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マン・ハント(1941)

MAN HUNT

メディア映画
上映時間106分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ケイブルホーグ)
初公開年月1995/01/28
ジャンルサスペンス
フリッツ・ラング傑作選 パーフェクト DVD-BOX
参考価格:¥ 18,360
価格:¥ 16,618
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【解説】
 「ドクトル・マブゼ」「メトロポリス」など多くの傑作を手掛けてきたドイツ映画の巨匠F・ラングは、ヒトラーの映画政策を逃れて33年にベルリンを脱出、パリからハリウッドに渡った。だがこの作品で、当のヒトラーの暗殺を描き、アメリカ側のプロパガンダとして機能してしまったというのが何とも皮肉だ。世界に名だたる狩りの名人ソーンダイクは、たまたまヒトラーに照準を合わせてしまったために暗殺未遂事件の張本人としてゲシュタポから追われる事になってしまう。かろうじてロンドンまで逃げ延びたソーンダイクは、そこで美しい娘と出会い恋に落ちるが、姿なき追っ手は確実に彼に迫っていた……。原作はジェフリー・ハウスホールドで、「駅馬車」のダドリー・ニコルズが脚色。光と影を巧みに使ったラングのサスペンス演出が堪能できる逸品だが、日本では長らく未公開で、JSBにて本邦初放映された後、95年に劇場公開された。
<allcinema>
評価
【関連作品】
ドクトル・マブゼ(1922)
メトロポリス(1926)
駅馬車(1939)
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:bond投稿日:2018-01-06 01:39:33
原作に忠実な構成だが、ややアッサリとした仕上がり。ラストんp洞穴での攻防戦が短い。でも、今観ても、楽しめる。
投稿者:Ikeda投稿日:2014-08-21 11:29:04
最初にイギリスのアラン大尉(ウォルター・ピジョン)が猟銃でヒトラーに照準を合わせ、改めて弾を込めた所で逮捕されてしまうが、まだ二次大戦が始まる前なのでゲシュタポのキーヴ(ジョージ・サンダース)がそれをドイツのする所から始まるのが面白いです。ピジョンはあまり適役ではない感じですが、サンダースとの共演はこの一本しかない点で見所があります。その後ジェリー役でジョーン・ベネットが出てくるのも良いですが、船の中でアランを助ける少年ベイナとして出てくるロディ・マクドウォールが懐かしい俳優です。この人の若い時の作品では同年の「わが谷は緑なりき」を見た時パッとしない感じがありましたが、ここでは可愛らしさが出ていて好演です。
映画としては監督のフリッツ・ラングがドイツ表現主義派として名作を作った人だけに、その名残りがあって、面白い展開になっています。全体として反ドイツが強調されているのは時期的に当然ですが、ラングはユダヤ人なのでドイツを逃げ出した人ですから、ヒトラー憎しの雰囲気が余計強く感じられました。
投稿者:gapper投稿日:2013-02-06 19:28:25
 スカパーのサービスで衛星劇場HDを一か月無料視聴でき、大林宣彦の解説付きで鑑賞。

 「地獄ヘの逆襲(1940)」の様に続編を作らされるなどフリッツ・ラングにとってあまり良い時代ではなかったはずの時に作られた。
 アンチ・ナチ宣言と映画界の要求から、多少はそれまでより優遇されて作れたのではないかと思われる。
 プロパガンダ的要素が強いが、特に気になる部分はなかった。

 「猟奇島 (1932)」の様な展開を想像していたが、実際は異なりドイツとイギリスでの逃走劇だ。
 ソーンダイク(ウォルター・ピジョン)の不死身さなど不自然な部分があるものの娯楽として楽しめる。
 なんといってもジェリー役のジョーン・ベネットが、かわいい。

 終盤付近の展開は、ハリウッド作品らしくない。
 やはり、ヨーロッパ生まれで育ちのラングだからか。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:noir fleak投稿日:2011-08-06 16:50:16
ピジョンとジョーンベネットとの場面この名曲が繰り返し出てくる。橋の上で、初めてキスをしようとしたら警官が現れたのでベネットは娼婦の演技をして行ってしまい、その後ろ姿にピジョンが軽く手を挙げて別れの合図。これが生きた彼女を見た最後だった、、、、ここはラングの撮った最高のロマンチックなシーンだ。
この傑作サスペンスは、中盤はまるでロマンス映画のようだ。しかしあくまでピジョンは紳士的で、ベネットの片思い。Nightingale sung in,,, のメロディーがすばらしい。
なお、やたらと本作に「反ナチプロパガンダ映画」というレッテルを張るのはいかがなものか。1941年、まさに戦争が始まろうとしたこの時期までに、イギリスやアメリカの映画人(大制作者はほとんどがユダヤ人!)たちは、ヒトラーがいかに危険な人物かがよく分かっていた。人類はこの人間に戦争を勝たせてはならない、というメッセージを世界中に知らしめる必要があったということなのだろう。ドイツからの亡命者ラング個人の問題ではもはやありえなかった。
私はこの映画を見てつくづく感じることがある。「ジョージオーウェルなら、この映画を見てどう思っただろうか?」ということだ。
そのオーウェルでさえ、初期はヒットラーの正体を完全に理解していなかった節がある。
これは映画産業(その殆どは俗悪映画ばかり作っているとはいいながら)からのヒトラーへの抗議なのだ。その政治的正しさは歴史が証明している。

なおこの名曲は、Bud Powell が最高です。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2011-04-23 16:01:13
反ナチスのプロパガンダ映画だが、ラングのタイトな演出が光るスリラーだ。
元々、ジョンフォードで予定されていたそうだが、ウィリアムワイラーの代役で「わが谷緑なりき」を監督することになったため、ラングにお鉢が回ってきた由。しかし、ラングはミラーの素晴らしいモノクロ映像を武器にその勤めを果たしていよう。
演技陣。ピジョンは典型的ナイスガイを気持ち良さそうに好演し、出番は短いが子役のマクドウォ−ルがいい。
投稿者:緑茶投稿日:2010-10-13 18:45:23
暗闇に浮かぶ片眼鏡のジョージ・サンダースの横顔が不気味でかっこいい。
ラング自身片眼鏡だったのでずいぶん自虐的なことしますね。
娼婦ジョーン・ベネットの純真無垢さと対比させたストレートな反ナチ映画だけど、ナチスの執拗さや裏工作の巧妙さを容赦なく描いていて当時は非常にリアルで画期的だったらしい。ただジョーン・ベネットはこういう役柄にはややトウがたった感があり、ブリッコ演技にちょっと失笑した。ウォルター・ピジョンは名前だけ知ってて演技は初めて観たけどイブ・モンタンみたいな粋な大人の魅力に溢れていた。船室での少年とのやりとりなどとても味がある。
投稿者:has42120投稿日:2010-08-13 16:28:31
フリッツ・ラング 
投稿者:uptail投稿日:2010-08-03 09:07:21
ジョーン・ベネット
投稿者:Gomont投稿日:2009-06-28 21:43:41
良い映画だったよ。ベネットきれいだったしね。
この5月に大阪の映画館でやったね。
ケイブルホーグ特集のなかでね。
DVDとかで出ていないから,なかなか観られないだろうけど。
ロディはフライトナイトとかに出てたよね。
投稿者:Tom投稿日:2009-06-21 00:18:56
ジョーン・ベネットが抜群にいいです。ボリス・バルネットの『謀報員』ヒッチコックの『海外特派員』には及ばないがスパイ・スリラーとして上出来です。
ロディ・マクドォールが可愛いすぎる!!。
投稿者:GRIFFIN投稿日:2003-08-10 15:51:01
 ライフルの焦点を合わせるアップの映像から、恐怖感を高める影の演出まで、じっくりと味わえる作品だった。追う者と追われる者の執念もなかなかだが、ハッピーエンドで終わらないトコロがさらに良かった。
 不死身で再び戦場に向かう復讐ぶりなど、プロパガンダ臭が漂う事場面もあるが、過剰な台詞での説明が無く、映像で語る面白さがあった。
 「ジャッカルの日」が見たくなった。
投稿者:D.T投稿日:2003-01-23 00:58:23
【ネタバレ注意】

この映画1941年の制作。
1939年ナチスドイツ軍がポーランドを侵攻、英仏が対独宣戦し第二次世界大戦が勃発。『マン・ハント』制作当時は、ナチスドイツが西欧中立国に勢力拡大を進めていた最中であり、映画はハリウッド製の反独プロパガンダの体を装ってはいますが、ラングはそんなレベルを突き抜けて、後世の観客が向き合っても十分楽しめるラング・テイストのサスペンス映画、一級の娯楽作品をモノにしている。

