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アダプテーション(2002)

ADAPTATION.

メディア映画
上映時間115分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(アスミック・エース)
初公開年月2003/08/23
ジャンルコメディ/ドラマ
映倫PG-12
『マルコヴィッチの穴』の驚きを凌ぐ
はずが……
困った、書けない。
アダプテーション [DVD]
参考価格:¥ 1,543
価格:¥ 991
USED価格:¥ 571
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アダプテーションアダプテーション

【クレジット】
監督:スパイク・ジョーンズ
製作:ジョナサン・デミ
ヴィンセント・ランディ
エドワード・サクソン
製作総指揮:チャーリー・カウフマン
ピーター・サラフ
原作:スーザン・オーリアン
『蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界』(早川書房刊)
脚本:チャーリー・カウフマン
ドナルド・カウフマン
撮影:ランス・アコード
プロダクションデ
ザイン:
K・K・バレット
編集:エリック・ザンブランネン
音楽:カーター・バーウェル
出演:ニコラス・ケイジチャーリー・カウフマン/ドナルド・カウフマン
メリル・ストリープスーザン・オーリアン
クリス・クーパージョン・ラロシュ
ティルダ・スウィントンヴァレリー
ブライアン・コックスロバート・マッキー
マギー・ギレンホールキャロライン
カーラ・セイモアアメリア
ロン・リヴィングストン
ジム・ビーヴァー
ジュディ・グリア
ジェイ・タヴァレ
G・ポール・デイヴィス
ダグ・ジョーンズ
スティーヴン・トボロウスキー
ロジャー・ウィリー
ゲイリー・ファーマー
ピーター・ジェイソン
グレゴリー・イッツェン
カーティス・ハンソン
スパイク・ジョーンズ
ジョン・キューザック
(クレジットなし)
キャサリン・キーナー
(クレジットなし)
ジョン・マルコヴィッチ
(クレジットなし)
デヴィッド・O・ラッセル
【解説】
 「マルコヴィッチの穴」の監督・脚本コンビが再び放つ奇想天外コメディ。脚本のチャーリー・カウフマンが蘭コレクターの驚くべき世界を描いたスーザン・オーリアンのベストセラー・ノンフィクションの脚色に取り掛かるも全くはかどらずに苦悩する姿を、虚実入り乱れて描く。主演のニコラス・ケイジがチャーリー・カウフマンとその双子の弟ドナルドの二役を熱演。
 脚本家チャーリー・カウフマンは「マルコヴィッチの穴」の成功で、一躍次回作を期待される存在となった。そんな彼のもとにある日、仕事の依頼が舞い込んでくる。それは、作家スーザン・オーリアンがフロリダで蘭を不法採集した栽培家ジョン・ラロシュを描いたノンフィクション『蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界』の脚色。だが、チャーリーはさっそく作業を始めるものの、全然アイデアがまとまらず悶々とした日々が続く。一方、彼とは対照的に陽気な双子の弟ドナルドも脚本家めざして養成セミナーに通い始め、あっという間に脚本家デビューを果たす…。
<allcinema>
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
50357 7.14
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【ユーザーコメント】
投稿者:ロッテンクロッチ投稿日:2015-09-02 08:19:10
ニコラス・ケイジの熱演が笑える。
投稿者:いまそのとき投稿日:2014-03-10 21:26:29
そんなこんなを、一応さておく。「マルコヴィッチの穴」の才人スパイク・ジョーンズ。今度は自身脚本家のモガキをまんま吐き出した。不思議な脳内不条理。ある意味とことん無謀、異様で支離滅裂なこの感性は捨てがたい。しかしながら、問題は何ともお粗末な後半だ。名優たちでさえこんな異常な結末を予想しなかっただろう。後半をバッサリとカットしたうえで、組み立て直したら、とんでもない映画になったかもしれないと思える失敗作だ。
投稿者:jb投稿日:2012-08-09 12:23:53
そこまでハマらず。
投稿者:wakaremitispecialist投稿日:2010-11-21 14:15:21
ニコラスケイジがチャーリーとドナルドという役名の双子の脚本家を演じている。二人とも太ってハゲているわけだが、チャーリーはナルシストな性格のため自信をなくしてオドオドしていて、女性に対してもイマイチ積極的になれず仕事もスランプに陥っている。ドナルドは明るく快活で愛されるより愛したいってノリで、女性に対しても積極的で自然に振舞えるし仕事も順調である。
社会に適応できるかどうかは本人の気持ちの持ちようということが言いたかったのかもしれないが、問題はなぜこのぐらいの年齢で(太るのはともかく)ハゲて汗がダラダラ出るのかということであり、もしそれがクスリによるものなら全面戦争へと発展する可能性もあるだろう。
また、作家役のメリルストリープがドラッグセックスしているところをチャーリーに覗き見されてチャーリーを撃ち殺そうとする場面からの展開はちょっと怖かった。
投稿者:きらきら投稿日:2009-11-19 12:07:51
「バートン・フィンク」のほうがまだよかったな。
ここで「まだ」というのは、土台「ハリウッドの脚本家の苦悩」のネタ自体がつまらないから。
だいたい「作品=自分」という構図に落とし込むこと自体がウソくさいし胡散臭い。たぶんその辺がクリアされないと、単なるナルシズムに落ち込んだ人間が右往左往しているだけで物語が終始しかねない。
そしてこの「アダプテーション」も同様の構図にはまっている。

