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モスクワは涙を信じない(1979)

MOSCOW DOES NOT BELIEVE IN TEARS
МОСКВА СЛЕЗ АЛ НЕ ВЕРИТ

メディア映画
上映時間150分
製作国ソ連
公開情報劇場公開(東映ユニバース)
初公開年月1982/01/
ジャンルドラマ
モスクワは涙を信じない HDマスターDVD
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 3,660
USED価格:¥ 2,200
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【解説】
 題名通り、かなりポジティブな雰囲気を持った、モスクワ市民の群像メロドラマで、ニール・サイモンの作品世界に近いような、家族や男女の日常の細やかな部分が情感たっぷりに語られて、長尺ながらそれなりに楽しめる。そして、観終わって時が経つと、じんわり熱い涙を流したことの他思い出すもののないのも、サイモン的だ。ヒロイン格を演じた女優が心なしかマーシャ・メイソンに似ていたのもなお、その感を強める。アカデミー外国語映画賞を受賞。
<allcinema>
評価
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【ユーザーコメント】
投稿者:HABBY投稿日:2016-03-01 00:46:52
【ネタバレ注意】

旧ソ連時代の庶民の暮らしぶり、それに女性の見目麗しさの程度を確認したくて(まるで小津安二郎作品で古き日本を知るような感覚で)本作を鑑賞。

1950年代、TV局に勤めるお偉方が「テレビは将来人間の生活を根本から変えますよ。映画、演劇、本、新聞、すべてなくなります。20年後には消えます」と講釈を垂れる場面を観ながら「30数年後にソ連という枠組みは消えてますよ」と一人ツッコミ。事実は小説よりも奇なり。

1970年代、「独身者が増えると出生率は落ち、酒飲みが増え、生産性が低下します。独身者は仕事以外に関心事が多く勤労意欲が低いのです」、「今の人たちは人付き合いが下手です。テレビばかり見て隣人の名前も知りません」という合コンクラブ(当時東側にこういうのがあったんだなあ)の女性従業員の発言は重く、その後現在に至るロシアの停滞を予見させる内容だと感じた。まあ、日本にもこれは当てはまるか。

この女性主人公エカテリーナ(ヴェーラ・アレントワ)は苦労もしたけど、子供も授かったし、仕事で出世もしたし(男性に嫉妬されるという副産物も生んでしまったけど、、)、最後想っていた男性との再会も果たせたし、ハッピーエンドじゃないのかなあ。タイトルの『モスクワは涙を信じない』(「泣いたところで誰も助けてはくれないものだ」という意味を持つロシア語の格言)は、この女性の強さを表す婉曲的な表現だと解釈しました。

成長した娘(アレクサンドラ)役を演じた女の子(ナターリャ・ワヴィーロヴァ;香里奈似)が可愛い。スラブ系女性の肌は欧米の女性とは少し違って淡い青白さを内に秘めており、まるで蝋人形のように見える事がある。芸術品とは、まさにこれの事なり。

投稿者:カール犬投稿日:2013-09-26 10:56:13
どんな時代だろうと、旧ソ連だろうと、
薄情な男に捨てられた未婚の母というのは
大変なイバラの道だろうけれど。

女は強し。

好きな男ができると鋼鉄の心はメロメロになるけどね。

恋模様はなんだかちょっとばかり荒々しくてロシア的。

それでも常に探し求めているのはオンリーワンな相手。

これはもう如何な場所で国がどうあろうと万国共通。

ゴーシャ(アレクセイ・バタローフ)がなかなかの漢で、
女工から工場長へと立身出世した身であっても
こういう黙って俺について来いタイプの男を求めているわけだ。

自分の記憶に残ったのは、ゴーシャを探すニコライのセリフかな。

ゲオルギー ゴーシャ イーゴリー あとなんだっけ?(さすがロシア笑)
投稿者:Ikeda投稿日:2009-09-24 11:09:50
ストーリーは全く違いますがエドナ・ファーバー「シマロン」を思い出す構成の映画で、良い映画です。もと映画俳優だったレーガン大統領がソ連のゴルバチョフ大統領と会う前に、この映画を2回見たという話がありますが、さすがに良い映画を選んだと思います。
3人の若い時代の親友の一人カーチャ(ヴェーラ・アレントワ)がリューダ(イリーナ・ムラヴィヨワ)に誘われて、心ならずも嘘を付いてラチコフと親しくなって妊娠するけれども、嘘を付いたことを恥じて相手と別れ、一人で子供を育て上げるのが主題ですが、日本的な所に好感が持てます。つらさのためベッドで泣き伏せるシーンもありますが、原題の「泣いたって誰も助けてくれない」の通り、彼女が工場長まで出世するあたりはアメリカ人にも好まれるストーリーではないかと思います。
映画の主題からはずれますが、時代的にテレビが映画や小説を駆逐するという話がよく出てきますが、私はこれには共感を持ちました。丁度この映画が作れれた頃、もうテレビの時代だと考えて、持っていた映画関係の雑誌や本を、ほとんど処分してしまい、今になると取っておけば良かったと悔やんでいるからです。
それとカーチャがラチコフの家に呼ばれてシャンペンを飲む時、子供はクワスにしなさいと母親が言うシーンがありますが、この飲料は一時、国鉄の駅の売店で売っていて好きなドリンクでした。ただ、これには多少アルコール分が含まれていたようで、そのためか姿を消してしまったのが残念です。
投稿者:Bava44投稿日:2006-11-03 21:28:09
ソ連映画を大きく三つに分けると、\府御用映画、芸術映画、B臀宛け娯楽映画になると思う。(勿論、赤軍兵士が活躍する娯楽アクションもあるだろうけど。)
本作は女性向けの娯楽メロドラマで、とても質の高い映画です。共産主義的な部分がないどころか、ペレストロイカ以前であるにもかかわらず、ヒロインのテレビインタビューには官僚批判的なものがあります。(やけくそですけど)

ヒロインが20歳の時のことを描く前半は悲惨な話で、これが本当に名作かと思ったが、40歳になった後半部分はサモワールを運ぶ名優バターロフの登場で一気に面白さ上昇(笑)。彼のような男は実際には存在しないだろうが、女心を揺らすものがあるだろう。本作がロシアの多くの女性から支持されたのは、貧しい女性の苦労を描くだけではなく、年月が経っても変わらない女の友情を描いている点でもあると思う。
尚、題名の『モスクワは涙を信じない』とはロシアの諺で「泣いたってどうにもならない」の意味です。

オープニング&エンディングで流れる歌。ヒロインの娘の名前がアレクサンドラなんですね。
投稿者:ご飯投稿日:2003-05-21 07:41:56
 今まで観たラブ・ストーリーで最強の映画。共産主義だった旧ソ連映画なので服装や街の風景が地味だが、しゃれた台詞やストーリー展開はまったく粋だった。上質のラブ・コメディをまさか共産主義の映画で目撃するとは思わなかった。意外なうれしさだった。舞台をニューヨークやパリに移しかえることも可能な作品だけに、シリーズ物やリメイクばやりのハリウッドでどうしてこの作品に目をつけないのか。アカデミー外国語映画賞を受賞しているのに。女性の職業の地位が自分より上だと知った男が去る、するとヒロインの仲間が男を探し出して連れてくる。ヒロインが男に探したのよというと、男は(いなくなったのは)たった八日間じゃないかという。するとヒロインは(恋愛に目覚めたときから)ずっと探していたような気がする、という決め台詞。
<br>・・・モスクワは涙を信じなくとも、私は泣きました。kad26278@biglobe.ne.jp.
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 外国語映画賞 
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