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幕間(1924)

ENTR'ACTE

メディア映画
上映時間14分
製作国フランス
初公開年月不明
ジャンルアート
眠るパリ(1923)/幕間(1924) [DVD]
参考価格:¥ 5,040
価格:¥ 5,040
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【解説】
 タイトルどおり劇場の幕間に映写されることを目的につくられた映像。断片的なシーンの重なり合い。あらゆるアイディア手法がちりばめられ、実験的。大砲が発砲する、踊り子のスカートの下、蜃気楼のらくだ、またまた踊り子のスカートの下、ラストは紙の壁を走り抜ける男のスローモーション……。へんな映像の数珠つなぎだが、今見ても使い古された感じはしない。キャストもこれまた前衛作曲家エリック・サティやソラリゼーション手法で有名な写真家マン・レイなど時代を象徴する顔ぶれで、当時すでにアバンギャルド。前衛から喜劇までパリっ子のエスプリ漂うクレール作品のなかでも、ストーリーもシナリオもないこの作品は見逃せない。この作品の前後にもアバンギャルド指向の作品は多く(日本未公開も多々で悔しい!)、表現者としての自由奔放さはフランス映画界においてのクレールのなせる技といったところか?
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
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215 7.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2011-04-06 00:06:15
 実験的映像でカメラを振ったりまわしたり逆さにしたりとかなり自由奔放なもの。
 エイゼンシュテインのモンタージュのようなものもある。
 棒を振ると人物が消えるという既に古いとも言えるトリック撮影もあり評価は難しい。

 高速撮影もあってカメラの進歩も伺える。
 ”幕間”に映写されるものと言うことでニュース映画の様に2本立ての間といった感じだろうか。

 この作品は、純粋映画に分類される。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2010-10-16 12:22:26
【ネタバレ注意】

 ぶっ飛んだ傑作。強烈に自由な映画。バレエダンサーのスカートの中をガラスの床下から撮る、という意味不明に恥ずかしい部分の後、ライフルの銃口のアップ、ちょっと引いて狙いをつける男のカット、続いてビルの屋上のライフルを持つ男、と3カットのカットズームアウトを見せる部分が一番驚いた。やっぱりカットズームアウトってカッコいい。そして、ラストの霊柩車と追いかける男女の怒涛のカッティング。なんて面白い!「FIN」の向こうから男が飛び出してくるエンディングも笑ってしまう。最高。

#ジュネス企画のVHSビデオ(『眠るパリ/幕間』)で見る。『眠るパリ』もそうだが、伴奏音楽はこれもジャック・ルーシェの「プレイ・バッハ」だと思われる。

投稿者:Ikeda投稿日:2007-01-11 11:16:29
この邦題を見て、すぐ「まくあい」と読む人はかなりの年の方だと思います。今では「まくま」と読む人が殆どではないかと思いますので、ふりがなを付けた方が良いと思います。
殺人があって、その葬儀が行われます。最初は駱駝が引いていた霊柩車が走り出し、皆がそれを追いかける。野原で転げ落ちた棺から、故人が起きあがってきて、皆を棒で触ると次々消えてしまうというストーリーのようです。
ただし、筋はあまり関係ない映画で、スロー・モーションやクイック・モーションを織り交ぜ、非現実的なシーンの連続で、踊り子を床下から写すという際どい撮影まで出てきます。これをシュール・レアリズムと言えば確かにそうですが、映画誕生の頃には、その特性を生かすため、このような作品は多くあったのではないでしょうか。それにしても、このような映画が今、見られるのはクレールのおかげだと思います。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-28 10:50:23
クレールもこんな訳の分からない映画を創っていたんだ。分からないなりに楽しめたけど。
投稿者:theoria投稿日:2003-09-29 23:45:04
伝統追尾的なあらゆる解釈を受容しながらも断固として拒絶するのが『幕間』である。つまり、ダダイズムの頂点。E・サティは神秘に彩られたヒトであって、易々と言葉などでは形容できぬ、限りなくキチガイに近い“天才”、と言うよりは“奇才”。権謀術数なんて人工的な小賢しい策略を用いずに既存価値を転倒させる生得的な素質が“揺り籠から墓場まで”維持されるのである。反権威・反芸術街道を突き進むサティ。裁判で有罪になろうとも自分を批判する人間は誰であろうと一刀両断。サティの最後の作品となった刹那主義的バレエ「ルラーシュ(本日休演)」の第一幕と第二幕の“幕間”に、“幕間”の範疇を超えて上映された本作は、作曲家サティ自身が現役で出演している貴重な作品。ビルの屋上でブッ放す大砲の砲身を挟んで左右に於いてスローモーションで飛び跳ねる黒尽くめで山高帽を被った蝙蝠傘を片手にしたサティと、白のカッター姿のダダの詩人のピカビア。駱駝の率いる珍奇な葬列・・・。ダダ〜!ダダ〜!『ウルトラマン』に登場した怪物ダダが人間標本として欲しがるようなIQ200??はあろう地球人検体サティー氏。実のところはIQマイナス200かもしれない魔性の危険人物でもあるのだが・・・。どうでもいいものの前から思っていたのだが、どっかの厚生労働大臣は怪物ダダに誠にソックリである。ダダイズムとは無縁なこんな御仁にはサッサと御退場して頂きたいのだが。。まぁ、そんなこたぁ、ワテがどうこう言えぬ。ところで、クレールの作品である以上にサティの作品である本作。ダダの純粋な体現者たる奇行の人サティ。彼を一朝一夕で悟り、語ることなど出来ない。「ジムノペディ」で解ったツモリの奴は顔を洗って出直した方がいい。直観は大事だが、サティと本真剣に仲良くしたいならば“根気”が必須だろう。自分は20年程付き合ってきているが、それでもまだ自分の中では反目し続ける。それこそがサティの味なんだろう、と諦めムードに差し掛かってきて、大きく構えるようになって、漸く最近になってズッシリとした親近感が沸いてきた。サティは単なる平易な癒し系のメロディーメーカーだ、なんて烙印を押すのは完全な誤解だが、経験が極めて浅いにも拘らず、突拍子もないトコロが天才前衛芸術家だ、なんて気取る輩は誤解どころか、知識をひけらかして自分に酔い痴れるタダの“マスかき野郎”なんだろう。コクトーやピカソとの共同作品もあるし、自称知的映像オタクが今じゃ絶賛してるワケだ。人付き合いのヘタだったサティ氏。コンナ騒々しい現代に生きてたら・・・考えたくありませんね。「ヴェクセイション(嫌がらせ)」は同じ主題と変奏を840回タダタダ繰り返し、最後まで弾くなら20時間近くを要しますよね。まぁ、21世紀のガチャガチャした時代は誰も挑戦しないでしょうね。精神的ゆとりが全く無くなってるんだからさ。特に日の丸じゃ“ゆとり”なんて職場で口にしたら、今ドキは国賊扱いされかねないもんな。ムチャクチャ。サティは実質的に遠くなりにけり。最高なのにな。
【ソフト】
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