allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

DISTANCE/ディスタンス(2001)

DISTANCE

メディア映画
上映時間132分
製作国日本
公開情報劇場公開(「ディスタンス」製作委員会)
初公開年月2001/05/26
ジャンルドラマ
DISTANCE(ディスタンス) [DVD]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 2,873
USED価格:¥ 1,200
amazon.co.jpへ

【クレジット】
監督:是枝裕和
プロデューサー:秋枝正幸
脚本:是枝裕和
撮影:山崎裕
美術:磯見俊裕
編集:是枝裕和
制作担当:白石治
録音:森英司
助監督:西川美和
熊谷喜一
出演:ARATA
伊勢谷友介
寺島進
夏川結衣きよか
浅野忠信坂田
りょう夕子
遠藤憲一きよかの夫 環
中村梅雀菊間刑事
津田寛治勝の兄
山下容莉枝実の元、妻
村杉蝉之介宮村
勝のガールフレンド、梓
木村多江老人ホームの看護婦
平岩友美実の現、妻
中村育二実の上司
杉本安生田辺老人
【解説】
 「幻の光」「ワンダフルライフ」の是枝裕和監督が、オウム事件をモチーフに、加害者側家族の視点から問題と向き合った社会派ヒューマン・ドラマ。
 とある夏の日。山あいの小さな駅で1年ぶりに再会した4人の男女。そこから車に同乗し山奥にある湖に向かう4人。彼らは、3年前にカルト教団“真理の箱舟”の信者たちが起こした大量無差別殺人事件の加害者家族たち。教団の手で殺された実行犯たちの遺灰がこの湖に眠っていた。湖で束の間の時を過ごし、帰ろうとすると、彼らの車が消えていた。彼らはそこで同じようにバイクがなくなり途方に暮れている元信者の青年と出くわす。歩いて帰れる距離でもなく、仕方なく彼らは青年の案内で実行犯たちが使っていたロッジで一夜を過ごすことにする。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1083 8.30
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:Bava44投稿日:2014-10-31 23:01:43
「(迷いのない根本的確信:中心的理念の有無について。) 「中心」というものは、人間が自己と世界に関する観念の秩序だった体系を自分のために作り出すべき場所であり、その観念の体系によってさまざまな努力の方向性が規制されるのである。「中心」の問題にまったく注意を向けないとしても、中心が空白のまま残されることはない。暗黒時代にともかく精神が受け入れたあの大思想が中心に入り込んでくるだろう。(中略)それは人生の意味と目的の完全な否定であり、その信者のたどりつく先は絶望一色である。」(「スモール・イズ・ビューティフル」p122 E・F・シューマッハー)


題材となった事件そのものは描かずに、別の角度から、その遠因となった根源的な問題点を浮かび上がらせようとしている意欲的な作品。結果として、現代日本人の内面的な空虚さと、話が噛み合わない対話性の無さが、リアリティをもって描かれていたように思う。

ただし作るなら、もっと聞き取りやすい日本語で台詞を話してくれないと、ボソボソと何を言っているのかさっぱり分からなかった。こういうのは内容以前の欠陥になるのではないだろうか。
映画としては、シネマ・ヴェリテ風で、映像で語るタイプの作品なのだろうが、シチュエーションが特殊なわりに説明不足であり、同時に無駄なショットが多い。また、唐突なフラッシュバックは繋がっておらず、強い違和感がある。特に警察の取り調べ場面などは陳腐である。作風はともかく、もうちょっと「語り」の仕方を考えるべきだったと思う。


ちなみに、本作で描かれているような(知的な人間関係を持つことができない)凡人たちについては、オルテガの名著「大衆の反逆」で詳しく解かれている。いい虫除けになるので、意識の高い方は読むことをお薦めする。
投稿者:pax投稿日:2010-03-29 16:42:43
【ネタバレ注意】

興味深いテーマにもかかわらず、その「怖さ」があまりにも不足している分、是枝演出に役者たちがどれだけ馴染んでいるか比べてしまい映画に入り込めなかった。中途半端に浮いていたのは浅野だとおもうが、その分ストーリー上でも浅野役の内面がもっと出ていればと感じた。緊迫した夜が明けてラストまでのシーンで、立ち食いうどん食ったり電車でマジ寝したりのチカラの抜けたシーンが続くので、あまりに普通なラストに疑問がわいた。雨が降ってきてもカメラを回し続けた変な緊張感がみなぎる湖の畔のシーンで、浅野が突然叫んだときにりょうが思いっきり「ビクッ」としてたのが笑えた。いい役者そろえてるのに…

投稿者:水際作戦投稿日:2006-06-16 16:41:44
オープニングからえんえんと状況が説明されないまま、現在と過去の映像が交互に現れて、淡々とすすむ。かなり不親切でわかりにくい映画です。レンタルで見たので、ジャケットである程度中身がわかってからいいけど、予備知識がない人が見たらイライラ最初の15分でくじけそう。これは見る側の読解力の問題ではなく、提供側の表現力の問題だと思う。全体にダラダラと進む映画ですが、その中で(浮いているといえば浮いてるような気もしますが)寺島進ってうまいなあって感じました。この映画でエンケンさん何かの賞をもらったけど寺島進の演技の方が印象に残りました。そういえば、夏川さんとベランダでやりあうシーンでエンケンさん、夏川さんの頭を手のひらで(暴力的ではなく)上から押さえて、説得しようとして思い切り嫌がられていました。背の高い男がやりがちで、女の人のとても嫌がる行為。二人とも自然にやってたとしたらすばらしくリアルな演技です。
投稿者:shiba投稿日:2005-05-14 00:58:28
【ネタバレ注意】

自分の大好きな映画「ワンダフルライフ」の是枝裕和監督の第3作目。
絆の再生を描きたかったのだろうか。相変わらず画は綺麗だし、役者の演技もナチュラルで引き込まれるし、時系列の過去と現在が錯綜する構成も違和感なく上手いなぁと思った。
人間の間に生まれる距離。時として、それまで信頼していた相手が、自分の理解できない、分かり合えない存在と化してしまう。その恐ろしさ。結局のところ、他人同士の信頼関係って一体何なんだろう。お互いの間にできた溝=ディスタンス。それをうめるためには、一体どうしたらいいのだろう。寺島進と夏木結衣の激高する、理解し会えないパートナーに激しく怒りをぶつけるシーンが印象に残った。
最後、ARATAは自分の家族を再生させようとしたのか。失われた時間と記憶。それを取り戻すためには…。

投稿者:くんばか投稿日:2004-01-20 12:03:22
手ぶれのカメラで森に迷う前半シーンはブレアウィッチテイスト。
一人一人が小屋で元信者と対面するのは中々よかった。
新興宗教テロ実行犯グループの家族と元信者。ぶつかりそうでぶつからない関係。
死んでから考える故人のこと。

ARATAの最後のオチはいらないし
遠藤憲一はどう考えても自分の宗教を理解してるように思えない。
投稿者:yanco投稿日:2003-01-24 17:29:30
台詞とも即興とも区別のつかないディスカッッションが、深入りしない程度に交わされる。回顧も同様。厳粛で真摯だが、きりきり負荷がかかるところまでは行かない。被写体のサイズ同様、作者があえて選択した「距離感」なのだろう。訴求力も同レベルにとどまるが、その限りで完成度の作品である。この先、手法とテーマをどんな次元に設定していくのか非常に興味深い。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドール是枝裕和 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】DISTANCE/ディスタンス2002/06/25\3,800amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【VIDEO】DISTANCE/ディスタンスレンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION