allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

リリイ・シュシュのすべて(2001)

メディア映画
上映時間146分
製作国日本
公開情報劇場公開(ロックウェルアイズ)
初公開年月2001/10/06
ジャンルドラマ/青春
リリイ・シュシュのすべて [Blu-ray]
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 6,206
USED価格:¥ 2,366
amazon.co.jpへ

【解説】
 ウェブサイト上でBBSの形式を利用して、一般参加者との対話の中から物語を展開させた岩井俊二のインターネット小説から生まれた衝撃の問題作。「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」「スワロウテイル」の岩井俊二監督が、14歳の少年少女たちの心の闇、焦燥、痛みを鮮烈に描き出す。
 中学生になった蓮見雄一は同じクラスの優等生・星野修介と仲良くなる。夏休み、2人はほかの仲間たちと西表島へ旅行に行く。そこで星野は2度命の危険にさらされる。そして逆に、島で知り合ったばかりのバックパッカーのあっけない死を目の当たりにする。旅行から戻った星野は変質し、番長を倒し自らその座に収まり、蓮見はいじめの対象になっていく……。学校での星野の凶悪さは常軌を逸し、その仕打ちに傷つく蓮見は、唯一の慰めとなっていたカリスマ的女性アーティスト“リリイ・シュシュ”のファンサイトを立ち上げ、そこで痛々しい心情を吐露していくのだったが……。岩井監督自身「遺作にするなら、これを遺作にしたい」と語る渾身の一作。
 映画で描かれる14歳はあまりにも激しい日常を生きている。それをそのまま現在の中学生に当て嵌めることはできないが、エッセンスとしては十分に伝わってくる。一方で、他校の生徒との些細なイザコザや剣道部の描写など青臭いエピソードが随所に描かれ、そうしたひとつひとつが、14歳の頃の自分の感情や気持ちといったものを強烈に喚起してくるのである。この映画に答えは用意されていない。そればかりか、観終わったあとになにか澱のようなものを心に抱え込まされてしまう。その意味でもずいぶんと罪つくりな映画である。それでもなお、すっかり忘れていた14歳のころの自分をリアルに呼び起こしてくれただけでもこの映画の価値は計り知れないといえよう。また、困難な役を誠実にこなした主演の2人、市原隼人と忍成修吾についても、その端正な容貌も含め今後の活躍が期待される俳優として付記しておきたい。
<allcinema>
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]A花とアリス (2004)
[002]Aスワロウテイル (1996)
[003]A打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? (1993)
[004]ALove Letter (1995)
[005]Aトーク・トゥ・ハー (2002)
[006]Aフラガール (2006)
[007]Aジョゼと虎と魚たち (2003)
[008]Bボウリング・フォー・コロンバイン (2002)
[009]B松ヶ根乱射事件 (2006)
[010]B羊たちの沈黙 (1991)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
49320 6.53
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:hayate9投稿日:2017-08-16 16:59:09
【ネタバレ注意】

BBSの文章がイタすぎてムズムズする・・・。
伊藤歩は10代の頃に裸にされたり、今作では坊主頭にされたり、岩井俊二の趣味かな・・やりたい放題ですね。
あの頃の年代や田舎の閉塞感もわからないでもないけど、不幸のてんこ盛りで私にはまだ野島伸司の方がまし。
蒼井優は可愛かったです。

投稿者:HABBY投稿日:2017-05-17 22:12:50
【ネタバレ注意】

将棋の世界で藤井聡太くんという14歳の天才少年が大きな活躍を見せている(プロデビューからの連勝は17で、今も継続中)状況下で本作を鑑賞。

自分の14歳はというと帰宅部に入りつつドラクエにはまり、級友がTMネットワークや吉川晃司、渡辺美里、森高千里、中山美穂・忍、荻野目洋子などどちらかといえばわかりやすい部類の邦楽にはまる中、少数で徒党を組んでティファニー、デビー・ギブソン、マドンナ、サマンサ・フォックスらの洋楽に心酔、「みんな理解出来ないだろお、俺様すげえ」と根拠不明の優越感に浸ってなんとか自我崩壊を回避していた頃。そういう意味では、リリィシュシュに熱中するこの主人公の心境は一定程度理解できる。当時パソコンの遊び方(パソコン通信で気の合う仲間と交流する方法)はまだ知らなかったが、知っていればきっと病的にはまっていたような気もするし。

公立中は頭のいいやつ悪いやつ、スポーツの得意なやつ不得手なやつ、異性との付き合いが得意なやつ苦手なやつ、いじめ体質なやついじめられ体質なやつetc、いろんなタイプの人間が混在していて、さながら人種の坩堝、大人社会の縮図であるとは、男子校の進学校(自分と似たようなタイプの人間ばっかりで構成された純粋培養みたいな歪な環境)に身を置いてから初めて理解出来た。もう一度あの頃に戻りたいような戻りたくないような、いずれにしても貴重なひと時でありました。

ピュアでナイーブなあのころを思い出させてくれた本作に感謝。岩井俊二作品はこれで3作目(『リップヴァンウィンクルの花嫁』、『スワロウテイル』、本作)だが、『リップヴァンウィンクル〜』に次いで印象に残った。

投稿者:クリモフ投稿日:2012-08-09 02:01:09
岩井俊二は肌に合わない、が確信となった映画。これを絶賛する人がいるのはわかるし、どういうところが受けているかもわかります。でもこれ、映画史に残るような傑作じゃないすよ。
自分にはどうしても、この作られた中学生感に嫌悪感があります。確かに自分も、不良は怖かったし、悪いこともしたし、どうしようもない自己嫌悪やら、居心地の悪さ、という思い出はあります。ただそんなことがバカバカしくなるほど楽しかったのも事実で、楽しいのは表面上で、中身はみんな荒んでいる、というの描きかたが気に入らない。
本来、同居しているはずのものを勝手に裏表と考えるのは壮大な勘違いです。極端な例としてレイプやらいじめやらを出していますが、青い悩みを描くのに必要な描写だとは思えません。
キーボードだたたかれる演出や音楽もあざといし、なにより映画が長すぎる。沖縄旅行なんてカットしても良いくらい。岩井俊二が思っているより、人は強くてたくましいはず。
結果、かなリ嫌いな映画ということになりましたが、この監督、女優は綺麗に撮るんだよなぁ。
投稿者:陸将投稿日:2011-10-13 21:42:22
【ネタバレ注意】

本作はある中学生たちの日常を描いた作品である。
夢や希望を胸に臨んだ入学式、部活動での新たな友人との出会い、そして気の合う仲間たちとの旅行。
瑞々しい彼らの姿を捉える画面は、一見すると青春映画の体裁を成している。

だが、物語が進むにつれ、徐々に純真に見えた子供たちの世界の化けの皮が剥がされていく。
彼らには心休まる場所など存在しない。
家庭にも、学校にも、そして友人関係の中にさえも、幸福はおろか安住などという理想は用意されていない。
明日にはいじめる側がいじめられる側になっているかもしれないという不安定な世界。
それでもまだ幼い子供たちは、人間関係の限られた閉鎖的かつ弱肉強食の世界でかろうじて居場所を確保しようとする。

それを手助けしてくれる大人はいない。
親や先生は子供たちのことなど考えずに、平和で理想という虚構の世界を必死で作り上げようとする。
ただし、大人も決して無責任なのではない。
子供たちの本心が理解できないからこそ、どうすればよいのかが分からない。
子供たちだって、自分の本心さえよく分からない。
だからこそ、決して目を逸らすことが許されない陰湿で過酷な世界に終止符を打つ方法が分からないのである。

主人公も一体誰を信じていいのか分からない。
信じるほど価値のある人間が存在しているのかも分からない。
彼が唯一信じられるもの、そして癒しを与えてくれるものは「リリイ・シュシュ」のみである。
ヘッドホンを通して彼とリリイの音楽が一体となった世界だけが安住できる場所である。
その閉鎖的世界に閉じこもることでしか、現実世界で負った傷を癒すことはできない。
だが、そんな神聖で汚れのない世界までもが、終盤のコンサート場面で他人の手によって侵され、そして自らの手によって汚すことになる。

この世にはユートピアはおろか、心を許せるような場所も人間も存在しない。
どう足掻いても抜け出すことのできない閉塞感に胸が苦しくなる。
答えが提示されない、恐るべき傑作である本作そのものが、息苦しい世の中を象徴しているように感じてしまう。

