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竜二 〜Forever〜(2002)

メディア映画
上映時間116分
製作国日本
公開情報劇場公開(アミューズ)
初公開年月2002/03/02
ジャンルドラマ/任侠・ヤクザ
また、逢おう。
きっと都会のどこかで白い竜が眠っている。

映画という魔物に魅せられた名もなきヒーロー金子正次
やがて彼は伝説となった

【クレジット】
監督:細野辰興
プロデューサー:辻井孝夫
藤田義則
原作:生江有二
(幻冬舎刊「竜二 映画に賭けた33歳の生涯」より)
脚本:細野辰興
星貴則
撮影:栗山修司
美術:尾関龍生
編集:岡安肇
音楽:藪中博章
照明:高柳清一
録音:田中靖志
助監督:久保朝洋
出演:高橋克典金子正次
石田ひかり幸子
香川照之田中
木下ほうか石原
奥貫薫荻島慶子
高杉亘羽黒大介
藤田傳
笹野高史
(友情出演)
山之内幸夫
高橋明
水橋研二
堀部圭亮
西沢仁
佐藤功次郎
岡村洋一
田中要次
三島ゆたか
正司花江
桜金造
(友情出演)
【解説】
 実際にヤクザ世界に身を置いたことのある金子正次がその経験を基に脚本・主演した伝説のヤクザ映画「竜二」。金子は病気をおして撮影にのぞみ、完成直後この世を去った。まさに全霊を注いで撮り上げた「竜二」の製作過程を中心に伝説の男・金子正次の生涯をフィクションとして再構築した感動の人間ドラマ。監督は「シャブ極道」の細野辰興、主演は「サラリーマン金太郎」の高橋克典。
 金子正次26歳。小さな劇団に在籍しながらも映画への強い憧れを抱き続けていた。ドキュメンタリー作家をめざす旧友田中はそんな正次のペースに引きずられるように劇団の演出家を押しつけられていた。正次はやがて同じ劇団の幸子と恋に落ち結婚する。そんなある日、正次は入院したのをきっかけに、ついに映画をつくることを決意する。自ら書いた脚本『竜二』で主演デビューすることになった正次。監督は親友の田中に頼んだ。紆余曲折の末、低予算の自主映画として映画『竜二』はともかくもスタートをきったのだったが……。
<allcinema>
【関連作品】
竜二(1983)
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:ダイナマイト・ギャル投稿日:2013-01-18 22:30:55
【ネタバレ注意】

やりすぎ限界映画 ☆☆☆☆★★★ [95]

2002年 第18回 やりすぎ限界映画祭
■2002年 ベスト10 第1位 : 『竜二 Forever』
■やりすぎ限界パルムドール/やりすぎ限界男優賞/やりすぎ限界監督賞/やりすぎ限界脚本賞 : 『竜二 Forever』


[映画学校時代のトラウマ]

日本映画学校の学生時代、映画監督になる夢を抱いてたくさん学生が入学してきた。僕達は毎日熱い映画話で盛り上がった。しかし卒業した学生は半分だけで残りは中退。大成功して大監督になった人間はわずか数人しかいない。残りは映画界を去った者と行方がわからない者、精神病院に入った者に分かれた。一体映画学校で何があったのか?

同級生の T は僕と中学からの20年来の幼馴染で、内気で真面目な性格は本作の田中監督に似ていた。もう一人の同級生の I は頭が良い優秀な学生で、行動派の性格は本作の村川監督に似ていた。僕自身は勝手に 「美化」 して、金子正次のごとく二人に迷惑を掛けまくった。3人は映画監督になる夢を語り合った。しかし授業の撮影実習が始まると、僕達は面白いように 『竜二 Forever』 と同じ状況に堕ちた。たかが学生映画で 「映画が好きなだけでは映画監督になれない」 現実を思い知らされた。T と I はすでに映画界にいない。また僕自身も映画界を去る時がきたかもしれない。本作と現実の僕が大きく違った部分は、何の功績も残せなかった僕は死んでも無名なままということだ。

[映画監督の業]

映画は一人で作ることができない。監督、カメラマン、録音技師、照明技師、俳優陣、助監督、製作部、プロデューサーなど、映画製作の現場は多くの人間達との共同作業となる。多くの人間達との意思の疎通とコミュニケーション能力が問われる。中心となる監督の思想は常に批判に曝され、説得力がなければスタッフ達の信用を失う。監督が信用を失えば作品は崩壊する。クランクアップされずに未完のまま終わる作品は決して珍しくない。

