allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

海は見ていた(2002)

THE SEA WATCHES

メディア映画
上映時間119分
製作国日本
公開情報劇場公開(SPE=日活)
初公開年月2002/07/27
ジャンル時代劇/ロマンス/ドラマ
遊女の恋は、惚れちゃいけない。
海は見ていた コレクターズ・エディション [DVD]
USED価格:¥ 1,180
amazon.co.jpへ

 Photos
海は見ていた海は見ていた

【クレジット】
監督:熊井啓
企画:黒澤久雄
製作総指揮:中村雅哉
プロデューサー:猿川直人
制作:豊忠雄
遠藤雅也
原作:山本周五郎
(『なんの花か薫る』『つゆのひぬま』新潮社刊)
脚本:黒澤明
撮影:奥原一男
美術:木村威夫
衣装デザイン:黒澤和子
編集:井上治
音楽:松村禎三
照明:矢部一男
監督補:鈴木康敬
出演:清水美砂菊乃
遠野凪子お新
永瀬正敏良介
吉岡秀隆房之助
つみきみほ
河合美智子
北村有起哉
野川由美子
石橋蓮司
奥田瑛二
【解説】
 巨匠・黒澤明監督が自ら第31作目の監督作品として書き上げながら結局実現することのなかった遺稿脚本を「サンダカン八番娼館 望郷」「日本の黒い夏 冤罪」の熊井啓監督が映画化した悲恋物語。江戸の深川を舞台に、勘当された若侍と遊女の叶わぬ恋を軸に、江戸の空気と匂い、そして江戸ッ子の“粋(イキ)”に拘って描く。
 時は江戸、場所は深川。そこは江戸市中からは少し離れているものの、粋な江戸ッ子たちの本場でもあった。“葦の屋”はそんな深川の少しはずれにある岡場所。そこで働くまだ年若いお新は、おかみさんや菊乃姐さんから“遊女は恋をしても、客に惚れちゃいけないよ”と事あるごとに教えられていた。そんなある日、刃傷沙汰を起こして追っ手から逃げてきた若侍、房之介をお新は匿ってあげた。後日、事件が原因で勘当された房之介は再びお新のもとを訪ね、お新を身請けしたいと公言、以来足繁く通う。そんな房之介の誠実な姿に、お新の心は揺り動かされていく……。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
315 5.00
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2007-11-17 23:09:35
特徴ないな〜。
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-03-05 16:17:52
黒澤が丹念に幾多の絵コンテまで残し、創作に意欲を持ちながら、成し得なかった本作は、そもそも、黒澤の意向で宮沢りえ主演で企画されていたのだが、亡き黒澤がこの映画を観て喜ぶとは到底思えない。勿論、黒澤を崇め奉る心算も毛頭無い。作品によって、判断されてしかるべきであるからだ。
しかし、完璧主義者・黒澤を知る者なら、これは正に失笑の極み。映画としても熊井啓の演出力を疑わざるを得ない。彼のその愚直さが裏目に出たと言えよう。そのため、映画自体の情緒感が見事に損なわれ、説得力は無く、とにかく間が長い。遊郭の美術装置、衣装が非常に安物臭く出来上がっており、時代考証・風俗考証があまりに曖昧なため「空間」自体が出来上がっていない。その空間が、浮いて見えてしまうのだ。
見せ場とも言える、押し寄せる洪水のシーンの迫力の無さに至っては、誰が納得いくであろうか。作り手の散漫さがとにかく目に付く。
ラストの星空を屋根から見上げるシーンに至っては愕然とする。そのCGの安物過ぎる「見事な」景色に、見苦しさを覚えたのは私だけではあるまい。
とにかく、ゆるい。ぬるい。あまい。そして、いただけない。
投稿者:terramycin投稿日:2005-06-02 16:26:17
胸が見られるということで見たクチですが、最初の方に少しだけ見ることができますが、これを目的に見た人は満足できないでしょう。また、純粋に物語に惹かれて見た人にとっては、あの胸が見えるシーンは必要あるのか?と思うと思います。話題集めではないかと思ってしまいますが、このとき(02年)に遠野凪子氏の知名度は決して高くなかったと思いますので果たして効果はあったのかと疑問に思いました。
内容では、つみきみほの遊女の迫力と吉岡秀隆の房乃助の天然ボケがよかったと思います。
投稿者:samurai83投稿日:2004-11-22 07:55:04
 海はいったい何を見ていたのだろうか。
 腰の据わった演出も空しく、人物描写が浅い。軸になるはずの人物たちの「心」がまったく見えてこない。この作品の主軸であろうか、若侍と遊女のプラトニックな恋だが、虚しくも尻切れトンボでストーリー全体の布石にも何にもなっていない。「吉岡秀隆」など侍役が似合わないことこの上なく、演技浮きまくりで観ているこちらが恥ずかしくなるくらいである。
 幾つかの、ショートエピソードで構成されているのだが、どれもこれもリンクしているわけでもなく、それだからといって、各エピソードがさほど高揚することなく、ただただ凡庸にカメラが遊女を覗く。
 そして犯罪的なのは、所々流れる不釣合いの「音楽」だ。ぬるい、ぬるすぎる。
 吉原から流れ着いた、最下層の「遊郭」のはずだが、こざっぱりとしていて「綺麗」過ぎる。貧しさがまったく感じられない。
 不幸が故に、見栄を張る遊女たち。しかし、見栄を張るほどに生活が荒んでいるようには感じられない。
 いらない、いらない、エンディング近くに空を流れる取って付けたような「流れ星」
 さて、海はいったい何を見ていたのだろうか・・・。
投稿者:theoria投稿日:2003-04-20 23:34:45
熊井啓と黒澤明が知己の間柄だったにせよ、二人の名前が併記されているだけで面白くなく、発作的に難癖を付けたがる人たちは少なくないのだろうが、何も先入観にとらわれて、黒澤の遺稿を過剰に取り立てて崇め奉り、熊井の演出を愚弄して、挙句の果ては「クロサワへの冒涜だ」とまで悪態をつくことはなかろう。黒澤が悲願を達成していたらコノ恋物語はどう描かれたろう・・・と想いを馳せることは確かであるが、原作が山本周五郎であることに目を向けるならば、黒澤好みの作家ではあっても、その大衆性は、一般には社会派監督と見なされる熊井にとっても決して不得手ではない筈で、寧ろその質実過ぎる正攻法には打って付けで、熊井の資質の本領発揮に一役買っている。監督違いで、同じ周五郎に基づく黒澤の遺稿による『雨あがる』よりも“視野が狭い”分、熊井の“直向きさ”がヒシヒシと伝わってくるので自分は結構気に入っている。熊井流のプロフェッショナルな“俗っぽさ”の精粋が感じられるのだ。極言すれば、「陳腐を極めよう」とするかの“居直り”的な開けっ広げアプローチが、私的に肌に合っている。巷では、熊井作品への風評として“学芸会”や“老人会”だかの出し物程度に留まるという指摘があるようだが、それはそれで図星であって、メクラ滅法に否定はできないと自分も思う。しかし、一所懸命にプロデュースして演じる子供や老人(嫌々やらされる人もいるが)に妙な作為は全く無いのだから、寧ろそういった無償の喜悦を素直に共有したいという気にさせられる・・・そんなリフレッシュ、と言うか、頭の中をリセットできるような新鮮味と、直の人情の温もりとを熊井啓の作品から痛感することが屡である。深川となれば超名作『忍ぶ川』であろうが、この映画では江戸時代の官許なき深川の外れの遊郭、岡場所での遊女である、お新役の「遠野凪子」が観る者の身も心も快活にしてくれるのだ。吉原のテクニカル遊女では恐らく望めなかったであろう、素人娘に毛の生えた程度の純生のエロ味、及び純朴な人間味を堪能させてくれる。若侍の房之助との悲恋も泣かせてくれるが、不甲斐ない与太者の良介に対して「お金ならナントカする!ねぇ、二人で考えましょう!」・・・こんなにまで優しきエロ女。「嗚呼!大和撫子よ!」もう身体中の血液が沸騰してしまいそうだ。凪子だと?いや、貴女は時化子だ!凪の大海の如く寛容で悠然たる汝は、一旦嵐になると時化て陸(岡)を飲み込む。全てを包括するのだ。汝は遊女を止めて奇麗な身体となり、更には聖女として君臨するのである。もうワシはタマランがな。時化る前に頼む!・・イッパ○・・・。とにかく遠野凪子が最高。まぁ、清水美砂の気風の良い江戸っ子ぶりはナカナカ。その他の脇役もマズマズ。問題は、どうしても違和感を抱かせる取って付けたようなCGと、熊井啓作品をヤケに手掛けている松村禎三の音楽・・まるでなってない。伊福部昭のダメな要素だけが残り滓となって漂っている。しかし、熊井啓の傑作が一つ増えたと素直に嬉しく思うことに変わりはない。
投稿者:KOU投稿日:2003-02-05 10:30:00
残念な出来。まったく面白くないです。
黒澤明だったら、あんな洪水シーンは許さなかったのでは?http://face.ruru.ne.jp/harekura/
投稿者:spain投稿日:2002-08-23 21:05:07
【ネタバレ注意】

良い映画でした。主役の娘がつらい失恋をしてもなお人を愛してしまう姿、清水美砂演じる女性の自己犠牲の行為と、その時のサバサバした迷いのない気持ち、永瀬正敏の男気など、自己の運命や大自然に立ち向かう人間の強さ美しさを黒澤、熊井両氏に見せてもらった。黒澤の「生きる」熊井の「愛する」が好きな人には文句なしのオススメ。

投稿者:ナラウド投稿日:2002-08-22 10:33:25
僕もどうかと思いました。遊郭の空間が出来てない、役者がだめ、音楽は明らかにだめ、熊井監督の演出も愚直に過ぎており、センスのかけらもない、…という印象です。ラスト近くの暴風雨など、黒澤明監督だったら…と思いたくなる。とは言えこの脚本通りだったら黒澤でも辛いだろうが。
【レンタル】
 【DVD】海は見ていたレンタル有り
 【VIDEO】海は見ていたレンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION