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カンダハール(2001)

SAFAR E GHANDEHAR
KANDAHAR [仏]

メディア映画
上映時間85分
製作国イラン
公開情報劇場公開(オフィスサンマルサン)
初公開年月2002/01/12
ジャンルドラマ/ドキュメンタリー
マフマルバフ・コレクション [DVD]
USED価格:¥ 26,000
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カンダハールカンダハール

【解説】
 「サイクリスト」「パンと植木鉢」などの公開で近年日本でもすっかりお馴染みとなったイランの巨匠モフセン・マフマルバフ監督が、いまもっともホットなテーマといえるアフガン難民の問題に鋭く迫った問題作。映画完成後に期せずして米国同時多発テロという惨事が発生し、一気に世界中の注目を集めることとなった。
 2001年9月11日に発生した前代未聞のテロ事件。この首謀者とされる人物を匿うタリバン政権の最高指導者オマル師の拠点こそアフガニスタンの“カンダハール”である。内戦を逃れてカナダへ移住したアフガニスタン人女性ジャーナリスト。ある日、彼女は母国アフガニスタンに残してきた妹からの手紙を受け取る。そこには、この困難な状況に耐えかねた妹の悲痛な叫びが記されていて、彼女の自殺を仄めかす文章がしたためられていた。姉はなんとしてでも妹を助け出したい一心で、カンダハール目指して決死の覚悟でアフガニスタン潜入を図る……。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
537 7.40
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【ユーザーコメント】
投稿者:ふじこ投稿日:2005-04-22 18:40:23
ただただ圧倒される世界だった。ブルカをかぶりゾロゾロと歩く姿、松葉杖で義足を追い求めていくシーンなど、目に焼きついてしまった。

主人公のその後には明るい未来が待ってるとは思えそうにないラスト(中途半端だが・・)や、死体から取り上げた指輪を売りつけようとする少年の顔などを見てとても悲しい気持ちになった・・。
投稿者:skull & rose投稿日:2003-05-18 00:23:57
落下傘で空中を漂う義足や、それに走り寄る松葉杖の人々、難民キャンプでの少女たちの眼差しや荒野を彷徨う色とりどりのブルカ、映像詩とでも呼ぶところのものは多々あるのだが、箇々のエピソードに含まれる批判的なユーモアが、題材自体の持つリアリティや切迫感といったものを薄めてしまっている気がする。西欧のドキュメンタリー的な手法を意識したのだろうか、原初的な素材のわりにスタイル化され過ぎているように感じた。とは言え、それはキアロスタミとの比較を嫌でもしてしまうからなのかもしれないが・・・いやはや。
投稿者:篭瀬山投稿日:2003-02-12 01:17:38
【ネタバレ注意】

前半部でアフガン人の父ちゃんが、早く出発しろと急かす主人公にこう言うでしょう、「そんなことよりお前はブルカをきちんと被れ」と。その理由をこう説明するんだよね。「私は信仰心の厚い男で、仲間からも信頼されている。もし私の連れる妻がブルカを被らないでいたら、あいつは妻にブルカを被せないと言って批難されるのは私だ」とか何とか。これって先進資本主義国で世俗にまみれた生活をおくるわれわれには、非常に分かりやすい理屈なんだけど、こんなことほんとに言うのかなあ。もう少し宗教的な理由を言ってほしい気がするんだよ。この映画ではほとんど描かれることがないけれど、アフガン人にも宗教的生活以外に、世俗生活があるってことなのかなあ。あるんだろうなあ、同じ人間なんだから。

西欧人に訴えることを狙って、ちょっと現実に手を入れてる気がするんだよな。その割には話がつまらないので、下のゆうじさんと同じ意見だけど、TVのドキュメンタリー番組ならともかく、金払って見る映画としては、だいぶ物足りない。4

投稿者:Louis_J投稿日:2003-02-08 14:17:14
主人公ナファス役のニルファー・パズィラは実際にカナダに亡命したジャーナリストであり,アフガニスタンに残った友人から自殺をほのめかす手紙を受け取ったため,マフマルバフ監督に協力を求めたとか。アフガンでの撮影が困難なため,ドキュメンタリーではなくフィクションとして制作された。

それにしても圧巻は,実際に地雷で足を失い義足を求める人々が大挙出演するシーン。砂漠にポツンと設営された赤十字の義足手配キャンプ。ここに集う傷ついた人々は,スクリーンに映像としての生々しい現実を叩きつけながら,しかしどこかカリカチュアされユーモラスに脚色された「現実らしきもの」を映画手法を持って定着している。

そのほかにも映画的なシーンが数々あり,天から降ってくる「何か」をぶら下げたパラシュート,色とりどりのブルカにそれぞれの事情を隠した人々の群れなど,シュールな印象をその表面に漂わせながら,苦悩に満ちた内実との対比が鮮やかである。
今どきの映画としては珍しい終わり方をするが,緊迫する情勢と困難な旅の継続を語ってそれなりの効果を果たしたと言えるかもしれない。
投稿者:トリガー投稿日:2003-01-22 13:05:56
現在のアフガンにおける問題をためらうことなく叩きつけた社会派ドラマ。妹のためにカンダハールへと向かう女性が様々な問題に出くわし、その困難と苦悩からアフガンの社会問題を見つめるストレートなプロット。ストレートなだけに分かりやすい。倫理観や娯楽性を一切排除した、現情勢を考えるドキュメンタリーのような社会派ドラマには、分かりやすさが一番必要とされるのだ。のっけからその宗教観に圧倒された。飢えや伝染病からくる貧困、地雷によるいつまでも絶えない恐怖、その病気の患者、地雷の被害者の処置に行き詰る人々。もう、後がない。いや、彼らには常に後がなく、崖っぷちの毎日を過ごしているのだろうか?投下された義足を求めて、足を失った人々が松葉杖を使って我先に走り出すシーンは最も衝撃的。そのシーンの”その後”を描いていないところが惜しい。現在の日本と様々な点での違いに目を向けてみると、今の我々の生活がいかに”贅沢すぎる”か分かるだろう。これも是非出来るだけ多くの人に観てもらいたい。モフマルバフ監督の作品を観るのは初めてだが、そのドキュメンタリーチックな構造に惹かれた。他の作品も観てみたい。しかし最近ハマる監督がぞろぞろと現れるなぁ。
投稿者:ゆうじ投稿日:2002-03-14 09:54:15
アフガンの女性の真の叫びを描いた作品として宣伝されていたせいか、劇場内は老若男女で結構な混み具合。危うく立ち見になるところだった。

ストーリーはアフガンから一度脱出してまた帰還する女性の語り&視点で進むが、これがいかにも西側的視点(タリバン=悪)という感じなのがミエミエ。カンダハールまでの道筋の風景や出来事も、やや誇張が過ぎるのでは?と思ってしまう(実際ロケはアフガン国内ではなく・・・当たり前だが・・・イランで行われた)のは、僕がへそ曲がりのせいだろうか。各エピソードのつながりが悪く全体の盛り上がりに欠けるなど、おおよそ商業映画とは言い難い出来ではある。

それでも、ほとんどの登場人物が本物のアフガン難民で、彼等自身がそのままの姿で語るアフガンの悲惨な状況は素直に心に響く。あの事件があるまで忘れ去られていた、アフガンという国を語った作品であるというだけで、本作の存在価値は十分にあると言えるだろう。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールモフセン・マフマルバフ 
□ インターナショナル(非ヨーロッパ)作品賞モフセン・マフマルバフ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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