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デブラ・ウィンガーを探して(2002)

SEARCHING FOR DEBRA WINGER

メディア映画
上映時間97分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(トライエム=ポニーキャニオン)
初公開年月2003/06/28
ジャンルドキュメンタリー
女優たちの、ここだけの話

恋、結婚、子育て、エイジング、仕事。涙と笑いの34のドラマ
デブラ・ウィンガーを探して [DVD]
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 3,736
USED価格:¥ 648
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デブラ・ウィンガーを探してデブラ・ウィンガーを探して

【クレジット】
監督:ロザンナ・アークエット
製作:ロザンナ・アークエット
デヴィッド・コディコウ
ハッピー・ウォルターズ
マット・ウィーヴァー
製作総指揮:マーク・キューバン
トッド・ワグナー
撮影:ジャン=マルク・バール
オリヴィエ・ブシュルー
コート・フェイ
ジョーイ・フォーサイト
ネイサン・ホープ
マイケル・G・ウォジェコウスキー
編集:ゲイル・ヤスナガ
出演:パトリシア・アークエット
ロザンナ・アークエット
エマニュエル・ベアール
カトリン・カートリッジ
ローラ・ダーン
ジェーン・フォンダ
テリー・ガー
ウーピー・ゴールドバーグ
メラニー・グリフィス
ダリル・ハンナ
サルマ・ハエック
ホリー・ハンター
ダイアン・レイン
ケリー・リンチ
ジュリアナ・マルグリーズ
キアラ・マストロヤンニ
サマンサ・マシス
フランシス・マクドーマンド
キャサリン・オハラ
ジュリア・オーモンド
グウィネス・パルトロー
マーサ・プリンプトン
シャーロット・ランプリング
ヴァネッサ・レッドグレーヴ
テレサ・ラッセル
メグ・ライアン
アリー・シーディ
エイドリアン・シェリー
ヒラリー・シェパード=ターナー
シャロン・ストーン
トレイシー・ウルマン
ジョベス・ウィリアムズ
デブラ・ウィンガー
アルフレ・ウッダード
ロビン・ライト・ペン
ショーン・ペン
(特別出演)
ロジャー・イーバート
(特別出演)
【解説】
 「グラン・ブルー」や「パルプ・フィクション」をはじめ多くの映画に出演する女優ロザンナ・アークエットが初の監督に挑んだ異色ドキュメンタリー。1児の母でもある彼女が女優との両立に悩み始めたのをきっかけに、第一線で活躍するトップ女優たちに自らの悩みや疑問を率直にぶつけ、彼女たちの本音を引き出していく。2002年カンヌ国際映画祭特別招待作品。
 40代になり、母として女として改めて自分と向き合った女優ロザンナ・アークエットは、ある一人の女優のことを思った。彼女の名はデブラ・ウィンガー。「愛と青春の旅だち」でブレイクした彼女はその後も順調にキャリアを重ねていたのにある日忽然とスクリーンから姿を消してしまう。ロザンナはその理由をどうしても聞きたくて、デブラを探して旅に出る。その過程で彼女は様々な女優と出会い、恋愛や結婚、子育てといった事柄について率直に話し合うことができた。誰もが自分と同じように悩みながらも前向きに生きる姿に勇気づけられた彼女は、ついに憧れのデブラ・ウィンガーに辿り着く…。
<allcinema>
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:カール犬投稿日:2015-03-08 13:33:41
映画作品というより
素人が撮ったドキュメント形式。

登場する女優たちは、
芸能一家に育ったロザンナ・アークエット人脈のたまものなのか。

女優業じゃなくても仕事・家庭・育児についておばさんたちに語らせると
そりゃみんな言いたいことは山ほどあるだろうよ。

細部まで行き届いている作品などとは到底言えないけど、
率直だったりガサツだったり取りつくろったりするインタビューシーンには
さすがどいつもこいつも女優というか、面白いと思えるシーンもあったよ。

それにしても今年のアカデミー賞もそうだったけれど
パトリシア・アークエットの横には評価を受ける妹のことを
誇らしげに見つめる姉ロザンナ・アークエットががっちりいるんだなぁ。

