モダン・タイムス(1936)MODERN TIMES
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【解説】 文明という名の機械化の波があれよあれよという間に押し寄せてきた30年代。工場で働くチャーリーは、スパナを両手に次々と送られてくるベルトコンベアーの部品にネジを締めていた。ところが絶え間なく運ばれてくる部品を見ている内に、段々彼の頭がおかしくなっていった……。彼が機械文明に対して痛烈な諷刺を持って描いた傑作。驚異的に進む機械化の中で、一個の歯車として駆けずり回る労働者と、それを私設テレビで監視する資本家との構図によって、この後訪れる人間喪失の時代を30年も前に先取りしていたという点で、彼の社会に対する観察眼の鋭さ、その才能の凄さには改めて感心させられてしまう。またこの作品が製作された38年と言えば、世界のほとんどがトーキー化していたが、彼はそんな中でもキャバレーのシーンで“ティティナ”を歌う意外一言もセリフを喋らず、かたくなに動きと映像だけでこのテーマを訴えた。トレード・マークでもある、山高帽、ドタ靴、ステッキというスタイルが最後となった作品でもある。 ![]() 【おすすめ作品】
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では何がチャップリンの映画を面白くしているのか?といったらやはり「愛」の描写じゃないでしょうか。わざとらしく理想的過ぎるきらいもありますが、それでもなお、人間の根源的な部分に響いてくる描き方。劇中、冷静に観るとチャップリンはまるでダメ人間、娘は盗人だし、あまり共感できません。しかし、二人のやり取り、特にラスト、笑顔を作り歩いていく場面。これだけでものすごい説得力を持たせてしまいます。恋愛を飛び越えて人間愛を描く上手さ。それがチャップリンの偉大さなんでしょうね。
なんだかんだで、やっぱり名作だったのです。
先取りしている感じ。
あのチャップリンが受け持つ仕事自体何のためにやっているかわからないけれど
日常を放棄して機械に奉仕している姿が呪われているよう。
有名な自動食事機のギャグも、便利なようで逆に人間の自由を奪っているという
皮肉がズバリ描写されている。チャップリン、鋭い。
人間と機械。どっちが機械だ?そんな皮肉がみなぎってる。
自分の日常と人生を機械に捧げているような、それしか選択肢のない現代人の悲哀が
ビシバシ。ギャグが目白押しなのでそんな深刻に見えないけれど
文明社会に対する疑念がしっかり仕込まれている。
しかしチャップリンは間違いなくギャグ王ですね。犯罪者の護送車の中でも
笑いをとる。すごいとしか言いようが無い。
落ちそうなのを懸命に耐えたりとか、地味に体張ってるよね、
チャップリン。工夫はしてるとは思うけど、「街の灯」のような
体もそんなに良い体はしていないけれど、バランス感覚は
最高のものがあっただろうな。
ラストまでしゃべらないチャップリン。すごいなと思うし、
綺麗なヒロインを起用する彼の目もいい。
オートメ化された社会における人間疎外、なんて使い古された言葉ではあるけど、好むと好まざるにかかわらず、資本主義というのはこの作品の冒頭で戯画化されているように資本家の搾取がついてまわる。そうした特権階級を憎むのではなく、笑い飛ばしてしまうのがチャップリンのスゴいところ。自動給食機の暴走のシーンは、いまだに大笑いしてしまいます。
百貨店のローラースケートに代表される身体表現としてのコントは、今観てもその身体能力の高さにただただ唖然。
とにかく彼の作品は奥が深くて語り始めるとキリがない。そのあたりは研究者に任せましょう(笑)。
さらには“ティティータ”の軽妙な出鱈目ソングの妙。名曲「スマイル」に至っては、彼の才能の奥深さにただただ脱帽。
チャップリンはやはり天才だと、つくづく感じる作品のひとつ。
チャップリンの天才的な動きは素晴らしいですね。
ラングの「メトロポリス」からの影響もあるのではないか?
ローラースケート!…すげーよ。
歯車に挟まるのは、挟まる事自体が面白いから挟まるのだと思うがな。
機械文明がどうたら…余り関係ないような。特に“文明という名の”は、いらんだろう…ってか格好悪い。まぁ使い物にならん自動介護(?)マシーンは笑えるが。
コントは実に楽しめるのだが、ウォーター・フロントの貧乏姉ちゃんの父親が…殺されちゃう。(ここは笑いどころでは決してない…ストーリー展開上必然かもだが)
が生きてゆくのは、理不尽に辛い事も、意味無くラッキーな事もある…
何か、そんな元気を貰えるような気もするグッド・ムービー。
貧乏姉ちゃんもシャープでクールな美人…魅力的です。
ただ笑いを取るコントをやっても何処となく知性故か主張の如きものを入れてしまうインテリ・コメディアンの、サイレント・コメディーの良さも楽しめるトーキー。まさに天才。星四つ、反対する理由なし。
なんかチャップリンと99の岡村が若干カブッて見えたのは俺だけかな?
人間的魅力溢れる人だったのだろう
古典的な笑いなのだが斬新
相反する要素が解け合っている
あの「ティティナ」を歌うシーンがより印象的。
安易なハッピーエンドで終わらせていないラストシーンも秀逸です。
どんなに苦しい時でも笑顔を忘れず前を向いて生きていく姿に、共感しました。
最近、エルビス・コステロが歌ってまたヒットしていますね。
かわいいよね。