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たそがれ清兵衛(2002)

THE TWILIGHT SAMURAI

メディア映画
上映時間129分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月2002/11/02
ジャンル時代劇/ドラマ/ロマンス
ただ、愛する人のために。

ある日、
「人を殺してこい。」というのが
上司の命令でした。

心に、お帰りなさい。
たそがれ清兵衛 [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 3,926
USED価格:¥ 3,397
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【クレジット】
監督:山田洋次
プロデューサー:中川滋弘
深澤宏
山本一郎
原作:藤沢周平
『たそがれ清兵衛』『竹光始末』『祝い人助八』
脚本:山田洋次
朝間義隆
撮影:長沼六男
美術:出川三男
西岡善信
衣裳:黒澤和子
編集:石井巌
音楽:冨田勲
音楽プロデューサ
ー:
小野寺重之
主題歌:井上陽水
『決められたリズム』
監督助手:花輪金一
照明:中岡源権
録音:岸田和美
出演:真田広之井口清兵衛
宮沢りえ飯沼朋江
小林稔侍久坂長兵衛
大杉漣甲田豊太郎
吹越満飯沼倫之丞
伊藤未希井口萱野
橋口恵莉奈井口以登
深浦加奈子
神戸浩
草村礼子
嵐圭史
中村梅雀
赤塚真人
佐藤正宏
桜井センリ
北山雅康
尾美としのり
中村信二郎
田中泯余五善右衛門
岸恵子晩年の以登
丹波哲郎井口藤左衛門
【解説】
 藤沢周平の短編時代小説3作を基に山田洋次監督が映画化。山田監督は過去にコメディ時代劇「運が良けりゃ」を手がけたが、本格時代劇を扱うのは本作が初めて。幕末に生きた名もない下級武士とその家族の姿を、徹底したリアリズムの中に叙情溢れるタッチで描く。
 井口清兵衛は幕末の庄内、海坂藩の平侍。妻を病気で亡くし、二人の娘とボケの進む老母の3人を養っている。生活は苦しく、下城の太鼓が鳴ると付き合いは断ってすぐ帰宅し、家事と内職に励む毎日。そんな清兵衛を同僚たちは“たそがれ清兵衛”と陰で呼んでいた。そんなある日、清兵衛は数少ない親友・飯沼倫之丞から、清兵衛とも幼なじみの妹・朋江が、嫁いだばかりで離縁したことを聞かされる。夫の酒乱が過ぎ見かねた倫之丞が離縁させたのだというのだ。数日後、その朋江がひょっこり清兵衛の家に姿をみせた。
 山田監督が自身初となる本格時代劇を手掛けるにあたって取り上げたのは、これほど人々に愛されながら(題材が地味なためか)これまで映画化されることのなかった藤沢周平作品だった。一貫して庶民の心をフィルムに焼き付けてきた山田監督らしいと思うと同時に、従来の時代劇の文法に囚われることなく、新たなアプローチで挑もうとの並々ならぬ意気込みを感じさせる。そして、それが見事に結実した秀作。つつましい中にも幸せを感じ凛として生きる主人公の姿や、もどかしい男女の恋のすれ違いといったものを日常の細やかな描写の中で丹念に描く一方、クライマックスの果たし合いでは、緊張感と迫力みなぎる剣戟シーン(血の滴る音が異様なほどリアルで印象深い)を披露し、“藤沢ワールド”の映像化に見事に成功している。盛り込まれたエピソード同士の繋がりに乏しく物語のダイナミズムに欠ける、あるいは岸恵子のナレーションに対する違和感(わずか5歳ほどの少女の視点で語られる不自然さ)など、多少の物足りなさも残るが、今後も山田監督にはぜひとも2作目3作目と時代劇を手掛けてほしいと思わずにはいられない一作となった。
<allcinema>
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
83648 7.81
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【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2014-11-25 10:02:25
ことが実によくわかった。6人が机に向って黙々と一日仕事して、帰りにはたまには上役と居酒屋で一杯、、、、日本のサラリーマンは150年前から何も変わっていない!
話も悪くはないが、ロケ撮影が素晴らしい。川で魚釣りをしながら、清兵衛とともえの兄が話し合う場面は傑作だと思う。なかなかあんな撮影はできない。
主役陣も子供も好演だし、特に清兵衛の上司役が見事だった。
近年の時代劇ものでは最高の一つだろう。
投稿者:ピースケ投稿日:2013-08-05 21:19:10
体が汚れてても着物が破れてても、格好良いな 清兵衛。
投稿者:hjktkuj投稿日:2012-10-15 09:55:47
最後まで飽きさせない山田洋次監督の演出は流石!人間賛歌の秀作として何度見ても胸にジーンと迫るものがある。ただ、岸恵子のナレーションは下手くそで聞き苦しいのが難点。もうひとつ、清兵衛が謙遜して言う「とんでもございません」は明らかに誤用。今でも、幕末ならなおさら、このような言葉遣いはありえない。正しくは「とんでもないことでござります」でなくてはいけない。寅さんシリーズでも妹の桜が「とんでもございません」と言っているが、おそらく山田洋次氏も朝間義隆氏も正しい日本語を知らないのであろう。ほかのスタッフも全員知らないのであろうから困ったものだ。ニュープリントではアフレコで修正すべきであろう。
投稿者:いまそのとき投稿日:2012-10-11 11:50:42
この時代女子の嗜みとありかたはあくまで男子の視点。自分もかくあって欲しいと願うが、そうはいかないのが現実だ。50石の平侍と家族にも、幕末という時代の波。下級武士たちの日常と生活描写は確かに興味深い。ただ、藩命を受け彼が成したものが一体何だったのか、大事なラストをぼかしたのは残念だ。告る清兵衛に動揺する朋江。善右衛門一瞬の形相。この二つの名場面にこの映画の見所があると思う。
投稿者:ノブ投稿日:2011-08-01 17:09:28
【ネタバレ注意】