個人的にはデブラ・ウィンガー探すより、そっちの方が興味深い。
投稿者:uptail投稿日:2010-06-30 10:20:35
ヴァネッサ・レッドグレーヴ
投稿者:緑茶投稿日:2010-06-13 12:17:25
仕事と家庭は両立できるかなんてテーマは男の私にはまったく興味がないし、ドキュメンタリーとしてもさほど深みはなく週刊誌のOL座談会とほとんど変わないようなトークもあるけど、それをスター女優や元スターがほぼノーメイクでボソボソとやるのを見てるのはまあ楽しい。みんな変にしょぼくれててリストラ親父の慰め合いのようだった(笑)ロジャー・エバートの相変わらずのオッサンぶりもいい。ダリル・ハンナやサマンサ・マシスなんか懐かしい。ジェーン・フォンダやデブラ・ウインガーのマジメな話は正直退屈。ジェンダー論よりも今の映画界への批判の部分のほうが興味深かった。
投稿者:ロビーJ投稿日:2007-07-22 02:44:51
前に一度は見ていたのだけど、結構忘れてしまっている所があってコメントを書かないでいました。。しかも最近、中古ビデオがかなりの激安価格で売られていて、昔から見たかった作品のオンパレード状態。だからレンタルの期限が切れたりで・・・とにかく本作はDVDを買って改めて鑑賞しました。前に見た時からお気に入りの作品でしたが、今見てもそれは変わりませんでした。
監督である、ロザンナ・アークエットは『マドンナのスーザンを探して』以来お気に入りの女優で、そんな彼女が自らの悩みでもある女優業と家庭の両立が上手くいくのかという疑問を何人もの女優に聞いていくというのが、私にはとても興味深かったです。
女性ならきっと誰しも仕事と家庭の両立に悩むと思います。私はまだ学生でそんなことを言う資格はないですが、私の母が仕事とは少し違うけれど、自分のやるべき務めと家庭の両立にいつも悩み、疲れています。そんな姿を見るのは私にとっても辛いです。それに今後、自分自身も何かしらの職に付いた時、この問題にぶち当たると思います。そういった面で、私の憧れの女優たちが素直に自分の悩みや、生き方、信念を語ってくれているというのが何よりも嬉しいし、今後悩んだ時は本作を見ていきたいとも思っています。
それぞれの女優たちの目指している所、演技をする情熱と恐怖、そして喜びは見ている私に勇気を与えてくれました。中でもホリー・ハンターやシャロン・ストーン、ウーピー・ゴールドバーグ、そしてデブラ・ウィンガーとジェーン・フォンダのインタビューは特に興味深かったです。
それと、自らの家のキッチンで話す、大好きなメグ・ライアンの登場や、これまた好きなアリー・シーディの話なども聞けたので、ファンである私とっては嬉しい限りでした。
カメラワークも好きだし、DVD特典も結構充実していて嬉しかったです。後、ラストの口紅サインが何とも素敵でしたね〜!
私も結構好きな作品だし、今は亡き女優たちも何人かいるので、そういった面でも貴重な作品だと思います。
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-07-21 23:29:08
【ネタバレ注意】

評判が今いち、というのは私は何となく理解できる(苦笑)。
ロザンナ・アークエットという女優さん、実は私は彼女の出演作を殆ど観たことがないし、少なくとも私には何の印象には残っていない(…まあ、それは単に私がモノを知らないだけかも)。
彼女の最初に立てた命題が「仕事(女優)と家庭の両立は不可能なのか」ということ。そこで40代以上の女優の本音を聞いてまわる、ということなのだが、そもそもこの命題がくだらない。そんなこと、ひとりひとりがそれぞれ考えて結論を出せばいいのだ。いやいや引退したに違いない、とか、年齢に伴って仕事はなくなるものなのだ、とかいう思い込みにつきあわされた女優たちがかわいそう。ハリウッドの陋習は確かに中高年の女優には不利かも知れないが、それでも名女優と呼ばれる人はいくらでもいる(個人的にはテリー・ガーあたり、もっと活躍してほしいけど)。何かを選択するということは何かを失うあるいは犠牲にするということである。両立できる能力がある人は両立させたらいいし、それができない状況になるならどちらかを諦めるしかない。思い通りにいかないのが人生だ。いい悪いではない。もちろん両立しやすい環境をいかに築くかというのは大切だが、この作品ではそこまでの考察に至っていない。

インタビューも中途半端。唯一ジェーン・フォンダの後半のインタビューは素晴らしかった。「仕事と愛、私は愛を選択した」ときっぱり言い切る彼女の潔さ。「でも未練はある」といって話し出した演技の頂点に挑む時の緊張感、恍惚感。彼女自身8回しか経験していないという「セックスよりいい」高揚感を表現するジェーン・フォンダの語り、表情の見事なこと!(ロザンナ・アークエットも思わず涙してましたよね)あたかも台本が用意された映画の一シーンのような素晴らしさ。
ホントの女優って、やはりスゴい存在感だなと感心した。