これは本作とはあまり関係ないことだが、なぜメリル・ストリープを美人の設定で出す映画が多いのか?
ファンでもない人間から見れば、鼻のとがった気難しそうな中年(いまや老年にさしかかっていますが)おばさんにしか見えないんだけど……(笑)。周囲が言うほど名優にも思えないし。
投稿者:なちら投稿日:2009-10-25 23:30:01
外見や、人と接する事が苦手な自分を茶化しつつ、
更にそこへ、脚本作りに苦悩する自分と、蘭に魅せられた男の内容を同時進行。
盛り込んだな〜とも思うし、何だかそれって手抜きしてないか?とも思う。

ほとんどのシーンをウニャウニャ悩んでいるばかりなので、それに付き合うのはちょっとしんどい。
マッキーが助言した様に、後半に急展開があってラストは中々面白いね。
だがそれでも、これまでのウニャウニャは覆らなかったよ…。
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2007-09-30 10:46:17
ニコラス・ケイジが二人いるだけで絵的には笑えるが
話の展開は今ひとつといった印象。
なんだかぼやけてしまった感じでつかみ所が分かりづらかった。
原作を読んだ方が面白いのかも???

投稿者:terramycin投稿日:2006-06-12 17:24:57
この作品がいろいろな賞をとっているのを知ってびっくりした。
年に何百本も見ている人にはこのような一風変わった作品が好まれるのかなと感じた。
映画に娯楽性を求めている人間にはちょっと受け付けないような気がする。

ニコラス・ケイジが主人公ということでもう少し分かりやすい映画を想像してみたら予想外に難しかったので慣れるまでに時間がかかった。
一般の人は「カウフマン」も「マルコビッチ」もなかなか知らないと思う。
知らない人がこの作品を見た場合序盤はほとんど理解できないと思う。

ニコラスが2役やるわけだがもう少し視聴者に配慮して2人の区別を分かりやすくして欲しかった。
見てくれも同じ・顔ももちろん同じ。服装もほとんど同じ。中盤までどちらがどちらだか分からなかった。

投稿者:cossa*投稿日:2006-05-20 19:06:04
久々に「だから何?」という映画を観ちゃいました…
映画を観たいのであって、どうやって映画作るかとか脚本家が何考えてるかなんて別に知りたくないし、最後はB級パニックムービーみたいで中途半端だし。途中まではわくわくさせる作りで期待してただけに残念です。これだったら「王道のハリウッドムービー」のほうがいいや。
投稿者:nicky投稿日:2006-05-15 00:53:33
ハゲでデブなのを気にしているチャーリーが自分を取り戻す“ちょっといい話”で、
私的には、奇想天外なラン泥棒の話の方がよかったかな〜(笑)
原作の『蘭に魅せられた男〜驚くべき蘭コレクターの世界』が読んでみたくなりました★http://ameblo.jp/nicky/entry-10012470490.html
投稿者:シネマ野郎投稿日:2005-11-02 14:54:18
マニアックと言うか、脚本家のこだわりが強い作品だ。決して万人ウケする内容じゃないし、ある程度予備知識がないと、全く話しの内容が理解できないと思う。