「たそがれ清兵衛」(監督:山田洋次 129分)
話の内容は、藩命で仕方なく人一人を切り殺さなくてはならない男の悲哀。
真田広之の家の藁葺き屋根から夕飯の煙が出ているのが良かった。
真田広之の竹割は「力が入っている感じ」がした(「隠し剣鬼の爪」の永瀬正敏の薪割りの方が力を入れず自然体で割っていた感じがした)。
「学問して自分で色々考えられるようになれば、世の中がどんなに変わっても対応できる。それは男も女も変わらない」と真田広之が娘に教えるのが良かった(しかし嫌な本家のジジイ役の丹波哲郎(大霊界から蘇ったのかと思った(笑))は「女に学問は要らない」と言うのも良かった。)。
川(川原)のふきのとうを取るシーンが良かった(絵的にも良かったが、家族で楽しくふきのとうを取っている幸せと大飢饉で飢え死にした百姓の死体が川を流れてくる不幸とのコントラストも良かった)。
足袋に穴があいていて、指が出ている足のショットが良かった。
「武士の暮らしは百姓の仕事で成り立っている」というセリフが良かった(確かに武士は百姓の作ったお米で給料をもらっている)。
川で真田広之と吹越満が二人で釣りをしているシーンが絵的に良かった。
小柄をきちんと研いで準備するシーンを入れていたのが良かった。
「藩命で人を切るから身だしなみを整えなければいけない」(君主の命令である藩命を謹んで果たす為に身だしなみを整える)という口実で、好きな女に最後に会って告白するという演出が良かった。
対決の屋敷前の死体にハエがぶんぶんたかっているのが良かった。
対決の相手の剣豪田中泯と酒を飲みながら話し込むのが良かった(お互いの貧乏自慢・不幸自慢合戦が良かった)。
真田広之と田中泯との対決の殺陣はナカナカ良かった(真田広之は旧JAC現JAEで鍛えられているし、田中泯は世界的な舞踏で鍛えられている)。
小柄にしたのは舐めてるからではなく、建物内では柱や梁があるので長い刀はそれに引っ掛かってむいておらず小柄の方がむいている、のを示す二人の対決の決着の仕方が良かった。
最後真田広之と宮沢りえがきちんと結ばれたのは良かったが、井上陽水の変な声の歌が終りを台無しにした。
全般的に
「隠し剣鬼の爪」に比べるとコミカル演出が少ないのが残念だった。
川のシーンはとても良く、いいロケーションを見つけたなぁと感心した。
キャスト的には、
真田広之は演技に少しいやらしさを感じた(真面目に淡々と仕事をこなす藤沢ワールドではもっと抑えた演技の方が良かった)。
宮沢りえは笑ったり、泣いたり、表情がとても魅力的だった。しかし針と糸の使い方はおかしく、これでは女手ひとつで東京で働きながら子供を育てて嫁がせる事はできないと思った。
大杉漣とか吹越満とかいい俳優さんを山田洋次監督はきちんと評価して起用しているんだなぁと感心した。
吹越満の嫁役のとても味のあるバイプレイヤーが深浦加奈子さんだと分かって納得だった(ご冥福をお祈りします。本当にいい女優さんだった・・・)。
殺陣シーンは「隠し剣鬼の爪」より良かったが、コミカルさ・主演男優の演技の質・最後のオチの見事さ・観終わった後味の良さでは「隠し剣鬼の爪」には遠く及ばないとボクには思える作品。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:半熟卵投稿日:2009-12-31 22:05:50
真田広之
投稿者:真壁 六郎太投稿日:2009-06-30 18:23:49
藤沢周平は歯切れのよい読後感を演出するために短編という形で執筆したはずだ。その苦労をぶち壊しにしている。本作は周平祭りと題してオムニバス形式で撮るべきだった。日本映画の未来は優秀なプロデューサーが出現するかどうかにかかっている。ちなみに真田も宮沢もミスキャストだと思う。主人公は西田敏行のようなみてくれの悪い男でなければならなかったはずだ。
投稿者:gapper投稿日:2009-06-30 14:00:37
【ネタバレ注意】

 確かになかなか面白く、ユーモアも交えるオーソドックスな作りでいい感じ。ただ、清兵衛と朋江が惹かれる部分が不自然に感じる。幼馴染で、一時疎遠になり出戻りになった設定だが、再会でという感じにしては弱いし、元々思っていたのなら何かあってもよさそうなのにない。一つ何かあっても良かったと思う。
 最後の、余五善右衛門との場面で余五善右衛門が骨を食べるが、この場に及んでのシーンにしては演技が不自然と感じた。

 これ以上をいうのは欲張りかもしれないが、清兵衛の性格の由来をほのめかすものがあればと思った。「アラバマ物語」で主人公のアティカス(グレゴリー・ペック)が狂犬病の犬を撃つシーンがあるが、”昔は名手”などの台詞からアティカス成長と変遷をうかがい知る事が出来る、簡素で秀逸なシーンで、このようなシーンがあればと思う。

 方言は、清兵衛を表すのに必要でったと思うが分からぬ人がいるというのは考慮不足か。ナレーションも最後まで見れば分かるが、幼心を思い出しての”かたり”のような作品にしたかったのだろうが、これも誤解している人がいるようで、考慮不足か。

投稿者:花男投稿日:2008-04-10 15:24:33
ストーリーはこんなもんかという感じですが、話の進むテンポが遅すぎもせず早すぎせず心地がいいです。
清兵衛の下城風景が何度も繰り返され、そこで冬、春、夏の季節の移り変わりが楽しめたり、そういった風情ある日常生活の切り取り方がいいですね。後半に、こういう生活がいいんだと主人公が主張するんですが、その説得力が増します。

見終わった後の余韻が何かの映画と似ているな、と思ってたんですが、はたと思い当たったのは「幸せの黄色いハンカチ」でした。
投稿者:kinenchyu投稿日:2008-01-05 15:58:29
山田洋次監督らしい、人間描写を中心に描いた時代劇です。真田広之演じる清兵衛もさることながら、なんといっても宮沢りえ演じる朋江に惹かれました。美しく聡明で男を立てながらも強く志も高い反面、清兵衛が無事に帰ったときには一気に泣き崩れるか弱さ。見終わった後も、ずっと心に残りました。殺陣シーンは、非常にリアルで緻密に描かれているのですが、これが、全編を通じて描かれている人間臭さをより強調し、いい効果が出ていると思いました。
投稿者:brilliant tomorrow投稿日:2007-09-20 15:40:14
【ネタバレ注意】

 人よりほんの少しだけドラマチックな経験をした市井の人の物語という設定は自分好みなので、好意的に物語の世界に入ることができました。娘を持つ親だからでしょうか。わりと貧しくて、けっこう不幸なところもある家の二人の娘が、健気に暮らし、なんでもない仕草を見せるだけで、喉の奥からぞぞぞっと涙がこみ上げてくる。だから泣き所満載です。ときどき観返したくなるのですが、毎度泣かせてもらってます。
 他人の目を通した(この作品では次女)語り口であれば、人物描写がぼやっとするのは仕方のないことというか、観る側が最初から「補間するぞ」という構えで観ればいいと思うので、勝手にバイストーリーやスピンオフを想像する楽しさを味わっています。
 落ち着いて作品を味わえるだけのキャスティングがされていることに感謝です。