投稿者:dadada投稿日:2011-06-10 01:07:01
いいオッサンになってから観ているので、ガキの屁理屈!と上から目線でバッサリいきたいところ。正直、嫌いな映画。
但し、自分にも不安定な思春期があった訳で、そのころの嫌な面を見せつけられているような心情的リアリティはある。よく出来ているから嫌いな映画ってとこかな。
投稿者:nabeさん投稿日:2011-05-29 15:37:28
言わずと知れた岩井俊二監督の傑作である。
リリイ・シュシュへのBBSの書き込みは一見難解であるが、画面に展開する中学生たちの日常はリアリティがあり、強い説得力を持っている。このギャップが、思春期の揺れ動く中学生の心を、迫力を持って観る者の心象に訴えてくるのだ。
その心象風景は、時には都会の喧騒の中でグロテスクであり、時には美しい田園風景や広い大きな青空の下で研ぎ澄まされる。
この作品でデビューした、蒼井優と市原隼人が瑞々しい。忍成修吾と伊藤歩も存在感があり印象的だ。
投稿者:ghost-fox投稿日:2011-04-10 22:08:26
ウジウジ^14
投稿者:こじか投稿日:2010-04-14 02:19:06
端的に言って、よく出来た映画だと思う。

しかし、もう味わいたくない。
こんな辛さは一度でいい。

観終えた後に辿って辿ってループしていくと、
作品で描かれるものもこんなテーマだ。

今回はさすがに反則じゃないかと思いもしたが、
岩井俊二はとんでもない天才だと再認識させられた。
この監督は時を経て、また今以上に再評価される
ことがあるんじゃないかなぁ。
投稿者:QUNIO投稿日:2009-11-29 15:56:15
幻想的で美しい田舎の風景をバックに暴力、差別、自殺など重いシーンの連続で、色々な意味で気分悪くなるが、とても良く出来た新しいタイプの青春映画だと思う。

岩井俊二はこれ一本しか見てないが、どうしてこんな非現実的な映像を実写で作れるのか、不思議な監督だね。
投稿者:花男投稿日:2008-11-07 17:09:22
演出が、性に合わないというか趣味に合わないというか、途中、嫌悪感まで感じてしまう始末。例をあげると、犯罪・いじめシーンは、誰もが心地よく感じる音楽やちょっとアートな映像処理をしたり、主人公達が直接手を下すシーンを最小限にしたり、あるいは親の会社が倒産したから、カツアゲしている少年から盗んだ金だからなど理由にもならないとってつけた理由をつけることで、主人公たちに対する観客の共感を失わせないようにしていたりしています。

確かに共感勝負の映画で、そこを描くのが本筋じゃないということはわかるんですが、映画の中で主人公の万引きに「まあCD1枚ですから」と言ってのける教師に感じたものと同じ違和感を、製作者側にも感じてしまいました。
チャット風テロップを使ったわかりやすい心理描写もなんかズルい・・・。

とはいいながらも、さすがにそこまでして描いているモノはひしひしと伝わってくるし、映画として傑作の部類に入ると思います。
親や教師には依存したくないが、一方で社会には、今まで家庭が与えてくれたものと同じものを期待しているために、どうしても疎外感を感じてしまい、結局中学校といういい感じのぬるま湯の閉じられた場の中で他人を傷つけるだけの、いつ死んでもおかしくない14才達。
これがリアルかどうかは別として、誰もがこの年代で感じたであろうモノをうまく表現していると思います。

でもやっぱり、このあざとさはいただけません・・・。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-11-30 19:23:22
岩井俊二は生理的に受け付けないんだけど、ずっと気になってたので今日初めて観た(6年は遅すぎか)。思ってたよりいじめのシーンは惨く無く、観終わると駄作では勿論なく、凡作でも括れない不思議な後味だった。中学生(ニセ者も居るかもしれないが)とネットでコミュニティーを取って脚本を書き上げただけあって、基本はファンタジーなんだけど、中学生らしい不安定な心理を映像化出来てると思った。沖縄の描写が長く感じたり、田園や凧などの小道具があざとく感じたりはしたけどね。
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2007-11-24 15:32:36
結局何も解決しないで終わるラストがこの映画の要なんだろうな。
確かに岩井俊二の力作であると思う。
投稿者:ヤマゲロ投稿日:2007-05-18 15:20:32
自身が遺作にするならコレと語る2001年の岩井俊二作品。気になっていたのだがやっと見る。

流石、映像も音楽も役者も構成もとっても『美しく』『素敵』。
なのに、、うむむむむ、、、
オイラは古い人間なのかおバカなのか映画に“教訓”みたいなのを探してしまう。それがわからない。。
少年犯罪の再発防止?違うな、庵野さんのエヴァンゲリオンと同じ匂いがした。 (岩井監督が役者として出た共作?「式日」の方が好きかな???)

