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光の雨(2001)

光の雨 連合赤軍事件(ビデオ題)

メディア映画
上映時間130分
製作国日本
公開情報劇場公開(シネカノン)
初公開年月2001/12/08
ジャンルドラマ
革命をしたかった。
光の雨 特別版 [DVD]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 9,700
USED価格:¥ 2,100
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【解説】
 戦後昭和史の中でも最大級のインパクトをもたらした1972年連合赤軍の同志リンチ事件にスポットを当てた話題作。映画は、その連合赤軍を題材にした立松和平の小説『光の雨』を映画化しようとする“現在の人々”の物語として描かれ、フィクションとドキュメンタリーを融合させたような構成になっている。監督は高橋伴明。
 CMディレクター樽見の初監督作品は、連合赤軍による同志リンチ事件を描いた小説『光の雨』の映画化だった。そのメイキング撮影を依頼された若手映画監督・阿南は快諾し、オーディションからカメラを回し始める。若手俳優たちは阿南のカメラに向かって、30年前に実在した、自分たちと同世代の革命闘志の心情がうまく掴めないことを語る。キャストが決定し、撮影はいよいよ本格的にスタート。吹雪吹き荒れる極寒の地・知床での合宿ロケが始まった。だが“総括”シーンの撮影が続く中、樽見監督が現場から突然姿を消してしまう……。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
859 7.38
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【ユーザーコメント】
投稿者:遊乃舞寧夢投稿日:2011-07-16 19:45:01
若松孝二監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道」を直前に観てしまいました。そうすると、この「光の雨」が同じ事件を扱いながら随分とソフトに描かれている印象です。

おそらくそれは意図的なものであり、ことに現代の若者に拒絶されない方法を探した結果の劇中劇という手法、あえてリアリティに徹底しない選択をしたのかと察します。

ゲバ学生のアジや「意義なし!」の決まり文句が、どうも当時の本物のニュアンスと遠くて気迫不足なので、高橋監督を知らなかった私は若い世代の監督なのか?と思いきや、完全にあの時代に青春を送った世代の方でした。ということは、あえて、リアルにすることよりも、どうしたら今の若い世代にこの問題に関心を持ってもらえるか?ということに重きを置いた結果なのでしょう。

山中での連続殺人の描写も常に”演じる役者”の素顔(も演技だが)を伴わせることで印象を和らげています。

惜しむらくは、山本太郎氏(大好きな応援してる役者です!)演ずる連合赤軍幹部が、凶行を楽しむ”エキセントリックな悪人”というレベルで演じられてるように見えてしまい、背後にある思想やその思想が硬直化してきてること、まったく別の次元で不安を抱いていることなどが、排除されてしまってるようで、人物としての説得力に欠ける印象が拭えず残念でした。

そういうことが理解できない”現代の若者”という意図を含んで、あえてそう演じたのでしょうか?おおいにそれはありえますけど、さて?

全体にそういうリアリティを求めるなら若松孝二監督の「実録・・」が優れてますが、この作品はあくまで”あの時代の若者”を理解しきれない”現代の若者”を対象にした作品なのでしょう。最後の「長い時間、つきあってくれてありがとう」というナレーションにもそれは明らかなようです。

確かに劇中劇で殺し殺された学生を演じた”俳優たち”が楽しそうに雪合戦をするラストはホッとしますし。ああ、この時代でよかった、と思いつつも、あの時代の学生たちが何を目指し、挫折したのか?過去のことでは片付けられない問題もじゅうぶん提起してくれた作品ではありました。

池内万作氏の飾らない演技と淡々としたナレーションがよかったです。
池内氏は本作で連合赤軍幹部(を演じる役者)、「突入せよ!あさま山荘事件」では警察側のスタッフを演じてますね。
投稿者:こじか投稿日:2010-04-26 04:04:12
連合赤軍の映画化に長谷川和彦が未達の理由もわかる気がする。
とても再現するだけでは伝わらない難しい題材だ。