ただ絶妙なのがセリフ回し、特にニコラス・ケイジ演じるチャーリーとドナルドの演じ分けによる会話シーンは上手かった。クリス・クーパーがインパクトの強い役を演じ、メリル・ストリープもコミカルに時にはシリアスに演じていて流石の演技だった。
投稿者:マサ・ジャガー投稿日:2005-09-21 14:43:13
何か、下の皆の批評を読んでたら、賛否両論やね。。。でも、絶対おもしろいよ〜!!こんな面白い話しなかなかお目にかかれんよ。キャスティングが天才的じゃん!!クリス・−クパーはまり役だし、メルリ・ストリープ上手いし、ニコラス・ケイジと二コラス・ケイジのツー・ショットなんて、大爆笑だよ!!頭の良い才能ある脚本家が悩むと、こんなに面白い本が出来るんだ。とにかく、面白かったです!!
投稿者:anemoneruby投稿日:2005-08-14 18:05:37
想像していたよりはおもしろかったかな。もっとおどろおどろしい、というか、なんか気持ち悪いのを想像してたみたい。それが前ふりで聞いてた「デブでハゲのカウフマン」のせいなのか、「バートン・フィンク」のせいなのか分からないけど。

でもそれだけかな。役者はうまいのかもしれないけど(主要3人がみんなアカデミー賞にノミネートされてて、クリス・クーパーは受賞)、ストーリーはよく分からない。主題がない、のが主題なのか、それとも、結局は淡々と描く、と言いつつ、''チャーリー・カウフマン''の成長物語と取っていいのか。ただ単に、「こういう発想って思いつかなかった」というあくまでも「マルコヴィッチの穴」的発想で受けてるのかもしれない。

次回の「エターナル・サンシャイン」はぜひ見に行きたいと思ってるけれど。http://www.geocities.jp/anemoneruby/
投稿者:大阪モズ投稿日:2005-05-21 23:24:33
【ネタバレ注意】

はっきり言ってしょうもない映画でした。2時間返せという感じです。私は映画「マルコビッチの穴」という映画大嫌いなんです。だからこの映画の良さは全く感じられませんでした。ニコラスケージの双子というのも全然演じ分け出来ていなかったし、メリル・ストリープの使い方も理解不能。脚本家が自慰行為をしているのを見せられているようでうんざりしました。最近の映画はどうしてこんなに脚本ひどいのでしょうか、うんざりさせられてしまいます。たまにはいい映画見せてよ。

投稿者:もののふ投稿日:2005-03-27 20:04:48
だめだ、全然面白くなかった。
まず、双子の設定がほとんど生きてないぽい
これが実話だろうがフィクションだろうが、いたって普通の話だし
終始語り口調なのも疲れる
斬新さは認めるけど、珍しいから面白いとはもちろん思わないし
ケイジとストリープの演技が無ければ見れた物じゃなかった
評価が高いだけに、自分のセンスがないのかぁと落ちこむだけの作品だった。
投稿者:ぴょこぴょこ投稿日:2005-02-04 04:43:18
まったり、じれったく進むようで急展開するこの映画。とても面白いです。
私的には、最後までまったりでよかったのですがそうは問屋が卸さない・・・。
摩訶不思議な脚本もさることながら、演技人の素晴らしい事!三者三様に独特な素晴らしい演技を見せてくれます。しかし、ニコラスの双子ッぷり!もう脱帽です。キモイけどね。
投稿者:q-q-q投稿日:2004-11-24 00:36:19
確かに、感動したシーンがあった。
何より、今も「ハッピー・トゥゲザー」を口ずさみたくなる自分がいる。

が、しかし、「マルコヴィッチの穴」の脚本家と監督をナメていた、と我ながら思うが、基本的に『蘭に魅せられた男』をクリス・クーパーとメリル・ストリープで映画化した作品、だと思い込んで観た(ニコラス・ケイジが脚本家役で出てくる、という程度の知識はあった)ため、当然途中からは「何なんだよ〜」とボーゼン。「脚本家の与太話に2時間近くも付き合わされた」と思ったもんですよ。ま、そんな勘違いをして観る人はあまりいないでしょうが。