岩井サンにとっては「打上げ花火…」の延長で 揺れ動く不安定な青春群像劇ということなのかな?

みんなのレビューを見るとよく書かれているが「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と同種映画で幸せばかりを書き続けるお気楽映画ではないということだが。
おバカなオイラには救いのない?映画は合わない。
投稿者:だんだんだん投稿日:2006-10-27 09:20:33
↑(消費者金融CM調に読んで)。どう見ても伊藤は中学生には見えない。もっと若い子役が演じてたらレイプシーンも楽しめたのだがなあ。観ている側は潜在的意識の中で伊藤が14歳位の年齢ではなく処女でもない事を認識している。だからレイプの悲惨さが半減してしまうのだ。優等生タイプの生娘が同級生達にマワされるという最高のシチュエーションを生かしきれていない。キャスティングの詰めが甘い。蒼井優の演技は及第点といったところか。男優陣が意外と好演していて驚いた。
投稿者:サクラインク投稿日:2006-06-10 21:39:04
見る人間を選ぶ映画だが、自分の邦画ベストワンである。

きっと本作を理解できない人もいると思う、それでいい。
投稿者:non投稿日:2006-01-04 23:00:11
繊細さが少女マンガのように女々しかった。
こういうやりくちは憎々しかった。
監督の感性が合う作品を選んでみることが重要だと思った
投稿者:Air投稿日:2005-10-24 01:57:07
風を撮るように、一枚一枚丁寧に描いてる絵
静かであり、時に激しくなる音楽

インターネットの会話を中心とした物語構成となっている事が、
間違いなく21世紀型、青春映画のように思えた

曖昧にしてたり、解りにくい部分も、この作品の流れる映像を観ていると
氷が溶けるように、体の中に染み込んでいく

ストーリーを楽しむ、というよりもこの世界に浸かる、そんな映画です
投稿者:シャーベッツ投稿日:2005-09-02 11:46:46
岩井俊二さんの作品の中でも一番好きです。高校のとき見て、かなり衝撃を受けた。いじめのシーンやレイプシーンは見ていて、ただただ怖かったです。

弱みを握られ、援助交際をさせられている津田詩織が、レストランで主人公に向かって「じゃあ、あんたが守ってよ…」と言うシーンでそれが彼女の本心のような気がして切なかった。彼女は、実は主人公が好きだったのだろうか?

また、稲森いずみが出るシーンはおもしろかった。主人公が青木のうちに遊びに行って、お風呂を使わせてもらうシーンで、青木のお母さん役の稲森いずみのシャン
プーが、気になっているところは少し笑った。

一番好だったのは、田んぼ?みたいなところで主人公が、何かから逃れるように必死にヘッドホンで音楽を聴いているシーンがとてもきれいで、真似したくなりました。リリィの歌声が、心に響いた。