投稿者:william投稿日:2007-05-26 09:26:10
ここ最近の邦画の中で最も共感出来た作品。
結局武士なんて格好悪いモンなんだよね。貧乏で内職しながら細々生活していて。果たし合いで勝ったのもたまたま運が良かっただけ。みんなが思い描いている「サムライ」なんて、単なる理想でしかない。これが本当の姿なんだって事を、繊細な描写で描いている。
真田は文句無しだが、宮沢りえがここまで出来る女優だとは思っていなかった。こういう作品をポンと作ってしまう山田洋次監督はやっぱすごい。
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2007-01-08 01:34:50
悪くないが、個人的には物足りない。
話が良すぎるというか、
もう少しアクとかクセとかあってもいいな〜。
投稿者:GRIFFIN投稿日:2007-01-06 19:39:47
方言が物語にどのくらい効果があるのだろうか。
なんとも聞き辛いし、雰囲気作りのリアリティだけであるならば残念。
見ている側の辛い自己満足でしかない。
あと、少女の回顧録が老女の声でナレーションというのも解せない。
なんとも雰囲気を醸しだせない。視線は見えてくるのに、声とあわない。
さて、全体は?ちょっと時代に合わなかった、不器用な極貧武士の男気物語といったところ。
でも2002年に製作する普遍性が見えてこない。
小説では見事だろうが、映画で作る意味はなんだろうhttp://www.geocities.jp/griffin0623/
投稿者:目のオク投稿日:2006-12-25 12:24:51
テレビで2度目の観賞でした。
観てる途中もあきないし、観たあとも心地よさが残ります。
「時代劇はちょっとな」と思ってらっしゃる方々にもお勧めしたい作品です。
投稿者:bond投稿日:2006-12-24 15:07:23
真田の力まない演技が良かった。いつの世も仕える身は辛い。最近はこの手の方言時代劇がブームか。
投稿者:SPORTY投稿日:2006-12-23 01:19:20
爪に火を灯すような暮らしをし、
周囲からなかば蔑まれながらも
人間として大切なものを失わなわぬよう
愚直なまでに真っ直ぐに生きようとする下級武士の姿を
真田広之が好演していました。
見終わって、しみじみする作品です。

投稿者:Bava44投稿日:2006-12-02 11:05:31
『武士の一分』の公開を記念した特別上映で鑑賞。前々からIMDbで高く評価されていたので気になっていた作品。
山田洋次は派手なカメラワークや細かいショットを得意とはしないのを逆手にとって、フレーム内でのリアルな殺陣を
行っている。それによってCG・ワイヤーアクションの乱発に食傷気味だった映画ファンを歓喜させたワケだ。
近年におけるマシな出来の邦画という意味でも、見る価値はある。
CGを一切使用せずに、日本の風景をここまで描写していることに好感が持てた。
投稿者:ワイハ好き投稿日:2006-11-27 12:13:22
鑑賞したのは大分前ですが、今は全く記憶の彼方といった感じです。
藤沢周平の原作は鑑賞の前に読んでいました。ほんとに短い短編なんですよ!! ですから映画は他の短編のエピソードを繋げまくって、無理やり作った映画です。ですから、当然、焦点ボケしていた事はよく覚えています。
今「武士の一分」を見ようかどうか迷っています。何か山田監督の悪口はタブーみたいになってますから。また4畳半映画だったらどうしよう。
投稿者:サメ投稿日:2006-09-18 01:05:25
この映画の良いところは・・・

力対力の戦いを描かず、互いの心のかけひきや、境遇を絡めての
殺し合いを描いているとこ。
オーソドックスなようでいて、なんともすごい新しい戦いのシーンを
生み出している。
こんなにおもしろい時代劇もできるんだ!とゆう驚きを感じてしまった。

個人的に宮沢りえも好きだし・・・。
悲しげなそれでいてかわいさと美しさを持っていて、とてもナイスな女優!
演技がへたとゆう批判もあるけど、オレにはそんなの、いいのいいの。
それより、もっと太ってくれたらいいんだけど。
やせすぎは、チョイ痛々しい。
http://same.finito-web.com/
投稿者:たんたか投稿日:2006-05-26 14:24:39
 山田X藤沢三部作の最初の一本ですが、恐らく、脚本・設定・時代考証がもっとも良い作品になるのではと思います。(最後の一作にもかなり期待はしていますが)
後の世で尊敬され評価される維新の志士たちが、江戸や京で新体制を築こうとかっこ良く活躍していた時代に、旧体制の側でしかもどうしようもない田舎!。そんな時代のたそがれ時を生きている人々のすばらしさが、より際立つ設定になっていると思いました。日本人の心に受け継がれてきた誠実さ・優しさ・男として女としてどういう事がかっこいいのかが表現されていると思います。
某批評家がTVですべてのシ−ンが暗すぎると一言ありましたが、維新後の明るい時代とあえて対比しているわけですからあれでOK!
食事のシーンや上役との会話の内容などの細部のリアリティは涙が出そうになりました。(昔、じいちゃん・ばあちゃんが更にそのまたじいちゃん・ばあちゃんから聞いたという話とぴったり)
ただ、真田さんの演技はすばらしいとは思いましたが、少し、まわりのすべての部分に負けていたのが悔やまれます。(役づくりに時間がなかったのでしょうか)
いずれにせよ日本映画界を代表する良い映画です。三部作のうち最初が一番良かったという事がない様に最終作に期待してます。 星5個
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2006-05-20 00:48:32
【ネタバレ注意】

いきなりの葬式で面食らったが、辛い現実を背負ったサラリーマン(?)と、能天気な同僚のエピソードから、妙に良い人なお殿様、そして丹波哲郎登場。

いや〜“たそがれ”って哀愁のさびしんぼ(melancholic?…間違いなのだろうが、現代用語では普通に若者にも使ってるだろ?)って思ってたので、THE TWILIGHT SAMURAI?そりぁ「たそがれの清兵衛」だろ?…って観始めたら…大変な家庭状況(幼い子供2人にボケた母親…高ピーな妻は労咳)故に「おう、呑みに行こう」って誘っても、たそがれ時に帰宅しちゃう、人呼んで…だったとは!

そして宮沢りえ登場で俄然、話は盛り上がってゆく…
僕も岸恵子の童話を読むが如しのナレーションは「?」だったが、ラストは違和感なし…実に泣ける。

不幸を絵に描いたような、でも良い人。実際、宮沢りえが欲しくて堪らないのに少年の如く、いや俺には幸せに出来ないから…などと人を思いやる。
それが、彼女は既に別の縁談を受けちゃった…理不尽な命令で正に死に掛けて、やっとこさボロボロで帰ってきたら…彼女がいてくれた!…そして縁談をソデにして自分と一緒になってくれた…………で、戊辰戦争ですか…

生きてゆくのは、理不尽に辛い事も、意味無くラッキーな事もある…
が、彼は不幸なんかではなかった…そんな父を誇りに思う………でも傍から観る我々には…泣けるのだな、これが。

娘の骨を食っちゃう男の人生も、また遣り切れない程、理不尽。
“たそがれ”って男にだけは、グチを聞かせたかった…その気持ちも解る。
脚本は完璧…ラストは必須。そして声質はともかく井上陽水の曲も何気に余韻を残して幕を閉じる。訳も無くドラマとして面白く、カメラ/カット、何気に写される植物、風景から城の中に引く…実に細部までこだわりを見せ、そして静謐に、そして切なく物語を締める…これは良く出来ているね。

投稿者:tanukun投稿日:2006-05-03 17:44:23
山田監督のファンです。但し、男は〜シリーズには多々駄作もあり、と認識。
山田作品であるからこそ観た、といえます。あまり時代劇は好きじゃない。けれど、この作品はこれまでに無い「味」を出してくれていて、観ている時間を感じさせませんでした。
宮沢りえは「父と暮せば」の役とダブり、演技やその周辺のオーラには一定の評価をしたいと思いますが、どうも「大女優」への昇華には、あと一歩足りない気がして残念です。
映画全体の評価としては、「構成が甘い」の一語に尽きます。
殆どの作品で「山田イズム」が発揮されているので、ちょっと「期待しすぎ」だったのかもしれません。今後の作品にも期待したいと思います。
投稿者:藤本周平。投稿日:2006-04-05 22:33:20
素直に面白かったです。まあ藤沢周平の作品は全て好きなんですが。
投稿者:豚丼の並投稿日:2006-02-18 14:16:18
間違いなく名作となる映画だと思うでがんす。
いかにもみたいなチャンバラ劇もなく演技も素晴しく違和感を覚えましぇ
んですた。
丹波さんの「おなごは顔があればいいんだ」には笑いもうした。
真田広之さんは日本の役者の中でも最高の一人だと思うでがんす。
投稿者:かっこう投稿日:2005-10-10 20:17:08
いい話だと思います。主人公の人物像が好きです。
余吾の討伐に行ったときに、見逃してくれとか言い出すのは、ちょっと「え?」という感じではありましたが・・(最初の討伐者は即返り討ちだったのに)。
あと、最後の対決はもっと派手なチャンバラを期待したんですが、実際の決闘なんて、あんなものだったりするんでしょうね。
投稿者:若武者投稿日:2005-09-11 16:58:23
【ネタバレ注意】

時代考証が滅茶苦茶であるという批判を受けたが、そんな、ディティールを
気にしているから、肝心なところに気が付かないんだよ。
俺はたそがれの娘さんが大人に見えた。子供でも、人間的に成長している大人の子供だと思ったよ。
余吾善右衛門との決闘の直前の会話など、日々労苦して働く本当の姿を映し出した素晴らしい見所でもある。
俺もたそがれのように生きたいと本気で思った。
この作品には、精神性がある。生き方、教訓を学べるし勉強にも成った。
このような、日本映画をもっと多く作って欲しいと思う。
変なハードボイルドより、ずっと、面白く、楽しめる。
それを、踏みにじるような発言は赦せない。
藤沢周平がそんなに馬鹿だと言いたいのか。
社会的不利の立場の人間を作品を通して描き、一般の人に訴えかけるということは難しいことだ。
野島信司がいい例だ。しかし、了見の狭い野郎はいるものだ。
この作品を時代考証という立場から文句付けやがった。
そんなに不条理なら、自分で江戸時代に行って貧しい暮らしをして見ろ。
それから、演出の文句言うんだな。
お前の発言はだだをこねた子供のように、不条理だと言っているに過ぎない。
封建的な時代で、人間的に生きようとする人の苦しみを、美しく描くのがどこがいけないのか、さっぱりわからん。
そういった貧しさの中から、真の幸福を見つけることが出来ると俺は今でも思っている。
山田洋二監督の狙いも其処にある。
男はつらいよでも、日本文化の母性的な家族愛や、人間的な悲しさ、はかなさを描いた作品は貴重な日本の遺産である。
同時にそういったものは日本でしか、描けない。
たそがれ清兵衛の娘は、本当に幸せだよ。
そして見習いたい。
母親が居なくても、自分達でしっかりしなきゃって思う気持を、持つことは、本当に他人愛が発達している子供でないと出来ない。
今、そういったものを見つめなおすことが大切な時期なのではないか。
そう考えたら、変な酷評など露ほどにもないようになってきた。
俺も苦労しても純粋に生きたい。
そう思わせる映画です。

投稿者:気軽にえいが投稿日:2005-01-22 17:55:21
りえちゃんってこんな可愛い女だったかな・・・着物が似合う。
真田も名演。テーマは平凡だがなぜか泣けるえ〜がだったな
投稿者:さち投稿日:2004-06-15 07:10:51
印象的な作品
投稿者:イドの怪物投稿日:2004-06-06 18:28:36
駄作の多い邦画の中で「キラッ」と光る一作。宮沢リエがこれほどの女優とは思わなかった、という位イイと思う。
投稿者:Stingr@y投稿日:2004-03-15 13:55:51
 山田洋次という天才監督の限界である。彼が本領を発揮するのは泣き笑いのある庶民派人情喜劇映画,芝居で言えば田舎芝居であって,こんな映画に力を割いてもらっては困る。彼の天才は,ちまちまと虫かご作りの手内職をする侍を描くためにあるのではない。ハナ肇や渥美清との喜劇創りを忘れないでほしい。

 日本では庶民派映画や田舎芝居を一段低く見る傾向があるので,山田も焦っているのだろう(「松竹」が歌舞伎を最高峰と考えるのは社是(しゃぜ)である)。渥美清という看板役者を失った今,彼に残された道はそう多くはないが,本来の自分に戻って本領を発揮してほしい。ただ,彼が渥美清を継ぐ役者を育て上げなかったのは,日本映画界にとって最大の損失の1つである。

 山田が「人を殺すことの怖さを描きたかった」と言ったのは,「禄を食(は)むものは主人の非情の前に無力である」という『竹光始末』のことである。主人・上官から殺せと言われれば殺さざるを得ない侍・兵士,そしてそれは敵である相手も同じこと。結局兵士の意思とは関係なくシステマチックな命令が殺し合い・戦争の理由になり,人を殺し殺される怖さ。「描きたかった」けれども,この作品では描き切れてはいなかったがネ……。ちなみに『竹光始末』の主題は,「竹光」と聞いて豹変する人間心理の浅はかさ,または「プライド」である。

※時代考証?リアリズム?「映画はリアリズムの奴隷でなければならない」などと誰が言ったのか?映画は自由に創っていいんだよ,自由に。作品の評価は,一部の映画評論専門家ではなく,サイレント・マジョリティである一般大衆が下すだけだ。大衆とは多数のことで,前述のようなことを言う少数のことではない。
 そもそも藤沢周平にリアリズムを求める方が間違っている。彼は,藤田まことが演じた中村主水なんかの,あの「必殺シリーズ」の生みの親だよ。時代小説として面白きゃいいんだよ,面白きゃ。
投稿者:黒いチュウリップ投稿日:2004-03-07 13:03:39
自国の作品に「ツボ」刺激してもらうのが一番効くかなと。。。
そのナレーションとか画面とか、普段あまり映画観ない人
時代劇なので、例えば、じっちゃん、ばっちゃんにも
分かり易く、優しく作ってるのが、外人のお方にも
良かったのかなと、勝手な想像などを。。。
投稿者:S&H投稿日:2004-03-07 02:21:27
庶民的なサムライが、山田洋次らしくて良かったです。欧米人には、サムライの死生観が印象的だし、新鮮なのだと思います。

ただ、脚本はあまり完成されていないと感じました。娘の回想録のような進行でしたが、それがお姉ちゃんの方なのか、妹なのか、冒頭のナレーションを逃すと全くわからなくなってしまう。姉妹が清兵衛をどう感じていたのか。もっと描写がほしかった。娘たちの視点になりきれていないので、ラストも活きていません。脚本を練るにしても時間も費用もない。悲しいかなこれが日本映画の現状でしょう。
投稿者:kumirin投稿日:2004-03-06 01:03:42
 昨日のTV放映で再度観て、やっぱりいいなぁ、と思いました。

 確かに公開当時は観客が少ないな〜と思ったし、封切り日数もそのせいでしょうか、短かったですね。でも、評価が多岐にわたって高かったのは、十分うなずけます。惜しくも米国アカデミー(ああ、ややこしい。日本でも、映画賞はもういいかげんにベルリンとかカンヌのように独自のネーミングをつければいいのに)は逃したけれど、キナくさい今の時代だからこそノミネートされたのだと思います。10年前に公開されていたら、果たしてこれだけの評価があったかどうか。
 レッドカーペットの上で、監督が「人を殺すことの怖さを描きたかった」と仰っていましたが、それがしみじみと伝わってきました。

全編を通して、風景、セット、鬘、立ち居振舞い、どれをとっても今までの時代劇にないリアリズムが感じられ、昔はこんな風に生活していた人が存在したのだろう、と素直に納得できました。話の筋をつくるのに、いろいろつじつまの合わないことが生じるのは、2時間という枠の中で無理もないことだと思います。それを差し引いても、何回でも観賞に耐えうる作品だと思います。

 同じ時代に生きた幕末の志士で、それぞれの剣道場の師範格であった坂本 龍馬と桂 小五郎は、真剣では人と真っ向から切り結ぶことはせず、逃げ回っていたらしいというエピソードを思い出しました。
投稿者:中指起立投稿日:2004-03-06 00:44:19
書き込みIPで管理者さんならお分かりかと思いますが、まず最初に私は「Fuck-Me!」さんとは何の関係もございません。

本日、某地上波でO.Aされた同作品を見ました。ほぼFuck-Me!さんのご意見に同感です。
トンチンカンな展開に支離滅裂の感情演技。真田&宮沢というミスキャストに爆笑する処も多々あり。
二人の良さが、似非感動製造人&単純ヒューマニスト達によってブチ壊しとなった感でした。
これってまさにドタバタ喜劇なんですよw>Fuck-Me!さん
藤沢周平作には波がありますが、まぁピックアップする題材を間違えたということでしょう。
経営不振で松竹も必死なのはわかりますが、安上がりで安直な作りばかりさせてるとマジでたそがれちゃいますよ。
山田洋次も幾つかはいい作品ありますが、こーいう作りをされちゃうと僅かに残る良い印象も霞んじゃうなぁ。。。

最後に管理者様へ。
Fuck-Me!さんがお書きになってらっしゃるような書き込み者の意志に反する何らかの“削除”があったとするならば、実に嘆かわしい「たそがれ行為」であると思います。
投稿者個人ならいざ知らず、作品をコケ降ろす意見もあってこそこうしたコーナーの意義があるんでは?
投稿者:quadrant投稿日:2004-03-06 00:31:19
【ネタバレ注意】

・・思いがけない逸品を頂いたような印象。
金で買える幸せを無視できない俗物である私でも、心から相手を思いやる気持ちに満ちた優しさには、反論が出来ません。
宮沢りえの自然な襷捌きに10点。それと、血糊とハエとあの目線にも。

投稿者:ご飯投稿日:2004-02-20 09:26:09
こんなにもきちんとできた時代劇を観ると日本映画を観る楽しさを感じます。山田洋次監督は教科書に出てくるような教訓がテーマにしているところは正直反発もあるのだけど、腕の確かさは安心して観ていられる国内外問わず数少ない監督のひとりと言えます。クライマックスの殺陣の緊張感は、失礼ながら山田洋次でもアクション演出が出来るんだと思ってしまいました。まったく今まで私は山田監督を軽く見ていたのでした。ごめんなさい。ところで、この端整な時代劇、「雨あがる」と同様、がっちり取り組めばこれだけレベルの高いものが作り出せることを認識させてくれます。また、「用心棒」「椿三十郎」がスターが舞うような殺陣を見せ、派手でまったくの絵空事を主眼とした東映時代劇に多大な衝撃を与えたように、本作も時代劇の作り方を変える黒澤映画みたいな存在になることを願います。アカデミー賞が受賞されればそうなるだろう。こういう作り方が良いんだ、てなことになってね。でもそれだと日本を変えるのはいつも外国から評価でってことになるのも少し面白くないが・・・って、偏屈オヤジみたい。
投稿者:歌王投稿日:2004-02-18 01:46:08
【ネタバレ注意】

確かにラスト、明治の世になってからの場面は蛇足だし、陽水の歌もいらないかも。
素晴らしい作品だけに、逆にそうした細かい不満を覚えてしまう感じですね。その
へんや人物描写などがもう少し納得いく形だと、大傑作になったんでしょうけど。
でも十分すぎるほど、いい映画です。

実際の剣での殺し合いって、きっとああいう不格好なものだったんだろうなと。ク
ライマックスでの清兵衛の勝ち方が相手のミスによるもの(しかもそれがお上の読
みどおりのミス)っていうのも、この作品が持つ無常感を象徴していたと思います。

投稿者:寿ママ投稿日:2004-01-30 22:16:25
はずかしながら、アカデミー賞にノミネートされたからというミーハーな理由でレンタル屋さんに行ったら、全部貸し出し中。アカデミー賞の威力ってすごい!先月「ラストサムライ」を観に行ったとき、私の尊敬する先輩が「同じ武士物でも、たそがれ〜の方が好きだわ」っておっしゃってたのを聞いて気になっていたところに今回のノミネート。あ〜ん、観たいよお〜
投稿者:もりじ投稿日:2004-01-30 12:17:13
いや〜、オメデトでがんす!2、3日前に起きたらニュースで騒いでおりましたが日本映画がノミネートされんのは22年ぶりらしいっすね。まあ、運の要素も結構あるみたいですけど。素直に嬉しい。アメリカでも「トワイライトサムライ」の名で公開されるそうです。これを機にいろんな人が見てくれるといいなぁと思ったりして。