この映画は、「脚本家の頭の中に2時間くらい入ってみたい」という人になら、100%オススメ。そのくらいのつもりで観られた方がよろしいかと。ちなみに私は、もう1回入りたいとは思いません。(笑)

投稿者:purple-purple投稿日:2004-11-03 08:57:18
脚本がなかなか書けなくて悩んでる、っていう事をそのまま、えーいじゃあこれをこのまま脚本にしよう、っていう所が、ちょっとせこい。虚実入り混じって、どこまでが実際と同じでどこからが脚色なのかが分からない、っていう所がこの映画の面白さの一つなんでしょうけど、その「脚本が書けなくて悩んでいる事をそのまま脚本にする」っていう所があるので、(まぁこの映画に限った事じゃないかもしれないですけど)すごく個人的な事をただ見せられている感じがして、あんまり・・・。

それら全部をひっくるめて、そうそれがこの映画であって、それがこの映画の面白い所なんだと言われればそれまでなんですけど。

さらにもう一つ付け加えるとするなら、この方法(脚本が書けなくて悩んでいる事をそのまま脚本にする事)は、この先また脚本が書けなくて悩んでも、もう使えない方法かな、と思いました。
1度限り。
投稿者:阿里不哥投稿日:2004-08-03 04:16:50
こんな脚本なかなかお目にかかれません。そして映画にしちゃうなんて。
うーむ、巧い。
投稿者:D.投稿日:2004-07-02 12:53:21
『マルコヴィッチの穴』も変な作品でしたが、同じ監督・脚本コンビということで本作も相当変です。今回も現実と虚構が複雑に絡みあった内容は好みの分かれるところだと思いますが、私は楽しめました。どこまでが本当でどこからがフィクションなのか、その絶妙な組み合わせがなんともユニークで面白かったです。

ザックリ書くと、話の大筋はノンフィクションで、細かいディテールはフィクション。スーザン・オーリアンのベストセラー・ノンフィクション「蘭に魅せられた男、驚くべき蘭コレクターの世界」の脚色をC・カウフマンが依頼され、ストーリーらしい展開のない本を前に立ち往生してしまい、自分をストーリーに組み込むことを思いついたというのは本当。逆に、C・カウフマンはデブでもハゲでもありませんし、結婚して子供もいます。ドナルドという双子の弟も実在しません。後半の展開もフィクションでしょう。
あれこれと考えてる時点で術中にハマってる訳ですが、その辺のことを考えなくても、きちんとエンターテイメントとしても成立していて完成度が高いです。

作品の完成度を更に上げているのがこれ以上ないというキャスティング。N・ケイジは冴えない男を演じさせたらピッタリですし、M・ストリープのだんだんと壊れていくあたりはさすがの一言。C・クーパーがアカデミー助演男優賞を受賞しましたが、上記の二人に完全に喰われてた気がします。きっと本作のためだけに出演者ともども再現された『マルコヴィッチの穴』の撮影現場も芸が細かいですね。

内容とは関係ありませんが、周囲が絶賛していたドナルドの脚本「The Three」を是非とも見てみたいものです。http://www.asahi-net.or.jp/~rn6d-hnd/
投稿者:キリシタン投稿日:2004-06-11 21:52:17
「マルコビッチの穴」より断然面白い。フェリーニの8-1/2みたいな構成だが、巨匠の傲慢さみたいなものがない分、気楽に楽しめる。出演者も適役で、演出も良かった。
投稿者:nehane215投稿日:2004-05-16 20:53:48
デブでハゲで臆病で悲観的で神経質でダサくてモテなくて多汗症でうつ状態でドジでのろまでバカでおたんこなすでマザコンで泣き虫でマスかいてる私でも楽しめました。
観終わったあとに希望の光が射し込みます。
ハッピー・トゥゲザー! 最高の1本です。
投稿者:Naka.d投稿日:2004-02-07 21:50:23
 よかった!期待しただけある!この映画がすごく観たくて公開当時銀座まで行ったが、結局映画館わかんなくて骨折り損したのだが、ようやく観れた。
 設定の時点でハマったね。この映画の脚本家がこの映画の脚本を書き上げるまでの道程ってわけでしょ。好きだよ、そーいう斬新(無茶)なの。ニコラス・ケイジの大ファンだったからよりキャラに愛着もてて楽しめた。
 「マルコ〜」同様、やはり予告編で観たようなものとは違って、ちょっとブラックなものだが、最後は感動しちゃったよ。ドナルドかわいそう・・・。でも彼は自由に純粋に生きることの楽しみや喜び、それに伴う悲しみや苦しみを兄貴に伝えられて幸せだったのでは?彼のアカデミー賞ノミネートは語り継がれるだろうね(ありえないしね)。