しかしそうしたインタビューを聞いた後、母親の墓参りに来たロザンナが、「母は才能があったのに5人の子供の創造力を育て、父親に尽くして死んだ。ガンだったけど、本当は才能を生かせなかったことが母を殺した」という。なんだ、この人、大勢のインタビューをとりながら、結局何もわかってないんだ、と思う。女優業がベストだと思う人もあれば、主婦業こそが大好きという人もいる。その人物が何に生きがいを見出しているのか、なんて勝手に周囲が決めつけることではないでしょう。困ったもんだ。

でもカワタさんがいうように、大勢の女優さんに出会えたのは幸運。そこだけは評価できる。02年病気で亡くなったカトリン・カートリッジ、06年理不尽な犯罪で殺害されたエイドリアン・シェリーのご冥福を祈ります。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-03-13 23:39:28
アリー・シーディとマーサ・プリンプトンが出て来た時には思わず「懐かしい」と呟いてしまった。
口紅でサインを頼まれた出演者の中にキスマークを残した人も居て、改めてこの人達は女優なんだと思った。
投稿者:tomtom94投稿日:2006-07-12 03:13:18
これは、今の日本社会でも問題になっているジェンダーや
セクハラや女性差別をかつては売れっ子だった女優の立場
から語るロザンナ・アークゥエットによるドキュメンタリーというか、
インタビュー集ですが、非常に興味深く、かつ楽しめました。

女優業と家事・育児が両立できるか、という
ロザンナの問いかけがスタートですが、40代以上の
女優の方々のインタビューを聞くうちに、最も社会的に
自立しているはずの彼女たちが、実は男社会
の食い物にされている実態が浮かび上がってきます。

「アメリカ映画は十代の子供向けにしか作っていないので、
40代以上の女性が活躍する役はない」「オーディションでの
女優採用の条件はヤラせてくれる女優かどうか」など
相当に痛烈な批判もあり、笑わせながらも考えさせられます。

一方、女優たちの色々な素顔や、ちょっと
ご無沙汰している女優たちの今の様子が見られるのは
楽しく、ウーピー・ゴールドバーグは笑わせて
くれますし、ジェーン・フォンダなどはじっくり聞かせてくれます。

また、女優毎にインタビューをまとめるのではなく、
テーマと流れで編集して行き、一種のストーリーを
作るという構成も巧みです。

ラストは鏡に各女優がサインをするシーンのつなぎで
終わりますが、それぞれに、女性という自分を認識しな
がらも、家庭あるいは映画界でめげずにがんばるぞ、
という風な静かな決意が感じられるラストで
感動さえ覚えました。
投稿者:yaskaz投稿日:2006-05-25 08:16:06
a lot of mature women
投稿者:りちゃちゃ投稿日:2006-04-13 00:34:22
40代に突入してから仕事が来ないのではなく、40才までにしておかないといけないことをちゃんとやってきた?と言いたくなる。成功している熟年女優たちがあまり出演してなかったのが残念。女性だからこういう映画を作っても一般のひとたちに共感して貰えると思ってるのかな。
投稿者:一ノ瀬カイ投稿日:2005-03-11 11:26:09
がっつりドキュメンタリー映画を見たのは初めてでした。
隣で見ていた友達もがっつり寝てました(笑)

パワーを感じました、皆とっても綺麗です!

ウーピーゴールドバーグ面白すぎ。グィネスはなんか浮いてたな・・・
見終わった後にパンフレットを買って見てみると(ロザンナアークエット、フムフム、、、隣のヒットマン!?あの裸の!?
いやぁ映画に嘘はなかったですね^^;
投稿者:ひよこのこ投稿日:2005-02-10 04:20:06
話題作だったので映画館で上映されていた時、見に行くべきか迷ったが、無駄金を払わなくてよかったと思っています。
出演者は豪華な顔ぶれだったけれども、駄作。製作者の自己満足の作品としか思えない。編集の粗さも目立ち、ド素人が作ったのか!と言いたくなる。
ただ、話題作としてビデオを借りて見てみてもいいかもしれない。
投稿者:jyunn投稿日:2005-01-16 23:57:59
久しぶりのデブラ・ウィンガー、歳をとってもやっぱり素敵ですね。
投稿者:bond投稿日:2004-08-30 10:46:35
【ネタバレ注意】

