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摩天楼(1949)

THE FOUNTAINHEAD

魔天樓(初公開時タイトル)

メディア映画
上映時間114分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(WB=セントラル)
初公開年月1950/12/31
ジャンルドラマ
摩天楼 [DVD]
参考価格:¥ 5,040
価格:¥ 3,898
USED価格:¥ 3,600
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
428 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2014-04-10 19:49:26
 幼少のみぎり見た際は、なんかゲイリー・クーパーらしくないなぁという印象しか残っていなかったのだが、長じるに従って原作はリバタリアニズム(自由至上主義とでも訳しておきます)の書として有名なアイン・ランドの「水源 The Fountainhead」であるというようなことも意識するようになり、いつかは再見したいと思っていたのです。ヒロインのパトリシア・ニールも見直したかったし。
 で、今回再見してみると、これは殆どSFでした。まず、高層ビルの上層階にあるオフィスの美術装置が未来風です。主演のゲイリー・クーパーはリバタリアンというよりは自我が強すぎて人間離れした造型。パトリシア・ニールも頑固さでは負けていず、共感性の欠ける性格づけなのだが、前半はそんな彼女がプロットを牽引して違和感がないところがキング・ヴィダーの素晴らしさだろう。二人が出会う石切り場の演出は、必要最小限の見せ方が効いていて、強烈にカット割りを意識させるシーンになっているのだが、こゝもデヴィッド・ボウイでも登場しそうな(ってよくわからないですが)、SF的な画面です。そしてラストのエレベーターとビルの屋上のカットのなんという奇異な造型!やっぱりキング・ヴィダーって面白い!

#裁判でのクーパーの大演説。設計者の独創性についての擁護論。これはまるでプリプロダクションと撮影現場以降の関係を云っているようにも聞こえてくるが、しかし、決定的に本作も演出の映画だ、ってところが皮肉っぽくて愉快だ。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:noir fleak投稿日:2010-11-23 11:38:39
ゲーリークーパーには合わない役だと思った。最後、法廷で自己弁護の弁論をするくだりなど全く似合わないし、迫力が感じられない。言う内容もちょっと図式的すぎた。(これはクーパーの責任ではないとしても。)
しかし、非常に複雑な人間心理を3人の人間関係のなかで見事に描いている。並みの映画ではありません。
最後、パトリシアニールが建設中のビルに工事用エスカレーターで登っていくシーン、それを待っている聳え立つようなクーパー、、、このシーンはすごい。
投稿者:いつ投稿日:2004-01-26 05:05:24
【ネタバレ注意】

 まず、原作脚色者は「アイン・ランド(Ayn Rand)」です。
こうした映画にほとんど「反応」がないのが、日本の「映画ファン」の特徴と感じられます。
 いい意味で、典型的な「アメリカ映画」のひとつと申せましょう。明確なテーマとメッセージ、わかりやすい人間像、ドラマチックなストーリー展開、鮮明な画像構成etc.。もっともそれだけに、これは「ファシズム礼賛の映画だ」という、「左翼」の批評も目にしたことがあります。個人主義を絶対視し、個人と大衆を対立させ、個人の意思の貫徹のためには、破壊も是認されるとするから、というわけです。私は違ったメッセージを感じますが。
 そういうわけですから、現代ハリウッドが大量にばらまくプラスチックの屑に魅了されている日本の映画ファンが見向きもしないのは当然でした。モチーフは「市民ケーン」にも似ているのにね。

 なお、なぜか間違って、『ニューヨークバナー』紙社長(レイモンド・マッシー)が「主人公を非難する記事を書き続けたことを恥じ」、自殺するなどとした「解説記事」が流布していますが(それだけ実は「見てない」証拠)、ジョーダンじゃないですね。一転、主人公ローク擁護のキャンペーンにのめり込み、大衆から去られ、孤立し経営に行き詰まった結果、新聞社を整理して、二人にすべてを託し、自殺するのです。

<続>(2007.9)
この作品の日本版DVDが出ました。それから、原作「水源」の完訳版はだいぶ前に出ています。
ま、原作と映画はだいぶ違うんですが。
ともかく、日本でも関心ある人たちがいるということでしょうか。でも、ランド研究者たちのグループ(日本アイン・ランド研究会)もあるので、そっちの方からかも。それ以外、99.99%の日本人には「志村けんか」というところでしょうから。

投稿者:Ikeda投稿日:2003-08-05 14:17:16
個性的で自己主張の強い建築家の話で、自分の設計通りに作らなかったビルを爆破して、裁判になるというようなストーリーですが、素晴らしい映画でした。監督のキング・ヴィドァは初めてでしたが、流石と思いましたし、ゲーリー・クーパとレイモンド・マッセイも最高の演技でした。更にパトリシア・ニールも初めて見て、そのうまさに驚きました。
ただ、アメリカ本国では、あまり評判が良くなかったようで、動きが少なくて、台詞が多いのが良くないと言う事でしたが、この映画には本当の意味での躍動感があると思います。石切場でのクーパーとニールの初対面。沈黙の数秒間、じっと見つめるクーパーとニールの瞳には真の動きがあります。もっとも、この頃、この二人に実生活で不倫関係があったと言われていますので、特にニールにとっては一世一代の演技だったのかも知れません。
新聞社の社長になるマッセイのような人物は実在し得ない人物だという批評もありましたが、この映画は、もっと大きな自由な思想をもっていると思います。これは法廷に於けるクーパーの弁護演説によく表れていて、天才の悲劇を説き、当時のアメリカに対する痛烈な批判を浴びせています。そしてその主張が受け入れられる所に原作者、ひいてはこの映画の強調する新しい世界があると考えるのは思い過ごしでしょうか。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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