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ウィンダミア夫人の扇(1925)

LADY WINDERMERE'S FAN

メディア映画
上映時間72分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1927/01/
ジャンルコメディ
シネマ語り
~ナレーションで楽しむサイレント映画~
ウィンダミア夫人の扇 [DVD]
参考価格:¥ 2,200
価格:¥ 1,482
USED価格:¥ 4,814
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【解説】
 O・ワイルドの戯曲『ウィンダミア卿夫人の扇』の翻案映画化。いわゆる風俗喜劇、世話もの(Comedy of Manners)の傑作と言われているこの原作は、オットー・プレミンジャーによっても'49年に映画になった。かつての恋人との間に一人娘を作りながらも彼と別れたアーリン夫人は、社交界デビューを飾った娘を遠まきに眩しくみつめる。やがてウィンダミア卿夫人となった娘の前で、卿との関係も噂される恋多き女として登場する母親に真実の告白はできない。それを知って両者の間で立ち往生するウィンダミア氏。しかし、そんな夫を誤解している妻は、実の母のかつて犯したのと同じ不倫のあやまちに走ろうとする。これをなんとか制止しようとする母だったが……。ささやかな、しかし豪奢な扇という小道具が素敵なドンデン返しをもたらし、幸福な大団円を迎える。その鮮やかな演出の洗練。誰あろう、映画においてこれ以上の“Comedy of Manners”の語り部はいまい、E・ルビッチその人の仕業である。
<allcinema>
評価
【関連作品】
理想の女(ひと)(2004)同一原作
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
216 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2013-10-02 12:13:21
 推定予算32万ドル。
 116分版を鑑賞

 コメディに分類が、今の感覚からするとシリアスで無いドラマ位で笑うような部分は無い。
 ウィンダミア夫人(メイ・マカヴォイ)の驚く表情は、サイレント映画的な大げさなもの。
 バストショットで目を剥いた彼女だけが映されるところは、喜劇的な感じがしなくもない。

 コメディと称されるのは、”世話”好きの夫人らの言動の描写などからだろう。
 良く人を見ていると思わせる、的を得た感じの演出はルビッチらしい。
 ラストのダーリングトン卿(ロナルド・コールマン)の屋敷の部屋から一人ひとり去っていく演出は、リアリティは無いがこの時期らしい素晴らしい演出。

 ”淀川長治 映画の世界 名作DVDコレクション27号”のDVDには、淀川さんの解説でピアノ演奏の音楽付きだった。
 この作品には Yati Durant によるオリジナルの音楽が作曲されているが、その音楽か分からない。
 1925年の音楽と言うには、新しい感じで1950年くらいの作曲でもおかしくない感じだった。

【どうでもいい話】
 しかし、この当時の金持ちの家の天井の高いこと。
 今の日本なら2階が作れそう。

 ウィンダミア家とアーリン夫人(アイリーン・リッチ)のメイドが、同じ人物の気がした。

 それにしてもウィンダミア卿(バート・ライテル)が、アーリン夫人の様な年齢の女と浮気をすると単純に疑うのだろうか。
 確かに当時の金持ちは、結構年齢差のある交際はしていたようだ。
 でもそれは、金持ちの年配の男と若い女、金持ち女と若いツバメと言ったものが殆どだったと思うのだが・・・
 まあ、疑わないと話が成り立たないけれど。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:スティン・グレー投稿日:2011-08-23 07:41:07
俳優たちはものすごくよく喋っているが、字幕はこれ以上省けるだろうか? と思われるほど少なく抑制されている。カメラは固定だからじっと据えられて動かない。素早いカット割りもない。
でも、ワンシーン、ワンシーンじっくり撮られた映像の、すべてのリズムが整っていて、サイレントだから聞こえないはずの俳優の言葉が画面からよく伝わってくるし、どのシーンも1枚の絵として、そう、バロック絵画のキアスクーロのような陰影のもとに、絵画的感興を呼び起こす。最初から最後までフィルムのたった一コマも無駄がないかのように。
サイレント映画にありがちな俳優の大仰な演技もなく、さらに微に入り細に穿った演出の見事さといったら、もうこれ以上のサイレント映画はないのではないか? と思わせるくらいの出来で、こういう映画を見た後では。ただただ天井を見て、溜息をつくしかない。ああ、こんな映画を撮れたらどんなに幸福なことだろう!と。
投稿者:william投稿日:2010-02-07 22:49:09
70年以上もの昔の作品なのに、古めかしい印象を与えないのは、優れた原作であるのと、それを安っぽく見せない行き届いた数々の小道具の配慮。
サイレントムービーの傑作のひとつ。
投稿者:Ikeda投稿日:2007-07-26 11:30:22
サイレント時代のルビッチの作品の中でも評判の高い作品の一つですが、これまで未見でした。あまり関係ありませんが、イギリスのウインダミア湖へ行ってきたので、見てみました。
オスカー・ワイルドの原作はイギリス貴族階級の軽薄さを皮肉った戯曲ですが、読んだのが50年以上前なので、ほとんど覚えていませんでした。しかし、この映画でのルビッチの演出が冴えているので原作より面白いのではないかと思います。特に競馬場でのゴシップがらみのシーンやパーティの夜の庭での男女の行動の撮り方など見事で、それもサイレントだから余計、効果的です。
ウインダミア夫妻のバート・ライテルとメイ・マカヴォイが好演ですし、横恋慕するダーリントン卿役の若いロナルド・コールマンも色男ぶりを見せています。それにも増して目立つのはアーリン夫人役のアイリーン・リッチで、浮き名を流す派手な女性ながら、母親らしい愛情をみせる演技は立派なもので、これでこの映画が引き立っています。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-28 19:04:56
 ルビッチらしく、大変洗練されたストーリー展開。社交界の人々の嫌らしさもよく描けているが(競馬場でアーリーン夫人を双眼鏡でのぞき、白髪を発見しようと躍起になっているご婦人方など)、スノッブたちを皮肉ることよりも、むしろアーリーン夫人の母心に重点が置かれていると思う。同じ年に製作された『ステラ・ダラス』とは随分異なるが、この映画もまた母ものである。
投稿者:ひょうたんこ投稿日:2001-09-03 12:10:03
ルビッチがいいのと、ワイルドの原作がいい。
いい監督がいい話を映画にすると、
こんなに良くなる、という典型例。
サイレントであることを途中で忘れた。
古典的な名作。

よく分からない場面にぐっとくる。
アーリン夫人の言葉にぐっとくる。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-29 08:05:16
 なんたる安定感のある画面だ!それでいて、ハッとするような視覚的なショットも随所に散りばめられている。
 これを観ると、サイレントから現在にいたる映画史の中で最高峰ではないかと思えてしまう。まあそれは言い過ぎだとしても、サイレントの一つの到達点であることは間違いない。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
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