 確かに好き嫌いが分かれる映画。実際この手の映画が好きな人は少ない方かも。だから自分が好きでも、なかなか他人には薦められない。個人的には「マルコ〜」よりよかった!スパイク・ジョーンズの作風もユニークだよね、もちブラック交じりで。
 
 正直僕にとっては昨年のベスト映画といえるくらいよかった。
投稿者:敦煌投稿日:2003-10-15 01:36:52
 なんとも人を食った映画である。主人公の役柄は、この映画の脚本家チャーリ
ー・カウフマンだ。ちなみにニコラス・ケイジ演じる劇中のカウフマンは「ハゲ
だ」「デブだ」と極度に自分を卑下するたちのようだが、本物のカウフマンは写
真を見る限りハゲでもデブでもない。本当にどこまでが事実で、どこからが虚構
なのか、巧妙にボカされているのだ。(本物の)カウフマンが「してやったり」
とほくそ笑むのが目に浮かぶ。でも「映画の撮影所に行ったら、脚本家のことな
んか誰も知らない」って自虐的なシチュエーションは、もしや駆けだし時代の実
話なのか、あるいは誰かに対する皮肉なのか(笑)。
 交互に語られるカウフマンのパートと、オーリアンのパートは、水と油のよう
に異質で、独特のアンバランスさを醸し出している。いや、単に統一感を出すの
に失敗しただけという可能性もあるのだが、この作品に限っては、作り手がどこ
まで本気で、どこから煙に巻こうとしているのかが皆目わからない。

 ・・・なんてことを考えながらストーリーを追っていくと、カウフマンとオー
リアンが直接対面する終盤に至り、物語は急転直下、いかにもハリウッド的なア
クション・エンターテイメントに化ける。唖然、である。まあ、うがった見方を
すれば、そこに持っていかないとソニー・コロンビアから製作費が出なかったの
かもしれないが。

 メリル・ストリープ演じるスーザン・オーリアンというキャラも、カウフマン
に負けず劣らず曲者だ。常軌を逸した行動に走る終盤の豹変ぶりに、当然、架空
のキャラだと思っていたら、なんとこちらも実在の人物。「蘭に魅せられた男」
という本も現に出ている。実在の人物をこれだけ悪く描いて大丈夫なのかと他人
事ながら心配したが、よくよく見れば、そのオーリアン自身もまた、「アダプテ
ーション」の脚本にクレジットされていた。一本取られた。
 実のところ「蘭に魅せられた男」の書評を読むと、「素材は面白いが、うまく
料理できていない」「何を伝えようとしているのかよくわからない」と、かなり
こき下ろされている。オーリアンやカウフマンは、そうした批評が存在するのを
知りながら、それを逆手にとって、(劇中の)カウフマンが脚色に四苦八苦する
設定を生みだしているのだ。セルフ・パロディもここまで徹底すれば立派である。
二本取られた。

