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柔らかい肌(1963)

LA PEAU DOUCE
THE SOFT SKIN

メディア映画
上映時間118分
製作国フランス
公開情報劇場公開(ヘラルド)
初公開年月1965/05/11
ジャンルドラマ/ロマンス
フランソワ・トリュフォーDVD-BOX「14の恋の物語」[III]
価格:¥ 10,290
USED価格:¥ 12,995
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【解説】
 ヒッチコックへの敬愛を姦通のスリルを描くことで大胆にあらわしたトリュフォーの傑作中の傑作。著名な文芸評論家ラシュネー(ドザイー)は、講演に出向くリスボン行の機上で見初めたスチュワーデスのニコル(ドルレアック)と町で再会、急速に親しくなり男女の仲となる。帰りの機中、ニコルはマッチに電話番号を書いてよこし、彼は自宅について、一人娘の歓迎や、友人の来訪を受けても気はそぞろ。秘書を置いた仕事場でも同じで、女に電話で連絡をするという行為だけでサスペンスを醸成するのにまず感心させられる。やがて、妻に嘘をついて外出をしては、寸暇を惜しんで彼はニコルと愛し合う。そして、ラシュネーはニコル逢いたさに、取るに足りない地方講演をも引き受けるが、迎えた友人やお歴々の相手で、ニコルとの時間が作れず、おまけに肝心の講演の席も取ってもらえないとあって、日陰者の身につまされてニコルは怒り出す。困ったラシュネーは、うるさくつきまとう友人をまいて、彼女とあらかじめ予約してあった近くのコテージに向かう。すっかり恋人気分で彼女と写真を撮ったりするのだが、そこから入れた電話で、妻に嘘がバレてしまい、すぐに不和は決定的となって、彼らは別居生活に入る。早速、ラシュネーはニコルとの新居を物色するのだが、そんな彼にニコルは結婚の意志のないことを告げ、立ち去る。彼は行きつけのカフェから、妻とやり直せないかどうかを友人に打診し、次に妻に電話を入れてみるのだが、彼のニコルを写した写真を受け取っていた妻は、既にそのコートの内に猟銃を隠し、家を出た後だった……。ラストの妻フランカ(ベネデッティ)の凍りついた表情に微かに笑みの浮かんだような気がしたのは、その終局のあまりのやるせなさゆえの錯覚か。ニコルのドルレアックが冷ややかに美しく、G・ドルリューの音楽もまた素晴らしい。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1074 7.40
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【ユーザーコメント】
投稿者:uptail投稿日:2009-09-20 17:28:10
フランソワーズ・ドルレアック
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2008-07-05 06:03:38
最初から最後まで退屈させない佳作。
階段をスタスタと上がってくる中年男の映像から始まる。それだけで、「おっ、いい映画だ」と思う。
引きつづき、アパート内で、来客がある中、ピーピー言う子供(この女児が素晴らしい演技)の相手をしながら、バタバタと飛行機に間に合うかどうか気にしつつ、出かけるまでの一連の流れ。
観ている者の頭をクラクラさせるような、生活感溢れたカオスだ。
(不倫がバレないかという、主たるサスペンスの前に、飛行機に間に合うかというスリルを、知らず知らず観客は「助走」させられているわけである)
これがやがて、じわじわと、粘っこいスリリングな展開へと収斂する。
無駄がない。
何度もこじれては吸いつく夫婦間の感情も見事に描き尽くされている。
(なるほど子供はわがままだが、幼児以上に「甘え」が激しいのが古女房というものである)
忘れ難いのは、フランソワーズ・ドルレアックのダンス・シーン。妖艶。つくづく踊りの下手な美女というのは考えられないね。
投稿者:ファルド投稿日:2008-05-30 20:30:16
前半は何てこと無い不倫劇であまり面白くなかったが、田舎の講演辺りから、しのび逢いがスリリングに描かれていてそれなりに面白かった。年齢と立場が違う二人の女性の揺れ動く心情描写も良かった。
投稿者:ナラント投稿日:2007-04-20 12:31:45
 映画史が繰返し描いてきた不倫劇。男二人に女一人の三角関係。トリュフォーの追及し続けたテーマでもある。冒頭の絡み合う男女の手がブレッソンのような生々しい触覚。マッチ箱、行き違い、視線の交わり、といった要素を使いながらのサスペンス演出はまさにヒッチコック。同時に一種のロードムービーでもあり、移動手段の自動車も印象的で、必ず挿入される、エンジンキーを差し込むショットも効果的だ。フランソワーズ・ドルレアックが美しく、今見ると“エビちゃん”に似ているが、カトリーヌ・ドヌーヴの姉と知って驚いた。彼女の脚に拘ったシーンが沢山あり、トリュフォーの脚フェチぶりが分かる。トリュフォー作品の中でもかなり良い出来。
投稿者:asama投稿日:2006-07-25 01:22:58
の緊張感の連続。円満だった夫婦、親子、家族関係に一人の麗しい若い女性を投げ込むとどうなるか。まさに実験場を覗き見る思いだ。男のエゴ、不倫の狂喜、歪んだ関係への動揺。ハラハラドキドキの映像は、ショッキングな結末で閉じる。ある人生の側面を凝縮して見事。
投稿者:yanco投稿日:2003-02-15 18:09:27
一般に評価の高い作品だが、どうも・・・。この題材なら、例えば小説で描写できる以上ものが描かれていないのが不満だ。あるとすればタイトルバックの手の絡みだけではないか。そして結末がうそくさい。小生が女性心理に疎いからか。
投稿者:カトウスタール投稿日:2001-11-05 09:06:21
愛憎が同時に存在したり,それぞれに誠を尽くしながら実はエゴが見え隠れしていたり,それらの男女の微妙な内面をウェットに繊細に描きあげた秀逸な作品。こういった感覚はやはりフランス映画がうまいですね。ヌーベルバーグを匂わせながらけっして傾倒しきらないバランス感覚もお見事,これまでトリュフォーは何本か見てきましたが,私にとってはまぎれもない最高傑作です。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-25 23:23:25
 トリュフォーらしい抜群のきめ細かさで描かれた不倫劇。とてもスリリングな映画だ。タイトルバックの絡み合う男女の手からして実に映画的。
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