高校生の頃見たのと、現在見たのとではやっぱり感じ方が違いました。
是非、10代のうちに一度、見ておいて欲しい作品です。

投稿者:アリエアー投稿日:2005-08-31 01:55:01
【ネタバレ注意】

中学生にカリスマ的人気をほこるミュージシャン、リリイ・シュシュ。
果たして現在、日本に男女問わず多くの若者にあがめられるミュージシャンがいるだろうかと考えてみると、いない。そういう者の存在って貴重だし、そういう人が映画なり音楽なりの世界を面白くする。リリイはほとんどメディアに姿を現さないことで一層曲の純度を高め、神秘的で崇高な存在価値を保っている。エーテルだとかの専門用語が行き交い、きもいコアファンがついたりする。ついにはリリイへの謁見を阻止されたという理由で殺人を犯す者も出てくる。
これは完全に宗教的なものだと思った。15才くらいの心の不安定な頃って、死を恐れることはまだなくとも、なにか自分が強く信じられる存在が欲しくてしかたないんじゃないだろうか。学校や家族が信じられれば随分のほほんと暮らしていくことができるが、そうじゃないと簡単にいじめや自殺、犯罪に走っちゃったりする。ここでは、それらの闇の衝動に対しリリイの音楽はなんら制御装置として働かなかった。それが恐ろしい。これじゃあカルト宗教みたいじゃないの。コロンバイン高校で銃乱射した少年らはマリリンマンソンの音楽に心酔していたという。現代において音楽は、闇の衝動を暴走させる麻薬のような役割でしかないのだろうか。私は平和主義だから、リリイ信者には「リリイに誓って人を傷つけません」くらいの気概が欲しい。気持ち悪いほど微笑みにあふれた教室、ってのも神秘的でいい。

なんだか現実離れしたひどい話だけど、ラストのPVみたいな映像はうっとり見れた。

投稿者:iso投稿日:2005-08-12 04:43:13
賛否両論ありますが、個人的には、キネマ旬報刊のムック「岩井俊二」にある、高原英理氏の「少女論」に賛同します。
キーワードは「少女」「憧憬」。

あの時。あの場所。僕らは、ただどうしようもなく、空を眺めていた。

少年時代を生きている者と、少年時代を生きた者。
異なる意見は、やがて「憧憬」の一言へと帰結する。

「岩井俊二」(キネマ旬報刊)の高原英理は一読の価値あり。要チェック
投稿者:ぶくろう投稿日:2005-04-06 18:51:40
岩井映画で久々にグッときた作品。暗い映画好きなんで…。
投稿者:DATペプシ投稿日:2005-03-16 02:20:54
少年事件の続発に影響されてつくられた、鬱屈したロー〜ミドルティーンものは、どれもこれも作品自体がつまずいたものばかりで、どうしようもない。
音楽が中心にすえられてるにもかかわらず、その音楽が熱狂を呼ぶようなものではなかったり、中学生らしくない出演者たちというのは、実はどうでもいいことなんだろう。
問題なのは、この年代の気色悪さを描くために、エクストリームな事象を持ち出して語りうるという思い込みの強さだとおもう。
投稿者:一ノ瀬カイ投稿日:2005-03-11 09:17:57
○毛が生えてきた!
今じゃ笑い話にしかならないような事も当時は大問題でした(笑)
この映画も同じだと思っています(一緒にすんなって?)
盗み いじめ 自殺 殺人・・・中学生の頃は学校の中が全てで、大人がなにかいってても耳に入ってくるものなんか無いもんです。

好きな歌手の歌を篭って聴いていたり・・・
初めてできた友達も最後の方は話もしなくなったり・・・
いじめられてた奴もクラスが変わって一躍人気者になったり・・・

主人公の3人もなにかしたかったわけじゃない。ただそこに『いた』だけ。それでもリリィの歌は聞こえてくるし、たまったものを吐き出さずにはいられなかったんですね。

いじめられてた事はあるものの僕には映画のような惨い経験はないです。でも、僕の周りには考えられない様なヒドイ話をたくさんあって。映画にはならないなぁなんて思いながら聞いてました。