 いかにも「マルコヴィッチの穴」の製作現場に潜入したようなシーンが出てく
るが、おそらくは「アダプテーション」のために、わざわざ「マルコヴィッチ」
のキャストを集め、衣装を用意し、セットを作ったんだよね。作り手がとことん
遊んでくれている。
 一瞬、まじめに考えちゃいましたよ。「マギー・ギレンホールって、『マルコ
ヴィッチ』で何の役をやってたっけ?」って。
http://homepage3.nifty.com/atsuo-m
投稿者:jimpei投稿日:2003-09-17 03:11:31
だったんだけど、縁あって本作を観ました。
率直な感想は「オモシロイ」
このテの映画は色んな意見が出ますよねぇ。特に多いのが
「コレをわかんないヤツは映画通じゃない」的な意見。
でもこの映画は、難しく考えなくても
エンターテイメント映画としてちゃんと成立してると思います。
キャスティングも芝居もプロットもユニーク、かつ完成度が高いし、
作家が陥るジレンマが解決されていく様も爽快感があってイイ。
シティオブゴッドもそうだけど、アスミックは良い仕事してるなぁ。
投稿者:Robbie投稿日:2003-09-06 21:09:50
【ネタバレ注意】

この類のいわゆる「ちょっとわけが分からないかもしれませんが、楽しめる人はどうぞお楽しみください」的な作品は、そう割り切って見るしかないのです。割り切らないと物足りなさを感じるでしょう。カウフマンの脚本が独創性に富んだものとして感じられるか、エゴの自己満足として感じられるか、ある意味では観客が試されているといえるかもしれません。

なんだか、後半からとんでもない展開になっていきますが、それも踏まえた上でのカウフマン・ワールド。「脚本家(ライター)こそが映画の急所を押さえているのだ!やろうと思えばこんなわけのわからない、観客をおいてきぼりにしてしまいそうな話にすることもできるのだ! どうだ!!」という声が聞こえてきそうです。

さて、僕は、ある一日を使って、本作と続けて「コンフェッション」を劇場で見ました。どちらもカウフマンの脚本なわけですが、作品トータルとして見たら、申し訳ないですが比較になりません。完全に本作の勝ちです。本作にはそれほど楽しい衝撃を受けました。もう途中から楽しくて面白くてたまらなくなりました。
以下、そのほかの感想です。

1.スパイク・ジョーンズ監督の映像は、「マルコヴィッチの穴」でも感じたことですが、実に小気味いいテンポですね。じっくり見せるとこは時間をかけ、ちょっと飽きる頃かな、というときには急にテンポをあげたり、面白い映像をはさんだりする。遊園地のアトラクションに乗ってるような感覚を覚えます。
2.怪優ぞろいの見事なキャスティング! 僕は個人的にニコラス・ケイジはあまり好きではないのですが、やっぱり並みの俳優ではありませんね。よーく顔の表情とかを見てると、うーんとうなってしまいます・・・
 メリル・ストリープはこれで何と13度目!!のオスカー・ノミネートを受けたわけですが、やっぱりうまい!! 「幽霊ラン」が見たいと思った瞬間から、徐々に破滅していく彼女ですが、顔の作り方やら笑い方の変化やら・・とにかくすごいとしか言いようがないです。ドラッグにやられて、ジョンとのイッちゃってる電話のやりとりのシーン・・これぞ真骨頂ですな。
 そして、助演男優賞を獲ったクリス・クーパーですが、もともと本格的な演技派の定評がありながら、なぜかオスカーにはノミネートすら縁がありませんでした。
しかし、まさに本作での「怪演」が評価され、エド・ハリスやらポール・ニューマンやらクリストファー・ウォーケンやらの強敵を押さえての見事な受賞! 
 しかし、今後、この監督と脚本家のコンビは映画を作ることがあるのでしょうか・・これよりもっと独創性のある、アッといわせる作品は・・厳しいでしょうね・・・。

