モンド・トラッショ<未>(1969)MONDO TRASHO
【クレジット】
【解説】 鶏の首を落とす無造作なタイトル前の映像に始まって、ひたすら自堕落な映像が続く、Ｊ・ウォーターズの“どぶの世界”。ホットパンツでキメた女が部屋を出ると、餓えた犬の吠える声。たが、ヒッチハイクしようにもなかなか車が停まってくれず、彼女は諦めてバスに乗り、ケネス・アンガーの“ハリウッド・バビロン”を読む。公園で降りると、後を痴漢青年がついてきて、やがて、彼女の足を愛撫し始める。抵抗するフリをして繁みに引き込んで、思う存分、彼に足を舐めさせる彼女は悦に入って、自分がシンデレラになる夢を見るのだったが、やがて、彼は満足して立ち去り、彼女はもの足りなさにその場をブラついて、ディヴァイン運転のキャディラックに引っかけられ死んでしまう。ディヴァインはうろたえて彼女を後部座席に乗せて発進。なぜかドレスを万引きして、死体をコインランドリーに運んで、そこで着がえをさせる。と、突如現れた聖母マリアにすがるディヴァインは車椅子を手に入れ、それに死体を乗せて押していると、精神病院を脱走した患者と共に捕らえられる。病院で捕まった患者がストリップを始めて大騒ぎ。そこにはまたもやマリア様。ディヴァインは死体を蘇生させようと外科医を訪ねるのだが、変てこな鳥のような足に付け替えられてしまう。醜悪な限りのその足も実は「オズの魔法使」のドロシーのように、踵を三回鳴らすと自分の好きな？所へ行けるのだったが、彼女がそれに気づくにはまだ間があった……。怪優ディヴァインを誕生させた、強烈な行き当たりばったりムービー。かなり大雑把な作りなのに不思議と退屈できない異常な作品。オールディーズを中心とした、これまた狂った音楽コラージュが全編を埋め尽くす。 ＜allcinema＞  【関連作品】
【ユーザー評価】 下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。 【ユーザーコメント】 コメントを登録 最低最悪 投稿者：徘徊爺 投稿日：2014-02-04 11:19:03 観るにも聴くにも耐えられない！   豚 投稿者：プリズム５ 投稿日：2002-12-23 03:38:42 【ネタバレ注意】黒い頭巾を被った男が鶏の頭を斧で刈るオープニングが、その後全く意味がないように、本当に行き当たりばったりの映画。ディバインがあちこち行ったあげく脇腹刺されしまいに豚になる。ディバイン出演作の中ではそれほど面白くはないと思います。 【レンタル】
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