大体の女優において愚痴っぽい感は否めないが、ラスト近くのジェーンフォンダの話には重みがあった。共感できた。

投稿者:キリシタン投稿日:2004-06-11 21:09:25
下手くそなドキュメント。しかしながら即興的に語られる言葉の持つ面白さに感心した。心の真実を語るのに最も有効なのは、「何も考えずに話す事」なのだろう。自分の抱えている問題を客観視しようとしただけの作品なのだが、女優という職業の特異性意が生かされていて、なかなか面白かった。
投稿者:民生1973投稿日:2004-06-02 02:01:04
【ネタバレ注意】

 結婚生活と女優業を両立させるのは可能か不可能か……というテーマ自体に関心が持てない。どっちでもいいと思うのだ。考えてみれば当たり前なのだが、両立させようがさせまいが、一人の映画ファンにとっては他人事。女優に望むのはプロとしての演技なのである。私生活には興味がないし、興味を持ったところでどうにもかけ離れた存在なのである。そもそも、公私の両輪を上手に回すことが至上だとは思わないし。私生活は破綻していながらも仕事だけはきちんとこなすという生き方があっても、それはそれでいいではないか。 百歩譲って、この「私生活と女優業の両立」というテーマに拘泥するのを良しとしても、ならば語り手は3〜4人に絞り込むべきではなかったか。多すぎる。ゆえに一人一人の語りが薄っぺらく聞こえて仕方がない。
 34人のハリウッド女優が出ている(それぞれが妙に芝居がかった「素顔」を見せる)、というだけの作品。「私の作品にこれだけたくさんのメジャー女優が出てくれたのよ!」監督の歓喜の叫びが聞こえてくるようだが、観客に喜びを与えうる作品ではない。

投稿者:いっちーこ投稿日:2004-03-10 09:18:01
【ネタバレ注意】

きゃー。びっくりするぐらいつまらないわよこれ!
面白そうな題材に思わずDVDを買ってしまったんだけれど
完全に大失敗だったわ。

ドキュメンタリーってテーマが展開されていかなくちゃダメなのよ。
物事の核心に向かって進んでいかなきゃダメなのよ。
結末(とするもの)がなきゃダメなのよ。

この映画はただのホームビデオ。
「もう美人の役は出来ないし。。」という相手の本音に対して
「そんなことないわよ。十分綺麗よ」と返す監督がどこにいるのよ。
それじゃただの主婦のおしゃべりじゃない!馴れ合いよ。馴れ合い。
出てくる女優出てくる女優が、全部取材対象ではなく、話相手なだけなのよ!

結局女優独特の悩みの根源がどこにあるのかなんてことはこれっぽっちも引き出せず
「あの上司超セクハラオヤジでぇ〜」「きゃ〜、最悪!」
「子供持ちながら働くのって大変よねぇ〜」「お局扱いで居心地悪いわぁ〜」
「最近肌にしわが増えちゃって、、、。」「あら、十分綺麗じゃない!」「そぉかしら〜」
「悪いのは社会よね〜」「そうよ、女が働いていくのが厳しい社会よねぇ〜」

というそこらじゅうで聞かれる女の愚痴を女優が話してる。上に書いた会話が内容の全てといっても過言ではないわ。http://www2.tky.3web.ne.jp/~bruce/newpage2.htm

投稿者:glamfreak投稿日:2003-10-19 22:49:32
この映画、「たいへん元気の出る秀作」として評判がよろしいようですが、
私はドッと疲れてしまい、どこがいいのか分かりませんでした。
昔、知人が、女性団体のとても有意義な国際会議に参加してきたと、
興奮気味に言うので、これはぜひ話を聴いて意志を広めてあげなければと
「どんなことをしてきたんですか?」と尋ねたところ、何度しつこく聞いても
「んん、女同士でワイワイ騒いできたんだけどね」としか言ってくれたなかった。
そんな不完全燃焼的な、自意識過剰的な余韻が残る映画でした。
愚痴が高じて、どこまでが訴えで、どこまでが愚痴か
分からなくなったような感じで、
結局、全部がウソ臭く見えちゃったって言うのかな。
そういえば、誰かんちの場面でクッションに「臭」って漢字がプリントされてたっけ。
投稿者:敦煌投稿日:2003-08-16 22:50:17
 ロザンナがパトリシアを自分より格上に見ている感じがしましたが、私だけ?
やや意外でした。

 ホリー・ハンターって、素でもああいう話し方なんですね。どこの訛りなん
でしょう?

 テレサ・ラッセル、すっかり忘れてました。ずいぶんふくよかになられて。こ
の人、「ブラックウィドー」でデボラ・ウィンガーと対決していた頃は、むしろ
鋭角的な美人だったんですよね。私事ですが前の職場の某女性係長にもそっくり
でした。
「白いドレスの女」のキャスリーン・ターナー、「蜘蛛女」のリナ・オリン、
「氷の微笑」のシャロン・ストーン。男の子って、どうしてこう悪女に惹かれる
んでしょ?

 作品中、何人もの女優が fuckable とか fuckability という言葉を使っていま
したよね。意味の下品さと文法的な律儀さのアンバランスがなんだかおかしかっ
たです。http://homepage3.nifty.com/atsuo-m
投稿者:D.T投稿日:2003-07-31 22:27:55
【ネタバレ注意】

『デブラ・ウィンガーを探して』という映画は、ロザンナ・アークエット自体の反映を画面に見て取れることが何よりスリリングだ。



映画冒頭で、ロザンナが幼き日に初めて観た映画が『赤い靴』であることが明かされ、劇中の幾つかのシーンが示される。



『赤い靴』(1948/マイケル・パウエル)という映画は、アンデルセンの童話『赤い靴』をモチーフにした劇中劇(バレエ)を核にした創造性こそが偉大だ!

詳細に触れる暇は無いが、映画が孕んだ、赤いバレエ・シューズが脱げなくなる、死ぬまで踊り続けなければならない、という寓話性は、僕など男性の胸をも衝く。



この『赤い靴』が惹起するイメージ“赤”を、映画冒頭と最後(※ロザンナがインタビューで向き合った女優たちが、鏡に口紅で自らの女優名を記す)の画面に示しつつ(※どちらも、一見して女性的なものの刻印と分かるもの。―但し、意図あってか、図らずもか、映画中、“臭”の文字がデザインされた赤いクッションが緩衝的に挟まれている辺りが何ともオフビート…)、さらに、オフビートを内に孕んだ映画女優ロザンナの資質が生み出す妙な雰囲気を湛えた画面が、中々巧妙な編集による、ロザンナを含めれば35人の映画女優たちの同時的存在感とでも言ったところと相俟って、僕などはあれよあれよと画面を見つめてしまうばかりだった。



---



さて、『デブラ・ウィンガーを探して』中のデブラ・ウィンガー。



画面に在るデブラに、どこか、そわそわした部分を僕は感じ取っていた。ロザンナとキャメラに女優魂を揺さぶられたに違いない。



僕は、他の女優と比べて、デブラだけ、顔の印象が一様ではないことも感じた。



―つまり、「矢張り引退しているなりの輝きしかないなぁ、『愛と追憶の日々』、『背信の日々』、『シェルタリング・スカイ』等で見せた綺麗で大きな目の輝きが死んでいる…」と感じた部分があれば、一方で、「矢張り笑顔が素晴らしいじゃないか…」と美しさも、かつての瞳や表情の輝きを見つけられる部分もある訳だ。



このドキュメンタリー映画が僕にとって予想外に面白く、また、どこか特異なものに見えるのは、結局は、先までに述べたように、ロザンナの反映ゆえ。

『ベイビー・イッツ・ユー』(※劇中一貫した、ロザンナならではの美少女振りは特筆もの!)『アフター・アワーズ』『パルプ・フィクション』『バッファロー’66』…彼女の演じてきた役柄は、どこか皆オフビートを孕んだヒロイン像だ。



そんな彼女のデブラの声を求めてのロード・ムービー的ドキュメンタリー映画にも、所々、オフビートな瞬間が立ち現れる。



例えば、マクドーマンドへのインタビューシーン。

―ここでは、スクリーンでの姿にも増して飾りっ気の無い彼女が、ロザンナのインタビューに気さくに、且つ、余裕たっぷりに応えているのだが、この演技力一流のスターが薄暗いバスルームを背景にしている華の無い画面こそ、マクドーマンドのキャラクター性を十分に印象深いものにする。



また、映画序盤ほどでの「マルホランド・ドライブ」という名のハイウェイ(山道)中での困憊気味のロザンナの姿、テリー・ガーとテレサ・ラッセルの居るカフェの、2人の容姿と相俟ってのどこか殺気を孕んだムード、キャサリン・オハラがインタビューを受けるホテルのソファに置かれた“臭”の文字がデザインされた赤いクッションなどに、巧まずしてロザンナの美学が立ち現れている。