で、映画のコメントですが、よかった!!当時真田ファンという理由だけで(元々洋画派なので)見に行ったのですが思いっきり(いい意味で)裏切られました。一般の人が見ても感動すると思うんだけど、なぜか人は少なく…。まあ、公開初日の朝一っつーのもあるんでしょうが。にしてもちょっと悲しかったなぁ。DVD売り上げランキングも全然引っかかんなかったし…。
当時クロちゃん(襟川クロ)も言っておりましたが、なんと言っても俳優陣がウマイ!!演技を誇張せずナチュラルに演じきっておられました。
あと、朋江を嫁にどうかと薦められて、朋江もまんざらじゃないと知ったときの清兵衛のたじろぎ具合がかわいかった。(笑)
投稿者:Adolphe投稿日:2004-01-13 18:59:39
ベタなハッピーエンドの映画ってあんまり好きじゃないんだけど、これはよかった。私の中では真田さんはインテリ役のイメージが強いのでこの役柄には少々驚きましたが、ハマってました。
吹越満がちょっとオイシイ。
投稿者:makmak投稿日:2004-01-10 13:00:43
普通に面白い。
だが、まるで主人公だけが貧乏で苦しくて、周囲の侍は裕福みたいに見えてしまうのが難点。
これでは単に下っ端だから金も権力もない人がいたという表現になっている。
「権ある者は禄少なく」「武士は食わねど高楊枝」等の言葉の意味を、作り手は知らないのだろうか。
現代人が普通に共感できる、従来の史観を見直した作品を作ってくれたのかもと期待したんだけどなあ。
投稿者:ragos投稿日:2004-01-02 21:48:31
岸恵子さえいなければ堂々と傑作と呼べたのに。
特にラストは絶対いらない。
実に惜しい。

それでも邦画としてはまれに見るほどの出来なので、一人でも多くの人に
観てもらいたいと思う。
投稿者:ぴんぴ投稿日:2003-12-29 13:35:34
めちゃくちゃ良かったです。
公開当時は見に行けないものの気になっていたのですが、最近レンタルで見かけて借りてきました。
良かったです♪最近見た映画のなかで一番ぐっと来ました。
ラストサムライも見たんですが、日本の時代物はやはり日本映画の方がしみますね。
↓の方にもあったんですが、井上揚水の主題歌は??とも思ったのですがまあよいでしょう。
真田広之、本当良い役者さんになりました。
投稿者:フリクリ投稿日:2003-12-16 18:34:44
日本が誇るべき傑作。
真田清兵衛GOOD!
DVDも即買い!
真田もラストサムライでがんばって!
アメリカでは『トワイライト・サムライ』なんてダサい名前で放映されたらしい。
全部英語吹き替え。それもまたすごい。
ラストサムライのきっかけかな?
投稿者:雪虫投稿日:2003-10-08 21:11:45
公開時は、初の時代劇作品とはいっても山田ワールドに違いないと思い(真田広之と宮沢りえの共演にはいたく刺激されたのですが)あえて観ませんでした。それが、今回食指が動いたのは田中泯のことを知ったからでした(今更ながらとお笑いください)。そして、舞踏家とはいえその演技力に舌を巻きました(絶命する前の動きに田中氏らしい舞踏の動きがみられました)。余五は清兵衛でもあるのです。
人間の心から踊りに入る田中氏だからこそ、苦渋の人生を歩まねばならなかった余五を過不足なく演じきれたのだと思いました。
投稿者:ゆーき投稿日:2003-09-18 15:41:31
なかなか良かった。サラリーマンが泣くのが良く解るストーリー。最後は宮沢りえの一人勝ちだった。結構単純な話だけど、上手く現代の人に解るストーリー展開になっていたと思う。★★★☆
投稿者:ちゃのこ投稿日:2003-07-06 09:42:00
今年3月飛行機の中で上映されていて何回も繰り返し観てしまいました。普段日本映画は殆ど見ないのですが、素直に感動できました。
真田広之さんは、とても素敵な役者さんになられました。薄汚い格好でも、すごく男らしくて、かっこよかったです。セクシーでした。
お侍の社会にも、現代の社会と変わらない人間関係と悲哀、家族愛、純愛もあったに違いないし、それを観客が自分達の人生と重ね合せながら観るから、感動できるんだと思います。 お役所の滑稽な会話、カワイイ娘達への愛情(ホントに子役の方が可愛らしかったですねえ)、最後に討ち合う相手の気持ちが痛い程わかるのに斬り合わなければならない辛さ。。。
最後の斬りあうシーンは、あの暗さが、すごくリアリティがありました。私はすごくよかったと思います。あれは、明るかったら迫力ないと思う。
人生経験がいろいろある人の方がより感動できる映画だと思います。初めて観て、なーんだつまらない、よく理解できないという感想を持った人は、自分の人生経験を積んで10年後に改めて観たらよい。きっと感想もかわるのではないだろうかと思います。
蛇足かもしれないけど、私は井上陽水が大好き。でも、最後の歌は、なんだか映画とマッチしなかったというのが私の感想です。




投稿者:あばれはっちゃく投稿日:2003-06-25 06:17:34
宮沢りえの演技が何だか心に染みました。
普段,時代劇を観ることがないせいか,ストーリー展開や言葉などは私には少し馴染めない部分もありましたが,この映画を観て時代劇の良さを知りました。
このコメントの3つ下にコメントされているtop-gunさん つまらない映画だったとの事ですが,良い映画だと納得させる気はありません。人それぞれ感じ方があって良いと思います。
投稿者:月の熊さん投稿日:2003-06-19 06:22:59
映画として評価できる映画だと思いました。
僕の中では「映画として…」の尺度で評価できる映画は
本当に少ないです。全く個人の問題としてですが、
ほとんどの映画は「映画として…」の尺度を敢えて伏せ、
ただ観てどう感じるかで評価したり感想まとめたり…。
僕の中で「映画として…」の尺度は、映画要素の全てを総括した評価基準となっているだけあって、この映画は本当に好きになってしまっております。
この「本当に好きだ」と久々に思わせてくれたことに感謝してしまうくらい
非常に稀な、映画鑑賞が出来たと思っております。
これまで、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」より「好きだ」と思える映画は無いものかと
色々観あさっておりましたが、ようやくその思いがかなったかなと…
これが確信されるのは観終って半月程、感慨をねかせてからなんですが
いやぁ、本当に良かったと思いますよ。
うん、良かった!


投稿者:ブシ投稿日:2003-05-31 05:25:46
何だかとてもしんみりしました。
とても綺麗な映画で素敵です。
邦画も捨てたもんじゃないなって思いました。
投稿者:篭瀬山投稿日:2003-05-26 00:26:16
今の時勢、自分の家族の小さな幸せを守る為だけでも他人を蹴落として出世しなければいけない。マイホームパパは60〜80年代、サラリーマンが最も幸福だった時代に束の間成立したかに見える幻想と化した。現代劇で描かず時代を幕末としたのは山田洋次の映画監督しての慧眼か職人的な直感か。いずれにしてもいいセンスで、結局体制の崩壊とともに瓦解する。要は軽い感傷に浸る映画は好きでないので、手付かずの自然を残した風景や殺陣に見どころはあったが評価の対象にはならず。4
投稿者:デジゴン投稿日:2003-05-17 04:53:46
【ネタバレ注意】