むちゃくちゃになってきましたが、とにかく見てください!
セリフ一つ一つが繊細でとっても綺麗な映画ですよ。

(考えるんじゃない!感じるんだ!)
投稿者:撥音便投稿日:2004-10-24 08:17:08
やっぱり岩井俊二監督の映画は好きです。独特な雰囲気の映像も、綺麗だから観てて飽きさせないし、音楽がいい。でもこの映画は岩井俊二の他の作品と少し違って、少年達全員の痛みが伝わってきて辛くなりました。私は結構人に意見ずばずば言うような性格なので、今まで言えない人間に疑問を感じていましたが、この主人公を見てどうしようもなく弱い人間もいること、行動に移したくても何も実行できないということ、考えさせられました。周りの環境一つで良い方向に変わる者、変われない者、豹変する者、人というものはつくづく人に動かされて生きている。。
また、俳優陣も演技がとても上手く良かったと思います。個人的には蒼井優ちゃんがすごく良かったと思いました。
投稿者:ワンダフルピヨひこ投稿日:2004-08-20 01:10:30
すごく好きな映画です。観終えた後に残る「モヤモヤ」がなんとも。
もう1回観よう、と思っていたらいつの間にか返却されてました。
DVD欲しいと珍しく思った作品です。
投稿者:阿里不哥投稿日:2004-07-17 04:31:01
自分も岩井俊二はあまり好きではないしこの映画も好きなタイプの映画とは言えないのだが、非常に力のある作品だった。
どうも映画の作り方が気持ち悪くて、中学生の青臭い雰囲気を利用してるような気がしていやなんだけども、だけども、その青臭さはなんとなく自分の記憶に結び付けられそうな青臭さで、中学生に戻ったような気持ちで観てしまった。そうなってくるともうこの内容には打ちのめされました。
役者の演技が良かったというのはその大きな要因になってると思う。
良い映画だった。
投稿者:さち投稿日:2004-06-17 04:03:38
いい映画
投稿者:最悪投稿日:2004-03-09 01:38:32
いやーすごかった〜。なんかやっぱり映像が抜群に綺麗だったです。
あとずっと画面がゆらゆら動いていたから気分が悪くなっちった。がはは。
ドキュメンタリーっぽく撮りたかったのかな?だからなんか自分も映画の中の一人みたいに錯覚して、ブルブル震えながらみてました。だってこえ〜もん。ぐはぐは。
なんかこの映画の主張はこれです!と簡単にいえない、見た人それぞれで感じるものが大きく違ってくる、そんな不思議な映画でしたね。その意味ではキューちゃんの「2001年宇宙の旅」の日本版かも?なんちって。
ストーリーはこの国特有の少年たちの人間関係・大人顔まけの悪いことしながら音楽を宗教的にはまるあやうさ等でおもしろかったです!でも映像がめちゃきれいで、ストーリーが映像に追いつけてないっていうか、負けてるって気もしました。なんか2時間半のプロモーションビデオをみたような・・・
その意味では、「マトリックスリローデッド」の日本版かも?がは〜。
ただ、監督さんはこれを「最高傑作」じゃなくて「遺作にするなら、これ」
って言ってるんですよね。そこがミソなのかも・・・
中学生はこわい!
投稿者:アヅ投稿日:2004-02-26 21:13:20
怖かった。ただただ、本当に怖かった。
どんどん話が残酷になっていく後半、ずっと泣きそうだった。
何を描きたかったんだろう? 岩井俊二は。
私はこの映画から、「絶望」しか受け取れなかった。

映像は文句なしに綺麗で、音楽も綺麗で、脚本も綺麗。
とにかく綺麗に「絶望」を描いてる。
作中の少年たちのなかに、自分と同じ痛みや苦しさを見出せる人にとっては
きっと心に染みる作品なんだろうと思う。共感を呼ぶんだろうと思う。
でも、その痛みの外側にいる人間は、絶望感を抱くだけ。
完全に見る人を選ぶ映画だと思った。
投稿者:ヘナチョコ投稿日:2004-02-07 12:55:54
苦痛の2時間半だった。この作品を理解するには原作とか製作の背景とかの予備知識がいるようだね。
とにかくこのての映画は1時間30分でまとめるよう努力して欲しい。性格的にいくら合わない作品でも最後まで観ないと気の済まない性分何で。
投稿者:くんばか投稿日:2004-01-20 12:22:00
岩井俊二のほかの作品はまったく見る気ないですし、評価しませんが、
これは良かった。中学のころの停滞感・鬱屈感ってこんなだったな、という
感慨に耽って見ました。桜井亜美が「観客の記憶の中の『14歳のリアル』」
というように評してたが、確かに、自分の14歳なんて思い出の14歳でしか
ないんで、リアルかどうかはどうでもいいです。こうだったと今感じるだけ。

停滞感と暴力衝動のバランスが良かった。
鬱々としたストーリーから突き抜けたラストは流石だと思う。
ただ小林武が音楽をやっていなければもっと良かった。
どうせならリリィ・シュシュという映画の中の歌姫でなく
実在のミュージシャンでも良かった。
投稿者:かっこう投稿日:2004-01-12 16:08:20
【ネタバレ注意】