今回、劇中劇を用いたアプローチで"彼ら"の
思考傾斜を描いたこの作品にはとても感心させられた。
ところどころ気になるところもあるのだが、
連合赤軍への"なぜ"に少しでも触れられたような気がします。
中盤は特に見応えありました。

ちなみに「実録・連合赤軍」の地曵豪(森恒夫役)は
やっぱ強烈だったという事と、上手かったなと再認識。
また、当作品では川越美和が個人的にもやたら気になった。
またの映画出演を望む。
投稿者:FFF投稿日:2007-06-07 21:24:05
立松和平の原作を先に読んだがまさに渾身といえるその内容に圧倒された。高橋監督が総括として取り組んだであろうこの映画。中途半端だと思った。劇中劇の設定がかえってセンチメンタリズムを際立たせ現場のえげつなさが伝わってこない。役者も小綺麗で役作りの過程が見えてこない。『鬼畜大宴会』が鬼気迫る描写で批判されてもいるがリンチの現場は正にヒステリーで政治性の欠如そのものだったのではないか。結局は大杉蓮演じるダメ監督に総括しきれない世代を代弁させたかったのか。とにかく映画としての手応えが何かほしかった。裕木奈江の役者としての真摯な姿勢が印象に残った。
投稿者:D・クリストファー投稿日:2007-04-10 22:46:15
 ふとしたことから、永田洋子に関心を覚え、この映画の存在を知って、見ました。「裕木奈江の演じる永田洋子が凄い」「まるで永田が取り憑いたような迫力」という前評判のとおり、裕木の演じる永田洋子はなかなかのもの。
 ただ、ここでの永田は、コワイとか冷酷とか鬼ババァというよりも、<相当にイヤなヤツ>という印象が強い(それは山本太郎演じる森も同じ)。永田でよく言われる、ヒステリーのような迫力はないものの、くぐもった声で、腐った魚のような抑揚のない表情で、理屈をこねくり回し<総括>を迫る裕木の演技は、大変気持ち悪い。
今現在、こんな人がいたらストーカーのような感じの人なのだろうなぁ。
 裕木奈江って、なぜかバッシングされていた元アイドルなんだけど、この映画では見事な性格俳優ぶりを発揮・・・というよりは、この人もともとちょっと変わってるし(笑)。ある種の頑なな一途さもある人のようだし。あの演技もハマっていました。今後ちょっと注目かも(映画の中で同志の釈明を聞いて浮かべるせせら笑いが凄かったね)。

 映画をいわゆる<劇中劇>の構成にしたのは、評価の別れるところかも。監督や脚本が、今の時代、あの「連合赤軍」をストレートに語っても、もう何も伝えられない、と感じたからこそ、あえて、ああいう形式を取ったのかもしれないな。映画中の<映画をとれなくなった監督が失踪してしまう>エピソードなぞ、<事件についての迷い>を解釈することなく、そのまんま観客に投げ出しているような感じ。
 ともかく、もう事件から30年以上経ってしまっているわけで、この圧倒的な時間経過は一切の共感・反発・センチメンタル・解釈なぞを無効にしてしまい、原作者・立松和平の最後のナレーションそのまんま、この映画をして、<連合赤軍事件>という<ちょっと滑稽で悲しいお伽噺>を語ったものとしてしまった〜そんな印象を受けたのであった。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-03-10 21:37:23
メイキング映像を劇中に組み込むというアイデアが殆ど活かされて無いので(素の役者達へのインタビューまでフィクションになっているのはおかしい)、最初から無しにして欲しかった。そうなると只の再現ドラマになってしまうけど、構わないと思う。
それにしてもこの事件は異常としか言い様が無い。煮詰まった空間で人が欲望ではなく理念に負けた事件だと思った。
大杉漣扮するCM監督が「事実の重さ」に耐え切れず、途中で投げ出すみっともない姿は、連合赤軍を撮ると言いつつ行動に踏み出せずにいる長谷川和彦に対する、しっかりしろと言うメッセージだな。山本太郎は今迄で一番不快感のある役だったし、裕木奈江の演技も強烈だった。
投稿者:call_me_snake投稿日:2006-04-06 05:32:24
高橋監督はインタビューによると大学生当時イデオロギーに共感して学生運動をしていた訳ではないようで、この映画も、零れ落ちるモノがあると自覚した上で、あえてイデオロギー的観点を排除した作りにしたのは共感できました。