―おそらく、劇映画、ドキュメンタリーの別なく、どんな映画(※60分以上の長編商業映画、と言ったほどの意味合いを込めたい)においても、こういった作者の内なるものが図らずも画面に立ち現れる、垣間見れる、遍在も、また、偏在もし得る事こそ映画を見つめるスリリングさに繋がって行くのだろう。



僕は、1970年代後半から90年代初めに掛けての全盛期のデブラにも、常に真っ直ぐの身振りでありながら、同時に、特異さを孕んだところを感じて来た。



僕にとって、彼女が特別なのは、それこそ、“愛すべき反骨精神”(※デブラはアメリカでの或るTV番組中、『シェルタリング・スカイ』で組んだベルナルド・ベルトルッチ監督を言い表すのにこの言葉を使っている)や直情ぶりを映画中の役柄で示しながら、一方で、心の通ったもの、時に、耽溺させるような女性美を示し得ているがゆえ。



つまり、直情、反骨、葛藤、特異といったところを人間的な高み、女性の崇高な美しさの在る画面に還して行く底力こそ、デブラ・ウィンガーという女優の唯一性に違いない。



そう、デブラ、ロザンナの、真っ直ぐさ故ややもすればオフビートに通じる特異さ、共通する気取らぬ人懐こさが共鳴したからこそ、僕(等)は、ロザンナによるデブラのインタビューの**に、デブラらしいハスキーな笑い声と愛らしい気の置けない笑顔に再び巡り会えたのだろう。


■http://ohwell.exblog.jp/

投稿者:映子投稿日:2003-07-30 21:07:38
この映画の存在を知る前から個人的にデブラ・ウィンガー、どうしちゃったのかな〜と思っていたので早速見に行ってきました。
勿論デブラは登場するんだけどちょっとダシに使われたかなって感じあり。デブラを探すことは別に難しい訳でもなく、他の女優さんのインタビューの方が印象的だったり。
印象に特に残ったのはジェーン・フォンダ、シャロン・ストーン、ホリー・ハンターのインタビューです。ジェーン・フォンダが引退した理由、シャロンがジュリアン・ムーアやケイト・ブランシェットにはかなわないと思っているところ、ホリーの40代からの女優としての生き方など。でもそれってあくまでもファンとして印象に残っただけなんですよ。
テリー・ガーやテレサ・ラッセルの「仕事がない」という切実さもよく画面から伝わってきたけど、やっぱり女優の世界は20代の美人女優に牛耳られていくのではないでしょうか。目指せ、エレン・バースティン。予備軍スーザン・サランドン、メリル・ストリープ。
投稿者:475投稿日:2003-07-25 03:28:37
 期待以上に自分の琴線に触れました。映画と言うものの、新しい方向とさえ思えました。
 戦争、紛争、人間問題…。たくさんの人が語る、たくさんのドキュメントがあったけれど、自分の心に直球を放り込まれた思いです。
 たぶん長回しの中では私が一番聴きたかった、知りたかった言葉が削られてるとは思います。製作者の意図に近い部分が抽出されたとは思いますが、日々の雑事に追われてる中で、応援歌を聴いた思いです。
 個人的には、お子さんについて語る部分が涙、涙…。女親なのでしょうか? 「好き」と同じくらいに「切ない」って言葉があると、笑いながら泣きました。
 映画としての評価は満点ではありませんが、これからの私の人生にとってはなくてはならない映画になりました。
 「美」を売り物にし、売り物にされてる人たちが、ほぼスッピン(あれだけ大写しだとわかりますね。笑)で語ることに、同感を持てたことに感謝。
 一番無防備だったカトリン・カートリッジ(私はケイトリンと読んでましたが)さんが他界されたことを知らず、今さら合掌させていただきました。
 これからも、へこんだらこの映画を思い出すことでしょう。そして、自分のできる範囲、いつも背筋を伸ばして“いい”『女』でいたいと刺激を受けました。
 まず人間。そして性別…。
 生きてるのが嬉しくなる映画でした。
投稿者:ご飯投稿日:2003-07-01 08:51:50
ロザンナ・アークエットって癖のある女優だが、彼女の個性を生かす作品があまりなかったし、彼女のエージェントは何をしているのか、はたまた本人に仕事に熱意が無いのかといらいらしていたんだけど。この監督も兼ねた作品でそこらへんのことも出てくるのかと今、一番観たい作品である。また、突然見かけなくなったデブラ・ウィンガーが引退していたとは。何があったんだろうか、そこらへんの興味もある。kad26278@biglobe.ne.jp.
【ソフト】
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