『竜二 Forever』 は日本映画製作現場の縮図と言える。どの現場でも多少このようなことが起こる。「作品がつまらなければ次の仕事はもうこない」 という現実に、精神力が耐えられる人間は本当に少ない。「絶対面白い作品にする」 ために、スタッフ達との生死が懸かった思想のぶつかり合いに勝たなければ、映画監督として立っていることはできない。真実は、思想のぶつかり合いが良い方へ向かえば 「面白い映画」、悪い方へ向かえば 「つまらない映画」 なのだ。「映画」 は監督の意思とは全然違う方向へ進む危険な生き物でもある。さらに給料が不安定で厚生年金も社会保険もない現実に、まともな人間の殆どが去って当然の職業なのだ。

[スターや監督を夢見る現実]

スターや監督に憧れる若者は後を絶たない。しかし本気でそこに到達するには 「自分をどうやって成功させるかの戦略」 を考えねばならない。僕の体験も含めて、これを考えられない人間は絶対成功できないと断言する。有名になってTVに出るには何万人の競争相手に勝たねばならない。自分が世に出る方法を考え抜いて実行できた者だけが本当に成功できる世界だ。現実的に 『スカーフェイス』 に近いことをやり遂げられるかの覚悟を問われる。

金子正次はその方法を 『竜二』 で実行した。『竜二 Forever』 は、33歳で自分が主演の映画 『竜二』 を製作して亡くなった俳優、金子正次の実話を基にしている。高杉亘さん演じる羽黒大介のモデルは松田優作であり、本物と間違えるほど声が似ている。高杉さんの声はすでにやりすぎ限界領域に到達している。金子正次が世に出たプロセス、真実と現実は、日本映画を志す者が絶対知っていなければならない教科書だ。本気で志すなら、「本当にやり遂げた」 一例から学ぶものは大きいだろう。


※つづきはアメブロで!http://ameblo.jp/rocky-balboa-1976/entry-11347583301.html

投稿者:五輪山投稿日:2008-01-15 03:32:08
【ネタバレ注意】

私は「映画作りの映画」あるいは「映画愛を奏でる映画」というのがどうも苦手で、あの『ニューシネマ・パラダイス』にしても、気持ちはわかるけど、ラストなど、どうにも体がムズ痒くなってしまいます。
『蒲田行進曲』も「階段転がるのが、そんなに大げさなことか」と身も蓋もないことを感じてしまうのです。
映画の現場に限らず、どの世界のどの仕事も大変なことに変わりはありません。「映画って本当にすばらしいですね!」ってことを映画自ら発信するのは、いささか自己愛が強すぎる。
ただ映画にはそれ自体に多くの人間が関わるので、それが社会とか人間関係の縮図に見立てられ、題材にしたくなる誘惑に駆られるのは、わからなくはないですが。

この映画が面白く観れたのは「映画作りがグダグダになってゆく」プロセスをつぶさに描いているからです。
特に金子から半ば強引に監督に指名された旧友の田中が、現場で演出中にテンパってしまい、監督を降ろされ、資金調達役で苦労したあげく、結局完成時にはカヤの外に置かれていたなど、観てる方の胸が痛くなってくるほどでした。演じる香川照之の「負けてゆく」感じが絶妙で、観終わった時、金子より田中が強い印象を残してしまうのは、映画の狙いとしてはどうだったのでしょうか。
この2002年は香川照之にとって性格俳優としてブレイクするターニングポイントとなった年だったと思います。その後出演作が引きもきらない状態ですが、どうも最近はオファー側の期待値に対して、本人が正直しんどくなってきてるように見受けられます。「そんなに引き出しないよ」というような。これは日本映画のバイプレイヤーの駒の数が少ないということも、無関係ではないと思うのですが。

投稿者:aotearoa投稿日:2007-01-18 21:35:46
そうじゃないんですね。劇団員の話。邦画はほとんど観ないので、金子という俳優については、無知でした。
有名な俳優ばかり出ているのに、ストーリーもわかりにくい、せりふも聴き取りにくい(わざとそうしているのかもしれないが)、展開もいまいち。。
作り手側は、もっと魅力的に作成してほしいと思う。

あまりにも、つまらないので最後まで観る気うせました。彼自身が出演しているほうの「竜二」はもっと面白いのかな。
投稿者:凸坊投稿日:2002-05-04 13:21:23
一寸私の系列から外れる映画なので批評しにくい、高橋克典の熱演にもかかわらずもう一つ乗りきれなさを感じた、なぜ、あのアングラ演劇の金子があれほどまでに映画を作りたいのかが判らないのだ、映画制作の現場の雰囲気は抜群だ、克典は魅力的、特にすい臓がんで顔色がどす黒くなる表現は凄い、木下・香川は好演
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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