allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

ミモザ館(1934)

PENSION MIMOSAS

メディア映画
上映時間110分
製作国フランス
公開情報劇場公開(東和)
初公開年月1936/01/
ジャンルロマンス/ドラマ
ミモザ館 [DVD]
参考価格:¥ 5,040
価格:¥ 5,040
amazon.co.jpへ

【解説】
 かつてトリュフォーが、フランス映画の最も忌むべき系譜と糾弾したフェデー=スパークのコンビの名作。フェデーの夫人だったロゼーの存在感が凛として作品を支え、やはり魅力ある映画と言えよう。'24年、南仏の海沿いの町で下宿屋ミモザ館を営むルイズ(ロゼー)は、お人好しの夫に代わって女将として宿を切り盛りしている。二人に子供はなく、親と離別した坊やを引き取って育てたが、やがて彼はパリの実父が連れ帰った。10年後、成長したその男の子ピエール(ベルナール)は賭博に耽る自堕落な生活を送り、心配したルイズは彼を連れ戻す。が、密通していた親分の情婦ネリーもその後を追う。ルイズが母としてではなく、一人の女としてピエールを愛していることを指摘したネリーは、彼女に敵意を剥き出しにし、ルイズは秘かにパリの親分を呼び寄せ、ネリーを引き渡す。一方、相変わらず浮ついた暮らしのピエールは勤め先の使い込みがバレてしまい、ルイズはそれを償うため初めて趣いたカジノで、イチかバチかの賭けを当て大金を得るが、その頃には、ネリーを失った衝撃でピエールは自殺を選んでいた……。単純なメロドラマの図式からいたずらに逸脱しようとする“心理的リアリズム”のごまかしが煩く感じられる作品である。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
325 8.33
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:ルミちゃん投稿日:2015-07-03 18:02:33
【ネタバレ注意】

前略.....

ピエールは、盗んだ車を塗り直して売りつける人間であり、金づるのおばさん達に対する態度も、お金を引き出すために表面を取り繕っていたに過ぎなかった.
おばさんは、お金が欲しいなら出て行けと言い、彼もお金をくれないなら、盗んで出て行くつもりだった.
彼は、好きな女のためなら、お金をおしいとは思わなかった.その結果として、最後には悪い女の分っていてもネリーを繋ぎ止めるために、博打で金を稼ごうと会社の金を使い込んでしまった.

ネリーは、お金のためなら誰とでも寝る女であった.文句があるなら、出て行くと言い張った.

おばさんは、溺愛するピエールのためなら、あれこれと小言を言ったにしても、結果としてお金を惜しまなかった.ピエールが嘘をついていることを知りつつもお金を渡していた.

おばさんとピエールは、相手が悪いと知りつつも、自分が欲しいものを手に入れるためならお金を使った.
ネリーはお金が欲しくて、体を売った.この場合、体を売ることが悪いかどうかは、関係なかろう.欲しいものを手に入れるためなら、悪いと知りつつもお金を払う人間と、お金が欲しくて、体を売る人間、言い換えれば、お金が欲しくて悪いことでも行う人間の比較であり、欲しいものを手に入れるためなら善悪の判断を失う、どちらも同じであると言える.

たとえ放とう息子であれ、それを分かっていたにしても、お金が必要であり、同時にそのお金を工面できるならば、援助することが悪いこととは思わない.
だから、ネリーを呼ぶお金が必要となったとき、指輪を担保にお金を工面して渡したことは構わないけれど、けれども、約束通り出て行かせなければならなかったし、ピエールも金を盗んで出て行くつもりだったので、それで構わなかったはずである.こう考えれば、ピエールを引き留めておきたいがためにお金を渡した、おばさんが間違っている.
あの時、『約束と違うからお金は上げない.出て行け』から『お金を上げるから、居て欲しい』に、おばさんの態度が変わったけれど、ピエールと一緒に暮らしたいと言う、自分の都合にあわせただけで、ピエールのことを考えたわけではなかった.もしピエールのことを考えたのならば、『好きな女と一緒に暮らしたいだろうから、お金を上げる.けれども約束と違うから出て行け(どうせろくな女でないだろう)』、こう言うべきだと思うのだけど.

