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ミニヴァー夫人(1942)

MRS. MINIVER

メディア映画
上映時間134分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(セントラル)
初公開年月1949/05/10
ジャンルドラマ/戦争
ミニヴァー夫人 [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,571
価格:¥ 2,057
USED価格:¥ 1,099
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ミニヴァー夫人ミニヴァー夫人ミニヴァー夫人

【解説】
 大戦参入の時局に応じ、アメリカ市民にヨーロッパのごく平凡な中流家庭の戦いぶりを伝えようと企画された、ワイラーのMGM作品。同年の「心の旅路」の主演でトップ・スターとなるガーソンの気品と、やはり同作でも脚本を手がける、J・ヒルトン以下英国を代表するライターが醸す市井の生活描写の味は買えるが、そののどかさを戦意昂揚にもってくのにはムリがある、と言うより勿体ない気がした。最初からもっと不安が塗り込められていれば後の展開もいたしかたなしと思えたろうに、映画は、派手な帽子に贅沢した夫人と、新車を衝動買いしたご亭主の微笑ましい、互いの無駄遣いの告白で始まる。彼らは翌日、大学から帰省した長男ヴィンを迎えるが、彼は若者らしい社会主義に目覚めて階級批判をぶつ。その矛先は当地随一の名門ペルドン家に向かい、その孫娘キャロル(ライト)がミニヴァー家を訪問した折に、彼女相手に大激論。普段つきあいのない彼らを訪ねたわけは、例年祖母が主催する花の品評会でバラの部門は彼女の独擅場であるのに、今年は駅長のバラード氏(H・トラヴァース)が自作を出品しようとしているからそれを諫めて欲しい由。その花の名が“ミニヴァー夫人”だから、夫人の説得なら聞くであろうと言うのだ。このバラをめぐる挿話は、誰からも好かれる夫人の人柄を端的に表し好ましいのだが、以下、キャロルと恋仲になったヴィンの空軍入隊、夫の自前ボートでの民間防衛、夫人が逃亡ドイツ兵を“御用”とするくだりは急転直下にすぎる。ただ、ヴィンを飛行場に送って機銃掃射に遭い、キャロルが死ぬあたりは、ワイラー演出のうまさが光った。バラもよいが、もう少しこの緊迫感で押せば、最後のお説教の嘘臭さも緩んだはず。夫にはガーソンともども銃後スターだったピジョン。長男役のネイとガーソンがこの共演で結婚した(4年後に離婚)という後日談あり。
<allcinema>
評価
【関連作品】
心の旅路(1942)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
751 7.29
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【ユーザーコメント】
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2017-06-25 15:03:08
ワイラー監督の演出は一級品だけど長過ぎるし、ドイツ兵の描写は一面的。日本アニメーションが作ったらキャロルを主役にしてハッピーエンドにしそう。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-12-22 10:12:24
絵にかいたような幸福な中流階級の家庭の描写から始まって、ドイツへの宣戦布告、この小さな村への空襲と、次第に緊迫感を盛り上げて行く演出はさすがにワイラ−である。ロンドンへの空襲を防空壕から出て夫婦で眺める場面で、以前に地区の防衛責任者から煙草の火を注意されていた夫が、パイプを逆さまにした喫うシ−ンの細かな演出にもワイラ−らしさが現れていた。演技者の中では、地元の貴族の末裔の老婦人を演ずるディム・メイ・ウィティの英国婦人らしい頑固さとユ−モアと威厳を見事に体現した演技が、この映画に一本の芯を通しているように感じたのだった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2011-02-19 10:47:57
 まあ大した戦意高揚映画だ。牧師・ヘンリー・ウィルコクソンのラストの説教には複雑な感慨を抱いてしまう。破損した教会の屋根の大きな穴にカメラが少しズームすると航空機がフレームインする演出にも驚いた。ワイラーって時々このような奇矯なことをやる。またワイラーも階段大好き監督の一人だが本作もミニヴァー家の階段のセットがいい。そして本作でオスカー受賞のジョセフ・ルッテンバーグの撮影がとにかく美しい。寝室のシーンの灯りを消した後などローキーの画面がいいし、湖の側でガーソンが釣りざおを持ったヘンリー・トラヴァースに会うシーンの木漏れ日の表現なども素晴らしい。このシーンの後に登場するのがドイツ兵役のヘルムート・ダンタイン。この人への演出はちょっと突出したシーンになっている。ワイラーのディレクションは前半の子役2人やメイドに対するようなワザとらしい部分もあるが、品評会のシーンのメイ・ウィッティとトラヴァースへの演出等感動的な部分も多い。メイ・ウィッティの威厳がいい。
投稿者:gapper投稿日:2010-09-29 21:19:54
【ネタバレ注意】

 中産階級家庭を舞台にしたプロパガンダ的映画。

 広辞苑によればブルジョアは中産階級のことで、貴族(上流社会)でもなく庶民(下流=下層)でもないので中流と同意だろう。
 最も多くを占める庶民ではないところが一つのポイントだ。

 冒頭で夫婦そろっての物欲が示され、平和の象徴として語られる。
 しかし、この”豊かな”平和は植民地支配、ブロック経済、ドイツの戦争賠償などがあっての豊かさだ。
 第二次世界大戦の勃発理由の根本には、この不平等が存在する。
 この頃、実質的に社会を動かしていたのは、貴族と言うよりは産業革命以降力を付けた中産階級であろう。
 このような世界(状況)を作ったのも彼らであろう。

 ラストに神父が”兵士だけが戦っているのではない”という。
 確かにそうだ。
 原因からすると戦うのは、当然のようにも思える。
 戦争の真の原因は、作者も気づいていなかったかもしれないが冒頭が答えのようだ。

投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 12:32:41
テレサ・ライト
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2008-04-05 11:22:30
【ネタバレ注意】

が、何に対して憤れば良いのやら…

どうしても欲しい超高価な帽子を逡巡の挙句買っちゃって…どう報告しようかしら?って夫も新車を買ってどう報告したら良いのやら〜っーささやかな物欲から始まるストーリー。〜つまりが日常の幸せ。
薔薇に自分の名前を付けて貰ったり〜ただ毎年トップを取る薔薇を育てるレディーな大奥様が開催する品評会に庶民の「ミニヴァー夫人」を出品するって事で魅力的な孫のお嬢さん(祖母の生きがいなので引き下がってくれない?)とインテリな夫人の息子が出会って…口論します。お嬢さんの魅力はその後の態度〜性格にあるのだが。
〜ダンスパーティから彼女を呼び出した夫人の息子が考えは変えないけど言い方がキツかったと謝ってパーティ参加…もうお互い十分惹かれあってるんですが、何の約束もないまま離れたり、そして戦争が始まり出撃したり…
そもそも貴族の孫な訳で…僕等は彼女の祖母である頑固者っぽい大奥様がどう出るか?とか結構楽しめます。息子は空軍少尉として戦闘機で出撃〜夫は国家の為に命がけで救出作戦を、その隙に逃げているドイツの兵隊が夫人(頼れるもの無し)を脅して食料を要求するのですが、負傷に負けてダウン。この辺りが緊張感を煽りまくっており、その後全て収束してゆく展開が泣けます。つまりが命(存在)に心配してそれらの苦悩が解放されるって事なのだが。ロンドン空襲のあの爆撃音!あれは怖い…
無事新婚旅行から帰ってきても戦時の不安を抱えるが一緒にいる時は悲しみたくないと明るい新妻(彼女も新しい版ミニヴァー夫人)…品評会で大奥様の名スピーチに大拍手〜このドラマ、敵兵も頑固者貴族も基本悪い奴がいないね。ところが日も暮れて帰宅の車中、2人のミニヴァー夫人が敵の空襲に遭遇する…燃え上がり墜落する戦闘機…アレはヴィンだわ〜とか取り乱す新妻が機銃掃射の餌食に。この展開で後の牧師のスピーチは観た人の心の中に既にあります。あえて言わせる必要もないのだが、いやあの駅長(薔薇男?)もか…合唱隊の少年もね…ヴィンが母親にIt's all rightって言うのがまた自責の念(ってかどうしようもないのだが…)を解放させる。
威風堂々(暴君ドイツに従わない誇り?)はやり過ぎでしょう〜痛めつけられた人間が泣きながら無茶苦茶に暴れる姿かもなのに。

投稿者:D.Blue投稿日:2008-02-10 06:37:14
チャーチルが絶賛した(尤もチャーチルもっとプロパガンダ色を強めるよう働きかけを行っていた様ですが)というプロパガンダ映画です。ジョセフ・ルッテンバーグの撮影は綺麗ですが、本作でも、ワイラーの演劇っぽいノリが退屈です。防空壕でのティータイムには唖然とします(苦笑)。テレサ・ライトのチャーミングさだけが救いです。
投稿者:知立方面投稿日:2006-07-20 05:29:06
【ネタバレ注意】

ヘンリー・トラヴァース演じるバラード氏が実にいい。


バラード氏、優勝おめでとう。

投稿者:黒津 明二郎投稿日:2006-07-16 18:07:40
ワイラーだから、破綻はないがやはりチグハグな感は否めない。
それにしても日本と比べ、戦時下というのに華やかなガーデンコンテストをするかの国の贅沢なことよ・・・
演技陣はガーソンの良妻賢母ぶりがどうも鼻につくし、ピジョンは微妙、だがライトはさすがによろしい。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-06-12 15:02:26
グリア・ガーソンとウォルター・ピジョンのコンビでは、この前に「塵に咲く花」がありますが、余り良い映画とは思えませんでした。然し、この映画の後に続く「夫人物」あたりはガーソンにとって絶頂期だったと思います。他にテレサ・ライト以下、名脇役が揃っていて、皆名演だと思います。
従ってアカデミー賞を沢山取っているのは当然ですが、内容が時宜に適していたこともあると思います。イギリスの首相チャーチルが「もっと戦意高揚を強く打ち出すべきだった」と評したという話もありますが、日本でも言われた「銃後の守り」を強調していることは、イギリスの階級制度を打破しようという描き方が「挙国一致」を訴えている事でも確かです。
この映画が作られてから2,3年後には、日本も同じ様な空襲を受けましたが、防空壕や機銃掃射のシーンを見ると当時の事が思いだされて、改めて戦争は嫌だなと思いました。
なお、この映画がキッカケでガーソンと、長男役のリチャード・ネイが結婚したと言うのも、ネイが10才も年下ですから、何故という気もします。もっとも、その後すぐ離婚したため、ネイの方は人気が、がた落ちになってしまったそうです。
投稿者:ムタト投稿日:2004-07-03 20:53:34
ナチスドイツの侵略の足音が聞こえつつあるイギリス、中流家庭の主婦であるミニヴァー夫人は、建 築家の夫や幼い子供たちと平凡ながら幸せに暮らしていた。ある日、大学へ通っていた長男ヴィンが 家に帰ってきた。そこへ彼らの地所の大地主だったかつての貴族の娘キャロルが訪れ、長男とその娘 はお互いを愛し合うようになる。その長男も、ドイツのイギリスに対する宣戦布告を知り、空軍に志願入 隊する。そして、訓練から戻ってきたヴィンとキャロルのため、ミニヴァー夫人は頑固なキャロルの祖母 を説得して二人を結婚させてやる。やがてドイツ軍の爆撃はミニヴァー一家にも襲いかかり家はめちゃ めちゃになるが、新婚旅行から帰ってきたヴィンとキャロルはそれでも新しい生活に希望を失うことは なかった。しかし、戦争の悲劇は彼らにも厳しい運命を強いるのだった・・・・。(以下、↓)
http://www11.plala.or.jp/kunihiro/cinema/page028.html
投稿者:ごろう投稿日:2000-12-23 00:23:09
解説に中には戦意昂揚ものとしてはいささか緊迫感にかける、というような印象が書かれていたが、ぼくは全く逆ではないかと思う。
これはいわゆるスモールタウンもの、といわれるような、田舎町を舞台にしたハートウォーミングストーリーなのだ。
だからこの映画の中に敵がいるとすれば、それは愛し合う若者の結婚に反対する旧態依然とした階級意識にとらわれたあの頑固な老婆なのだ。それ故この映画のクライマックスはフラワーカーニバルの場面であるに違いない。その頑固な老婆が、自分の孫と結婚した美しい若者と二人のミニヴァー夫人に促されるようにして、自分の階級意識や過剰な自尊心といったものをなだめすかし、ただ花の美しさを愛でるために、彼女いうところの「平民」である駅長のバラに賞を与える場面こそ、この映画のクライマックスにふさわしいのだ。それは心優しく、うきうきとするような美しい場面だ。
だからそのあとのキャロルの死や、神父の演説は蛇足なのだと考えたい。さらにいえば、ミニヴァーが自分のボートで英軍の救援にいったり、ドイツ兵が家に侵入したり、といったエピソードもプロパガンダ映画としてやむなく付け加えたもの、と考えたいものだ。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 作品賞 
 □ 主演男優賞ウォルター・ピジョン 
 ■ 主演女優賞グリア・ガーソン 
 □ 助演男優賞ヘンリー・トラヴァース 
 ■ 助演女優賞テレサ・ライト 
  メイ・ウィッティ 
 ■ 監督賞ウィリアム・ワイラー 
 ■ 脚色賞アーサー・ウィンペリス 
  ジェームズ・ヒルトン 
  クローディン・ウェスト 
  ジョージ・フローシェル 
 ■ 撮影賞(白黒)ジョセフ・ルッテンバーグ 
 □ 特殊効果賞Warren Newcombe撮影
  A.Arnold Gillespie撮影
  Douglas Shearer音響
 □ 編集賞Harold F.Kress 
 □ 録音賞Douglas Shearer 
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