ただ、理由は知りませんが、やるなら実名でやるべきだと思いましたが。

下の方が書かれているような「アカ」がどうしたとか、そういう立位置で事件を解釈するのはホントにやめましょう・・・。

民俗学でいうところの「ケガレ」としてのイデオロギーから距離をおかないと、結局彼らが陥ったのと同じ穴にはまっているだけなのではないかと。

こんな総括でいいっすか?
投稿者:spink投稿日:2005-08-21 16:56:11
人は変わらねばならない。人が変わらねば世界も変わらない。極限までそう思いつめた狂気が引き起こした悲劇。
高橋監督の鬼気迫る覚悟を感じた。
投稿者:Arufu投稿日:2005-07-02 13:46:00
あさま山荘事件はよく取り上げられるが、なぜか取り上げられない連合赤軍による同志連続虐殺事件の映画化。若者にありがちな歪んだ正義感、「子供」を離脱したいという思いが起こした子供の戦争ごっこを、今更彼らが何か崇高な目的を持って行動していたかのように印象付けしなおそうという誘導映画。しかも監督が悩みの末失踪してしまうという裏ストーリーまで作ってあえて客に考えさせようと誘導、あわよくば客観化までしようとしている。アカは相変わらず卑怯な手を使いますなあ。ただし思想操作は随所に見られるが事件を追っている部分は史実であり、興味があった事件をよくぞ映像化してくれたということで評価は高くつけておく。実名役ではないが、本人達の写真などを見たことのある人にはすぐどれが誰なのかわかるほどイメージ通りだった。
投稿者:野島回投稿日:2004-07-05 12:44:48
私自身、この事件をリアルタイムで見た世代ではない。よって、逆に、話の中の若者達の感覚とかなりだぶるところがあった。作り手の観客に対する配慮が感じられて大変好感を持つ。

この作品の前に『突入せよ あさま山荘事件』をみたが、それに比べれば格段の出来である。まぁ、『突入せよ〜』は佐々さんが書いているからどうしても視点が一方的で不満であった。単純に彼らを「異常者」と描写するだけにとどまっていた。『突入せよ〜』をみても、なぜ彼らが「異常者」になっていったのか、どこでどのように考え行動してしまったから「異常者」になってしまったのか、などの問いに対する答えは一向に見えてこない。それに対し、この作品はその「異常者」の側の論理を何とか抉り出そうとしているのが伝わる。もっとこの事件を把握するにはスタインホフの『死へのイデオロギー』岩波現代文庫等々を読むとよい。

この作品を観ただけで、「あさま山荘事件」を分かったつもりになってもいけないだろう。しかし、このような事件があったことすら知らない世代(私も含めて)がどんどん生まれてきている中で、そのことから生じる世代間ギャップをこの作品は繋ぎ止めうるものであると私は思う。
投稿者:黒いチュウリップ投稿日:2003-06-02 19:20:07
今までそーゆー「事実」だけ知っていた事の
こーゆーふーな「内容」だったんだなー。と
「解りやすかった」と言う意味で良かった。
この事件に対する俺の感想まで、出演者が代弁してくれている。
内容とは大違いな、観る人にやさしい映画だ。。。
投稿者:amenbou投稿日:2002-02-13 20:54:03
あまり期待してなかったが、大変よかった。山本太郎の演技がとくにいい。もっとたくさんの劇場で上映してほしい作品だ。裕木奈江がラストのコメントで「現在の状況はもっと悪い」というところがとても重かった。
【ソフト】
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