このように考えれば、なぜピエールが博打でお金を稼ごうとしたかも見えてくる.彼は、おばさんが自分と一緒に暮らしたいのでお金をくれるのが分っていた.だから、出て行くという自分におばさんがお金をくれないはずであり、くれとも言えなかった.そして、ネリーを呼ぶときお金を盗もうとしたのと同じで、今度は博打で稼ごうとしたのである.
重ねて書けば、この場合も同じ.『好きな女と二人で暮らしたいのは、当然のこと.(沢山は無理だけど)お金を上げるから出て行きなさい』、これだけの話のはず.

カジノの支配人、自殺者が出ることを当然のことと思っている、偽善の塊.もっぱらカジノへ通いつめる客を泊めてお金を稼いでいる、その妻も同じである.
ピエールは、お金を得るために、おじさん、おばさんの前で良い子のふりをしていた、偽善の塊.

ネリー、この女は見え見えの悪女で、偽善者ではない.
『意地悪で陰険な人ね、最低の偽善者だわ』
『あなたは丸め込まれても私は我慢できない』
.....
『あの人の勝ちね』
.....
『私に嫉妬を』
『あの人は言葉には出さず、冷たい目で私を見るだけ』
彼女は、おばさんのことを、このように言ったが、その通りであった.
重ねて書けば、ネリーは偽善者ではない.偽善者は最後まで騙し通してお金を巻き上げ相手を破滅させるけれど、彼女はお金をくれなければ、自分で体を売ってお金を稼いでいたのである.
http://blog.goo.ne.jp/sunaoni/e/24836f361cf2a0d109d6ed6e1aa724bb

投稿者:msang投稿日:2010-03-02 01:39:50
アルレッティは美人であだっぽいけど憎たらしい役柄でしたね。この映画のペシミズムが昔日本人に好まれたというのはよくわかります。でもそれは、「ギャンブルに手を出してはいけない」とか「悪い女に手を出しては破滅する」とか説教くさい話のねたにされていたかもしれませんが。心理劇、人間ドラマとしてできが悪いとは思いません。

投稿者:ブロッケン鈴木投稿日:2007-02-18 17:14:24
【ネタバレ注意】

 登場人物の死によって感動のラスト・シーンを迎える映画はいくつもあるし通例だが、この作品はその代表格だろう。それも皮肉なラストとして。

 ミモザ館の女主人の気持ちは充分わかる気がするし正当なやり方だと思う。あれはフランス女のやさしさののか?
 いや、世界共通の母性というものだ。
 確かに過度の愛情かもしれない。しかし、母親というのは息子に惚れるものなのだ。

投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-28 19:32:18
 フランソワーズ・ロゼーはそんなに美人ではなかった。また、この映画の製作当時既に40代だったので若くもなかった。だが彼女の成熟した色香を観ていると、若さや美貌だけが女優の魅力ではないということに、改めて気付かされる。若さや美しさだけを尊重する昨今では、彼女の魅力は理解されにくいかもしれない。
 札束が風に舞い上がるラストシーンは、『グリード』のラストのような怖さはないが、金の虚しさを訴えている点では共通するものがある。大金を手にしても、愛する人を失ったら虚しいだけである。最も、ルイーズのピエールに対する愛は、彼が幼かった頃とは性質が異なる愛だろうが。
投稿者:ムタト投稿日:2005-09-26 11:20:57
'37年キネマ旬報最優秀外国語映画賞を受賞した、永遠の名作です。確かに日本人の繊細な感情を大いに揺るがす、ジャック・フェデー&シャルル・スパークの名コンビによるこの作品は、メロドラマの傑作と言っていいでしょう。(以下、↓)

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1095592&tid=c0na4n1g2ha4ka4da4a4a4f8la4ja4dea4

投稿者:さち投稿日:2005-08-17 08:14:28
普通
投稿者:Ikeda投稿日:2003-01-23 11:52:05
筋書きが「作られた悲劇」という感じの映画で、ジャック・フェエデが考えていたと思われる心理描写が演出において発揮されたかどうかは疑問に思います。然し、奥さんのフランソワ・ロゼェが微妙な女性の心理を表現して素晴らしいですし、アンドレ・アレルムとポール・ベルナールも好演なので、この映画が名作と言われるのではないかと思われます。前半はやや冗長な感じですが、カジノで手に入れた金が風の吹くままになって、渦巻のように風に散るラストは良いです。ドアが風でバタンバタンと揺れる所が印象的でしたが、これも、それまでのロゼェの演技の成果だと思います。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】ミモザ館2012/10/25\4,800amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【DVD】ミモザ館レンタル有り
 【VIDEO】ミモザ館レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION