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H story(2001)

H STORY

メディア映画
上映時間111分
製作国日本
公開情報劇場公開(東京テアトル)
初公開年月2003/08/02
ジャンルドラマ/ドキュメンタリー
HIROSHIMA――
そこはいつしか
新たな愛のうまれた場所になった。
誰も気づかないうちに…。
ベアトリス、彼女さえ…。
H STORY [DVD]
価格:¥ 2,550
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【解説】
 「2/デュオ」「M/OTHER」の諏訪敦彦監督が、自身のルーツである広島と向き合いマルグリット・デュラス原作の「二十四時間の情事」のリメイクを試みた異色作。本番だけでなくメイキングもそのまま収めていくことで、カメラは予想もしない展開を映し出していく。出演は「ベティ・ブルー」のベアトリス・ダルと馬野裕朗、そして作家の町田康。また撮影はゴダール作品などで知られるカロリーヌ・シャンプティエが担当。2001年のカンヌ国際映画祭「ある視点部門」出品作品。
 ベアトリス・ダルを主演に迎え「二十四時間の情事」のリメイクとしてスタートした「H story」。フランスの女優と日本の男が被爆地ヒロシマで出会い愛し合う。だがダルは、40年前にマルグリット・デュラスにより書かれた古いテキスト通りに演技することに違和感を覚える。40年という時間の溝を埋められず苛立つダル。やがてそれは、リメイクすることそのものへの疑問へと向かう。ダルは完全にスランプに陥ってしまい、撮影はついに中断となる。そんな時、町田康が現場を訪れ、事態は思いもよらぬ方向へと転がり始めるのだった…。
<allcinema>
【関連作品】
二十四時間の情事(1959)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
214 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-08-13 16:47:35
【ネタバレ注意】

アラン・レネ監督、マルグリット・デュラス脚本の『二十四時間の情事(ヒロシマモナムール)』(1959年)。
私が最も影響を受けた作品といっても過言ではないのだが、それをモチーフに撮られた作品がこの『H story』だ。
M・デュラスによるテキストをそのまま現代に置き換えようとする監督と、そんなことに意味があるのか、と演技を投げ出す女優ベアトリス・ダル。言葉が通じない町田康と広島の町を歩く彼女は、40年前のエマニュエル・リヴァと重なる部分もある。
もちろん、これらは全て諏訪敦彦監督の狙いである。
ただ、終盤の町田康とベアトリスが広島の町を彷徨するシーンは冗長な印象があった。海辺のシーンで終わってもよかったのではないだろうか。

ただ、オリジナルを愛する立場からすると、そもそも当時のテキストを現代にそのまま持って来れようはずがなく、その時点で破綻は約束されている。
ましてやベアトリス・ダルという女優に、エマニュエル・リヴァから溢れる気品や知性は感じられず、同様に馬野裕朗は仏語こそ上手いものの、岡田英次のような存在感はない。その意味でこの作品は少々策に溺れた感がある。
とはいえ、狙いはわからないではない。
被爆後14年経った広島で、欧州とアジアにおける覆しようのない記憶の断絶を描いたオリジナル。それに対して、この作品では被爆後半世紀以上経った広島を舞台に、歳月によるどうしようもない断絶が描かれている。
それはオリジナルの複雑で緻密な完成度に比すべくもないのだが、それが「広島の現在」であることもまた確かなのだ。

広島出身の諏訪監督が40歳を迎えて挑んだ作品は、傑作とはとてもいえないものの、ヒロシマの現在性を浮き彫りにしようとした意欲作として評価できると思う。

【ソフト】
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