投稿者:彬 翔投稿日:2003-09-06 16:51:58
「マルコヴィッチの穴」のスタッフが製作した作品です。
恥ずかしながら「マルコヴィッチの穴」をまだ観ていない私は、世間の評判で面白いと聞いていたので期待をして観たのですが、終わったあと“えっ、これで終わり? そんなはずはない”と、いつもは観ないエンドクレジットまで観てしまいました。でも、何もありませんでした。帰りの電車の中では“ひょっとして観る人が観れば面白いのかも?”と考えていました。そして何日かが過ぎた今でも“あのスタッフは客がこうして悩むのが狙いだったのかも……“と、思ったりしています。そう言うことで妙にココロに残る作品です。
投稿者:cornhead投稿日:2003-09-06 01:47:40
後半、話が急展開する所でついていけない・・・って意見は結構あるみたいですね。でも、あの急展開には、ちゃ〜んと意味があると思います。
要するに、そこがこの映画のポイントだと思いました。
彼が最初はどんな脚本を書きたいと思っていたか・・・、そして最終的に、こんな脚本になりました・・・。そういう所がすごく皮肉っぽくて、可笑しかったです。(^^)
双子のドナルドについては、チャーリーの妄想・・・とか、もう1人の自分・・・って感じもしますよね。本当に書きたい脚本・・・と、でも、それでは認めてもらえない・・・ハリウッドでも、一般ウケもしない・・・。
チャーリー・カウフマンの脚本が好きな人なら、この辺の所が分かり、共感できるんじゃないかと思います。なんか、すごく面白かったです。
個人的には「コンフェッション」よりこっちの方が面白かったです。
ハリウッド大作系が好きな人には、やっぱり受け入れてもらえないでしょうね。この映画。(^^)
投稿者:SYCO投稿日:2003-08-31 04:57:54
「マルコビッチの穴」もそうだけど、オリジナティーにこだわり過ぎてて、物語について行けませんでした。
オリジナリティーも大切ですが、面白くなければ意味がありません。 今までこんな映画はなかったから面白いではないんです。 こんなの面白くないから誰も作らなかったのではないかしら...?
小説が書けない作家ならまだしも、脚本家じゃドラマ性にかなり欠ける。 それにわざわざ色をつけてそのまま映画にしてるのも、ナルシストっぽくて鼻につく。
この映画がどうしてアメリカで評価が高いのかわかりません。 ただの内輪受けではないでしょうか?http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2568/index.html
投稿者:naime投稿日:2003-06-13 10:58:44
主役のニコラスケージが演じるのはこの映画のスクリーンプレーライターでもある、チャーリ・カフマン。そのチャーリーが一冊の本を基にこの「アダプション」のスクリーンプレーを書こうと奮闘する日々を描いたもの。
なんだかフィクションなのかノンフィクションなのか分からないところがまたオリジナルな感じでよかったです。私は最初から最後までずっと、チャーリーの双子であるドナルドがどうしてもチャーリーの幻想だと疑わずにはいられなかったです。というのも、チャーリーと正反対の性格をもつドナルドがチャーリーのアルターエゴ(他我)のようであったから。実際のところ、映画では本物の双子らしいです。ただ、この映画の中でドナルドのみが実在の人物ではないとか・・。
とにかくオリジナリティーのある映画でした。
投稿者:おうま投稿日:2003-03-10 08:30:05
全体的にはよくできていて楽しめました。
オリジナリティ抜群だし、脚色が2重3重に
絡んでるところも面白いし。
1人2役のCageはじめStreepなど脇役も上手いです。
ただ後半のいきなり方向転換した展開には
無理があったと思います。そう感じない方も
多いようですが、わたしはひいてしまいました^^;

http://hoppingmax.com
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 主演男優賞ニコラス・ケイジ 
 ■ 助演男優賞クリス・クーパー 
 □ 助演女優賞メリル・ストリープ 
 □ 脚色賞チャーリー・カウフマン 
  ドナルド・カウフマン 
■ 審査員特別賞・銀熊賞スパイク・ジョーンズ 
■ 脚本賞ドナルド・カウフマン 
  チャーリー・カウフマン 
■ 助演男優賞クリス・クーパー 
□ 作品賞(コメディ/ミュージカル) 
 □ 男優賞(コメディ/ミュージカル)ニコラス・ケイジ 
 ■ 助演男優賞クリス・クーパー 
 ■ 助演女優賞メリル・ストリープ 
 □ 監督賞スパイク・ジョーンズ 
 □ 脚本賞ドナルド・カウフマン 
  チャーリー・カウフマン 
□ 主演男優賞ニコラス・ケイジ 
 □ 助演男優賞クリス・クーパー 
 □ 助演女優賞メリル・ストリープ 
 ■ 脚色賞チャーリー・カウフマン 
  ドナルド・カウフマン 
□ 作品賞 
 ■ 助演男優賞クリス・クーパー 
 □ 助演女優賞メリル・ストリープ 
 ■ 脚本賞チャーリー・カウフマン 「コンフェッション」に対しても
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