山田監督の原点「男はつらいよ」は、もとは悲しい物語。
「たそがれ清兵衛」も、つらい時代のなかで前半の子供の無邪気な振る舞いに何度も笑う。ここは山田ワールド、ほろっとさせるところもあり、ああ良いなと思う。
真田広之氏の時代劇は立ち回りにしてもショー的でちょっと派手だったものが多かったと記憶しているが、うまく抑えていると思う。
しかし立ち回りの最後の一瞬かっこよすぎ。良くない。惜しい。
また討手として引き受け遂げるシーンは、物語の山場が生死を賭ける場にもかかわらず原作に比べ不自然な気がする。
しかし全体を通して、いつしか金に染まってしまって忘れかけた日本人としてのアイデンティティーとはこの事なのかとも思わせてくれる。
貧しくても心豊かで、清貧も悪くないと。
清貧も悪くないと思わせてくれるところは、原作には無い良い部分であると思う。
今の時代まわりが贅沢だから、それを貫くにはよほどの哲学がないと難しいなあ。と現実を前にしてみると…根本的なものは変わらないものの、小さなことは当てはまらないことだらけである。

原作として藤沢周平短編の「たそがれ…」「日和見…」「竹光…」の三作を土台にしている。原作の印象に残ったところは、仕えるあるじの非情さと猜疑の前に、録を食む者は無力という武家勤めの過酷さ、
核となる家族の長として、家族を養う重責と頼りにされる事による生甲斐。
武家社会としていざというときの剣術の圧倒的なたくましさ。
本物の悪人というのは決して表に現れず、人を利用し悪事がばれても決してとがめられない。
悪人は、善人のはほんのちょっとした欲を利用してくる。
自分を律する意味もそこにあるのか。
消極的だが、つけこまれないためには無欲という事か。
いざというときに臆することのない生き様か…悪は現代にも通ずると思った。
原作のこういう場面があればいいなと思う。

いずれにしてもカンヌで賞をとった楢山節考よりよかった。
ベルリンという場所からか、数百年前はこういう時代だったと理解できないわけでもないのに…。

投稿者:都路井投稿日:2003-03-12 19:03:34
時代劇を年寄りだけのものでなく、若い人たちにも足を向かせたのは功労だと思う。同じ吹越満がでていたサムライフィクションのように、あんに若者の気をひきつけような感でなく好感がもてたかな。(布袋さんがでてるのでこの映画も好きなのだが)

派手さはないものの、素人目にみても、ほんとにしっかりと造られていると感じた。ひさびさに飽きずに観れた邦画でした。とにかく宮沢りえがかわいい。それに尽きる。
投稿者:yoshytom投稿日:2003-03-10 00:22:19
第53回ベルリン国際映画祭では惜しくも賞を逸しましたが、第26回日本アカデミー賞では各賞を総なめしましたね。
クライマックスとなるはずの決闘シーンでは、お互い顔もよく見えない薄暗い中で、お互いモソモソと身の上話に興じるばかりで、肝心の「立ち回り」がとくと拝見できなかったのが残念! というか、時代劇を初めて撮る山田監督に本格的な殺陣を期待するのはお門違い? この作品は「時代劇」である必然性などどこにもないのですね。「(大船撮影所がなくなってしまい)京都撮影所しか使えないから時代劇を撮った」、何かそんな気がしました。
投稿者:ポポール投稿日:2003-03-08 23:12:01
 山田監督の作品に共通する日本人の理想像は、まっとうな生活者だろう。この映画でも、そのあたりをきちんと出すために、下級武士の生活情景が丹念に描かれている。そして、見ているうちに、主人公一家に幸せあれ、と願わずにはいられない気持ちになってくる。このあたりの自分の感情は、小津映画を見ているときに抱くそれに似ていた。
 宮沢りえは、役柄にも助けられたと思うが、理想的な一人の女性像を確かに演じており、好感が持てた。



投稿者:トリガー投稿日:2002-12-16 22:03:21
良い。生き残れれば幸福が。死ねばそれまで。
まあ難を言ってしまえば、果し合いの依頼を受けてから
実際の果し合いのシーンまでが短く、清兵衛の苦悩が
もうちょっと長く感じられたらな〜、というところか。
しかし真田広之の素晴らしい演技のおかげで十分伝わるのだが
まぁ勿体無いことだ。
投稿者:もーがん自由人投稿日:2002-12-13 07:20:09
【ネタバレ注意】

いつからだろう、邦画を映画館で見なくなったの。いつも悪い意味で裏切られてたから・・・。最後に見たのは「怪盗ルビイ」だったなあ。あれも真田広之出てたけど、本当に素晴らしい役者になりましたね。下手な役者だと鉈を振るうシーン一つでもウソっぽくなっちゃう。力強い、いかにも剣の使い手って雰囲気が伝わってきました。この映画はその辺が重要なんですよ。どっかの役者みたいに格好だけ達人じゃあこの人物に対する観客の思い入れが半減しちゃう。ただ最後はやっぱり自力で勝ってほしかったな・・・。ちょっと相手がマヌケに見えました。
そして手塚アニメでおなじみの冨田勲が音楽・・・グッときました。久石譲もいいけど私にはこっちの方が心に染み入る。

投稿者:桃子投稿日:2002-12-10 09:16:51
私も滅多に邦画を見に行かない人なのですが、この映画はどうしても見たくなり、ひとりでふらっと映画館に行きました。
感動しました!すばらしい時代劇です。
泣けました…
映画館でボロボロと泣くのって、気持ちのいいものですね。
若い人にもぜひ見てもらいたい映画です。http://rosepink.milkcafe.to/ymr/movie/cinematop.html
投稿者:黒美君彦投稿日:2002-11-22 23:16:19
山田洋次監督と藤沢周平。庶民からの視点で作品を生み出したふたりの邂逅が、どのような作品に結実したのかと、興味津々で映画館へ。
山田洋次監督の熱っぽさ(それは時として押しつけがましさになる)がやや心配だったが、観ている間、山田監督作品だということを殆ど意識せずに映像に集中した。つまり、それは実に新しかった、ということだ。
生活感や、貧しさ、死体に群がる蝿までもリアルに表現し、さらに斬り合いのスピード感、緊迫感、力強さは、これまでの時代劇作品の中でもトップクラスだろう。そして、そこから漂ってくる血の匂い、死の匂いは、「斬る」ことのグロテスクな現実を否応なく突きつけてくる。美学(形)だけではない、肉を切る音と、血の滴る音。
映像の暗さを指摘する人もいるだろうが、私は逆に集中してスクリーンに釘付けになった。ビデオではなく、映画だからこそ許されるぎりぎりの明るさ。そこに展開される迫力。
宮沢りえはいい女優になったと思わせた。子どもたちも可愛い。
惜しむらくは、ラストの岸恵子のモノローグだろうか。いささか説明的で、急に押しつけがましさを感じる。清兵衛のその後、なんて何となく匂わせるだけでよかったのではないだろうか。人々が翻弄された時代の激流を表現したかったんだろうが・・・。
しかし、それでも期待以上に楽しめる作品だった。現代を時代劇に仮託して描いた山田洋次渾身の作と評していいのではないだろうか。
投稿者:キャスティングカミヤ投稿日:2002-11-21 14:14:08
ある時から日本映画が嫌いになって久しいのですが、先日薦められこの映画を観ました。驚きました。今年公開のめぼしい洋画はほとんど観ていますが、私にとってこの映画がベスト1でした。それにしても映画館はがらがらで、話題にものぼらないのは私のような日本映画を観ない人たちが多すぎるからでしょうか。
投稿者:もの字投稿日:2002-11-18 22:03:48
「たそがれ清兵衛」は良かったですね。俳優真田広之の真価を十分に発揮できていたのではないでしょうか。殺陣の演出も過去の時代劇の様式美または残虐さといったものから、剣の練達者が戦うときのわずかな技量の差(これが生死を分けるんだけど)を、実に上手く描いていると思いました。こんなに納得できる殺陣は初めです。食事のシーンもいい。さすがは山田監督だ。昔巨匠と言われた人がメガホン取っては恥をかいているのとは大違いだ。