冒頭、主人公のソーンダイク大尉(W・ピジョン)は、ヒトラーが潜むドイツの山奥にあるナチス山荘に密かに近づき崖の上にライフルを構える。主人公はバルコニーを歩いているヒトラーに照準を合わせ弾倉は空のままに引き金を引く。次に銃弾を込めて、再度ヒトラーに狙いを定める…。

銃弾を込めてヒトラーに狙いを定めた主人公の本意は「ヒトラーを討つことだったのか…」。いずれにせよ、ラングはこのシークエンスで十分過ぎるほど観客を引き付けます。

映画全編を見終わって言えるのは、単に1941年制作のハリウッド活劇映画、サスペンス映画としても滅法面白いということ。しかも、当時の英米を中心とした観客たちに冒頭からラストまで「ヒトラー憎し」を煽るものとして機能したことは間違いない。
ハリウッド時代のラング、自らの作家性を裏切ることなく、一貫して観客本位の映画を創り続けた天性の映画職人であったのだ、と改めて気づかされます。

映画の主舞台となるロンドン。特に夜のロンドン市街はラング・サスペンスを醸成する魅惑の舞台装置となっている一方、主人公とジョーン・ベネット扮するヒロイン(※主人公が追っ手から逃れるために飛び込んだアパートで独り暮らしをする二十歳程に見える娼婦ジェリー。彼女の尋常ならざる可愛さが、終幕近くで主人公が自らの使命を選び取る内なる動機づけの一つとなってくる)が宝石店で買い物をする昼間のロンドンの透明感ある明るさも効果的です。(この宝石店でヒロインが主人公に買ってもらう“矢形の帽子飾り”は、それ自体は勿論、それに派生する矢、矢印のイメージも含めて映画中で繰り返し見せられ視覚的以上の機能を果たして行く。)

そんな“昼間”もJ・キャラダイン扮する黒ずくめのいでたちの刺客が動き出せば、背景はロンドンの地下鉄構内やトンネルでの追跡劇という“ラング的な闇”に転じて得難いスリラーの味を舐めさせてくれる。

ラングって良い絵が多すぎて語りだすと切りがないんですが、“霧に包まれた橋での別れ”のシーンは、劇中の感情的クライマックスですかね。

ふたりの大人としての別れの身振りは中々美しく印象深い。ヒロインは「君ほど頑固な女は初めてだ。……ありがとう、さようなら」と言う主人公に対し、「キスして。もう会えないんでしょう」と口にする。警官が現れてふたりのキスは遮られるんですが、ジェリーは主人公に客引きの素振りをして、これから身を隠そうとする主人公を警官の目から逸らす。主人公は、この健気なヒロインの後姿に軽く投げキスをする…。

僕は観ていて、これ程迄にこの別れを美しく見せる辺りがラングの巧みさなのだ! と気づきました。観客は心中でジェリーと主人公が奇跡でも起きて結ばれて欲しい位にはジェリーに感情移入をしてしまって来ている訳です。そんな奇跡の代わりに、ラストではふたりのアン・ハッピーエンドをもっと高みに転化、昇華させている。

先に触れた“矢形の帽子飾り”は、映画後半、G・サンダース扮するゲシュタポ高官から森の穴倉に身を隠す主人公にヒロインの形見的に渡される。追い詰められた主人公は、このヒロインの形見を武器として窮地を脱することになる。
また、ラスト。この“矢形”を機体につけた英国空軍偵察機がドイツ領に入ると、主人公は自ら選んだ使命を担ってヒトラーを討つために降下して行く。

こういった小道具をしつこく見せ、機能させて行くラングらしいねちっこい演出振りは、視覚的に十二分に生かされているだけでなく、この作品ではその演出術が何とも可愛らしく感じられました。劇中、主人公が「この(帽子の)矢のように君は真っ直ぐだ…」と言うと、ヒロインは輝く笑顔を見せてくれる。それ故、ヒロインがゲシュタポに消された後に“矢形”のイメージが繰り返される度に、ヒロインの可愛さ、無償の行為の健気さを観客にフラッシュバックさせ胸を打つ!

映画のラスト、主人公が特製ライフルを体に巻きつけて独りドイツ本領内に降下して行く姿に雄弁なナレーションが被るにつけ、僕は何て良くできたプロパガンダだろうと呆れてしまうと同時に、この映画の時間すべてが、主人公が自分の本意というか使命(※ヒトラーを討つこと)を確信して行く過程であり、得意と失意、絶望から希望へのふり幅を行き来する心的な部分そのものすら一種のサスペンスであったのだと思えました。

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