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マルクス兄弟オペラは踊る(1935)

A NIGHT AT THE OPERA

メディア映画
上映時間91分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1936/04/
ジャンルコメディ
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【解説】
 グルーチョ・マルクス自身が自分たちの最高作に挙げる、彼らのMGMでの第一作。「我輩はカモである」の記録的不入りでパラマウントを追われ、満を持しての再スタートは興行的にも大成功。その“自信”がそう言わせたのだろう。MGMという会社のムードがよく出た音楽色豊かな作品だ。
 いつもの詐欺師的人物のグルーチョが大富豪未亡人(デュモント)に待ち呆けを喰わせての言い訳がまずおかしい。彼女は彼に社交界への紹介を依頼、彼はNYオペラの支配人を会わせる。そして、支配人は彼女に援助を乞い、本場オペラ座の大歌手ラスパリ招聘に皆で赴くことになる。そこでグルーチョは、歌姫ローザの恋人の合唱団員リカルドこそ主役に相応しい--と言う、マネージャー役のチコと、ラスパリにいじめ抜かれる付き人のハーポに出会い、彼らを密かに乗船させ帰国の途に着く。この狭いグルーチョの船室が乗務員たちで溢れる不条理ギャグは伝説的傑作で、部屋を訪れた夫人が扉を開けるとまさに雪崩を打って彼らは飛び出すのだ。そして、NYへついてからのホテル。やはり無断で員数外の人間を泊めていると、支配人に疑われたグルーチョたちは、スイートの居間に自分以外の三人のベッドを運び、また寝室に戻るという汗だくのごまかしを繰り返し、支配人を煙に巻く。さて、公演の出し物はヴェルディの“イル・トロヴァトーレ”。その序曲の楽譜に『私を野球に連れてって』の譜を滑り込ませ、グルーチョは指揮棒でチャンバラ。舞台裏に回ったハーポは背景を変えるロープを次々に引き、歌劇を笑劇にしてしまう。これを追う支配人たちと大捕物劇を繰り広げ、ターザンよろしくロープで舞台に降り、いよいよ危なくなったかと思うと垂直に背景を駆け上がる様は圧巻。結局、ヒステリーを起こしたラスパリの代わりにリカルドが舞台を務め、大絶賛を浴びENDとなる。このアナーキーなクライマックスは「ファール・プレイ」の“ミカド”の場面に上手く引用されていた。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:カール犬投稿日:2014-12-29 03:13:15
アナーキーだった“マルクスブラザーズ”に、
異質な“オペラ”の世界を掛けあわせ。

“カップルの応援”というシチュエーションもプラスすると、、、

そこには安定したわかりやすい笑いが生まれると構想した
サム・ウッドはえらい。(後作では確かに足かせにもなるけど)

船室のギャグは映画史に残る名シーン。
投稿者:クリモフ投稿日:2011-11-17 23:06:36
鑑賞後、どんな映画だったっけというような、ごっちゃごちゃでいかにもマルクス兄弟っていう印象なんですが、基本がラブストーリーなんであっさり観れる作品でもありました。ニューヨークでのオペラ公演を目指し、兄弟たちが無数のドタバタを繰り広げるんですが、台詞の面白さを日本語では100パーセント理解できないはやや残念。主にグルーチョですが、字幕でも割と楽しめるだけ、原語のニュアンスが気になります。
チコ、ハーポの演奏は本作でも絶好調でエンターテイナーの本領発揮で、個人的にはチコの「指が踊る」ピアノが最高。こういうコメディアンが活躍できたこの時代の映画界の懐の深さに感心したりしました。あと、兄弟たちと一緒になってふざけるリカルド役の役者もなかなか面白かったです。
ぶっ飛んで破綻しかかったアナーキーさはあまり感じませんでしたが、マルクス兄弟の魅力がわかりやすい一遍だと思います。にしても名盤「オペラ座の夜」のタイトル元とは流石QUEENの面々(「華麗なるレース」のほうも)。
投稿者:gapper投稿日:2010-09-24 22:56:54
 マルクス兄弟の代表作。

 バスター・キートンやハロルド・ロイドがトーキーになって人気を失う中人気を博したのがマルクス兄弟である。
 マルクス兄弟は、音楽を中心としたヴォードヴィリアンで「Humor Risk (1921)」というサイレントとも在るが活躍はトーキーから。
 ひげ面で一番威張っているグルーチョが三男で年下と言うのは面白い。

 彼らのギャグは、あくが強くスマートな印象がなく個人的には好まない。
 特に、”馬鹿が馬鹿を馬鹿にする”と言った感じのものが結構あり現在では受け入れ難いものもある。

 この作品には、ストーリーも十分ありギャグ以外の相思相愛のカップルの危機と成功という流れがあるがこれは製作側の意向のようだ。
 ラストのオペラシーンは、題名にもなっているくらいで力も入っていて面白い。
投稿者:ロビーJ投稿日:2007-12-04 02:54:51
ずっと気になっていたマルクス兄弟。借りようと思いつつも後回しにし続けてしまったけれど、今回はネットで鑑賞できたので嬉しかったです。残念ながら次々と出てくれるギャグの連発にそれ程笑えなかったのですが、何箇所かウケた所もあったのでまぁ良かったです。
印象的な場面はやはり狭い部屋に大勢の人がひしめき合っている様子で、このシーンは『ザッツ・エンタテインメント2』でも登場していただけにとても嬉しかったです。ラストは凄いドタバタ劇で笑うというよりはハラハラという感じでした(汗)。
それにしてもジェスチャーで思いを伝えるハーポ・マルクスは凄いハープが上手くて驚き!コミカルに演奏しながらも、その手の動きはプロそのもの!そしてチコ・マルクスも『雨に唄えば』でも使われていた名曲♪「All I Do Is Dream of You」を見事にピアノで演奏!もう彼の指の動きは半端じゃなく素晴らしかったです。なので彼らはいろんな面で凄いパフォーマンスを披露してくれた方たちだったのだなと少し感動してしまいました。グルーチョ・マルクスは良くダナ・カーヴィがマネしていますが、本作を見て改めてダナのモノマネの上手さを感じましたね!
という訳で私にとって本作はコメディというより、音楽面の方がとても良い作品だったなという印象です。これからも機会があればマルクス兄弟作品は何作か見ていきたいですね。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-28 19:52:57
 特にラストのオペラのシークエンスは爆笑もの。憎まれ役のテノール歌手のステージを徹底的に妨害するハーポに拍手。ドリフのコントを更にスケールアップしたようなドタバタは観ていて嬉しくなってくる。恋人たちが歌う「Alone」というナンバーはなかなかの佳曲だ。
投稿者:Ikeda投稿日:2006-03-15 11:28:13
ドタバタ喜劇といってもMGMらしく音楽をうまく取り入れているので巾のある映画です。やはり面白いのは船の2等寝台のすし詰めシーンとオペラハウスでのシーケンスが抜群です。特に大リーグの応援歌「私を野球につれてって」を演奏させ、チコがピーナッツボールを投げて、ハーポがバイオリンで打ち返す所が面白いです。
ハーポのロープを使う荒技が見られますが、これははすべて自分でやっていたと聞いて驚きました。後に「47才になってスタントマンを使わなかったのは馬鹿げていた」と述懐していたそうですが、これこそ芸人魂の表れだと思います。
台詞ではグルーチョがチコと二人なので「ビール2杯」とオーダーすると、チコが「俺にも2杯」と追加するシーンがありますが、このギャグは1960年代のテレビ・ドラマ「サンセット77」で使われていた事を思いだしました。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-29 21:01:23
 契約書をどんどん短くしていくギャグ、船室へどんどん人が入っていくギャグ、舞台の中空をターザンさながら飛び回るハーポ。
 チコがピアノを弾き、その後ハーポがピアノを玩具にし、ハープを奏でる一連
のシーンは、ここだけドキュメンタリーだ。

 『カモ』のようなアナーキーなエネルギーはないにしても、充分に歴史に残る
傑作コメディ。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
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