刀を研いだ後に庭に出て、小太刀の型をやるシーンも、今の剣道型とは少し違う気がしましたが、実に決まっていて感服しました。

あと、宮沢りえがいいですね。和服を着てのちょっとした立ち居振舞い仕草が実にいい。なんていい女なんだと見とれてしまいました。

それにしても、子供の視点でナレーションを入れてある映画は、比較的出来がいいですね。最近では「ロード・トゥ・パーディション」もそうだったしね。
投稿者:まりっくりん投稿日:2002-11-10 14:22:37
【ネタバレ注意】

あさはかな監督がやりそうな,あざとい演出は排し,あくまで直球勝負。あくまでリアル。あらゆる面で抑制の効いた,重厚な映画でした。
真田広之は相変わらずでしたが,子役がイラン映画に出てくるみたいに自然で,かわいらしかった。決闘での「ボタボタボタッ」ていう音がたまりませんでした。
ナレーションについては,下の皆さんほどには違和感を感じなかったんですが,一発で岸恵子とわかったのは,我ながら不思議だったな。いや,タイトルのときに名前が出ていたんだっけ?もう一回見よう。

若い人にみてもらいたいですね。武士道云々ということでなく。

投稿者:gohandesuyo投稿日:2002-11-08 11:00:24
過去の苦悩を乗り越えここまできた宮沢りえの存在感がこの映画を底で支えているように思う。藤沢周平+山田洋次の世界だけではそんなにぐっとはこなかったと思う。
投稿者:ゆうじ投稿日:2002-11-07 23:12:11
評判どおり、最近の邦画の中ではかなり上位にランクされる作品。映像、人物描写、ストーリーのまとまり、音楽・・・どれをとってもよい出来なのだ。予定調和の世界が大嫌いなひねくれ者でなければ、誰でも楽しめる作品と言えそうだ。
と言っても気になる点も少々。まず、清兵衛を代表として登場人物の人物描写が甘いこと。これは、場面場面の説明を岸恵子のナレーションに頼り過ぎていることが一つの原因だろう。ナレーションは最初と最後だけで十分だった。
次に画面が必要以上に暗いこと。山田監督は当時の照明の暗さを表現したかったようだが、ちょっとやり過ぎ。クライマックスの余五善右衛門との対決も、暗すぎて迫力に欠けている上戦いの詳細がわかりにくかった。視力が弱い観客にはきつかった。
まあ、これらの点を差し引いても上質の作品であることは変わりない。
投稿者:うろ投稿日:2002-11-06 20:06:30
【ネタバレ注意】

邦画って滅多に見ないのですが、見て正解でした。特に子役がかわいいですね。
妹の方の笑顔につられて見ているこっちも笑顔になってしまいました(お恥ずかしい)
−−−
大杉漣の指輪はすごく気になりました。しかも思いっきり目立つ指輪なんですよね。カタログによるとあの指輪はわざとらしいですが、なんか思いつきで使った感じです。あの当時指輪をはめる文化って東北の片田舎にあったのでしょうか?不思議です。

投稿者:PEKO投稿日:2002-11-05 01:11:54
あまり時代劇など見ない私ですが、とても楽しめました。山田洋次さんというベテラン監督の力のなせるわざか。
細部へのこだわり、選りすぐられた俳優陣もさることながら魅力はやっぱり言葉でがんしょ。最初は笑ってしまいますが、映画が終わる頃には私もすっかり方言が板に付くほどになってしまいました。
寂れた暮らしの中にも幸せを感じ続ける清兵衛の姿に心打たれる前半が、人切りを命ぜられる後半部を引き立たせ空しさとせつなさを感じさせまてよかったです。
再会時気付かなかったくせに、昔から想い続けてたと言い放つ清兵衛にはおい!と言いたいが・・・
2002.11.4観賞  7点
投稿者:Fusa投稿日:2002-11-04 17:46:11
少なくともこの10年間では日本映画のベスト作品だと思います。山田洋次はディテールに徹底的にこだわり、リアリティ溢れる映像はさすがです。黒澤明とはまたひと味違った時代劇の金字塔を打ち建てたことは間違いありません。山田洋次にとっては初めての時代劇ですが、名匠ジョージ・スティーブンス監督のたった1本の西部劇「シェーン」が映画史上に残る傑作西部劇になったことを想い起しました。真田広之は期待に違わぬ好演をを見せていますし、理想の女性像・朋江役の宮沢りえが素晴らしく、おそらく彼女の代表作になるでしょう。できることならご本人に直接聞いてみたいのですが、山田洋次の朋江のイメージは、清兵衛の次女・以登の晩年とナレーションを務めた岸恵子だったのではないでしょうか。
投稿者:shinjuan投稿日:2002-11-03 18:08:37
試写での感激に,思わず二度目に走ってしまいました。70歳を越えた山田洋次監督にこれほどのパワーがあるとは・・・。人間,年齢ではないですね。この映画に弱点があるとすれば,それは時代劇であるということ。しかしこの作品は時代劇でなくてはならず,それが現代へ繋がるリアリティーになってゆくのです。今年観た作品の中では断トツになってしまったので,もう一度は劇場に足を運ぶことになるんでしょう。それほど強烈な作品でした。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 外国語映画賞 
■ 作品賞 
 ■ 主演男優賞真田広之 
 ■ 主演女優賞宮沢りえ 
 ■ 助演男優賞田中泯 
  小林稔侍 
 □ 助演女優賞岸恵子 
 ■ 監督賞山田洋次 
 ■ 脚本賞朝間義隆 
  山田洋次 
 ■ 音楽賞冨田勲 
 ■ 撮影賞長沼六男 
 ■ 照明賞中岡源権 
 ■ 美術賞出川三男 
  西岡善信 
 ■ 録音賞岸田和美 
 ■ 編集賞石井巌 
 ■ 新人俳優賞田中泯 
■ 作品賞 
 ■ 助演女優賞宮沢りえ 
【サウンド】
『決められたリズム』(主題歌)
歌 :井上陽水
作詞 :井上陽水
作曲 :井上陽水
【レンタル】
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