久野さんが坊主になるあたりまでは退屈に見てたんですが、そのあたりから段々と気分が盛り上がってきて、ドキドキしながら見られるようになってきました。
それにしても凄いと感じたのはリリイの存在感。スワロウテイルのイェンタウンの存在感もそうだったんだけど、架空の人物とは思えません。
星野くんは、さすがに豹変しすぎで不自然さを感じますが。

投稿者:wayu投稿日:2003-06-10 07:57:18
話の展開は、野島伸司ぽい。けど、
随所で香る青い春の匂いは、岩井俊二ならではだと思う。

ドビュッシーのアラベスクが何度も流れて、
無性にピアノが弾きたくなった。
投稿者:sokohoreoneone投稿日:2003-05-20 01:19:43
なんか、長いだけでよく解らん映画だなぁ。援助交際とか、いじめとか、今時の少年、少女たちの話題が盛り込んであったけど、なんといったらいいのか、映画のなかでの主張というか、そういうものが理解できなかったなぁ。同じ監督の豊川悦史中山美穂主演のLOVE LETTERは、胸があつくなったというか、感動的だったけど、この映画は、その作品と比較すると、まったくの駄作だったと思えるなあ、ただ長いだけな感じがするなぁ。
投稿者:うっち投稿日:2003-05-04 01:02:02
だと思います。つまり、内容じゃなくて、映画を作る姿勢が。2時間半の長時間を、ダレさせずに魅せる。謎ではなく、サスペンスでもなく、物語で引っ張る。最後まで観ると、麦畑が大きな意味を持ってくる。その意味の持たせ方も、厭味な感じはない。
『スワロウテイル』よりよっぽど面白い。
投稿者:AppleSwan投稿日:2003-04-25 09:52:33
これは未来に残したくない映画だと思った。
こんな救われない、身勝手な映画は観たこと無い!
子供の世界が今危ぶまれているのは分かるけど、こんな見捨てたような見方は許せない。
何でも「芸術」気取ればいいってもんじゃないと思う。馬鹿にしている。
岩井俊二には、もう期待していないけど。
投稿者:トレマー図投稿日:2003-03-22 15:39:52
リリィ・シュシュじゃなくて、もっといい歌手に魅了されなよ。暗い少年話はもうたくさん。
投稿者:ゆこぽん投稿日:2003-02-28 17:55:45
ただ単に残酷にしているだけでストーリー性がないように感じたよぉ。何か子供たちの描写を見てて、この監督は結局マスコミの情報に流されて偏見を持って今時のコたちを見ているのをすんげー感じた。
結局は「大人」が描いた「子供」で、全然リアルじゃない。イジメだとか暴力だとか援交だとかのネタがありきたりすぎ。俗っぽい。
投稿者:ジュンスカイ投稿日:2003-02-09 02:30:32
観終わってから1時間。まだ心が深く抉られたままだ。今夜は彼らのことを考え続けるであろう。それほど私にはインパクトがあった。岩井の創る映像の奥深さと美しさに打ちのめされた。これを書き込むまでいくつかのファンサイトを覗いたが、私も、リリイホリックになったようだ。まだ観たことのない人は是非観て欲しい。しかし何と大人の情けなさよ・・・。9点
投稿者:GRIFFIN投稿日:2002-12-23 01:12:34
 まぁ人間も動物だから上下関係もあるし、本能として弱い者はいる。だけどこの監督って、心象風景や感情の符号化映像がいっつも多い。今回も考えて見続けないと大変。ただ、「ハル」以来でそれ以上に、ネットの匿名性を活かしきってるのはさすが。共感/感情移入させず、無垢の穢れ/穢れ者の純粋恋心をあえて同時進行で対比させる冗長さなど好きな作風じゃない。でも、今の日本でこんな繊細さを表現できる監督サンもいない。何かと内容について言いたくなってしまうものを創ってる力量は認めざるを得ない。
 でも、何思ってるかわかんない14歳に育てたのって、やっぱり親や環境なんだよなぁと年寄りの自省が先立ってしまった。
投稿者:PEKO投稿日:2002-12-17 02:58:05
私は岩井俊二の作品はあまり好きではないのですが、中ではこれが一番よかったです。
でもやっぱり岩井俊二作品は好きじゃないな。話がつまらないし、どーだ綺麗だろ的な映像といい、映画じゃなくてテレビの人って感じがするし。
2002.12.16観賞 5点
投稿者:AN投稿日:2002-12-06 15:54:30
【ネタバレ注意】


痛々しく、少年の鬱蒼とした日々を表した映画でした。
しかし、美しい音楽の映画でした。
主人公がこれほどまでに弱い感じを持ちましたが、あれは爛─璽謄"癒されることを印象付けるためだったのでしょうか。
悪い映画ではなかった、けどいい映画なのかは判断しづらいものです。
ただ映画としては、長すぎるのではないでしょうか。
問題点は、序盤部分でのいきなりのアレは止めて欲しい。
気分を害して、再生を一時中断しました。家族や友達とは絶対に見たくない映画です。
一般放送も多分されないんだろうなと思います。

これから見る人は、痛い、辛い、苦しい映画なので覚悟してみてください。

投稿者:TANGO NOIR投稿日:2002-11-06 02:24:38
痛い、痛い、痛すぎる…。
あの時ああしておけば良かったのに、という後悔を思い出す。
14歳であんな体験したら…と思うと怖い。
どうして主人公、あんなに弱いんだあ!!
でも嫌いじゃない、この映画。
投稿者:ゆーき投稿日:2002-10-22 09:21:14
【ネタバレ注意】

なんだか変わった作り方の映画だった。BBS形式を利用しているが、全く前もっての説明が無いので想像を膨らましていかないと、物語についていけなくなる。14歳。その日常にしてはちょっと凝集されすぎてるから、物凄く過激で、極端な印象を受けた。ちょっと脆すぎる主人公と、あまりにも豹変する友達。その友達を止める事が出来ない周りの環境。そして傷付く女子。映像的、音楽的にはモロに岩井ワールドだけど、内容の救いようの無さにはちょっと野島ワールドを垣間見た。映像は素晴らしく綺麗。音楽も独特の雰囲気を出していて素晴らしい。だけど個人的には邦画の学生もののレイプシーンが痛々しくて、相当嫌いなので★★★☆。

投稿者:ママ投稿日:2002-07-24 11:49:49
涙がでました。あまりに悲しくて。ダンサーインザダークを観た時と同じような気分。支配されている、たとえば雄一、津田の笑顔が痛々しくでもそれが14歳でしょう?これがリアルではないと思いますが、またあっては欲しくないし、これを観る14歳は何を思うのだろう?
岩井俊二はやはりいい監督ですね。でも小林たけしの音楽はあんまり好きじゃないなぁ。。
投稿者:凸坊投稿日:2002-03-31 17:54:58
いまどきの中学生の行動や考えには理解を超えた所が多いが、この映画はまさにその実態に迫っていると言えるのだろう。体育館での絨毯ぐるぐる巻き殺人事件に見るようないじめは信じられなかったが、やはり本当にあるのだろうか。戦時下にあったとはいえ、振りかえると我々は牧歌的な学校生活を送ったと思う。私も雄一と同じような子供だったが、からかわれたことはあってもいじめられたことはなかった。人としての存在を否定されるようないじめを受ける子供達はどうやって成長するのだろう。すんなり入り込める作りの映画ではないが、こんな衝撃的な作品が名古屋ではたった一館で封切られただけで、再映がまた木下ホールでひっそりと上映されているだけで、しかも私の見たときは私だけだったのであるが、一体興行への、或いは学生たち自身や親たちへのアプローチはどうなっているのだろう。岩井監督の遺作だと言うのに、その張り切りかたが伝わってこないのはどうしてなのか?
投稿者:いじゆ。投稿日:2002-03-23 02:53:12
3ヶ月前に観たにも関わらず、素朴な田園風景とストーリーの非情さ、重低音のリリイのサウンドが今でも脳裏に焼き付いている。僕が14歳の頃は、ここまで大人ではなかったので複雑な心情に悩まされることもなかったが、今の少年はこんな感じなのだろうか??
登場人物の全員に感情移入できるほどのやるせなさと、自分の無力さが残っている。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ ベスト10第4位
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【Blu-ray】リリイ・シュシュのすべて2012/09/05\3,800amazon.co.jpへ
 【DVD】リリイ・シュシュのすべて <通常版>2002/06/28\4,700amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【Blu-ray】リリイ・シュシュのすべてレンタル有り
 【DVD】リリイ・シュシュのすべてレンタル有り
 【VIDEO】リリイ・シュシュのすべてレンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION