると感じたのは、結局家族という枠組みが普遍的なものだからだろうか(もちろんこの作品は遥かにドライだが)。
私は嫌いな作品ではない。
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-02-27 17:41:24
アレンにおけるユーモアの主眼は、現代人の迷走する有様を徹底的に皮肉ったシニカルでドライな笑いにある。痛いところを突かれると、思わず込み上げる自嘲とも言うべき、渇いた笑いが、彼独自の作家としての魅力であるが、これは彼のあまたの作品群のなかでも、非常に重要な位置を占める作品。ベルイマン的エッセンスを味わう必要はここにはなく、クールを通り越したアレンのドライさが際立つ。そこにあるのは徹底した破滅的な人間像と相反する静謐さが、甘美なほどに同居している点に他ならない。
ゴードン・ウィリスの抑えた色調、ロングアイランドの家庭のインテリアを彩る装飾や、キャンドルの揺らめきに至るまで優美に捉え、それらは終始緊迫感に満ちており、より孤独感を浮き彫りにさせている。ヒステリックなまでに完璧主義者なインテリア・デザイナーの母を演じる名女優ジェラルディン・ペイジの演技は特筆すべきもので、彼女の存在感無くしては、ここまで作風に重みを持たせられなかったであろう。それに対比するが如く、陽性な愛人であるモーリーン・ステイプルトンの魅力が、夫婦の断絶を一層、際だたせている。父の選択が覆ることはなく、追い詰められ、崩壊していく「家庭」の心象風景が巧みに描かれており、音楽を排することで、静けさが一層の寒々しさを物語り、雄弁となる。
家庭という囲いである「インテリア」と同時に、人間の心という「インテリア」が崩壊していく様がリアルでいて、凍てついた冬の大地を連想させる。しかし、そこに春は訪れない。その完璧なまでに皮肉な静謐さが「甘美なる崩壊」と言えるアレンの傑作。
投稿者:六反橋で待っていて投稿日:2004-08-16 03:43:19
ジェラルディン・ペイジの上手さが際立っているように思えた。
投稿者:theoria投稿日:2002-09-15 23:03:35
イオセリアーニの『素敵な歌と舟はゆく』のビデオケースの裏面の解説に「ヨーロッパのウディ・アレン」云々とあったが、それを見て「家族モノ」ということもあってか本作をふと思い出した。まったく巷に出回った「活字」を鵜呑みにする輩が多すぎる日本国にあっては恐ろしい文言である。人がどう思おうが無論勝手だが私的には「次元」が異なると確信している。本拠地が例えハリウッドでなかろうともニューヨーカーと一緒にするでない。下らぬ評論家?の“お褒めの「活字」”よりレンタルビデオ屋の客の雑談で“嫌でも聞かされる「悪評」”の方がずっと信頼性がある。しかも本作はアレンが私淑していたのか何だか知らぬがベルイマンまでもが引き合いに出されている様だが、真似事の域を脱してはいまい。第一、静謐な撮影がどうのと取り沙汰されているが、この程度の作品に映像を“添える”意味などあろうか?チマチマした下世話でしかも流麗とは正反対の糞詰まりの不快感が立ち籠めていて、単なる面白みに欠けた小咄本として古本屋で三十円均一でワゴンセールされる程度がいいところではあるまいか?ウディ・アレンを本作だけでどうこう言うことは出来ぬし、するつもりも無いが、自作に自演しようがしまいがコメディであろうがなかろうが、他どの作品も顕微鏡的な精密さも無ければ、かといって体系的に捉えられる程のご立派な技芸や思想?も有るとは到底思えない。本作に於いては、整然とした展示場モデルハウスの如くの生活感に欠如した完璧主義者的インテリアを嗜好せざるを得ない繊細過ぎる心の持ち主である母親イブへの同情を抱かせる面と、現代人が甘受しているであろう“男性受難”でなく、飽くまでも夫アーサーと妻のイブの立場が逆転していないところが良い。恐らく“ゲンダイ思い上がり女”は本作を観て“いい気”はせぬだろう。その点が面白いといえば面白い。もっとも今のアレンには望めぬが。勿論イオセリアーニに及ぶはずは無く、また“腐っても鯛”だけにモレッティにすら“数マイル”程度は水をあけられていよう。マイル?はて、まだアメリカ様は“度量衡”の基準まで妥協せずに突っ走っていらっしゃるのか?「ザ・ビーチ」だったですか?意味深な映画、なんかありましたねえ。本作とは関係ないですが。
投稿者:かっこう投稿日:2002-07-21 19:49:42
普通のウディ・アレン映画のつもりで何も知らずに見たんで驚きました。
僕には退屈すぎます。
だけど、海に消えてくイブと、それを追いかけるジョーイの姿は印象的だったな。
投稿者:ASH投稿日:2002-01-19 12:58:34
【ネタバレ注意】

 アレン作品の中ではダントツに重たい映画。風景も寒々しく、アレン本人も出ていないもんだから、余計にその重たさが際立つ。アレン流ベルイマン解釈といってしまえばそれまでだが、窓辺に姉妹が揃うラストには鳥肌が立ったよ。

投稿者:mr.darcy投稿日:2001-07-14 23:21:33
間違いなく、W・アレンのベスト。
公開当時から、ベルイマンの模倣といった言われ方ばかりされているが、
いったいどこが模倣なのか。
こういった近視眼的な批評をする輩は、W・アレンの作品=New Yorkに住む精神分析狂いのユダヤ人が主人公の、どこか物悲しいコメディーとしか捉えていない連中。
登場人物それぞれの心の中のインテリアが壊れていく様を、静謐に描き上げた稀有な傑作。その見事なまでの「静謐さ」ゆえに、おかど違いの批評が繰り返されただけのこと。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 主演女優賞ジェラルディン・ペイジ 
 □ 助演女優賞モーリン・ステイプルトン 
 □ 監督賞ウディ・アレン 
 □ 脚本賞ウディ・アレン 
 □ 美術監督・装置Mel Bourne 
  Daniel Robert 
■ 助演女優賞モーリン・ステイプルトン 
■ 助演女優賞モーリン・ステイプルトン 
■ 助演女優賞ジェラルディン・ペイジ 
 □ 新人賞メアリー・ベス・ハート 
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